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牢人たちの戦国時代 (平凡社新書) |
平凡社 |
内容説明
戦国時代、武将が戦いに敗れると、仕える武士たちは牢人となった。牢人には、真田幸村、山本勘助、後藤又兵衛などもいたが、多くは、名前を知られることもない武士たちである。主家を失い、「非正規身分」となった武士たちは、どう生きたのか。勝者の歴史に埋もれた敗者の「その後」を、丹念な史料の読み解きから、鮮やかに描きだす。
目次
第1章 牢人の誕生(源平争乱期に現われる;赤松氏牢人の発生とお家再興 ほか)
第2章 戦国争乱期における牢人(尼子氏の盛衰と牢人;名だたる牢人たち/講じられる対策 ほか)
第3章 関ヶ原合戦と牢人(チャンスをうかがう牢人たち;困難な再興、再仕官 ほか)
第4章 大坂の陣と牢人(豊臣家に賭けた牢人たち;敗者たちのその後 ほか)
著者紹介
渡邊大門[ワタナベダイモン]
1967年神奈川県生まれ。歴史学者。90年関西学院大学文学部史学科日本史学専攻卒業、2008年佛教大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)