津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■その後の「西南の役‐熊本隊出陣の場所」

2019-11-23 18:17:21 | 熊本
 
■街角の風景・「西南の役‐熊本隊出陣の場所」 
 通称八丁馬場と呼ばれるのは、健軍神社の参道、その脇の側道(写真の背面)添い、神社のすぐ目の前の右手にこの「西南の役‐熊本隊出陣之所」という碑が建てられている。明治十年二月十九......
 

 ちょうど一年前の記事である。西南の役‐熊本隊出陣の場所をご紹介した。
存知よりの方のご先祖さまや、また遠い縁戚の者が志を一つにして出陣した、戦陣に倒れたり罪を得て服役したりしている。
当時この場所は熱気に満ちた熊本士族の魂が沸騰していた地である。
その後これ等の貴重な跡が取り壊されたと聞いて現場を確認に行ったことが有る。
記念の石碑や、岩下雄二氏の句碑などが全く姿を消していた。

         熊本隊出陣之所  「熊本隊出陣」の画像検索結果                      以前の姿                  句碑 早春の雲は流るゝ形せり 

その後また、元の位置に復元されたという情報を聞き先達て図書館に出かけた帰りに確認に立ち寄った。
以前とは全く異なる形に変わり果てていた。この場所を取り囲む一画は、現在マンションでも立つのか工事が行われている。
どうやらそれに関連してこの場所も整備されたのではなかろうか。植栽もなく無味乾燥の体裁で大いなる違和感を感じている。

明日は雨模様らしい。天気が良くなってから写真を撮影し御披露しようと思っている。

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■細川小倉藩(83)寛永元年・日帳

2019-11-23 08:16:12 | 細川小倉藩

          (寛永元年八月)廿六日

         |                          
         |     廿六日 両人詰 細雨 
         |
大阪へ米売    |一、牧長三郎ニ、大坂へ御米売ニ被上候儀、被申渡候事
大橋普請用加賀苧   |一、弥五右衛門登城候て、大橋御普請ニ入申候間、御舟手へ被仰候て、かがすヲ五本御かし被成候へ
綱        |                  (横山重嘉)
         |  と申候、則鏡善右衛門ニ可申渡之由、助進被申候事
         |(一脱)
入牢       |  伊谷莵右衛門内寺内八兵衛、昨夕籠者被申付候事
         |  (井) 
         |
         |一、友田二郎兵衛与御鉄炮ノ渡辺清兵衛被召上候間、替之人入候へと、被申渡候事
鉄砲足軽切米加増 |一、御鉄炮衆、御切米壱石つゝ被召上候を、今度江戸ゟ数年ノことく十石つゝ被遣候由、被成 御諚
         |  候、則御鉄炮頭衆ニ被申渡候ヘハ、忝儀ニ手御座候由、被申上候て可被下由、御礼ニ御奉行所ま
鉄砲頭御礼登城  |  て登城候衆、井門亀右衛門・国友半右衛門・金守将監・西川與介・谷忠兵衛・同助太夫・竹内吉
         |                  (勝永)                        (直正)
         |  兵衛・田辺平介・西沢文右衛門・寺尾左介・荒木助左衛門・高田角左衛門・寺本八左衛門、此等
         |  之衆也
         | (規矩郡)                              (田中氏久)(加藤)          (正直)
代官出入ノ書物  |一、当郡御代官手嶋小右衛門・前田與三右衛門出入之書物、猪兵衛・新兵衛、御奉行衆三人、河喜多・
         | (慰英)
         |  仁保所ニ而、御郡代上田忠左衛門、此衆見被届候事
         |  (莵)
入牢       |一、と右衛門内者八兵衛・同女はう籠へ入申候事
         |

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■推薦、渡辺京二著「熊本県人」

2019-11-23 06:38:14 | 書籍・読書

                     978-4-905369-23-3.jpg 言視舎サイトから

 この本は2012年2月18日第一刷のものであるが再販本である。
初版は1972年とあるから、渡辺京二氏、御年32歳の頃の作品であり、今年で47年を経過しようとする作品である。
しかしながら、この再販本は全く手が加えられていないという。出版社が変わったので別途「あとがき」が加えられただけだそうな。

今では高名な著作家であり評論家である渡辺氏だが、1972年当時は全く無名で仕事がなく、谷川健一氏にすがって発刊にこぎつけたものだそうだ。
つまり渡辺氏の処女作という事になる。再販本に加筆されていないという事は、32歳の当時からかわらぬ氏のゆるぎない確信が見て取れる。
いわゆる下世話とも思える話などが面白く紹介されているが、その博識には恐れ入るばかりである。熊本人必読の書だと考える。

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