ようやく熱も引いたので3日ぶりに散歩に出た。熱は引いたが身体が少々ふらつくし、日影を選びながら40分ほど歩いてみた。
帰り着くとポストに、地元某市会議員の「市議会報告」なるものが入っている。
いくつかの項目の中にあったのが、写真の記事である。
道路の樹木の伐採が取り上げられている。よくよく写真を眺めるとなんと自衛隊(西ブロック)の東側の、たった今私が通った散歩道が写っている。
赤いテープを巻いた樹木を伐採するというのだ。これには全く驚いてしまった。
実は今日も、市民病院建設の際に数本のクスノキが伐採され無くなって居り、歯がかげた様にさみしくなっていて、構内にでももう少し植樹をしてもらいたいと考えた處であった。
赤いテープが巻いてあるのには気づいていたが、何のためのものかは知る由もなかった。
私の散歩コースの樹は半分以上切り倒されるのではないか・・・・何という事だ。
夏目漱石が熊本の第五高等学校(現・熊本大学)に赴任してきたのは、明治29年4月の事である。
上熊本駅頭におりたち、京町台へのぼり眼下の市街地を眺めて、「あぁ熊本は森の都だな」と言ったとされる。
(実はどうやら根拠のない話らしい。 参考:熊本県立図書館レファレンス)
深い詮索はよしておこう。以来熊本人は「熊本は森の都」と信じて疑わない。
現状は「森の都」と言えるのだろうか。緑陰を歩く爽快さが奪われてしまうことになりそうだ。