東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

タマネギの種まき、ジャガイモの間引き、他

2015年09月15日 | 野菜:根菜

 タマネギの苗を作るため、タマネギの種をまきました。以前はタマネギの苗を購入して植え付けることが多かったのですが、ここ数年は種をまいてタマネギの苗を栽培しています。まずは、種をまくための畝を耕運機で耕しました。そして、畝にたっぷりと肥料をまいて、レーキで鞍型に畝を整形しました。

    畝を丁寧に耕運      肥料をまきレーキで整形   タマネギ品種は「つりたま
  

 タマネギ苗栽培用の畝ができあがると、いよいよ種まきです。今回種をまいたタマネギの品種は「つりたま」です。種袋の説明によると、吊りタマネギにして保存するのに適した品種とのこと。種は散まきにしました。指の間に種をつまみ、バラバラと種を落とすのです。種が一ヶ所に集まらないようにまきます。

              種が一ヶ所に集まらないように均等にまく


 種をまき終ると、土を厚さ5mm程度被せます。続いて、その上に籾殻を散布します。籾殻は保温効果があります。さらに、雨が直接土に当たらないので土の被膜ができません。そのため、発芽が阻害されることが無くなります。

    土を薄く被せる        籾殻を敷き詰める       U字支柱を畝に立てる
  

 次にU字支柱を数本挿しました。そして最後に、黒い日避けシートを被せました。日避けシートを被せるのは日差しで畝が乾燥しないためです。1週間後頃にはヒゲのような葉が発芽します。発芽後は日避けシートを外し、以降は雑草が生えないように管理します。そして11月、育ったタマネギの苗を本畑に植え付けします。

                 U字支柱の上に黒い日避けシートを被覆


 タマネギの種まきが終わると、秋ジャガイモの間引きをしました。ジャガイモは、茎の本数が多いと小さな芋がたくさんできます。反対に、茎数が少ないと大きな芋ができます。小さな芋を収穫したい時はそれでもよいのですが、私は大きめなジャガイモを収穫したいので茎の本数を3本未満にしました。

    ジャガイモの茎         茎を3本に摘茎      次々にジャガイモを摘茎
  

 茎を3本未満にし終わると、株元に肥料をまきました。そして、クワを使ってその上に土寄せをしました。暑かったのでしょう、一株の種ジャガイモが腐っていました。虫に食われた跡の傷口か何処からか菌が入ったようです。霜が降りる頃に美味しいジャガイモを収穫できます。この冬も美味しいジャガイモを食べることができそうです。

                茎を3本未満にした後、株元に土寄せ


 午後、用事があって城南に行きました。帰り道、古代米アートの田圃に行きました。すると、だいぶ穂の色が染まって、形が分かるようなりました。10月のウォーキング大会時にははっきりと形が分かるようになると思います。今年も古代米の写真展が開かれます。一昨年、去年と応募しているので、今年も応募しようと思います。

 古代米アート(北側)        古代米アート(中間)       古代米アート(南側)
  

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田布施町 城南 石ノ口方面ウォーキングの下見(1/3)

2015年09月14日 | 歴史探訪他ウォーキング

 先日、10月にウォーキングする予定の城南石ノ口方面を下見してきました。集合したのは城南公民館でした。公民館に着くと、検診用バスが二台駐車していました。城南地区の健康診断日だったようです。健康診断の邪魔にならないような場所にバイクを停めました。今回は5人で下見をしました。

  検診車が停まる公民館     周善寺近くのお地蔵様     観音堂を覗き込む
  

 10時過ぎに城南公民館をスタートしました。最初、犬田(いんだ)方面に向かいました。7月の城南宿井ウォーキング下見では周善寺に向かいましたが、今回は周善寺とは反対側の左に行きました。最初、お地蔵様を見学しました。綺麗に管理されているお地蔵様です。近隣の方々から大切にされているのでしょう。

   観音堂の石地蔵     美郷キャンプ場のメタセコイア   石ノ口公会堂近くの地蔵
  

 お地蔵様を過ぎると、平和第七十七番霊場の観音堂(大師堂)に行きました。この観音堂はざっと見て小屋にしか見えません。先日ここを通りがかった時に偶然見つけた観音堂です。かつては、巡礼者が行きかっていたのだと思います。ちなみに平和一番霊場は田布施町竹尾の光福寺です。平和霊場は、竹尾~光市~大波野~柳井市~阿月~佐賀~平生~田布施~竹尾と、約2,3日がかりの巡礼ルートです。

