昨日、ご厚誼いただいている F 様のブログ「徒然なか話」に観音坂地蔵菩薩のゆくえが紹介されていた。
こういうニュースを聞くと、ほっとさせられる。
それというのも、過日熊本史談会の若い友人N君が、「水道町の日限地蔵堂が解体されて亡くなっていますよ」とわざわざ電話で連絡をくれた。
その日限りの願い事が叶うといわれて、少なからずの参拝者があった。十月くらい前に水道町を歩いていて、別段お願いすることはなかったがふと思い出して道を替えお詣りしたことがあった。
これは民間人の所有地にあった立派なものであったが、何かご事情あってのこととは思われるがお地蔵さまには安住の地が訪れることを願っている。
台風一過、被害に遭われた皆さんにはお見舞いを申し上げます。
一方では、コロナ禍の中でなかなか規制できなかった方が、故郷の被害を心配しながら久しぶりの帰省される方もおられよう。
飛行機にしろ、新幹線にしろ、またバスや自家用車など多様である。いずれにしろ熱い最中、お気をつけてお帰り頂きたい。
窓を上げて駅弁かって帰省かな
こんな句が残るが、こういう風景は随分過去のもので地方でももう見られなくなりつつある。
新幹線の中でのワゴン販売もなくなるらしいから帰省の形は随分と様変わりした。
歳時記を見ると次のような句が見える。
水打って暮れゐる街に帰省かな 高野素十
帰省子に腹ばふ畳ありにけり 生田恵美子
ようだよな~と思わせる風景が目に浮かぶ。
帰省される皆さん、久しぶりに孫子をお迎えになる皆さん、お盆の数日の恙ないことをお祈り申し上げます。