鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

もう少し?

2011-04-04 19:18:56 | お知らせ

 昨日今日と日中は陽射しがあっても、春とは思われないくらい空気はとても冷たく感じていましたが、明日から約1週間は暖かい日が続きそうです。もう4月の4日なのですね。4月なのです、いつのまにか。本来なら桜の開花はいつか、どこがいいかとかの情報が流されているのに、今年は花見とは程遠い4月となりそうです。

 

 今朝の朝日新聞の朝日歌壇のうたから。

 選者は佐佐木幸綱さん。投稿者は岩手県盛岡市の佐藤忠行さんです。(引用お許しください)  やはり同じことを思っていた人がいたのですね(当たり前か?)、でもこういう形に思いを昇華させることが出来る人はやはり違う。私とは短歌のレベルが違います。

 一際に星の瞬き美しき明かりの消えし地震(ない)の夜空に

 そうなのです、東日本大震災の日の夜、電気が停電しましたが、仕事からのかえりふと見上げた夜空の星の数々。仙台の夜空にもこんなにもたくさんの星があったのか!!とびっくりしました。星は毎夜瞬いてくれているのですが、それを見えなくしているのは他ならぬ我々人間なのですね。人間が見えなくしている夜空の輝きを、皮肉にも自然が有無を言わせず強引に人間界の幕を引き剥がしてしまうことによって、見せてくれた。これをどのように解釈すればいいのでしょうか。自然界に常に畏怖の念を持って接するようにとのことでしょうか。思い上がるな!!ということも含まれているでしょう。

 

 夕方の地元のテレビニュースで知りましたが、ようやく仙台市にも書籍が配送されるようになったようです。地震から25日経ってのことです。でも週刊誌はまだで、8日(お釈迦様の日?)からだとか。つまりは1ヶ月間かかるということか。

 東北地方の沿岸には製紙工場がたくさんあり、どこの工場も被害を受けていますからそのためなのか、それと輸送手段の確保ができなかったのか、りょうほうなのでしょうか。ダンボールの工場もたくさんあるようで、ものを梱包するのも大変だったのかも。

 何にしても今週後半辺りからは書籍も雑誌類も普通に流通するようで嬉しいです、ありがたいです。本屋に行っても新刊本が全くないというのはほんとうに淋しく、ものすごく文化の遅れというか、置いていかれたという気持ちが強く、心の安定のためにも書籍等の普段の流通というものが必要なのだなと感じた次第です。

 

 そして、朝方もしかしてと喜んだのですが、儚く消え去った”都市ガスの夢”。今日の新聞に、本日ガスの開栓をする地区に何丁目こそ違いますが、同じ町名が掲載されていたのです。同じ町内だし、もしかしてついでに、または隣りだから掲載しなかったのかもなどと自分に都合のいいように解釈したりして、勝手なものです。毎度のことながら。でもここまでくれば明日は我丁目でしょうと思うのですが、現実はそんなに甘くはないですか?

 

 東京電力福島第一原子力発電所の事故。昨日辺りからニュースの量としても減ってきたように感じますが、現場はどなっているのでしょうか。好転しているのでしょうか、とてもそうとは思われませんが。東京辺りでは西の方に避難する人たちが出てきているというではないですか。700キロは離れないとだめだとか。そうすると東京からだと九州あたりまで逃げないと安心はできないことになります。

 東京電力の責任は当然としてこれまでの政府の原子力行政そのものの責任も厳しく追及されなければならないでしょう。と同時にもうわれわれも便利さのみの追求を止めなければなりません。多少の不便は当然のこととして受け入れた上で、日常生活をしていけばいいのですから。水道、電気、ガスなしの生活体験をしておくことも必須でしょう。


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