                                      雨がしとしと降る、城南石ノ口の了法寺


 続いて、田布施町の名木の一つと言われる美郷キャンプ場のメタセコイアを道から見上げました。道端にはトチの実がいくつか落ちていました。ここから、了法寺に向かいました。この頃になると雨が降ってきたため、笠をさしながら歩きました。途中、石ノ口公民館近くのセメント屋根に入った二体のお地蔵様を見学しました。

    了法寺の本堂      了法寺様のお接待に感謝      石ノ口円満寺に向かう
  

 雨の中、了法寺に着きました。すると、ご住職は用事でご不在でしたが、奥様にとても親切にしていただきました。お接待をいただくなど、本当にありがとうございました。同行したTさんの同級生の話題などで盛り上がりました。了法寺でしばらく談笑した後、小雨の中を円満寺に向かいました。

                   今回下見した、城南石ノ口方面

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キャベツ白菜に続き、大根の種まき

2015年09月13日 | 野菜:根菜

 キャベツ苗の植え付けと白菜の種まきに続いて、大根の種まきをしました。大根はキャベツや白菜ほど食べないので、数株分だけの種をまきました。最初、耕運機で大根の畝を作りました。そして、種をまく畝溝に鶏糞肥料をまき、クワで畝を鞍型に盛り上げました。次にレーキで畝を綺麗に整形しました。

    耕運機で畑を耕す      肥料散布後、畝を立てる   レーキで畝を鞍型に整形
  

 キャベツや白菜を育てる畝に黒マルチを張り寒冷紗を被せました。しかし、大根を育てる畝には黒マルチをしませんでした。大根は、比較的早く育ちますし雑草に強いためです。発芽後に除草して、一本立ちにする頃にもう一度除草すれば、以降はウイルスなどの病気にさえかからなければ丈夫に育ちます。まずは、ちゃんと発芽して欲しいと思います。

               株間約30cmの間隔で大根の種まき


 今回種をまいた大根の品種は新八洲です。今一番多く栽培されている青首大根ではなく、昔よく栽培されていた大根に近い品種です。なお、同じ畝にのらぼう菜と呼ばれる関東地方でよく栽培される青菜の種をまいておきました。この青菜は、苗が育てば別の場所に植え替えする予定です。

 今回種をまいた大根品種    一穴に5粒程度種まき    種をまき終った大根の畝
  

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楽しかった、ウォーキング仲間とのミニ懇親会

2015年09月12日 | 歴史探訪他ウォーキング

 一昨日、城南の石ノ口,犬田方面ウォーキングの下見をしていた時、ミニ懇親会をしようと急遽決まりました。私は勤務予定でしたが、夜は空いていました。そのため、参加することにしました。当日午後18:30頃、平生の一膳に着くと仲間達も着いた直後でした。中に入ると、子供達の賑やかな声が聞こえてきました。子供達やその親による懇親会もあるようでした。その隣の部屋に案内されました。

               懇親会が始まった直後、近況の話題などで和む


 最初は子供の頃の話題や最近のウォーキングなどの話題などで和みました。そのうち美味しいお酒や料理が次々に出てくると、気分は一気に最高潮に。途中K君が来ました。城南公民館祭りは10月4日とのことで、9月27日のウォーキングと重ならないことが分かり、皆さん安堵しました。
 21時過ぎにお開きとなりましたが、最後に出たチャーハンがとても美味しかったです。ごちそう様でした。お開き後、私は婆様が煩いので帰ることにしました。皆さんは引き続きカラオケに行って楽しみました。私が我家に着くと、リンちゃんがすり寄ってきました。ただいまリンちゃん。

           このあと、みなさんはすぐ傍のカラオケ店へLet's Go!

