鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

無情な、雨から雪

2011-04-19 21:41:32 | お知らせ

 きのうは初めて震災で被害を受けた人たちが避難している施設で泊りの勤務をしてきました。ここに避難してきている人たちは津波の被害ではなく地震そのものので被災した人たちです。20人弱と少ないこともあるのでしょうか、皆さんまとまっていて自分たちで自立して毎日の生活を切り盛りしています。

 3桁の人たちが避難している施設では何かと大変なようで、きれい事だけでは済まず、嫌なことも聞こえてきますが、被害の大きさ、程度によっても人の性格や気持ちを荒んだものにしてしまうこともあるのでしょう。

 人の気持ちに寄り添うことの難しさ、相手の気持ちを慮(おもんぱか)ることの難しさを感じています。

 それにしてもこの寒さ、一体どういうことでしょう。仙台で言えば真夜中が一番気温が高くて、時間の経過とともに下がっていく。深夜が9.5度で、日中は6度、夕方は3度でした。気温が下がるとともに、曇りから雨、雨からみぞれ、そして雪と変化しました。

 4月も明日からは下旬に入るというのに、この寒さと雪。あんまりです。津波で一切合財をなくして避難所生活をしている人のことを考えたらたまりません。なんて薄情な自然、天。

 

 でも薄情なのは天だけではなかった。やはり天以上に人間が薄情でした。同じ人間なのに、人間同士なのに、つくば市の差別は何ですか!!放射線被爆は人にうつるのですか。被爆していないという証明書を保健所からもらわないと、福島県人を受け入れられないとか。東電福島第一原発のある町ならともかく、と書こうと思ったのですが、いやこれだって許せない!!原発差別です。

 しかも、問題の発覚はつくば市が仙台からの転入者に対して証明を要求したことのようです。仙台市は宮城県です。福島県も宮城県も同じ東北だから同じだという論法でしょうか。呆れてものがいえません。と同時に猛烈に腹が立ちます。何と人間は醜いのかと、情けなくなります。みちのくはいつまでたってもみちのくなのでしょうか。

 福島第一原発から電気をもらって生活しているのは誰だ!東京を始めとした完投の人間ではないか。自分たちの周囲には原発を作らないで、福島や新潟につくって電気を利用している、これはまさに東京を始めとした関東の人間のエゴそのものです。

 

 しかも、いい加減な原発を造っておいて、事故処理は下請け、孫請けの人たちにやらせている、しかも驚くほどの劣悪な勤務条件で、命がけで働かせている。東京電力の社員は原発事故のとき、真っ先にこれはダメだと逃げ出そうとしたそうではないですか。自分たちは手を汚さずに安全なところに居て、危険な仕事は下請けに回す。

 命がけの仕事をしているというのに、最初の頃は一日ニ食だったとか。しかも冷たい食事。もちろん風呂はなし。そういう劣悪な、最低限の状態で働かせていた東京電力、このどうしようもないエゴイストのエリート集団は廃炉ならぬ解散抹消し、役員たちの財産は一切合財没収しましょう。

 

 日本人は外国から見れば素晴らしいといわれていても、それは表面的なことで内実はどうなのでしょうか、醜いのでしょうか。自分の身に降りかからなければとってもいい人間であり続けるけれど、自分も関係者となるとそうはいかないという人間になるのでしょうか。

 時間が経つにつれて、被災者同士でも格差が出てきたりして、醜い面が出てくるのでしょうか。

 

 話しは暗くなってきました。こんなはずではなかったのに。本当は楽天の勝利をともに喜ぼうと思ったのですが。岩隈が力投して2対1でソフトバンクに勝ちました。岩隈はニ連勝。楽天は5勝2敗。何と素晴らしいことでしょう。今年の楽天は違います、強いです、粘り強いです。底力がついた感じです。打線がもっと打ってくれれば楽に勝てるのでしょうが、投手が、先発投手が好投しているので、これはいいところまで行く感じがします。せめてもの楽しみです。みちのくの星です。 ベガルタ仙台は戦力ダウンし、89”Sは解散状態、せめて楽天には「東北楽天ゴールデンイーグルス」には眩しく羽ばたいてほしいものです。


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