草刈りをしていると足の底につんつん当たるものがありました。タケノコです。周辺を見渡すとあちらこちらにタケノコが出ていました。タケノコが出る季節になったのです。そう言えば、数日前に行った交流館でタケノコをたくさん売っていたのを思い出しました。
タケノコ、つるはしで掘り起こして息子夫婦に贈りました。あく抜きが大変でしょうが食べてくれる思います。余れば、実家や近所に分けるのではと思います。
つるはしを使って足元のタケノコを掘り出す
今回掘り起こしたタケノコは食べたり贈りますが、今後出て来るタケノコは全て蹴り倒しい処分します。そうしないと我家前の畑は竹林になってしまいます。今後一ヶ月位はタケノコを蹴り倒す作業になります。もったいないような気がしますが、全て食べるには多すぎますので。なおタケノコ数本をもう少し成長させて、皮だけを採集しようと思います。細工に使えないか考えています。
息子夫婦などに贈ったタケノコ 贈るタケノコを段ボールに
数日前に雨が降ったからでしょうか、しいたけのほだ木からしいたけの傘がたくさん伸びていました。私が栽培しているしいたけは、買わなくても自給できる程度の量です。
今朝収穫したしいたけは、さっそく私の朝食になりました。私の朝食はほぼ決まっています。ほとんどが野菜炒め,食パン,そしてコーヒーかミルクです。畑に行って抜いた野菜にお肉と今回収穫したしいたけを加えました。採れたてのしいたけはこりこりして美味しいこと。
ほだ木から採ったばかりのしいたけ、さっそく朝食に
ほだ木をよく見ると、小さなしいたけが次々に出ています。2週間程度は毎日食べることができそうです。巨大な笠をステーキのようにして食べることができるとのこと。しかし、私は野菜に入れてだけ食べています。
しいたけは1年2度収穫できます。次の収穫はこの秋になると思います。年によっては収穫量が多い時があります。そんな時、食べきれなかったしいたけを干ししいたけにしています
大き目のしいたけを手もぎ 次々にしいたけが出ている
11月になってしまいましたが、今年最後の春野菜の種まきをしました。絹さやエンドウ豆とソラマメです。両者共に種には緑色の殺菌剤が塗布されていました。スナップえんどうとグリーンピースは今年は栽培を止めました。
以前は10月末に種をまいていました。しかし、最近は温暖化のためか10月に種をまくと芽が育ち過ぎてしまいます。そのため、冬の間に芽茎葉が傷むようになりました。そのため11月上旬に種をまいています。
絹さやエンドウ豆の種を約30cm間隔で蒔く
11月下旬には発芽するのではないかと思います。両者ともに冬は何もすることはありません。しかし、春になってからが忙しくなります。絹さやエンドウ豆は上に絡みついて伸びるように支柱を立てます。ソラマメは倒れないように支柱を立ててから、細い棒か紐で支えます。
来春には美味しい絹さやエンドウ豆の鞘とソラマメを食べることができると思います。
ソラマメの種まき 絹さやエンドウの種 ソラマメの種
ソラマメの鞘が大きくなり茎から垂れ下がるようになりました。表面も薄く茶色に染まってきました。これは収穫の合図です。食べる分だけの鞘をもぎ取りました。鞘を開けると、丸々と太ったソラマメが顔を出しました。今夜このソラマメを軽く塩ゆでして食べました。
塩ゆでする前に鞘からソラマメを取り出す
私が子供の頃、ソラマメが大嫌いでした。私の祖母は、炒った硬いソラマメを私にくれるのです。カラカラに炒ったソラマメはとても硬く噛むのが大変でした。祖母は、噛むほど歯が丈夫になると言っていました。何度も噛んでやっとの思いで砕くと、少し塩味が効いて美味しかったものです。お菓子をなかなか買ってもらいない時代、これが私のおやつでした。祖母とソラマメの思い出です。
丸々とした鞘 美味しそうなソラマメ 食べる分だけ収穫
品種の違いによりますが、シイタケは年二回の収穫時期があります。その春の収穫時期を迎えました。原木にはシイタケがたくさん生えています。雨が降って湿気が強くなるほど生えます。これからもどんどん生えるのでしょう、芽のようなふくらみが原木のあちこちに出ています。しばらくはシイタケ三昧の日が続きそうです。
原木に生えるたくさんのシイタケ
シイタケにはいろんな料理があるようですが、我家はバター炒めで食べることが多いです。料理下手な私ですので料理の幅が狭いのです。ところで、シイタケの原木を二本転がしています。3月末にやってくる孫に、シイタケ菌を植えさせようと思っている原木です。去年の春に菌を植えさせた原木がありますが、まだシイタケは生えていません。早くてこの秋に生えると思います。
次に生えるシイタケ 去年菌を植えた原木 菌を植える2本の原木
数日前、伐採後に乾燥させていたクヌギの原木をローダー付きトラクターで我家に運搬しました。その原木に、しいたけを栽培するための植菌作業をしました。次のような手順で植菌作業をしました。以前は電動ドリルだけではなく打ち込み専用の金槌も使っていました。
①電動ドリルで穴開け(径9mm)
②開けた穴にしいたけ菌の駒を挿入
③駒を金槌でたたいて穴に打ち込む
④原木を半日陰の場所に移動して立てる
⑤日が当たらず湿り気を保つように、黒い寒冷紗をかける。
①~③を繰り返してクヌギの原木全体にしいたけ菌の駒を打ち終わると、④⑤に進みます。原木の数ほど①~⑤を繰り返します。しいたけ菌を打ち込んだ原木、早ければ一年半後の秋には最初のしいたけを収穫できます。
クヌギの原木に穴あけ後、しいたけ菌の駒を打ち込み中
