津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■明治維新と言う言葉の初出

2023-08-05 09:27:50 | 先祖附

 ふと「明治維新」と言う言葉の初出はいつだろうと考えた。私のつたない記憶力の中では明治8年ごろを覚えていたが・・・
のまんま「明治維新と言う言葉の初出」で検索してみると、OKWAVEというサイトに同じような疑問を持った方の質問「明治維新」という表現はいつ頃から。」が有り、これに対する答えが掲載されている。
これを拝見すると誠に信用に値する見事なものである。これによると「国立公文書館アジア歴史資料センター」の資料を検索すると186件がヒットし、「明治八年江華島事件善後處置 日米間難破舩救助費償還條約/1明治八年江華島事件」に関する史料が初出であろうとされる。その他膨大な資料をチェックされているが、通常使用の状態になったのは明治30年代以降が顕著であるという。
私の明治8年というのが何を根拠にそう覚えたのかは判らないが、当たらずとも遠からずである。
それまでは「御一新」であったらしいが、明治13年生まれの祖母はまさしく「御一新」の言葉で通した。

 「維新」と言う言葉自身は随分古いものようだが、明治の大改革に関して「維新」の言葉を使ったのは熊本の横井小楠で、それは万延元年に成立した問答形式の「国是三論」だという話がある。(松本健一著・明治天皇という人p80・下段)
これは原文を読んでみたいという気持ちを湧き立たせた。講談社学術文庫に熊本大学教授・花立三郎氏の解説の「国是三論」がある。
古書でもいいから購入しようと思ったら、Amazonで4,718円とある。発行当時の定価:1,265円(本体1,150円)がこのように高騰しているのには日本の古本屋でも見かけられない貴重本になっているからだろう。
図書館にはある。しかし1冊しかなく「禁帯出」本である。さあどうしたものかと思案中である。

コメント
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