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田布施町 麻郷方面ウォーキング実踏調査(2/2)

2015年09月11日 | 歴史探訪他ウォーキング

 麻郷公民館に着くと、少しばかり休憩しました。ウォーキング大会では2人が待機しているそうです。一人は参加を確認する係、一人はハンコを押す係ではないかと思います。なお、看護師さんがコースを巡回するそうです。10分位休憩後、トイレを済ませて歩き始めました。

           10分程度休憩をした麻郷公民館


 麻郷公民館を出ると、しばらくは平生町の箕山を右手に見ながらひたすら歩きました。私が子供の頃は田園が広がっていましたが、今は太陽光発電,携帯のアンテナ.そして耕作放棄の田が目立ちます。平田川も昔と変わりました。茅が川沿いに茂っていましたが、今はその名残が残っています。流れの中を見ると、フナやハヤなどの川魚が元気よく泳いでいました。それは昔のままです。

  麻郷神社で栗拾い     国木田独歩仮寓跡     旧麻郷中学校碑
  

 平田川と別れると、鳥越地区の道を麻郷神社に向かいました。この神社は元々は麻郷護国神社と呼ばれていました。幕末の四境戦争時に周防大島で活躍した第二奇兵隊士が弔われています。さらに、日清,日露,そして太平洋戦争で亡くなった方々も弔われています。毎年4月1日に祭礼が行われています。この麻郷神社の石階段に、栗がたくさん落ちていました。

          最後に訪れた浮島神社(別名ひねきり明神)


 麻郷神社を出ると、高塔地区の道に入りました。しばらく歩いていると、国木田独歩仮寓碑があります。明治時代、この高塔地区(当時は下山)にあった吉見家に独歩は仮寓していました。彼の作品「帰去来」に、高塔山に登って遊んだ話が出てきます。なお、吉見家は、江戸時代に大野毛利を創家した名家です。
 国木田独歩仮寓跡碑をちらりと見た後、どんどん歩いていると麻郷中学校碑が見えてきました。今年は田布施町合併60周年ですが、まさに60年前の合併時までここに麻郷中学校があったのです。私が子供の頃、旧麻郷中学校の建物がまだ残っていました。当時の高塔地区子ども会で、建物の壁を利用して野外映画が放映されていた事を覚えています。その後、建物は壊され養鶏場になりました。

 句碑「松の花降りかかる  1時間程度昼食休憩    傷みが進む川添寮
  この石 かつぎ上ぐ」
  

 国木田独歩仮寓跡碑を過ぎると、田んぼの中を歩いて、最後に先日祭礼に参加した浮島神社に行きました。ここには江良碧松の句碑「松の花 降りかかるこの石 かつぎ上ぐ」があります。その句が刻まれている力石は、大きくないため知らない人が少なくありません。浮島神社で昼食休憩を取りました。そして、川添寮を見学後、ゴールのスポーツセンターに向かいました。今回の実踏調査ウォーキングに参加された方々、お疲れ様でした。

    今回踏調査した、第5回田布施町ウォーキング大会の寺社コース

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田布施町 麻郷方面ウォーキング実踏調査(1/2)

2015年09月10日 | 歴史探訪他ウォーキング

 10月17日に第5回田布施町ウォーキング大会が開催されます。去年、私は古墳コース(9km)を歩きました。今年は道路工事のため、大橋コース(6.8km)が寺社コース(7km)に変更されました。その寺社コースを歩くことになりました。今回、その寺社コースを調査のため実踏してみました。スタート場所は田布施町スポーツセンタ―で、スタート時刻は10:00です。以前歩いた麻郷ウォーキングと重なるコースです。

    スポーツセンターを出発      常楽寺を左手に見て      尾迫の市場跡
  

 スポーツセンターを出ると、横断歩道を渡って常楽寺を左手に見ながら歩きました。途中、PomPaテニス英国大志館に沿う道をどんどん進みました。そして、市場跡の交差点を右に曲がりました。ここに市場があったことを知る人は、今何人いるでしようか。さらに進むと道の右端に改道記念碑が建っていました。大正12年建立です。

 改道記念碑 大正12年建立   クロガネモチの大木      江良碧松生家とイチョウ
  

 改道記念碑から少し進むと、竹重地区への向かう道が右へ伸びています。その道の100m位先に、田布施の名木の一つであるクロガネモチの大木があります。その大木を右目にどんどん高松八幡宮方面に歩きました。数百メートル歩くと、左手に江良碧松の生家が見えてきました。

               江良碧松の句碑「月はまろし水の中にてもまろし」


 江良碧松の生家はかつて、茅葺き屋根でした。しかし、今はトタンで屋根が覆われています。その生家の片隅にイチョウの木があります。ウォーキングしながら、屋根の上にそのイチョウを見ることができます。ところで、江良碧松の三男さんと私の父は森林組合で仕事を一緒にしていたそうです。その三男さんに、木の伐採などをお願いしたことがあったそうです。

