津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■細川小倉藩(350 )寛永五年・日帳(十二月廿ニ~廿四日)

2020-09-18 16:24:30 | 展覧会

                      日帳(寛永五年十二月)廿二~廿四日

         | 
         |     廿二日 石本三介
         |
         |             (扶持ヵ)
弓足軽扶持ヲ放ツ |一、山内勘兵衛組の御弓之衆放をはなし、いなせ被申候ニ付、彼者母なと川口出申ニ付、勘兵衛組の
ニツキ母等女ノ川 |  小頭松尾彦兵衛参候而申候は、川口御番衆ニ申候ヘハ、出シ可申由、申候通申ニ付、則川口御番
口ノ出方 与頭判 |  之者両人召寄候而、口を開候ヘハ、今朝早天ニ小頭彦兵衛参候而、山内勘兵衛判の出切手を持参
ノ出切手     |  候而見せ申候、私とも存候は、当分在所へ参、やかて罷帰ものかと存候而、出シ可申由申候、少
         |                                      〃
         |  無念シ、他国へ居留申候ものにて候か、又やかて帰り申候ものかとも尋不申、出シ可申と申候
女ノ出シ方    |  而、迷惑仕由にてあやまり申候、惣而女出シ申候ハ、 殿様御内ニ被成御座候ヘハ、御印にて出
忠利在国中ハ御印 |  シ申候、御留守之時は、御年寄衆ゟの御切手にて出シ申旨、連々其旨を守申候へとも、右申上
ニテ出シ留守ノ時 |  候ことく、当分ノ儀にて、やかて罷下者かと存候而、無念を仕候由候間、以来能心得可申候、
ハ年寄中切手   |  大事ノ儀ニて候間、此已後能嗜候へ之由申付候而、指帰候事、
         |   (親盛)      (元明)            半斎
松野幷住江百姓同 |一、松野半斎百生と住江甚兵衛百生との公事ニ、〇召仕被申候もの、半斎百生之ひいきを仕、同前ニ
士ノ公事ニ松野家 |  公事の相手の所ニ参候而、公事ニ手伝候ものニて候故、以来為御掟、今朝御誅伐仕候由、吉田縫
来贔屓セルヲ誅伐 |  殿助登城にて、被申候事、
ス        |
竹ノ注文     |一、御舟のはしり竹 百本、但、根ほりニして、但、六寸五寸廻り也、
         |一、にか竹 五十束、但、矢蔵かき竹、弐尺五寸なわ也、
         |一、から竹 三十束、但、同なわ也、
古木■縄葛奉行へ |  右之注文、大槻久次ニ遣、久次ゟ御郡へ切かミ遣申候、きり申入ハ沢田善右衛門へ切かミ遣わ候
指令       |  也

         | 
         |     廿三日 安東九兵衛
         |
求菩提山惣中ヨリ |一、求菩提山惣中ゟ、歳暮之御札弐枚、巻数壱枝、御茶五拾袋参候
歳暮之御札巻数茶 |
ヲ上グ      |
         | 同山
南ノ坊幷地蔵院ヨ |一、御祈祷之御目録壱つ、南ノ坊ゟ、
リ祈祷目録ヲ上グ |
         | 同山
         |一、御祈祷之御目録壱つ、地蔵院、
         |  右之分、玄徳そへ、林隠岐に被相渡候へと、遣申候也、
本丸ヨリ餅搗ノ祝 |一、御本丸ゟ、御餅つき御祝として、御餅幷御すゝ参候、則松丸中諸奉行ともあつまり候て、祝申候
松丸奉行所ニ来ル |  事、
鞍持山ヨリ山ノ芋 |一、中津郡鞍持山ゟ、山ノいも一折・御札、使僧ニて被差上候、則林隠岐ニ持させ候事、
御札ヲ上グ    |
         |  (苅田、京都郡)
落真鴨ヲ上グ   |一、かん田之町ノ橋つめニ、真鴨ノ女鳥壱つ死在之由ニて、持来候、則ひかへ帳ニ付させ、御台所へ
         |  上ヶ候事、
         |  (是季)
拾得ノ白鷺ヲ鷹部 |一、長岡監物殿ゟ、白さき壱つ持せ、被成御上候、子細ハ、監物殿鷹それ申候付、たつねニ被遣候処
屋へ遣ス     |  ニ、右ノさきひろい参候由ニて、御上候、則御鷹へやへ遣候事、
 
         | 
         |     廿四日 加来二郎兵衛
         |
         |一、大坂ゟ一尾采女・国友式右衛門被罷下候事、
正月ノ祝道具積下 |一、吉田市左衛門舟ニ、正月ノ御祝道具つミ下り候を、梅田和泉・黒瀬九郎右衛門ニ被渡候へと、申
ルヲ台所人へ渡ス |  渡候、御材木もつミ下り候由申候付、守田又兵衛・井上長助ニ被渡候へと、申渡候事、
積下ル材木ヲ材木 |
奉行へ渡ス    |

 

 

 

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■第51回古書籍販売会

2020-09-18 10:48:49 | 展覧会

                 

 古書籍販売会が開催される季節になった。又目録をお送りいただいた。厚くお礼申し上げる。
51年という歴史はすごいものだが、私が初めて足を運んだのは30年ほど前のことではなかろうか?
初めて古文書なるものに興味を持ち「銀台遺事」を購入した。今では何とか読むことができるが、当時は全くと言っていいほどチンプンカンプンであった。
古書籍には随分お世話になり、本棚の主要部分に鎮座している。

この目録を眺めていると、欲しいものが随分あるが慢性的金欠病である私にとっては大いに目の毒ではある。
コロナ禍でお客様の出足が心配だが、盛会をお祈り申し上げる。

                     第51回古書籍販売会
                      期間:令和2年9月23日(水)~28日(月)
                      会場:鶴屋百貨店 本館6階 大催事場

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■ブログが御留守になって居りますが・・・

2020-09-18 10:08:56 | 徒然

 ブログ原稿のストックが無くなってしまいました。「細川小倉藩」もタイピングに二時間弱かかりますから、今日はどうしょうかと頭を悩ましています。
先にお話ししたように、現在CADで「和敬塾」の図面を書いています。
これが何とも楽しくついつい時間の経過を忘れてしまいます。ブログが御留守になりつつある原因です。
図面を作ったからと言って、単なる私の自己満足のほか何にもなりませんが・・・

少々言い訳がましく書きましたが、「細川小倉藩」は休めないナと思いますから、お昼からでもタイピングすることに致しましょう。

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