このところ、若手作家さんばかりでしたが 今回ご紹介するのは 【青い壺】 有吉佐和子 著 文藝春秋 有吉佐和子といえば 恍惚の人 今は使いませんね。
次々と変わっていく【青い壺】の持ち主のそれぞれの人生が重なっていきます。。
一番残っている場面は、 戦時中の食料のない中で 戦前の上流社会を懐かしむ老婆。贅沢は教養だという父親が食事を作る
ホントは少しのお芋しかないのに 最高級の食器 最高級の料理 最高級のワインなどを言葉で語り 想像させる場面では 泣けました。
次にご紹介するのは 【滅びの前のシャングリラ】 凪良ゆう 著 中公文庫 です。最近の小説は殆ど友人の石橋進さんから送られたものです。
凪良ゆうさんの本では 流浪の月 が好きでしたね~。
ヤクザの信士が車も食料も略奪 どうせみんな死ぬんだから・・・私はこの暴力父も 負けない暴力母も 最期になって父だと知る息子 息子だと知る父 みんな愛おしい・・・
変にエピローグなんて 無いのがよかった。
最後にご紹介するのは 【掌の小説】 川端康成 著 新潮文庫
これはまだまだ読んでないし 続けて読む気はありません。ずっとずっと 身近に置いて いつでも 開いたところを読むつもりです。
朗読をしている友人が 朗読会で この中の【有難う】を読むと聞いて 行きたかったけど アクロス(福岡市)まだ外出できない頃でした。
その 有難う の他 数編を読みました。やっぱり日本の近代文学はいいですね。これはアマゾンぽち しました。
11頁から636頁まで 626頁の間に、ショートショートが122篇 一話が平均5.1頁 全部読んでしまったら 勿体ないでしょ。ちょっとの待ち時間などに 一話二話だけ読みたいです。
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