ようやく咲いた梅の花も霙の滴に寒そうに縮こまっているような一日だった。
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まさか…もはや雪は降るまいと思っていたのに…。
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目の前の山にはうっすらと雪化粧、これが4月14日の写真とは信じられない。
そう、雪や霙こそなかったものの、こんな寒い雨の降る日だったのだろうなぁ。
元アイドルでタレントの清水由貴子さんが父親の墓前で自らの命を絶ったのは。
介護をしていた母親も一緒に…の、つもりだったようだが
幸か不幸か母親は軽い肺炎を起こしただけで死には至らなかった。
そんな清水由貴子さんの妹さんが書いた『介護うつ』という本を
一度読んでみたいと思っていた。
近くの本屋さんでは見つけられずに
以前ちょっと離れた本屋さんへ行った時に見つけたのだが
なかなか読む暇がなく、それでも時間を見つけては少しずつ読み進めていた。
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妹さんから見た、お姉ちゃんである由貴子さん。
早くに父親を亡くし病弱だった母親と妹の支えになって
いつの間にか名前ではなく、みんなのお姉ちゃんとなってしまった。
そんな由貴子さんは長女なるがゆえに頑張りすぎてしまったのか
これも生真面目さや責任感の強さからでもあったようだ。
タレント業を休んで、時には好きな絵手紙に癒されながらの介護生活。
本誌には生前の由貴子さんの介護生活などが書かれていて
ディケアとの連絡帳には、実にたくさんの連絡事項として
母親を気遣い、施設への労いの言葉などが綴られており
本当に真剣に母親を気遣いながらの生活ぶりが記載されていた。
少しでも母親が不快を感じないようにと、寝る間を惜しんでの介護は
元気そうに見えていても、気付かない所で少しずつ由貴子さんの心を蝕んでいったのか。
細く長くとは、どのくらいの細さなのか…個人的に差があり
先の見えない介護生活に、いつの間にかうつへと拍車がかかって行ったのかもしれない。
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介護は孤立してしまったら、誰にでもうつに陥る要素がある。
幸いな事に、私には弱音や愚痴を受け止めてくれる家族やケアマネージャーさん
また定期的に訪問してくれる民生委員さんなどがいて
時にはプチドライブだとか畑で遊んだりブログでの交流や
好きな省吾の曲やコンサートで癒されたりがあって
まだまだ頑張れる余裕があるのは、ひとえに吐き出せる場所を持っているからだと思う。
介護うつの割合は、高齢になるほど高くなると言われている。
軽度なうつを含めると、かなり確率で
本人が気付かない場合も考えると
介護している誰もがうつに陥る危険性があると言う事だ。
我慢強いとか愚痴を言わないだとか、親だから当たり前だとかの言葉
そんなものはクソ喰らえだ!!(すみません 言葉が悪くて…^^;)
生真面目な由貴子さんには、そこそこにとか…まぁ 良いかとか
性格上出来なかった結果なのかもしれない。
あの優しげな清水由貴子さんの笑顔が浮かんだ。
厚生省の調査によると、在宅介護者の4人に1人が軽い鬱状態にあり
さらに介護者の年齢が50歳前後の場合、約2割の人が「死にたい」と考える状態にあるそうだ。
生活の100%を介護に費やさずに、せめて半分…いや30%くらいかな。
そんな感じで続けて行こうと、この本を読んで私は思った。
という事で、霙に濡れた…咲いたばかりの梅の花をUP
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いい人ほど早く亡くなってしまうのは本当にやりきれないものです
彼女の様な見かけでは判断がつかない‘介護うつ’の人の自殺予防はある意味「私の仕事」といっても過言ではありません
情報ありがとうございました
介護の話じゃなくてもなぜかスッキリするんですよね。
あとやっぱり趣味に没頭するのは大事ですよね。
“心の逃げ場所”みたいなものが必要なのかな… ブログでの交流も重要な位置占めてますよね(^_^)
