(元和十年四月)晦日
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|一、晦日 助二郎 甚左衛門 当番 雨
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豊後府内ノ馬盗人 |一、昨日六時分ニ、ふん後ふ内ゟ、馬をぬすミ、はしり参候を、おいかけテ参候御横目衆之加判ノ状
追補ノ横目ノ加判 | 参候、ぬす人しれ不申候事
状 | (長浜、規矩郡) ( 鱚 )
長浜漁人鱚語猟ニ |一、山本弥兵衛登城ニ而、長はまノれい人、馬嶋ノ前壱里斗おきニ而、きすこつり申候処ニ、たわら
俵懸ル | 壱俵懸り申候、 それゟかけ申候ヘハ、四拾俵懸ケ上ケ申候、如何御座候哉、尋被申候事
| (浅山)
| 清右衛門ミな/\登城候て、可申入之由ニ候事
| (死) (鏡)
加子二人病死 |一、御加子弐人、昨日病仕候由、善右衛門登城ニ而、申上候事
| (可成)
松下掃部借米 |一、加々山主馬・冨田十太夫登城、松下掃アニ、毎年御貸米被借下候、当年も御貸シ被成候様ニとの
| 儀被申候、則、惣談ニかし可申由之事
上リシ俵ハ腐米 |一、永浜れうしとも取上ケ候米、殊外くさり申、其上、何国之米とも不知故、れうし共ニ可遣由之事
漁師ニ与ウ |
台所人病気交替 |一、猪膝へ被遣、佐藤伝左衛門台所人煩候故、道家次右衛門所ノ台所人可遣ノ由、被申触候事
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(元和という年は九年ニ月三十日に改元しているから以降、寛永元年とするべきところだが、資料の記するまゝ「元和十年」として
ご紹介してきた。その元和十年の資料はここで終了している。次回からは寛永元年八月日帳をご紹介する。)