津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■藤沢周平の本

2019-11-08 17:00:42 | 徒然

 本棚整理の中で、古いダンポール箱の中から「海坂藩の侍たちー藤沢周平と時代小説ー」(向井敏著)がひさしぶりに顔を出した。
藤沢はずいぶんたくさんの時代小説を書いているが、私はそのほとんどを文庫本でよんだ。
地震後小説類をかなり処分してしまったので、藤沢作品は単行本の「三屋清左衛門残実録」と、薄っぺらい文庫本で藤沢最晩年の「静かな木」の二冊だけが残っているのみである。又、佐高信の「司馬遼太郎と藤沢周平 歴史と人間をどう読むか」という興味深い本も残っていた。
改めて向井敏の著を読んでみると、懐かしさがこみあげてくる。井上ひさしや落語家の立川談四楼が海坂藩の地図を作ったとかいう話を聞いて、当時はすっかりのぼせ上ってしまい、どうしたら手に入れられるのかと大いに考えたこともあった。それぞれ懐かしい思い出となっている。
又、図書館から全集でも借りてきて読んでみようかという気にもなっている。

そしてこの四冊を仲良く並べて本棚に配置した。

           海坂藩の侍たち藤沢周平と時代小説     「三屋清左衛門残...」の画像検索結果 (単品)司馬遼太郎と藤沢周平―「歴史と人間」をどう読むか_(知恵の森文庫)静かな木 / 藤沢周平

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■立冬の今日・・

2019-11-08 15:30:15 | 徒然

 風もなく良い天気なので、散歩をすると少し汗ばんでくる。
帰宅してしばらくゆっくりして、ふとシャワーをしようと思い立った。上ってしばらく裸のままくつろいでいると、玄関の方でピンポンと音がする。
奥方は外出中、まずいと思ってまずは「はーい」と答えて置いて、慌ててシャツを着込みドアをあける。
頭はバスタオルでふいたままで櫛も入れておらずボサボサ状態で、「まだ暑いですね」と変な挨拶をして不思議な顔をされた。
今日は立冬だというのに、わが家はベランダ側のサッシュは朝から開けっ放しである。

 誰の句か知らないが、古い作品に「物もうの声に物着る暑さかな」という句がある。(ググっても作者が判らない。)
「物もう」とは「物申す」の意、他家を訪問して案内を請うときにいう語。たのもう。ごめんください。
この言葉からも古い句であることが判るが、状況は今日の私と同じ状態であったのだろう。

短パン・半袖シャツをいつ片付けようかと思うが、なかなか思うに任せない。今頃になって少し風が出てきた。

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■細川小倉藩(68)寛永元年・日帳

2019-11-08 06:43:00 | 細川小倉藩

                         (寛永元年八月)九日

         |                          
         |     九日   両人当番 晴天 
         |
大橋網代木廻漕  |一、林弥五右衛門登城ニ而、大橋足代木御郡ニ切置申候ヲ、いそき御舟ニ而取よせ候て可被下之由被
         |      (鏡)
         |  申候、則善右衛門呼ニ遣、被申渡候事
         |             (続)
金山ニ鉄炮足軽派 |一、御金山ニ而用心之ためニ、亀介与ノ御鑓炮鉄衆四人被指遣候、竹久作右衛門・伊福八左衛門・後藤
遣        |  久兵衛・塚本権介共ニ、鉄炮之玉薬ともニ持参候へと被申付、明日ゟ参候事
         |       (買)
長崎買物ノ借銀ナ |一、長崎にて御売物ノ代銀、長崎ニ而御借銀可成之由、中野権左御請相仕候へ共、相違候て、御借銀
ラズ       |          (政直)
         |  不成候、就夫、末次平蔵・足立や才覚ニて銀子可有候間、式ア殿加判ニて借状御調給候へと申候
         |                                          (庄内)
         |  て、則りうや者を指上せ候、平蔵ゟ式ア殿へ書状参、権佐所ゟ申越候、御奉行衆へ権佐・銅飯・
         |  (加兵衛)                                                下上(飯銅)

         |  石寺ゟ書状参候、右之かね、一ケ月ニ二わり付之銀にて御座候、左候ヘハ、利分も高ク候間、い
         |                                        中津海三右衛門
         |  かゝニ候間、大坂へ銀子取ニ可被遣と、式ア殿も御登城にて御談合相済、明日小早ニ住江孫右衛
         |  門御奉行ニて、被指上せ候事                         〃〃〃〃〃
         |  〃
         |                             (仁左衛門)
舟鉄炮試射    |一、拾丁ノ舟鉄銅筒、昨日ためし候由ニ而、與次兵衛・三上宗於・安場・御横目田辺作介、かち両人
出雲製六丁ノ中合 |          (宮村)田辺城籠城衆  
格一丁      |  とも登城仕候、出雲鉄炮ハ、よけいノ鉄炮共ニ、六丁ノ内弐丁ハさけ候て、おれ申候、壱丁ハ火
         |  さらのきわニうめかね御座候而、ぬけ申候、弐丁ハ何もきす御座候而、やくニ立不申候、然而壱
弥右衛門製五丁ノ |  丁御用ニ立申鉄炮御座候、弥右衛門鉄炮五丁之内弐丁おれ申候、壱丁ハ火さらきわニ少きす御座

中合格三丁    |  候て、けむりふき出候、残而三丁ハ少もきす御座なく候、御用ニ立申候、右之鉄炮とも、薬ハ廿
         |  壱匁四分宛、出雲■筒ハ拾九匁六分玉、弥右衛門筒ハ拾九匁七部玉ニ而御座候事、
         |           于今
矢蔵住居     |一、横井左衛門、親以来〇安国寺南ノ方ノ御矢蔵ニ罷居候、御役をも仕、若キ者ノ儀ニ候間、別所へ
         |  被退候て、御留守居与之内ヲ可被置せ哉と、式ア殿今日御登城故、被尋候、尤之儀ニ候間、左衛
         |  門ハ屋敷被遣、のき候て可然候、左候ハヽ、伊佐源七を被置可然之由ニ相済候事
         |                                          又定詰之衆
江戸諸家臣ノ貸米 |一、江戸跡替り、其まゝ詰居候衆ノ借米、惣談ニ而究、触状廻シ被申候事、替り被参候衆ハ、〇廿
         |                                〃
         |  五石之内只今十五石宛、江戸ゟ披罷上候衆ハ五石宛ノ触状廻り候事

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