     改道記念石碑       伊佐里峠への道          南平和巡礼長福寺
  

 江良碧松の生家からしばらく進むと、江良碧松句碑があります。「月はまろし水の中にてもまろし」と刻まれています。この句碑、地域の方々が大切にしておられるようで、いつもきれいに清掃されています。その句碑から200m位進むと、左手に改道記念石碑があるのが分かります。江良碧松(江良松蔵)の名前も刻まれています。その近くに伊佐里峠へ向かう道があります。

   高松八幡宮の大鳥居     西円寺の立派な石垣     改道記念碑 大正11年
  

 さらに進むと、長福寺があり高松八幡宮の大鳥居が見えてきます。ここは、このコースの一番高い場所です。後は、麻郷公民館に向かって坂を下ります。途中、西円寺と改道記念石碑があります。しばらく道を進むと、麻郷郵便局が見えてきます。麻郷公民館はすぐ近くです。

        今回踏調査した、第5回田布施町ウォーキング大会の寺社コース

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白菜の種まき作業、秋ジャガイモ発芽

2015年09月09日 | 野菜:葉菜

 キャベツ苗の移植が終わり、今度は白菜の種まきをしました。去年は苗を移植して栽培したり種まきして栽培したりしましたが、今年は畑に直接種まきして栽培するだけにしました。白菜は秋冬に欠かせない野菜です。炒めても、煮ても、漬物にしても良い、万能野菜です。ただ、我家で作り過ぎたことがありました。例えば、一昨年漬物をたくさん作りましたが、我家2人には多すぎました。その時はだいぶ捨ててしまいました。それ以降、12株程度の白菜を育てています。

                白菜の種をまく畑を、耕耘機で何度も往復して耕耘


 白菜の種をまく畑には小さな草がたくさん生えていました。そのため、耕運機で畑を何度も往復しながら耕しました。そして、種をまく畝に筋を付けました。その筋に、鶏糞肥料や化成肥料を入れました。続いて、その筋にクワで周りの土を寄せて盛りました。さらに、レーキを使って鞍型になるように整形しました。

 畝筋に鶏糞肥料を入れる    クワで山型に土を寄せる     レーキで鞍型に畝を整形
  

 畝が綺麗に鞍型になると、筒状に巻かれた黒マルチをほどくようにしながら畝上に展開しました。そのままでは風などで飛んでしまいます。飛ばないように黒マルチがピーンと張るように両側に土を寄せました。そして、寒冷紗を支える竹製のU字支柱を畝に挿しました。

 黒マルチを畝に展開        ピーンと張るように土寄せ   竹製U字支柱を挿す
  

 次に、ようやく白菜の種まきです。最初、50cm位の間隔で黒マルチに穴開けをしました。そして、その穴に種をまいていきました。一つの穴に5粒程度の種をまきます。発芽後2回に分けて間引きをして、最後に一本立ちにします。順調に育てば12月には美味しい白菜が収穫できるはずです。

                              黒マルチに穴を開け、一つの穴に5粒程度の種をまく


 今年種をまいた白菜の品種は「冬峠」です。柳井園芸に行った時、たまたま見つけた白菜です。種袋を見ると、厳冬期に畑に置ける冬越しに強い品種のようです。種まきが終わると、種の上に薄く土を載せました。そして、寒冷紗を畝を覆うように張り、周りに土寄せをしました。一週間後には発芽すると思います。さて、今年はどんな美味しい白菜が収穫できるでしょうか。とても楽しみです。

    白菜「冬峠」の種袋       寒冷紗を畝に張る     寒冷紗の周りに土寄せ
  

 白菜の種まきが終了後、畑を見回っていると先日種ジャガイモを植えた畑の一部が発芽で盛り上がっていました。そして、その近くに発芽した秋ジャガイモを見つけました。無事に発芽したようです。夏に植える秋ジャガイモは、害虫や病気にやられることが少なくありません。このまま9月,10月と順調に育つと、霜が降りる頃の12月初旬には美味しい秋ジャガイモを収穫できると思います。秋ジャガイモは夏ジャガイモに比べて収量は多くないのですが、新鮮な採りたてジャガイモは格別です。

