津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■身の丈に合わせ・・

2019-11-06 08:24:31 | 徒然

 文部大臣・萩生田氏の「身の丈に合わせて」発言が発端となり、大学入試の民間英語検定問題が先送りとなった。
来年から実施する予定のものが、五年も先の開始に変更と少々首をかしげたくなる制度ではある。民間に託す利権からみの匂いもする。
萩生田氏の将来を考えての官邸の措置だという報道もあるが、いかにも政治的でいい加減ではある。

 さて、私も「身の丈に合わせて」やればと思うことが有るのだが、この言葉がどうも差別用語扱いになったようで少々発言しにくくなった。
N君が数日前、ある古文書(K日記)を読む有志の会の機運があることを知らせてくれた。
少々気持ちが動いているのだが、それこそ実力が伴わない自分としては「身の丈」の分しかお手伝いは出来ない。
熊本には読み解かれていない史料が沢山見受けられる。「S日記」「N氏・日録」など、読み解かれれば、大いに熊本の近世史の研究に光を与えてくれると思われる。
又「永青文庫」という日本に冠たる細川家の膨大な史料が熊本大学に委託されて研究が進められているが、上記資料其の他の資料は、手が回らないから何時までも読み下されることもなく、図書館に死蔵された状態である。
古文書を読むことが出来る人材の育成を痛感するとともに、好事者が集まって「ああだ、こうだ」と議論しながら古文書を読むことも、能力を高めるには一番だと思う。
それこそやれる分をやる位の気持ちが必要だと思うのだが如何だろうか。「身の丈に合わせて」やりましょう。

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■細川小倉藩(66)寛永元年・日帳

2019-11-06 06:54:35 | 細川小倉藩

                         (寛永元年八月)七日

         |                          
         |     七日   両人詰 晴天 夜ノ五つゟ雨 
         |
蟹喰町出火    |一、昨日七つさかりニ、かにはミニ火事出来仕候へ共、頓而けし申候事            蟹喰町→大手町遺跡第13地区2点
         |    (辰珍)
津川辰珍長崎ヨリ |一、津川四郎右衛門殿、夜前長さきゟ御もとり候事
極印銀      |一、四郎右衛門殿只今登城候而、長崎之様子なと御咄候、唐人ごくい唐渡之舟も無御座候、銀子も三
         |  十貫目ほと入申儀ニ候へ共、こくいかねハやう/\六貫目所持候故、万事もとおりかね申候由
         |                           (長谷川守尚)(末次政直)
秋渡リ 春はしり |  候、もはや秋渡ハ成かね可申候間、春はしろニも可仕哉と、権六殿・平蔵へも申候ヘハ、同心之
         |            (小笠原長元)
         |  由候、とかく式ア殿・民ア殿各寄相候て、惣談可仕之由、四郎右衛門殿被仰候、式ア殿ゟ、明日
         |             
重陽ノ呉服進上ノ |  江戸へ九日呉服持進使者上せ申候間之申候間、此便ニ江戸へも言上可有之由之事
使者       |               〃〃〃
         |一、式ア殿ゟ御使、明日九日之呉服持進使者上せ申候間、御用候ハヽと被仰越候事
         |           (快寛)
流レ木漂着    |一、佐方少左衛門登城ニ而、苅田へなかれ木より申候を、上置申候、弐十人斗ニ而持申木之由被申候
         |  事、長サ三間有之 
         |            ( 弁当 )                   (  南陵  )  
銀細工ノ算用失念 |一、藤本勘五郎門登城、御へんたうニ入申銀なべニ仕候あまり銀、なんりゃうニ仕たるを、銀屋ゟハと
         |           ( 失念 )             (ママ)
         |  く請取置申候へ共、しちねん仕、利さかいすき候て
         |
玄海求菩提山護符 |一、求菩提限界ゟ、江戸へ被上ケ候御まほり、幷ニ言上之状持せ、使僧参候、御奉行衆へも書状来候
         |  事
加子召抱     |一、御加子弐人中国ゟ参候、能者ニ而候間、抱可申哉と、鏡善右衛門申候、則かゝへ候へと、被申渡 
         |  候事
長煩ノ水夫ヲ払ウ |一、長煩候て、御用ニ不立御加子七人御座候、暇を可遣之由、善右衛門ニ被申渡候事
         |             (破)
入牢人重態ニヨリ |一、御籠之御番登城ニ而、不波忠左衛門者煩申候か、以外よわり申候、多分果申かと存候由申候、此
明寰診察調薬ス  |  由式ア殿・民ア殿へ参候て、可申入之由被申渡候事、其後ミんくわんを被呼候て、薬をのませ候
         |  へと被申候而、ミんくわん脈を取ニ、籠へ参候事
         |        

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