今後もよろしくです(^_^ゞ
これを観ていたとき彼女がお母さんの介護をされていたかどうかはわからないですが、レポーターとしてうってつけの役立ったのですね。
明るい方だったから亡くなったときは驚いたものでした。
それほどに自分をじわじわと追い詰めて行く「うつ」は怖いです。
pochikoさんは上手に気持ちの転換をはかっていらして、大人物だといつも敬服しています。
可哀想な事だよなぁ(-。-) ボソッ
息抜きっつうか、なるようにしかなんね~って
感じで介護出来れば・・・・
pochiko母ちゃんの場合は、愛しい旦那もいるし
色々と楽しみも持ってるから絶対大丈夫v(=∩_∩=)
でも自身の体調には注意(^_-)ネッ
たいへんだと思います。
清水由貴子さん、好きな女優の1人でした。
テレビでは明るく振舞っていても心の中には
誰にもいえない悩みがあったようです。
日本の福祉はかなり遅れています。
pochikoさんもあまり肩に力を入れないで、
自分の時間を楽しむようにしてください。
襟を正して拝読いたしました。
父は母が、母は妻が看てくれました。
私は現役中だったので介護の現場には疎いところがあります。
古希を迎え、いつ介護を受ける立場になるかわかりません。避けて通れない「介護」
本の紹介、ありがとうございました。
さがしてみます。
いざ自分が、となるとどうなんだろうかっていつも考えます。
お友だちに介護をしてる人が数人いらっしゃいます。
その友だちの言葉「聴いてくれるだけでいいのよ」って。
私に出来ることは話を聞くだけですものねぇ。
それで少しでも気分が晴れればと思います。
清水ゆきこさんは明るくて感じのよいタレントさんでしたね。
お気の毒なことでした・・・
思えば亡き父が、少しおかしいと気付いたのが、やはり80歳過ぎでした 母は86歳骨粗鬆症ですが、おかげで今は元気で、歩く事も出来 痴呆の傾向もありません。
毎日 お年寄りを見 話していると、とても痴呆とは思えない人が、隠れ痴呆の場合が多々あります 家に送るときは、必ず家の人に手渡ししないと、家に帰ったのか、今から出かけるのかが解からなくなる人が、大勢います
家に帰り玄関を入り もう一度外に出て、家の鍵を掛け もう一度家に入りろうと思うけど
今使った鍵が解からない 元気なだけに周りの家族は大変だと思います 話しをしてみると、ごく普通に話されるのですが・・
家族の介護の大変さをつくづく感じるこの頃です。
今日、こちらは冬のような冷たい風が吹いてブルブル、ジャンバーに手袋で散歩でした。
清水さんの事件、本当に痛ましくて・・・
全力で頑張って頑張って居られたんでしょうかね?
本を読んでいないので詳しい状況は分らないけど。
心も身体も限界になるまで1人で辛抱して、介護うつの状態になって死にたくなり死を選んでしまう・・・悲しすぎるね。
介護の内容にもいろいろあると思うけど、誰か周りの人に助けを求めたり、
気持ちを切り替える時間を持てていたら・・とか思うよね。
今の様に様々なサービスを利用出来る時代になっていても、やっぱり介護者の負担には重いものがあるのよね。
pochikoさんも最初から上手に息抜きしながら、おばぁちゃんの介護をされてたのではないんでしょうけど、
今日まで頑張って続けて来られたのは、やっぱりご家族の支えや短い時間でも気分転換をする様に心がけて来たからな。
1人では無理な事も、周りに良いサポーターが何人も居てくれるって大事なことだよね。
それと、好きな事、物、を幾つも持っていることも!
これから先、段々と手が掛かりそうな親を持つ身としては、『介護』って言葉が現実味をもって迫ってきてます。
が、無理をしないでpochikoさんの様に出来たら良いな~って思ってるよ。
私の周りにも介護している人が多く、私にできることは、相手が満足するまで話を聞いてあげることぐらいですね。
遅かれ早かれ私にも必ず順番が巡って来ます。
その時には「30%」を目標に頑張ってみたいと思います。
「川ざらい」お疲れさまでした。
3月末から4月初めにかけて、私の方でも“農道普請”とか“掘り上げ”とかが行われます。
そうそう、私の方では用水路に溜まった土砂(どぶ)を上げるので堀上げと言ってます。