                  無事に発芽していた秋ジャガイモの芽

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美味しい栗カボチャと種食いカボチャの人工受粉作業

2015年09月08日 | 野菜:果菜

 我家では、2種類のカボチャを栽培しています。一つは栗カボチャです。ややねっとり系の甘い小さ目のカボチャです。てんぷらにすると最高です。もう一つは、今年初めて栽培している、主に種を食べるカボチャです。もともと、カボチャは種が大きいので種を食べることができます。炒って食べるようです。最近パンに使われているのをよく見ます。

                 よく茂った種食いカボチャの大きな葉


 このところ雨が多いためか、カボチャの実がなかなかできません。花びら内に水が溜まって腐る雌花ばかりです。このため、人工授粉をしてみることにしました。最初に、花が開いている雄花を探します。雄花はあちらこちらで咲いているためすぐ分かります。花びらを開くと、アリやマルハナバチが入っていることがあります。ハチは、ミツバチではなくマルハナバチが多くいました。

  咲いたカボチャの雄花      雄花の中にいるアリ     雄花に入るマルハナバチ
  

 雄花を根元でポキンと折って取り出しました。アリがいた場合は息を吹きかけて追い出します。そして、花びらを剥いで、雄花の雄しべをむき出しにします。これで、人工授粉の用意はできました。次に、雌花を探します。

  葉の上にとまったバッタ   花びらを剥いでいる雄花   花びらをすべて剥いだ雄花
  

 雄花はカボチャの葉の上の方に出ていますのですぐ分かります。しかし、雌花はカボチャの葉の下にひっそりと咲いています。そのため、葉をめくりながら探しました。すると、数個の雌花がありました。雌花の花びらを剥がして、雄花の雄しべを雌花の柱頭に擦りつけました。これで人工授粉の終わりです。ただ、今日はマルハナバチがよく飛んでいたので、人工授粉をする必要はなかったかも知れません。

                  雄花の雌しべを雌花の柱頭に擦りつける


 ところで、自然授粉で2個の種食いカボチャの実が大きくなっていました。一つはソフトボール大、もう一つはラグビーボール大の大きさです。他に数個の雌花がありました。まだ花が散ったばかりなので実が大きくなるかどうかは分かりません。3日後に台風がまたやって来そうです。風が吹くとカボチャの葉が寝そべるように倒れます。台風が反れてくれると良いのですが。

  花びらが散った雌花    ソフトボール大のカボチャ   ラグビーボール大のカボチャ
  

 私が好きな栗カボチャも大きくなっています。肥料が無くなってきたのか、所々黄色が目立つようになった葉です。ソフトボール大の実が一つ、直径2cm大の実が6個ぐらい実っていました。全部は大きくならないでしようが、4個ぐらい大きくなればなあと思います。この様子だと10月初めには収穫できそうです。このカボチャ、初春まで軒下で保存できます。

  栗カボチャの茂った葉   直径2cm程度の栗カボチャ  ソフトボール大の栗カボチャ
  

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田布施町郷土館 石臼を修理して小麦を挽く

2015年09月07日 | ふるさと



 田布施町郷土館にはいろいろな昔の道具があります。地域の子供達にこれらの道具を体験する機会を設けています。その道具の中に石臼があります。しかし、手で回す取っ手が壊れていたため使うことができませんでした。今回、その取っ手を修理しました。前回は取っ手に使うため板を張り合わせしました。なお、石臼本体(上臼と下臼)の目立て直しもしています。

  図面に合わせて糸鋸で板を加工    取っ手を石臼に固定する穴を開ける
 

 石臼に取っ手を固定する方法には大きく二つの方法があります。石臼の穴に取っ手を楔を使って打ち込み固定する方法、そして石臼に竹皮などで巻き付けた力で取っ手を締め付け固定する方法です。私は、後者に近い新たな方法で取っ手を固定しました。もちろん、楔や接着剤はいっさい使いません。

竹皮の代わりにシュロ縄  取っ手の軸より大きな竹筒  シュロ縄で取っ手を締付け
  

 私は、竹皮を使うような竹細工技術を持っていません。このため、竹皮の代わりにシュロ縄を使いました。最初、水に濡らしたシュロ縄で取っ手を縛り付けました。シュロ縄が乾燥すると縄が縮むためさらに締め付け力が出ます。この方法は、私オリジナルの取っ手固定方式ですが思いのほか良好でした。

