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我が家のキッチンの窓から西側を見ると天気の良い日などは夕日がキレイだ。
立ち並ぶ工場地帯の黒ずんでゆくシルエットに今にも沈もうとしている真っ赤な夕日が映える。
その眩しいほどの夕日のオレンジからブルー、
そして藍色に夜空へと繋がっていくそんなグラデューションが好きだ。
夕暮れの青が舞い降り ビルとビルの影をふちどる…
想いも思い出も青く染まってゆく
こんな風に終わる一日 こんな風に愛した人を失う…
こんなメロディが頭をよぎる。
気ばかりが焦って、何も出来ない事がわかった時とか
これから先、こんな事ばっかり私は何をしているのだろう…とか
何もかもが灰色に見えてしまうようなそんな気分に陥る事がある。
思いっきり落ち込むだけ落ち込んで、それから這い上がってみようと思う。
きっと 明日も天気に違いない…。
あの夕焼けに向かって、明日天気になぁ~れ!!って靴を飛ばしたあの日
薄暗くなるまで遊んで帰る道すがら、近所の家の夕食は何かすぐに分かった。
家が近づくにつれて、急に母親が恋しくもの寂しい気分で走って帰ったっけ…。
あんな日もあったんだよね。
沈んで行く太陽の代わりに夜のとばりが落ちて何もかも覆い尽くしてくれるけど
本質的には何も変わってはいないのだと思う。
きっと 明日も天気に違いない…。
今度は昇り行く朝日の写真を撮ってみようと思う。