早すぎた梅雨の入りであったが、昨日・今日・明日当りは梅雨の谷間とみえ、今日などはドピーカン、30度程になると予報されている。
散歩に出て歩き出すと、すぐに長そでの服を着ていたことに後悔する。
今日は少々コースを替えてみようと思い、自衛隊の北側道路を直進して坂を上り切り、そこから左折してみた。
しばらく歩くと右手に見事に広い麦畑があり、まさに麦秋の景観である。
こんなところに歳時記の世界があるとは驚いてしまった。
やや進んで左折すると今度は広大な畑、多分水田だろうと思われるがそろそろ水を張って代掻きが行われるのだろう。
奥の方に一人畔の草刈りをしている人がおられた。
勝手知ったる道ではないが、遠くの見なれたマンションの姿を目当てに歩き続けて、地図のお世話になることもなく帰還。
随分歩いたと思ったが、いつものAコース並みの距離であったが、坂道が多く良い運動になった。
歩きながら「麦秋や 江戸へ江戸へと象をひき」という句を思い出しながら、フッと声が出てしまった。
これは長崎から江戸ヘむかう象の道中を題材にしているが、都合8回あったというから、この時期の象はいつの頃の道中なのであろうか・・・
私はと言えば、随分以前に「麦の秋 袈裟に伸びゆく機影かな」という駄句をものにしたことがある。(お粗末?)
今日の青空、刷毛で刷いたような雲が一筋、まさにジェット機の機影が似合うのになと思ったことである。