       取っ手を修理した石臼を使って、小麦を挽くN館長


 ついでにもう一つ工夫しました。取っ手軸の直径より大きな竹筒を取っ手に被せました。こうすると、取っ手を滑らかに回転させることができるのです。取っ手を修理後、実際に小麦を挽いてみました。私が先日脱穀して天日乾燥した小麦を使って挽きました。石臼はとても効率が悪い製粉機です。小麦粉を少しずつ少しずつ入れることが大切です。一度にたくさん入れると粉にならず回転に力がかかります。昔の人は、石臼で辛抱する心が磨かれた言います。2,3度繰り返して挽けばとても良い小麦粉になります。

   少しずつ小麦粒を入れる         二人で挽くと回転が楽
 

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大豆と小豆の株元の草取り、メダカ他

2015年09月06日 | 野菜:豆類ほか

 先日、耕運機を使って大豆と小豆の畝間を除草しました。しかし、耕運機では畝間の除草はできても株間の除草はできません。今回、株間の除草を手伝っていただきました。特に、EMさんは早めに来ていただいて実質半分近くの大豆や小豆の株間除草をしていただきました。ありがとうございました。また、草刈機で付近の草を刈ってくれたA君ありがとう。

             大豆(右)と小豆(左)の前に坐り、手で株間の雑草を抜く


 途中からETさんが除草に加わりました。そして、12時前には大豆と小豆の株間の除草が終わりました。ETさんに作ってきていただいたおにぎりなどを食べながらお昼休憩にしました。おにぎり等ありがとうございました。私はお菓子を数点持ってきました。木陰で、近況について談笑しながら楽しくお昼を過ごしました。

      株間除草をするEMさんとETさん       木陰で談笑しながらお昼休憩
 

 大豆と小豆の除草が終わると、M君の家にいきました。メダカを数匹もらうためです。我家のバケツ稲にボウフラがたくさんわいているための対策です。メダカをいただきありがとうございました。さっそくメダカ達はボウフラを食べています。その後、車修理やリコールの予約をしていた柳井市の車販売店に行きました。修理に2時間かかるとのことでした。その2時間を使って最初柳井園芸に行きました。そして、大根,白菜,そしてタマネギの種を購入しました。種を購入すると次に、使わないスマホの有料アプリを削除してもらうためauのお店に行きました。その後、近くのスーパーで時間をつぶしました。車の修理が終わると、母親に頼まれていた買物を済ませて我家に帰りました。

  メダカを入れたバケツ苗     購入したいくつかの種     auショップに寄る
  

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田布施町 麻郷 ふるさと会の夏祭り反省兼懇親会

2015年09月05日 | ふるさと

 勤務終了後の18:00に、とあるお寿司屋さんで麻郷ふるさと会の打ち合わせがありました。皆さんが集まると最初に乾杯です。私はお酒を飲めないため、ノンアルコールビールで乾杯しました。乾杯後、各地域の嵯峨音頭の調査報告や、今後の予定などの発表がありました。そして、世界ジャンボリーでの嵯峨音頭披露夏祭りなどについての反省会もしました。

           ふるさと会の夏祭り反省兼懇親会を始めるにあたり乾杯! 


 各地域の嵯峨音頭の調査報告の時、私は城南小学校で行われた盆踊り大波野の誓立寺で行われた盆踊りについて少しお話をしました。今後の予定は、高松八幡宮の秋祭り での太鼓演技、そして麻郷小学校運動会での太鼓演技です。なお、私は仕事の関係で今年も運動会には参加できそうもありません。賑やかで楽しい懇親会が終わると、一歩締めして散会になりました。

各地区の嵯峨音頭調査報告     楽しく賑やかな会話       最後に一本締め
  

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今年も、栗の収穫を開始

2015年09月04日 | 樹木,果樹

 一昨日、我家の畑を歩いていると栗のイガが落ちているのに気がつきました。上を見上げると、栗の木にたくさんの実がありました。忘れていましたが、栗の収穫時期に入っていたのです。地面の草をかき分けると、他にもたくさんの栗が落ちていました。食べられそうな栗もあれば、虫食いの栗もありました。1週間ほどした9月中旬になれば、食べられる栗ばかり落ちるようになります。

            実がたくさんついた栗の木、丸は今にも落ちそうな栗の実


 今頃落ちる栗を観察すると、栗がいろいろな生き物を育てていることが分かります。例えば、栗の実を開くと白い蛆虫がいることがあります。この蛆虫をそのままにしておくと、クリシギゾウムシなどの甲虫となります。この小さな蛆虫はかつて釣り餌として使われていたそうです。また、その昔は鉄砲虫(カミキリムシの幼虫)と同様に昆虫食として食べられていたそうです。昔は貴重な蛋白源だったのでしょう。

