鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

海洋放出するのなら、

2021-04-14 15:21:19 | 思いつくまま

きのうですが、妹からいただきました。巨大なタケノコです。おとといの朝にとったものを送ってくれました。

  

 特に右側のタケノコはすごかったのですが、いざ皮をむいてみると、意外や意外かなり縮こまり?ました。というか、皮の層の厚さに驚きです。

             

きのうは大阪で新型コロナの感染者が1099人ということでした。東京都はきのうが510人で、きょうは591人といっていたかな。関西圏の感染者は留まるところを知らないと言った方がいいのかも。

  

それでも、もう気持ちはアメリカに行っているのかな、バイデンとのことで一杯かも、我が国の総理大臣は「現時点で全国的な大きなうねりとまではなっていない」という認識のようです。参議院本会議での首相の発言。

 

どう思いますか?みなさんは。東京都と関西地区だけの問題と片付けていいものでしょうか。変異体・変異株の感染者も増えてきているようで、そもそもコロナワクチンの一般人への投与自体がいつになるのか全く予測すらつかない時期というのに、そんな甘っちょろい認識でいいのでしょうか。遅きに失したことの繰り返しは毎度のことですが。

 

ワクチン接種が行きわたりつつあるイギリスは、もうマスク無しで街中で会話や会食、ドリンクを楽しんでいるようです。お昼のニュースでは、6月中旬にはマスクやソーシャルディスタンスも解消する方針とか。何ですか!この違いは。明らかにワクチンの接種率の違いですよね。これで国民の命と財産を守っているというのでしょうか!?

 

10年の漁師の努力水の泡」…福島県 山口さん

処理水は受益者負担で東京湾」…宮城県 山寺さん

 

以上は、今日の新聞の朝日川柳から引用させていただきました。昨日13日、とうとう政府は東京電力福島第一原発の処理水を海洋放出することを決定しました。正しくは「海洋放出する処分方針を決めた」ということですか。

 

地元の反対や不安を押し切る形での決定、政治判断でしょうが、これが実施されれば、確実により強い風評被害が発生し、福島県産の水産物類は売り上げが激減し、併せて宮城県や茨城県の水産物も売れなくなるでしょう。

  

さっそく韓国や中国は反対を表明しています。あの東日本大震災の津波による東電原発事故から10年経った今でさえ韓国や中国への海産物の輸出は事故前に戻っていません。

実際に放出するまでにはまだ2年があるようですが、その2年間に風評被害が絶対的に出ないくらい処理水が安全安心な程度にまで処理されうるのか、そんなことは、あのいい加減な東電でできるとは考えられませんし、政府や経済界は原発推進に向けてあの手この手を弄しています。

 

風評被害は賠償すればいいというものでは全くありません。捕っても売れないもの、買ってくれないものを賠償してもらうために、そのために魚を捕るということ、このことを深く考えたことがあるのでしょうか?政治家は。こんな空しいことがありますか。

  

本来なら資源の豊かな海で魚を捕り、市場に卸してまちの小売店に並び、それを我々庶民が健康栄養のために購入し、料理して食卓に並ぶ。それを家族がおいしくいただく。その繰り返し。それが貴重なわけです。

福島の漁民もこの10年間創意工夫を繰り返しながら、販路を開拓し、なんとかして安全な魚を捕ろうと努力を重ね、徐々に漁獲高も伸びてきている矢先のこの政府の無慈悲な、血肉の通っていない処分方針の決定です。

  

隣県の住民としても、また逆戻りかと暗澹たる思いに駆られてしまいます。東電や国は、東電原発事故の汚染水や処理水の処分方法を本当にまじめに考え取り組んでいるのでしょうか。来たのでしょうか。根本から考えを改めて取り組んでほしいと思います。

海洋放出なんて聞くとあまり問題はないように感じますが、実際は海洋投棄、不法投棄につながる海洋投棄じゃないですか。

福島県産、宮城県産、茨城県産の海産物ということで、今でも韓国や中国からは輸入規制を受けたりしていますが、このまま放出投棄すれば確実に風評被害は発生します。風評被害は国際社会だけのものではなく、日本国内でも発生することは目に見えています。

風評被害を少しでも少なくするためにはどうしたらいいか?暴論を承知の上で、それは広く日本国の海に面している全都道府県が何らかの基準によって処理水の海洋放出に協力することしかないでしょう。

橋本案のように大阪湾に放出するのも当然ですし、東電のおひざ元、一番電力を消費し続けてきた、今でも消費し続けている東京湾に放出するのは当然必然です。そのほかに、北海道から沖縄まで海を持っている都道府県は協力して、福島原発の処理水を自県の海にもってきて海洋に放出するのです。

そうすれば、福島県産だけに風評被害が発生することもなくなるでしょうし、風評被害の度合いというか程度もかなりの割合で薄くなり低くなるのではないでしょうか。何しろ福島県の風評被害を全都道府県で引き受けるのですから、かなり薄められることでしょう。

このような処分方針とすれば、東電も政府も必死になって処理水の安全性確保のために動くでしょうし、何かしらの成果が期待できるのではないでしょうか。成果が出れば、それを外国にも販売できるでしょうし。諸外国でも海洋放出をしているとか言いますから。

全都道府県の、全国民の痛みとすれば、なんらかの解決方法が見つかるのではないかと思うのですが、どうでしょうか。それでも見つからなかったら、もう先はないということか・・・・・・。

 


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