津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■細川小倉藩(357)寛永六年・日帳(一月十六日~十七日)

2020-09-25 11:29:50 | 細川小倉藩

                      日帳(寛永六年一月)十六日~十七日                 

         |       
         |     十六日  石本三介
         | 

         |                  おみき
宇佐心経会ノ祈祷 |一、宇佐宮心経会之御札・御洗米御三寸、長明院持参被申候、御本丸へ持参被仕、林隠岐へ御渡候
札洗米三寸上ル  |  へと、祐念相そへ、遣申候事、
         |一、井田小兵衛登城にて被申候ハ、今度江戸ノ御供番にて候へとも、旧冬ゟ相煩候而罷有ニ付、御供
         |        此比快気仕候間、                  重而
         |  仕不罷上候、〇御供便も候ハヽ、罷上度由被申候、〇御用之儀も候ハんまゝ、其砌御上りも可然
         |  之由申候而、差帰候事、
鏡善右衛門伜ノ奉 |一、かゝみ善右衛門尉むすこ三太郎召連候而、登城にて被申候は、いまた三太郎儀御目見え不仕せ候
公ニツキ伺ウ   |                                 (米田是季)
米田是季へ奉公ヲ |  間、懸御目候とて登城仕候、左様ニ御座候ヘハ、私手前も不罷成候間、監物殿へ奉公仕せ申度
願ウ       |  候、如何可有御座候やと被申候、此方ゟノ返事ニ、いまた御目見えも不仕候ハヽ、可然之由申
初見ナキ故可トス |                          (岩千代、松井寄之)                       ■せかれ申之由、
         |  候、幷兄むすこ、是は如御存知御目見え仕せ候而、 御岩様へ御奉公申度候由〇善右衛門尉申       
         |  候、是も御目見え仕候儀ニ候間無用之由、返事申候事、
由布院ノ真明院年 |一、由布院真明院年頭の御礼ニ参上仕候由にて、礼銭弐拾疋持参被申候、則御本丸へ被参候而、隠岐
賀ニ礼銭ヲ持参ス |  へ被渡候へ之由、申渡候事、
         |                (続重政)
知行所行ノ願   |一、続少右衛門尉登城にて被申候は、亀助知行所へ少用所御座候ニ付、罷越申度候由被申候、御越候
         |  而、御用御調候様ニと申渡候事、
         |                          (屋)
忠利ノ船上ヨリ見 |一、橋本勘左衛門登城にて被申候ハ、今度御上洛ノ時、八代嶋之内大半崎ニて、 殿様被成 御覧候
付シ屋代島ノ路地 |                                                                                         (周防大島郡)
石上ル      |  路地ノ石五三つ、今日御城へ勘左衛門持被上候事、
         |      〃

         |
         |         (ママ)       
         |     十七日  
         | 

         |一、今度大坂へ御飛脚御乗せ上之御船頭石井又左衛門尉也、
         |      (志摩答志郡)
九鬼守隆ヘノ飛脚 |一、伊勢ノ鳥羽へ被遣候御飛脚、寺本八左衛門与下野甚七・千手新左衛門与白津喜左衛門、
宇佐宮ノ作事   |一、菅村和泉登城にて被申候は、宇佐ノ御作事ニ、来ル十九日ゟ罷越之由、被申候事、
鉄炮足軽永嶺父子 |一、西村善兵衛登城にて被申候、桑原主殿与永嶺佐右衛門子、おや子いさかい仕候由にて、筑前へ参
諍ノ末伜筑前ニ行 |  候ヲとらへ、召連参候由申候、御年寄衆へ召連参、申届候へと申渡事、
カントスルヲ捕ウ |
         |                            (高月)
         |一、永嶺佐右衛門せかれ、兄弟いさかい仕、筑前の方へ参候ヲ、人留の番西村善兵衛召連参候而、事
質部屋ニ入ル   |  済候迄、しちへやニ入置可申由、御家老衆ゟ被仰付候ニ付、則入申候、就夫、しちへやの番永嶺彦
番人叔甥ノ続柄ニ |  右衛門ためニは、右之佐右衛門せかれハおいにて候故、新籠の番一宮三右衛門と申、事すミ候ま
ヨリ替ラシム   |  てかわり候而、番仕候へ之由申渡、其分ニ仕せ候事、
         |一、永野忠兵衛正月六日ニ病死仕由、五郎兵衛与次兵衛被申候事、

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■完全敗退す

2020-09-25 07:04:58 | オークション

    

 昨晩9時半前ヤフオクで、注目していた「豊後大友氏・松野系図」なるものの入札が行われた。
1,000円代からスタートして4・5人が競って3,700円くらいになった。それぞれの入札者の入札実績を見ると好事者という感じ。
締め切り前になり急にこれが一桁UP して35,000円ほどになった。
時間ギリギリに突然参加の二人が競ってのことだが、やり方といい、入札実績数といいどうやら商売人のようだ。
金欠病の爺様としては、一回も応札することもなく指をくわえて見守り、引き下がるしかない。
結果を確認しないままであるが、まだ高額になったのではないかと思われる。

 これは、熊本藩士・松野氏の系図である。「假稱松野」とか「大友義統長男」とか書入れが見えている。
各代の兄弟姉妹の名前や没年・戒名、養子先や嫁ぎ先などが書き込まれていて、史料価値が高いものである。
数葉の写真があったが、出品者も意図があってか、すべてこの写真のような状態では表示してくれていないから、残念ながらその内容すべてを確認することは出来ない。
オークションの勝者は、その情報のすべてを一人占めにし快感の極みであろう。

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