                                     落ちていた、イガに包まれた栗の実


 私は鉄砲虫や蜂の幼虫ぐらいしか食べたことがないのですが、栗に潜む蛆虫も甘いクリームのような味がするのではないかと思います。どんぐりにも似たような虫がいます。これからの季節、冬を迎える昆虫たちを観察するには最適な季節となります。

 虫に食われ穴だらけの栗      虫が出た痕跡の穴      食害なしの栗、夕食に
  

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家庭菜園、秋キャベツ苗の植え付け作業

2015年09月03日 | 野菜:葉菜

 朝から草刈りしたり、耕運機で畑を耕したりしました。9月は作物を作るにあたって大切な時期です。そのため忙しいのです。10月は冬に向かって急激に寒くなります。そのため、10月以降に種まきする野菜は限られてきます。そのため、9月はいろいろな秋冬野菜の種まきをしたり苗を植えたりする大事な季節なのです。栗などの木の実の収穫とも重なり、忙しい時期となります。

  残したジャガイモを掘る      出てきたジャガイモ      今日収穫したジャガイモ
  

 午前中草刈りや耕耘をしましたが、午後は夏に掘り残したジャガイモを収穫しました。そして、その場所に秋キャベツの苗を植えることにしました。その場所を丁寧に耕運機で耕して、キャベツ用の畝に切り替えました。本来ならば雨が降った3日後頃が土が適度に乾いていて最適なのです。しかし、これから仕事などで忙しくなり、また最近は雨続きで天候が読めません。昨日雨が降って土の湿り気が強かったのですが、キャベツ苗の植え付け作業をあえてしました。去年も同じ頃、キャベツの苗を植え付けしました。

         昨日雨が降ってやや土の湿り気が強いものの、耕運機で畑を耕す

 秋キャベツ用の畝が出来上がると、近くの園芸店に秋キャベツの苗を買いに行きました。実は8月初めに種を蒔いて苗を作っていたのですが、猛暑の中うっかり枯らしてしまいました。購入したキャベツの品種は「おきな」です。耐暑・耐病性に強く、定植後60日位で1.5kg位に太る早生種とのこと。早ければ11月に収穫できるようです。

  定植位置決め用の紐       鶏糞肥料を畝にまく      肥料の上に土寄せ
  

 苗を購入して帰ってくると、苗を植える位置を決めるための紐を張りました。そして、植え溝に沿って鶏糞肥料を入れました。肥料を入れた後、その上に土を被せました。
 ところで、キャベツや白菜などの葉物野菜は肥料の効果が顕著です。逆に、サツマイモなどのように葉ではなく芋を太らせたい場合は肥料はあまり入れません。芋類に肥料を施すと、葉ばかり茂って肝心な芋が太らないからです。

           肥料を入れた後に土を被せ、レーキを使って畝の形を整える


 土を被せた後、レーキを使って畝を鞍型に整えました。鞍型に整え終わると、黒マルチを張りました。ロール状になった黒マルチを畝に広げると、両端を石かレンガで固定します。そして、両脇にクワで土を寄せるようにします。このようにして黒マルチを畝に張りました。
 黒マルチを張ると、雨は畝の両脇に流れ落ちます。また、黒マルチは雑草が生えにくい利点があります。今は暑いのですが、晩秋になると寒くなります。しかし、黒マルチを張っていると保温・集温効果のため土が暖かくなり、野菜の成長に良い効果があります。私は一年を通して黒マルチを多用しています。

  黒マルチを広げる         黒マルチの脇に土寄せ    竹のU字支柱を挿す
  

 次に、寒冷紗を支えるためのU字支柱を畝に刺していきます。このU次支柱は3年前に竹で自作したものですが、かろうじてまだ使えます。1本だけ折れてしまいましたので、もうそろそろ新しく更新する必要があるU字支柱です。

                  秋キャベツの苗を1本1本丁寧に移植


 畝にU字支柱を挿し終わると、購入した秋キャベツの苗を1本1本丁寧に植え付けて行きました。今回は15個の苗を植え付けました。植え終わるとジョロで水をかけました。最後に、虫除けの寒冷紗を畝の上に被せました。そして、寒冷紗の両脇に土寄せして固定しました。これで、秋キャベツの植え付け作業は終わりです。
 これからの時期、秋の大物野菜である白菜,大根,タマネギなどの種を次々に蒔こうと思います。忙しい9月になりそうです。ところで、秋キャベツの苗が数本余りました。近くに住むEさんにもらっていただきました。

