津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

お笑いぐさ

2013-04-29 08:43:37 | 徒然

 細川家家臣に清水数馬なる人がいる。細川綱利の生母・清高院の父親が細川家に召し抱えられ、三代目勝貞は綱利女伊津をめとり以て一門に列した。
その孫(五代目)が数馬である。

宮村典太の書写記録の目次を眺めていたら、「長谷川丹右衛門か妻清水数馬と不義によつて数馬が妻に討るゝ事」とある。
こんな話も一興と思い内容も確認しないままコピーをする。(全11頁)
読み始めて数行・・・・・人違いと判って思わず笑ってしまった。こちらの数馬殿は藤堂和泉守(高久)家臣・長谷川丹右衛門の中間だった。
早合点もいいところだが、このような他藩の記事を載せる宮村典太殿にも一言申し上げたくなる。
御覧のように宮村典太の文字は非常に読みづらい。読み下しの勉強にと思い一応目を通したが、すっかり興味が失せてしまった。お笑いぐさである・・・・・・ 

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お安く読む・朝日文庫「天皇の影法師」

2013-04-29 08:33:52 | 書籍・読書

 昭和天皇誕生の日(昭和の日)にこの本を読んでいる。尤も一昨日からで、本も新潮文庫の初版本(昭和62年)である。
この朝日文庫や、中公文庫からも発刊されているが、新潮文庫は今は出ていないのではないか・・・・猪瀬東京都知事の処女作である。

明治天皇が亡くなり、乃木希介が殉死する。そして森鴎外が乃木の殉死から五日後、あの「興津弥五右衛門の遺書」を書き上げている。
猪瀬は乃木の殉死の意味を、鴎外のこの小説からその意味の一端を見ようとしている。

元号の誤報騒動や、八瀬童子の伝統的任務など100年を経た今日、このような著をもって改めて再確認させられている。

 

   天皇の影法師 (朝日文庫)
       猪瀬直樹
      朝日新聞社

内容(「BOOK」データベースより)

大正十五年十二月十五日未明、天皇崩御。その朝、東京日日新聞は新元号は「光文」と報じた…。世紀の誤報事件の顛末。歴代天皇の柩を担いできた八瀬童子とは?最晩年の森鴎外はなぜ「元号考」に執念を燃やしたのか?天皇というシステムに独自の切り口と徹底取材で迫る。
 
 
 
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