あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

発疹の正体は疥癬だった。

2008-02-27 22:48:54 | 介護
コメントをくださるtakoさんのブログ
介護されてるお母さんの乾燥肌の痒みについて悩んでおられた話で思い出したのが
数年前にかかった、ばぁちゃんの疥癬という厄介な皮膚病を患った事。

あれは何年か前の…確か10月頃だったと記憶している。

最初に見つけた発疹が手の指の間にポツリ、脇の下辺りにポツリ…と。
特にたいした事もないと思っていたが日に日に発疹が増えていく。
どうしたもんかと、往診に来た主治医に相談したところ皮膚科の医師を手配してくれ
最初に診てもらった時は単なる発疹でしょうって軟膏をくれただけだったけど
一向に治る様子が見受けられずに、ますます広がっていくような感じ。

再度お願いして、いろいろと調べた結果『疥癬』と決定。
激しい痒みが、顔や頭をのぞく全身にみられ、体が温まったときに痒くなるのが特徴で
かなり感染力が強く、完治するのに一ヶ月以上を要する…と。
見た事も聞いた事もないような皮膚病で…もちろんディケア&ショート禁止!
って事で本当に困ってしまった。

というのは、一ヵ月後には省吾さまのライブデビューの日が迫っていて
なんだか自分の事優先的な考えだったけど、けっこう自分的に優先順位が上だったもんだから
とにかく予定していたショーとステイが行かれないとなるとライブもオジャン!になる。

そんな時のケアマネージャー!相談をしたらいろいろ探してはくれたんだけど
感染する可能性の高い『疥癬』では受け入れ拒否で、受け入れOKの施設は満杯状態で
二進も三進も行かずに、まずは治療に専念と…諦めモード。

まず治療法と言うのが専用の軟膏を…うちはオイラックス鎮痒剤だった。
他には入浴で、訪問入浴サービスをお願いして疥癬虫を洗い流す、ひたすら洗い流す…事。
シーツやパジャマなど身の回りのものは毎日スミスリンパウダー(シラミ駆除剤)で洗濯
もちろん入浴剤にもこの駆除剤を使われ、入浴後にオイラックスを体中に塗る。

入浴サービスの職員さんが完全装備で伝染防止をするのを見て
本当に感染力の強い疥癬虫なんだと改めて実感。
(完全武装とは精密機器の防塵服みたいなのにゴム手袋と足袋のようなものを 
テープで隙間がないようにとめ、マスクをして直接利用者の体に触れないようにする。)


こんな治療を続けて完治には一ヶ月以上は要するだろうと言われていたが
毎日の入浴サービスが功をきたしたのか、なんと3週間ほどで完治。
最後の日くらいは素手で入浴サービスをしてあげたいと
ありがたい言葉をくださった入浴サービスの職員さん…感謝でした。

完治後に素手での入浴は心地良かっただろうか…ばぁちゃん。

そして無事省吾さまライブまでには完治に至ったのだが
もちろん、ショートステイは取れるはずもなく
諦めていたところに、長女が一日看てあげるから
待ちに待ったライブだもん。行っといでよ…と言ってくれて
本当に有難い思いで、娘にお願いし新潟のライブデビューを果たして来た♪

本人も然る事ながら、家族をも巻き込んだ疥癬事件。
何処から貰って来たものか皆目見当もつかないが、かなり厄介な疥癬に
初めて知った…こんな皮膚病があったなんて。

入浴サービスの徳永英明さんファンの職員さんと省吾さまファンの私と
すっかり仲良くなって、毎日のアーティスト談義も楽しみのひとつになっていたのだが…^^;


という事で、とある風景をUP!


この風景の場所は…次回のお楽しみ~♪



コメント (19)
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