鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

瀬田名人 in 地元日野川

2017-06-27 14:03:21 | 思いつくまま

 

 きのうは27.5度まで気温が上がりました。もしかして今月最高かな?今日の最高は今のところ21.3度です(ラジオによる)。

              

 

 最高と言えば14歳の将棋の藤井4段です。29連勝ですか。それも開幕からというか、最初からですよ。いやはやすごいの一言ですね。これから一体どうなることやら。スポーツの世界も含め、このところ10代の活躍は目を見張るものがあります。これをいったいどう解釈したらいいのやら・・・。

 

       

 ラジオの気象情報によると、土曜日から仙台でも30度を超す暑さになるかもしれないと言っていました。ということは7月1日で、鮎釣り解禁日ということです。川に入るから暑いのは歓迎ですが、暑すぎてもちょっと困るし・・・。これだからニンゲンは・・・・。

                 

 このショーリョーバッタの子どもは不平や文句なんか言いません。自然に完全に身を任せています。天晴です!!

 

 【ここから本題】

 

 ちょっと古くなりますが、今月の19日の「釣りビジョン」でいよいよ今年度の鮎釣りの状況が放映されるようになりました。 その第一弾が何となんとナントあの私の好きな鮎釣り名人「瀬田匡志」さんで、彼の地元鳥取県日野川での鮎釣り解禁の模様でした。

 

 「★鮎2017」です。午後10時からの1回目の放送でしたので、当然録画して何回かに分けて見たわけです。鮎釣りの後は狩猟もしているそうで、その後は渓流釣りもして、そして鮎釣りというサイクルで動いているようです。

 1976年生まれで、私の長男より2歳年上になります。何でも鮎釣りは小学生の頃に覚えたようで、何津になると早朝登校する前に川に入って鮎を5,6匹掛けていたそうです。最初はコロガシもやっていたようで、ある日2匹のアユが飛んでくる引抜を見て、そのかっこよさにしびれて友釣りにのめり込むことになりました。

 その日野川というのは山間の田園地帯を流れる自然環境豊かな川です。周りは山と田んぼに囲まれているためですね、「友釣り秘伝2017」に掲載された『友釣りの未来のために 人とアユの営みを考える』という記事が載ったのは。その内容はこのブログで紹介していますので、今年の4月3日のブログをご覧ください。

 

 最後で分かったのですが、瀬田さんは息子さんと二人で「オトリハウス」を持っています。裏山から水を引いてオトリ鮎を活けておくわけです。二人でおとり鮎をつないでいくとのこと。でも最初は行きつけのオトリ店からオトリ鮎を2匹購入していました。おとり鮎を買うのは解禁日の一回目だけなのかな。

 

 いよいよ日野川の鮎釣りの解禁を迎えます。平日は仕事を持っていますので、釣りができるのは基本的に土・日だけとか。6月1日(木)午前7時30分鮎釣りスタートです。30年近い友釣りをしていても、解禁日は不安と期待が入りまじりドキドキ感を味わうそうです。

 

 

 しかし、当日の日野川は20センチの増水濁り、川底の石も見えにくい状況。これで釣れるのかどうか不安が伴いますが、普通の釣り人がこれでは無理だろうと竿を出さないような川の状況でも「あえて竿を出してみる」、そういう経験を積むことで大会でも落ち着いて試合に臨むことができると言っていました。要はチャレンジ精神ですね。何でもやってみるということが大切。

 

 

 (いい鮎が掛かると、オトリ交換のとき思わず頬が緩みます。)

 

 自分のことを言っていました、「雨男」だと。ロケ等で行くことになっている川は“行く前に”雨が降るそうです。だから渇水で水不足に悩む川からは釣行を希望されるようです。因みに、髙橋祐次名人はロケ“当日に”雨に降られると言っていましたね。若手の井川さんは「晴男」と言っていました。

 

 (釣れるかどうか見守っているたくさんのギャラリーの中で竿を出すというのはかなりのプレッシャーでしょうね。)

 瀬田名人にとって「日野川とは?」=「三食の食事と同じ。なくてはならない川。今も昔も大切な遊びの番」だそうです。そして鮎は「食べるために釣る」と。さらに「常に人よりも多く釣りたい。」と。

 そのためには、いろんな人から情報を得るし、仕掛けを貰ったりして、仕掛けを工夫することを忘れないようです。探究心、飽くなき限りない向上心が必要なのですね。

 

 日野川の鮎は、天然遡上アユの汲み上げとF1の放流鮎が主とのことで、初期は上流域の放流鮎、中盤は下流域がメインとなり天然ものが相手で強い当たり、二段引きの強い引きを楽しめるようです。終盤も下流域で、大きい鮎は釣り切られているが、小さい鮎でも追い気がすごいから鮎釣りを十分楽しめるそうです。

 瀬田名人の水中糸ですが、普通の解禁当初は弱りにくいということでナイロン糸を使い、ある程度釣ってから複合メタルにするそうですが、今回は増水濁りのため最初からメタコンポヘビーを使うことにしていました。 6月1日の仕掛けです。

 

 日野川の将来への期待を聞かれ、こう答えています。「天然遡上の鮎が増え続け、汲み上げ放流して川一面、全面に放流して、初めての釣人でも瀬のなかで“バチン”と掛かる感動を与える川にしたい。川遊びをしながら、釣りを楽しんでほしい。」

 (いい表情です)

 

 

 

 解禁日の日野川はなかなか釣れず大変でした。濁り増水では仕方なかったでしょう、いくら名人でも。鮎釣り自体よりもその他のことが一杯知ることができてよかったですね、私にとっては。

 


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