津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■私のチョンボ

2019-11-16 16:05:33 | 熊本史談会

           

 今日は史談会11月例会、昨日スクリーンやプロジェクターを借りるために熊本市民会館に電話を入れたら、私のミスで会場を確保できていなかった。
頭が真っ白になってしまったが、ただ一部屋和室が空いていた。これを頼んで何とか開催することが出来た。
写真のような塩梅になり、会員の皆様には大変ご迷惑をかける結果となってしまった。
写真は会員で「蒙古襲来絵詞」を所蔵しておられた天草五人衆の大矢野家のご当主である。遠い先祖は渡来人で東漢氏、永い大矢野家の歴史をご説明いただいた。
今一つは会員でドングリ博士の澤氏の「天保の飢饉と救荒食品」というテーマでお話しいただいたが、氏自らが縄文時代に遡るドングリのお菓子・ようかん、そして現代風のお菓子・ようかんをおつくり戴き、又ドングリコーヒーを焙煎してお持ちいただき、お菓子を頂戴しながら和気あいあいと時間を過ごした。
いろんな7~8種類のドングリを粉末にして木灰を入れ、何回も流水で晒して一週間以上試行錯誤された、本邦初のドングリ御菓子制作の苦労話を伺った。

ドングリを種類ごとに拾い集められたことも大作業だが、10キロのドングリで大変な作業を繰り返して、1~2キロのドングリ粉しか取れないというからなんとも氏のご苦労に感謝である。
都合2時間半、笑い声の絶えない例会で、私のチョンボもお忘れいただいたようである。両氏に感謝申し上げる。
1・2・3月の会場予約を忘れずにして終了となった。

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■豊前叢書「鵜の真似」拾い読み(1)

2019-11-16 06:05:38 | 書籍・読書

 豊前叢書「鵜の真似」は、細川家が肥後へ移つた後に入国した、小笠原小倉藩の逸事を記したものである。
旧藩時代の風俗習慣、宮本伊織など藩士の動静を伝える本書には、江戸文化と人々の生活が描かれている。
小倉藩士小島礼重が著し、武士階級に留まらずその時代の人々の日常性を伝える貴重な資料である。
      (鵜の真似‐小倉藩歴史叢書‐)
の中から、興味ある記事を抜粋してご紹介する。

  (1)熨斗目
     熨斗目始室町殿御時代宿直士貧士にて 素襖之下に妻の小袖着て出仕候処 急に戦争事出来て比類無き働き有し
     右之次第達 御教え甚だ吉例なりとて夫より士の礼服とは成し由 (以下略)

                     「熨斗目」の画像検索結果 松平資料集サイトから

                  

 

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