先日 ホームセンターへ行ったら、処分品50円のストップ! ザ、モグラの苗。
へえ~ こんなものがあるのかと、付いていた札を読めば
この植物の独特な臭いでモグラが寄り付かないらしい!
これは良いかも!と、もには試しに二株お持ち帰りして
農園のモグラが通った土がモコモコっとしたところへ二本植えてみる事にしたが
果たして効果があるのかどうか…数日後、もっと買っておけば良かったって
ホームセンターへ行ったけど、あの時はずいぶん残っていたのに
きれいに売り切れてしまっていた。
やっぱり思いついたときに買っとかないとダメなんだと実感!!
ちょっと見た事のない植物だった。
モグラ避けの植物だなんて…しかも50円って!
効果性か、それとも価格の安さなのかは不明だけど…。
はてさて、このストップ! ザ、モグラの正体は何ぞやと
さっそくネットで検索して調べてみた。
植物の名前はトウダイグサ科トウダイグサ属の「ユーホルビア・ラシリス」で
ポインセチアやハナキリンなどの仲間で、通称モグラストップ。
英名がカッパー、和名はホルトソウと言われる。
この植物が出す乳液に「ユウフォルピン」という毒素があり
モグラはこれを嫌ってこの近くへは寄り付かない…というものらしい。
ちなみに!茎から出る白い汁は、かぶれを引き起こすらしく毒草の部類なのだが
種子を圧搾して取れた油分を精製すると、続随子(ぞくずいし)という生薬に変わる
まさに、毒にも薬にも・・・の植物なのだそうだ。
そもそも、なんでモグラを忌み嫌うかといえば
モグラはミミズなどを食べる肉食なので
野菜の根っこや茎を齧ったりするわけではないのだが
まあ、せいぜいモグラの通った穴で植物が枯れるくらいか?
それとも畦に穴を開けて、田んぼの水が抜けてしまうとか
……あ、けっこう悪者ジャン(◎_◎;)
pochiko農園、モグラの通った跡
そのモグラの通った道をめがけて植えてみた。
もっと悪いのは、そのモグラの通った穴から野ネズミが入って来ることで
コヤツらときたら、悪行三昧で根っこは齧る大根やジャガイモなどをつまみ食いするし
貯蔵穀物を加害し、寄生虫、各種伝染病の媒介するため
害獣と見なされ、駆除対象となっている。
そもそも畑の土を肥やすには、売ってる化学肥料も良いけど
施肥などの有機肥料はやっぱり欠かせなくて
栄養化のある土壌ではミミズが繁殖し、そのミミズの糞が
また土を栄養価の高いものにするのだが
そのミミズを主な食料としているモグラが畑に侵入し
モグラ穴を通って、野ねずみが利用して畑で悪さをする。
こういうシステムなんだねえ(~_~;)
ホルトソウの花が咲いた。
面白い形をした花だった。
そんなモグラが嫌う植物って、例えば彼岸花や水仙なんかも
毒性があって、寄り付かなくなるようで
彼岸花はないけど、水仙の球根はいくつか埋めておいたが
そこにストップ! ザ、モグラが増えたら鬼に金棒…だといいんだけどねえ( *´艸`)
ホルトソウの実
また、完熟した黒い果実は、弾けるとき、かなり大きな音を立てるのだとか
それを聞いてみるのも楽しみの一つといなっている。
効果があったら、種を取ってpochiko農園のあちこちに植えたいと思っている。