津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■借り換え・・?

2014-05-12 10:16:48 | 史料

 寛永四年二月六日の奉行所の日帳に、ちょっと笑いたくなるような記事があった。(福岡県史・近世史料編 細川家史料一 p283)

一、御のり物かき両人、かたそろひ不申付而、御ふちを被放候、然共、被両人手前ゟ上納米六斗余宛有之ニ付、
   只今取立不罷成、しからハ別ニ仕様も無之候間、御長柄衆の明所両人有之儀候間、右之跡替ニ入、御切米
   御かし米を取せ、右之通上米をすまさせ可申ニ、談合相極候事

御駕籠かきの背の高さがそろわない人物を解雇しようという訳である。そもそも身長がそろわない人物を雇用したことが問題である。
ところが両人に上借米の未納があるがこれを収めさせる事ができないので、幸いにも明きがあった御長柄衆の跡替として、ここで御切米を前借させて上納米の不足分に宛てさせようというのである。なんだか現代でもあるような話だが、まずはご両人の再就職を喜ぶべきであろうか・・・・ 

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■お安く読む・中公新書「細川ガラシャ」

2014-05-12 09:49:24 | 書籍・読書
細川ガラシャ (中公新書)
 
中央公論新社

内容(「BOOK」データベースより)

明智光秀の娘として生まれ、細川忠興の妻として非業の死を遂げた細川ガラシャ。神父に宛てた書翰をはじめ、海の向こうのイエズス会史料にも、彼女の記録は遺されている。本書は、それらの史料をひもとき、ガラシャの生涯に新たな光をあてる、意欲的な試みである。父光秀の謀叛、秀吉によるバテレン追放令、関ケ原の戦い直前に襲った悲劇。キリシタンでありながら最後に死を選択した、彼女の魂の真の軌跡に迫る。
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■お安く読む・中公新書 信長と秀吉が成し遂げた「革命」

2014-05-12 09:43:57 | 書籍・読書
天下統一 - 信長と秀吉が成し遂げた「革命」 (中公新書)
 
中央公論新社

 

内容(「BOOK」データベースより)

織田信長の上洛から二〇年、豊臣秀吉により天下は統一された。集権化や実力主義を推進した信長と秀吉の政策はまさに「革命」であり、他の戦国武将と一線を画していたのである。本書はさらに、足利と織田、そして織田と豊臣の各政権が併存したことを指摘しつつ、軍事革命にともなうスペイン・ポルトガルの東アジア進出といった世界史的視野からも戦国日本を捉え直す。旧来のイメージを大胆に覆し、「革命」の本質に迫る。
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