津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■お相手は柳生十兵衛殿

2014-05-06 16:10:07 | 人物

寛永十五年十一月十九日「5046 柳生但馬宛書状」(大日本近世史料・細川家史料24 p309)の追而書に次のようにある。

   十兵衛(柳生三巌)殿御前相済申候事、我々別而満足仕事ニ候、
   罷下候而、又々けいこ可仕候、大方合點参候間、今度罷下候ハゝ、
   彌おもしろく成可申候 (後略)

たいへん懇意にしている柳生宗矩に宛てた書状であるが、息・十兵衛の長きにわたる蟄居状態が赦されたことに対し、本当に悦ばしく思う気持ちが
文面に漂っている。「又々けいこ可仕」ということは、過去にも稽古をしたことを伺わせているが、今回のこの書状で初めて知ったことである。
波乱万丈の十兵衛の人生はその死の不自然さなどから、面白おかしく小説や映画・ドラマなどで脚色されているが、このような一片の真実をしることの嬉しさを感じる一文である。 

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■熊本史談会・5月例会

2014-05-06 10:56:53 | 熊本史談会

 今月の熊本史談会例会は、元日本航空パイロットで日本一の滞空時間をお持ちの清田泰興氏をお招きしてお話を伺います。
清田氏は横浜在住ですが、熊本市富合町釈迦堂にあるご実家におかえりになっている所をお願いいたしました。
古い御宅は熊本市の有形文化財であり、古文書数点も文化財の指定を受けられていますが、氏は細川家家臣・清田五郎大夫のご子孫です。
五郎大夫の弟が大坂の陣で一番鑓の高名をあげた清田石見守、妹が宇土細川家初代・立孝、細川刑部家初代・興孝の生母・吉(圓通院)です。

                     ・ http://ar.kumanichi.com/bn/068/bn2.html 

今回はパイロットとしての飛行機のお話や、飛行機での楽しい旅の仕方、またご趣味のコインや藩札の収集などを通じて研究されている「江戸時代の三貨制度」など、内容盛り沢山のお話を伺う事としております。

会員以外の皆様のご自由なご参加もお待ちいたしております。

                     時間:平成14年5月17日 午前10:00~12:00
                     場所:熊本市中央公民館(白川公園・南西角) 駐車場は裏手に有ります(無料)
                     会費:500円(会員、一般の方)

    

     謹告:熊本史談会の資料をお分け致します。

     

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