今日の日中は余震を感じなかったように思いますが、果たしてそのままいってくれるかどうか、まあ無理でしょう。
きのうも日中は余震が少なくていいなと思っていたら、夕方揺れはじめ、夜中、深夜と揺れました。どこまで揺らせば自然は気がすむのか。まだまだ揺らし足りないのでしょうか。
3月11日がM9.0の巨大な地震となりましたが、その前9日にも結構大きな地震がありましたので、まさかその二日後にこんなにも凄まじい巨大で長い長い揺れが起こるとは、だれが想像しえたでしょう。
今回の巨大地震によって、世の中には大学にはたくさんの地震学者がいることが分かりましたが、だれも予知をした人はいませんでした。かっては何とかして地震予知を可能なものにしようと国を挙げて研究しましたが、地震予知は無理ということで諦めたのですよね、確か。
それでも地震の数秒前に、テレビやラジオから警報で地震が起きるということを知らせてくれるようになりました。実際に地震が来ないこともあるけれども、心構えをさせてくれるのでそれはそれでありがたいことです。
でも、これから落ち着くまでどのような地殻の動きがあるのか、その結果どういうことが起こりうるのかということは、今回の地震があまりに巨大なものであったということで、そのことが隠れ蓑みたいになって、免罪符みたいになって、巨大すぎたから何が起きてもおかしくないということで片付けられてしまいます。ここでも「想定外」ということが、便利な言葉として使われています。
はっきりといえることは、日本はもともと地震列島であるということ、巨大な地震がおこること、それに伴い大きな津波も起こること、それらから逃げることはできないこと、そのことを常に肝に銘じながら生活をするということが大切であるということです。
そして極力自分の身は自分で守るという覚悟、心構えが必要であるということです。「自助」です。そしてさらに「自助」の心構えができている人たちによる「共助」、それが可能なような社会の構築、コミュニティが求められているのでしょう。
でもなあ、人間は忘れやすい生き物であるから、ひどいことは忘れたがる生き物であるから、どんな大惨事であってもいつしか他人事のように忘れていく、生きていくためにはそうしなければならないこともあり、それも仕方のないことでもあります。
なんか堂々巡りをしそうなのでやめます。言えることは、もう地震は結構だ!!ということ。この辺で収まってくれ!!ということです。もうたくさんです。地震におびえる生活から解放されたい。それが本音です。
「上を向いて歩こう」 「見上げてご覧夜の星を」 いまいろんな人が、少しずつ歌っています。とってもいい歌です。いつまでも下を向いて生活していては、生活は向上しません。悲しくても上を向いて、未来を信じて生きていく、このような時代だからこそそうすべきです。
でも「春一番」を歌っていたキャンディーズのスウちゃんこと、田中好子さんが乳がんで亡くなりました。55歳。まだ若い。これからまだまだいろんな分野で活躍できたのに。
『泣いてばかりいたって 幸せは来ないから 重いコート脱いで 出かけませんか』
そうなんだな、そのとおり。私の今の気持ちは思いっきり歌いたい、大きな声をだしたい、みんなで歌いたい、そういう気持ちなんです。腹式呼吸で、全身を使って歌いたい!!
去年の今頃は仙フィルとの第九の演奏会に出るため、合唱団に申し込んでいました。「全くの初心者」と書いて申し込んだので、なかなか結果の通知が来ず、これはだめかなと、半分ホッとしつつ結果通知を待っていた状況でした。(結果は悪戦苦闘しつつも、刻苦奮励して何とかやり遂げ、合唱の楽しさを身を持って知りました。)
それなのに、今年は合唱団の募集要項さえできていません。それどころか、今度の大地震で仙台市内のコンサート会場とかは天上が崩れたりして、使えないところが多い状態で、仙台フィルの本拠地「仙台市青年文化センター」も6月までは使えない状態で、仙台フィルハーモニー管弦楽団も満足な練習や演奏会ができていません。
19日の地元の新聞によると、18日金沢市の石川県立音楽堂で、仙台フィルを招いた東日本大震災からの復興支援チャリティコンサートが開かれたということです。「オーケストラ・アンサンブル金沢」と約100人も合同演奏会だったそうです。
演奏に先立ち、バッハの管弦楽組曲第3番から”アリア”を献奏したとも。献杯という言葉は時々使っていましたが、献奏という言葉もあるのですね。バッハのアリアというと、17日にNHKで放送されたズービン・メータ指揮の第九の演奏のときも、バッハのアリアを演奏していました。とっても心に沁みるいい演奏でした。曲がいいということももちろんですが。
本当にいろんな分野で、いろいろな支援の仕方があるのですね。そういうことを見聞きするととっても嬉しくなります。
仙台フィルの第九演奏会、まさかないということはないですよね、こういうときだからこそ、いろんな行事を自粛しないことと同様、是非とも実施すべきと考えます。苦しくともみんなで力をあわせて演奏会を実施し、成功させたいと切に願います。あの感動をみんなで味わいたい、感動に浸りたいと思います。