   ジョロで水をかける       寒冷紗の両脇を固定      寒冷紗の中の苗
  

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古いクラウン製トランジスタラジオ HT-70の修理(5/5)

2015年09月02日 | 古ラジオ修理工房



 この古いクラウン製トランジスタラジオ HT-70の修理履歴です。それぞれをクリックしてください。
  修理(1/5) 修理(2/5)  修理(3/5) 修理(4/5)
  修理(5/5)

 このところ雨が続くため、しばらく止めていたラジオの修理を再開しました。再開したのは古いクラウン製トランジスタラジオ HT-70の修理です。ラジオの故障原因はだいたい1ヶ所のことが多いのですが、このトランジスタラジオは3ヶ所もの故障(①周波数変換回路,②検波回路,③低周波増幅回路)がありました。このため、修理に少し時間がかかりました。

              修理したトランジスタラジオの回路基板を筐体に戻す


 電子回路の修理は既に終わっているので、回路基板を筐体に入れて修理は終わりです。このラジオは真空管ラジオの形を引きずっています。底にある二ヶ所の穴からネジを通して、基板と筐体を固定します。回路基板を固定すると、スイッチ兼音量つまみ,音質調整(トーンコントロール)つまみ,そしてチューニングつまみを取り付けました。

  電子基板を筐体に挿入      底の穴からネジを通す     各種つまみを固定
  

 次に、電子基板から伸びたアンテナ線を外部端子に接続しました。そして、筐体に付いたスピーカーに音声出力端子を接続しました。携帯用ラジオと違い、据え置き型ラジオは音質が命です。そのため大型のスピーカーを使っています。最後に電源BOXを筐体に取り付けました。このラジオは据え置き型であるにも関わらず、100V交流電源を使っていません。長持ちするように、単1電池3個直列を2組並列にしています。

  外部アンテナ端子に接続   音声出力をスピーカーに       電源BOXを納める
  

 ラジオが治ったことを確認するため電源用電池を入れました。電源スイッチを入れて音量を少しずつ上げるとサーっと言うホワイトノイズが聞こえるようなります。その状態でチューニングつまみを回すと、次々にラジオ放送を受信することができました。このため、トラッキング調整は必要ないようです。各つまみは正常に動作しました。ややAGCの効きが悪いように思いましたが、実用上問題ありません。このラジオ、音質が良いのでこれから毎日聞こうと思います。

               最後に、ラジオの顔である表面を綺麗に拭く

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トウモロコシの害虫(アワノメイガ)を退治

2015年09月01日 | 野菜:果菜

 古いタイプのトウモロコシ(硬質)を無農薬で栽培しているのですが、害虫特にアワノメイガに今年も困っています。その対策のため、毎日のようにトウモロコシ畑を見回っています。注意して観察するのは雄穂と茎です。雄穂が倒れていると100%アワノメイガが茎に侵入しています。また、雄穂が倒れていなくても茎に侵入痕があると、やはり100%アワノメイガが茎に侵入しています。

      倒れたトウモロコシの雄穂            害虫アワノメイガの侵入痕
 

 害虫であるアワノメイガの茎への侵入を確認すると、新入痕の数cm下をばっさりと切断します。こうしないと、いずれ食用にする雌穂に侵入するのです。新入痕すぐ近くの茎を割ると、中から害虫であるアワノメイガが出てきます。こんな風にしながらトウモロコシの害虫を退治しています。無農薬でトウモロコシを栽培するためには、手を使って直接害虫を退治するしかありません。

      茎を折ると中から害虫が              茎を切断後のトウモロコシ
 

 このようにしてトウモロコシの害虫を退治しているのですが、それでも実に入られることがあります。実に入られると、実だけを食い荒らされてしまいます。農薬を使えば楽に防除できるのでしょうが、広くないトウモロコシ畑ですので手で防除しています。
 スイートコーンではないため、とても硬質の実ができます。焼いて食べると、昔懐かしい味が美味しいトウモロコシです。とても実が硬いトウモロコシですので、製粉してコーンスープにして食べようかなと思っています。団子にしても良いかも知れません。

                  害虫にやられず育っているトウモロコシの実

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