鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

「がまかつ」ついでに その3

2006-04-14 23:02:16 | 思いつくまま
 一昨年前の「がまかつ」G杯アユ釣り東日本大会(宇都宮市内の鬼怒川)での出来事の3回目です。

 20分くらいも過ぎたのに、さっぱり釣れない、当りさえない。そしたら何としたことか、根がかりしてしまいました。
 まあ、アユ釣りをしていれば根がかりは日常茶飯事です。根がかりするということは、それだけアユが低層を泳いでいるということですから、つり方としては間違ってはいないともいえますが、深いところでの根がかりは、大会では致命傷になりかねません。
 例によって、竿を少しあおってみます。あおってみて、外れなければ、立ち込んでいけるのであれば、根がかりの場所まで近付いて足や手を使って、何とかはずそうと努力するのですが・・・。
 しかし、2回くらいあおっただけで、パキッという音が・・・。何ということでしょうか、たった2回の竿のあおりで、芯竿から2番目の竿が、竿の上部の方が折れてしまうではありませんか!!!
 2回くらいあおってみて、はずれなければ、少しでも立ち込んで場所や角度を変えて、またあおってみるつもりだったのに、それさえもできないまま、竿が折れてしまった・・・・。あおってもはずれなければ、諦めて竿を折らないように注意して、糸を持って一か八か、引っ張ってみるより他に方法がありません。オトリは大事ですが、竿の方がもっと大切です。アユよりも竿をとります。

 こうなれば、せめてオトリだけでも何とか確保できないものかと、立ち込んでみたのですが、流芯まではいけないし、芯竿が見えません。どんなに目を凝らしても見えませんでした。
 何度も根がかりしたあたりにアタックしてみるのですが、後1~2歩分が進めません。流れに負けそう、流されそうになってしまいます。ここが泳げない男の辛いとこ!!腰以上に深くなると本能的に怖くなり、慎重になってしまいます。泳げるのであれば、少々の不安もなんのその、流されても構わないとなるのでしょうが、残念ながらそういうことはできません!!!

 結局、竿を折ってしまっただけではなく、オトリも失ってしまったということで、ダブルショック!!二重の衝撃!!意気消沈・・・。
 天を仰ぐ、太陽はますます暑くなり、青い空に、少しの白い雲、眩しく輝く水面、せせらぎが自分を嘲笑っているかのよう・・・。

 でも、オトリはあと1匹ある、予備竿の使用は可能だ、ここで諦めるわけにはいかない、最後の最後まで集中して、集中しないと、このままで終わりにはできない!!!意地がある!負けたくない!

 以下次号に。



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