今年もカレンダー一枚を残すだけとなった。
12月始めの日は、いまにも雪でも降りそうな風の冷たい一日だったが
なにも北国に限らず、関東も東北も寒さの変わりがないのは
最近の事で、ひょっとすると関東圏の方が寒いのかもしれない…。
我がpochiko農園もすっかり冬を待つ準備は整ったようで
採り残した白菜や大根は全て採りつくし、残った葉っぱ類は
収穫の終わった畑に散ばし、精米の時に出た米糠や鶏糞などを撒いて
一年お疲れさんでしたの意味合いも込めて、冬の間にしっかりと熟成し
春には元気一杯の畑として活躍してもらわなくちゃ。
今回は夫に管理機で耕してもらい
これで今年のpochiko農園は長いお休みとなった。
ハウスの脇に植えて置いたフキノトウが顔を出していた。
最初気が付いたのは、11月の17日の事で
毎年正月を前にして小さな蕾を見せていたのだが
まさか!と思いながらも、今年は11月も半ば過ぎに顔を出したフキノトウ。
11月17日に初めて見つけた。
三日後のフキノトウ
だんだん花が開き始める
おいおい 季節を間違えてやしないか?
そう問いかけたくなるくらい、磐梯おろしの風に吹かれ
寒そう縮こんでいるかのように、開きかけた花をブルルと震わせる。
いつもの庭の隅に植えて置いたフキノトウはどうなんだろか
そう思って庭の隅を覗いてみたら
同じように小さい小さい赤みがかった蕾がひとつふたつ。
きっと 顔を出してみたけど、しまった!!と後悔しているように
まったく、慌てん坊さんだな…思わず苦笑。
庭の隅にも顔を出し始めていたフキノトウ
フキノトウ味噌にしようか、天ぷらにしようか
いろいろと考えてみたけど、どうも採る気にはなれずに
そのまま花を咲かせてあげようか、どうしようか。
冬来りなば春遠からじ…というけど、ここだけ一足先に春が来たようだった。
今日の一枚 時忘れのフキノトウ…花が開き始める。