明日来日される フランシスコ・ローマ教皇が、この写真の存在を世界に発信されたのは、昨年のお正月の事だとされる。
なんとも胸につまされる写真である。
昭和17年生まれの私からすると、少しだけ歳がはなれたお兄ちゃんと、年下の弟という感じであるから、他人ごとには思えない。
亡くなった子は、生きていれば74歳くらいか? お兄ちゃんの行方は知れないとされるが、ご存命であれば80代半ばか?
お兄ちゃんの唇をかみしめた無念の表情と、すっくと延ばされた手の指に何かしらの決意を感じる。裸足の姿がなんとも痛々しい。
この写真が語り掛ける痛烈なメッセージを肝に銘じなければならない。