津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■細川小倉藩(354)寛永六年・日帳(一月六日~七日)

2020-09-22 17:37:47 | 細川小倉藩

                      日帳(寛永六年一月)六日~七日 

         |       
         |     六日  加来二郎兵衛 
         |
鉄行燈修繕    |一、黒瀬九郎右衛門尉・大嶋喜右衛門尉手前ゟ、鉄あんどん壱つ直させ候へと申出し候を、上林与ノ
         |   (鍛冶)
         |  かちニ直させ、上ヶ候へと申付、御そうぢの又右衛門尉ニ持せ遣候事、
御拝山講堂正月二 |一、御拝山講堂、今月二日ノ夜やけ申由座主罷出、被申候、如何様之子細ニ而やけ候やと被申候処ニ、
         |             (ママ)
日ニ焼ク     |  二日ノ夜四つ過迄法事を仕候罷下候由被申候、此方ゟ申候ハ、下々たはこ共をのミ、火をぶたさ
煙草ノ失火    |  ニ仕、やけ候ものと申候事、
         |                              (少ヵ)
到津口門番ノ下人 |一、到津口御門番村田久助登城にて申候ハ、主召遣候もの今月三日□取にけを仕候を、当町ニて見
取逃ゲ      |                                  御  
金山ニテモ盗ミ  |  付、吉田縫殿助殿ニ届申候処ニ、走申下人久助ニ被渡候、請取申候、又金山ニても少ぬすみを
         |  仕、しちニ置申由承候、右之走り人ハ私請取申候、如何可仕哉と申候間、吉田縫殿ゟ其方へ被渡
処分ハ主次第   |  候上ハ、如何様ニも其方次第ニ仕候へと、返事申、返し候事、
惣銀大坂へ運送ス |一、中津海三右衛門・川匂藤右衛門、大坂ゟ被罷下候事、但、惣銀持上り、大坂衆ニ相渡候て、下り
         |  被申候也、
         |一、佐分利兵大夫与森作右衛門・御長柄ノ六蔵、京江戸ゟ罷下候事、
         |     (多聞)
足立山多聞坊御供 |一、安立山タ門坊、年頭之御くう三寸持参申候、御本丸へ持上り、林隠岐ニ被渡候へと申渡事、

         |       
         |     七日  石本三介
         | 

         |               ヵ)大友宗麟室、奈多夫人の出自の神社
奈多宮御供ヲ上グ |一、式ア殿ゟ西村太兵衛を以、桑多之宮ノ御供之由ニ而御上被成候、右社人式ア殿迄、昨日持参申候
         |  へ共、中津へ何も御礼ニ、今日罷出候ニ付、昨夜早々中津へ遣、右御供をうけ取置申由ニて、御
         |  上候、則林隠岐へ相渡候事、
         |          (元五)                                             虎徹
         |一、志水伯耆殿ゟ、使者ニ而被申越候ハ、志水新九郎百生宇佐郡麻生村之徳丸〇牛、去年十一月四日
牛玉ヲ吐ク    |    五つ時ニ
         |  ノ夜、口ゟ玉出申由にて、被持上候、様子ハ牛煩申ニ付、のどをさすり居候処ニ、口ゟ出申候、ふ
         |  しんニ存、横山谷中村ノ神主久右衛門ニ、■右牛主徳丸と申もの相尋候処ニ、一大事之物ニ候間、
         |                       (ママ)
         |  人ニ見せ不申、其上さた仕間敷由申ニ付、隠置候申候処ニ、右之神主、中津高橋兵左衛門尉ニ右
三斎玉ヲ見ル   |  之通申候処、兵左衛門 三斎様へ被申上候ヘハ、可被成御覧候間、持参可仕旨、十二月廿八日ニ
中津領ノ物ナラバ |  被仰遣ニ付、則中津へ持参仕、 三斎様懸御目申候ヘハ、中津御領ニ出来ノ物ニ候ハヽ、可被
召上ゲム     |  召上候へ共、小倉御領ニ出キ候ものニ候間、小倉へ上候へと被 仰出ニ付、同十二月廿九日に在
小倉奉行所へ差出 |  所へ罷帰、下代小田辺四郎右衛門ニ、具ニ段々を申聞候ニ付、右ノ徳丸ニ、下代四郎右衛門持せ
ス  牛ハ三才地 |  罷出候、則うけ取置申候也、但、牛ハ三歳地あめノ由、但、男牛、徳丸虎徹ト申百生也、
あめ牡      |

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■野菜サラダから野菜スープへ

2020-09-22 09:19:52 | 徒然

 半年ほど前に奥歯を保護していた冠がとれた。特に痛いわけでもなく放っておいたが、物が詰まるようになり、爪楊枝が必需品となってきた。
最近冷たいものを飲んだり食べたりすると、しみる様になってきた。四連休の前ころからである。
処が昨晩床についてしばらくすると、強烈な歯痛に襲われた。
耐え切れず、夜中に起きだして「トンプク」があったはずだと思い薬箱をさがしてみるが・・・ない。
しばらく痛みに耐えていたが、眠り込んでしまった。

私の朝食はずっと野菜サラダ+トースト1/2枚+ヨーグルトである。血圧と高血糖対策である。
処が今朝は野菜サラダに代わって暖かい野菜スープが並んだ。歯痛のことは奥方は知らないからグッドタイミングであった。
是には一両日前私が話したことが伏線になっている。

熊本大学にノーベル賞候補ともいわれる前田浩名誉教授がおられる。
最近幻冬舎が出版した「ウイルスにもガンにも野菜スープの力」が注目を得ているらしい。

             ウイルスにもガンにも野菜スープの力   最強の野菜スープ 活用レシピ (抗がん剤の世界的権威が伝授!) 

野菜スープはコロナにも聞くかもしれないというのである。そんな話を奥方にしたのだ。

「野菜に含まれるベータカロテンやポリフェノールなど、植物性の化学物質には活性酸素を中和する働きがあり、症状が悪化するのを防ぐ。野菜を生で食べても成分が細胞内に閉じ込められたままですが、スープなどにして熱を加えると細胞壁が壊れて溶け出し、吸収されやすくなる」というのである。
先生唯今81歳、お元気で朗報が届くのを期待したい。

何はともあれ、朝夕冷え込んでくると暖かい食べ物はありがたい。ましてや暖かいスープは耐え難い歯痛のも優しくてよい。
明日はなんとか予約を取り付けて、行きつけのデンタルクリニックに行かねばならない。

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■匁銭勘定「銭弐分」

2020-09-22 07:37:09 | オークション

 昨日「■匁銭勘定の「預札」をご紹介した後、オークションで「藩札」と検索してみたら、「銭弐分」の「預」が出品されていた。
            肥後 熊本藩 錢二分 藩札 古紙幣 古文書

まだ応札は一人だが、この世界はマニアが多いから、あと五日高値を呼ぶことになるだろう。
御覧の通り大変状態も良い。ちょっと心が動くが眺めるだけにしておこう。

                  

分(ふん)は銀貨の単位で、銀一分は十分の一匁(目)である。 
これも銭に「分」という単位はないから、昨日の「匁銭」と同様のものであろう。
つまり銀弐分と同様の銭の相当額を「預」たというものであろう。
熊本藩では、このような少額(140文相当)でも「匁銭」決裁が行われていたことが伺える。

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