きのうの寒さはいったい何だったのか、花冷えなんて情緒のあるものではなかったと思います。とにかく、わたしには寒いのです。そして寒いのは嫌いなのです。身も心も閉じこもってしまうのです。
でも、きのう見たのだなあ、本屋の帰りに小学生が自転車に乗っている姿を。少年の服装は半袖半ズボン、丸で夏の格好、もちろん手袋はなし。それでも一向に寒いようなそぶりは見せずに、自転車に乗っているのです。いくら60歳以上の年齢の開きがあったとしても、こんなにも違うものなのでしょうか???
まあ、毎朝の河原の散歩のときもそうですが、ハイティーンはさすがにお若い!!!走ったりして動いていることもあるのでしょうが、それにしてもすごい、すばらしい!!!自慢じゃないけど、こちとらは全く走れません。すぐ足がもつれますし、息が切れます。
それどころか、何かあるとすぐにふらついてしまいます。そっちに傾いたらアブナイと思いつつも体はそうなってしまうのです、意思に反して。この意思と体の動きのアンバランスというか、意思で体を制御できないもどかしさ、いらだたしさ、そして情けなさといったらありゃしない。
これを読んで苦笑いをしているみなさんも、いつかそうなるのですよ。歳(年)をとれ確実に体は衰えていきますよ。 であればこそ、別に無駄な抵抗をしているわけではないのですが、そのために少しでも次世代の子どもたちのために役に立ちたいなと思っているのです。思ってはいて、また少しは実践しているつもりなのですが、自分ではまだ納得していません。
子どもたちから少しは元気をもらいたいなあなんて思っているからよくないのかな。ギブ&テイクではよろしくないです。ギブ・ギブがいいのか、でもあまりに押しつけがましいのも嫌ですし。
やはりそこはそこはかとなく見守りつつ、いざという時に何らかの力になれればいいなあということになるのかな。
今年は地域の子供会の関係者(保護者や子どもたち)とさらに顔見知りとなり、何とかして子どもたちに広瀬川の自然のよさを伝え、川に親しみつつ将来にわたって守り続けて行ってもらいたいなあと思っているのですが、コロナ禍ということもあり、去年から進展はしていません。
半袖半ズボンの自転車にのる少年から話しは、また例によって外れていきました。
この前、「世界」3月号 森さやかさんの連載記事「いま、この惑星で起きていること」から、地球の温暖化のために植物でさえCO2を吸収するどころか、放出源となってしまいかねないということを紹介しました。
きょうは同じ「世界」の4月号からの紹介記事です。きょうは4月10日ですが、4月15日に何があったかお分かりですか?1912年4月15日のことです。あの豪華客船、絶対に沈まないと言われたタイタニック号が氷山と衝突し沈没した日です。
ところで、今”復元号”となる”タイタニック2号”が建設中だということをご存じですか。沈んだタイタニック号を忠実に模している「タイタニック2号」が中国で建設中だというのです。いやあ、びっくらぽんでしたね。
プロジェクトを率いているのはオーストラリアの富豪だそうで、十分な救命ボートを積み、より強固に作られているので、「世界で最も安全なクルーズ船になる」と豪語しているとか。
肝心の航行ルートですが、タイタニック2号は初代と同じルートを航行するようです。同じルートを航行してより安全だと印象付けようとしているそうです。
なぜ、気象予報士の森さんがタイタニック2号を取り上げたかというと、北極海の氷が、「水温上昇で氷河の融解が進むと水の分離も進んで、海に漂う氷山の数が増える」とNASAが指摘しているのに、今タイタニック2号が同じルートを航行すれば、より多くの氷山に出くわすだろう、という危惧があるからです。
109年前よりも海に浮かぶ氷山数が多くなるのにもかかわらず、あえて、強固な客船だからという理由で同じルートを航行しようと計画しているわけですが、果たしてどうなるのでしょうか。世の中にはいろんな富豪がいるものです。