図書館浴とは作家・出久根達郎氏の造語である。書林浴と言う言葉もあるようだが、多くの貴重な本に囲まれて雰囲気を楽しもうという訳である。
今日は午後から天気が崩れるという予報で、熊本県立図書館の開館時間を目指して朝から出かけた。
電動アシスト自転車だから、やたらと体力も使わないが・・とにかく暑い。
今日は、熊本県政史料の「目録」のコピーと、横井小楠の「国是三論」を読みたいというのが主たる目的である。
実は花立三郎氏著の「国是三論」は県立図書館に二冊あるのだが「禁帯出」なのだ。それも閉架である。
取り出してもらったが、短時間で読むのは高が知れているし、途中でほかに借りれそうで原文が紹介されている全集でもないのかと思ったりする。
段々、古本を購入しようかという気持ちに傾いて来た。文庫本なのに送料ともに5000円を超えている、現在では貴重本なのだ。
その他ニ三の本を借りて退館、江津湖を廻ってみようかとも思ったがとにかく暑くて、熱中症にならないようにと帰途に就いた。
図書館の構内には、安藤忠雄氏の設計で自らの資金で建設寄贈される「こども図書館」の建設が行われている。
シンプルなデザインの小さな建物だが、安藤忠雄氏のご厚意に感謝しなければならない。完成が待たれる。