去年は直径10cm程度の原木に植菌作業をしました。ところが、今年はクヌギの根元の太めの原木でした。そのため、一本の原木に多量のしいたけ菌を打ち込みました。とにかく重いので、転がしたり立てたりするのに力が必要で腰にも負担がかかります。来年はもう少し細い原木でしいたけ栽培をしようと思います。
電動ドリルで穴あけ 穴にしいたけ菌の駒挿入 駒を金槌で打ち込む
さて、原木にしいたけの菌を植え付けると、菌が原木内に繁殖するように保管します。そのため、日が当たらず、湿気を保つように、かと言って雨が直接当たらないようにします。しいたけ菌が繁殖しやすい状態を保つためです。その状態を保てないと、雑菌が繁殖します。例えばきくらげのようなキノコが生えてくることがあります。そうなると、その原木からはしいたけは生えません。
しいたけ菌を植菌した原木を立てる 乾燥しないように黒寒冷紗
秋に種まきを忘れしまい超遅く12月に種まきしたた絹さやエンドウ,オートミール,そしてソラマメ。前者二つはなんとか発芽していました。後者は発芽していませんでした。後者のソラマメは発芽しないのか、単に発芽が遅れているのかは分かりません。とにかく絹さやエンドウ豆が発芽していたため安心しました。春には美味しい鞘を収穫することができそうです。一年間の種まき適期、収穫適期などをちゃんとスケジュール化しないといけないことを痛感しました。
超遅く12月に種まきするも、無事に発芽した絹さやエンドウ豆
一方、発芽したオートミールは種継ぎ用です。今後たくさん収穫する予定はありません。あくまで、種を継ぐためだけにここ数年育てています。この田布施では、オートミールを栽培しても鳥害が酷くてまともに収穫できません。そのため、今後も栽培してよいやら迷っています。
ところで、紅花が霜や寒さでかなり傷んでいました。葉が萎れてぐったりしています。今にも枯れそうですが、無事に冬越ししてくれればと思います。経験上1/3位は春までもちません。春に染色できる量を収穫できるでしょうか。
無事に発芽したオートミール ぐったり萎れて枯れそうな紅花
早朝、ふとんから這い出ることが辛い季節です。今回は、葉が少し枯れたサトウキビの越冬作業をしました。沖縄などの暖かい地域ではサトウキビは路地でも越冬します。しかし、この山口県ではサトウキビは路地で越冬できません。土を株元に山のように盛り上げておいても、越冬できるのは1/4位です。
我家では毎年の事ですが、室内にサトウキビを退避させて越冬させています。その方法は、サトウキビの茎を30cm位の長さに切断します。そして、切断した茎を箱にいれてコタツがある比較的暖かい部屋に置いて越冬させるのです。今回はサトウキビの茎を畑から切り出して30cm位の長さで切断し箱の中に保存する作業をしました。
サトウキビ畑から茎を切り出して、30cm間隔で茎を切断
茎を30cm間隔で切断しますが、必ず節を2~3個入れます。節が一つだけだと越冬中に腐ります。越冬率を上げる工夫として
①温度管理 10度C以下に下げず、20度C以上に上げない。
②湿度管理 茎から発湿するので乾かないように保湿
③光管理 時々太陽の光に当てて日光浴
だと思います。これらが守られないと3月~4月になって茎が茶色に変色します。これは枯れるか腐る兆候です。こうなると、春になって畑に植えても発芽しません。
切り出した茎 茎を30cm間隔で切断 箱に詰めた茎
しいたけは年に2度収穫できます。春と秋です。ところが、最近は気候が暖かくなったためか思わぬ時に収穫できる時があります。11月初めに一度収穫したので、次は来年の春かと思っていたのに、この12月に収穫しています。しかも11月よりも多く。毎年変化する気候にしいたけも戸惑っているのかも知れません。今夜は炒めたしいたけを食べることにしました。
収穫した、両手いっぱいのしいたけ
今回、一昨年しいたけ菌を植え付けたほだ木からしいたけを収穫しました。しいたけ菌を植え付けると、2年後に収穫できるようになります。今年の3月に菌を植え付けたほだ木は、早くて来年の秋にしいたけを収穫できるはずです。毎年のようにしいたけを収穫できるようにするためには、毎年しいたけ用の樹を伐採する必要があります。この冬に菌を植え付ける樹は2月までに伐採して3月までに菌を植え付ける必要があります。
次々に出て来るしいたけ 左は今年、右は一昨年菌を移植
うっかりしてエンドウ類の種まきを忘れていました。9月に種まで購入しておきながら忘れていました。今後は一年間の野良仕事スケジュールを紙にでも書いて、壁に貼り付けておく必要があるようです。
遅すぎましたが、絹さやエンドウ,グリーンピース,そしてソラマメの種をまきました。早朝霜が降りる季節で、これから霜柱が顕著になります。少しは寒さが抑えられるように、寒冷紗を掛けておきました。今月は無理としても1月に発芽してくれればラッキーです。
新たに耕して被覆した黒マルチに、エンドウ類の種まき
秋冬野菜を栽培している畝の隣が空いているため、そこを耕運機で耕しました。そして、クワやレーキを使って鞍型に均しました。そして、穴あき黒マルチを被覆しました。その黒マルチの穴にエンドウ類とソラマメの種を蒔きました。これからさらに寒くなるため、寒冷紗を掛けておきました。果たして発芽するでしょうか。
クワやレーキで均す 黒マルチを被覆 グリーンピースの種
もうすぐ冬になります。だんだん寒くなるためか、草木が次々に枯れ始めました。栽培しているササゲも枯れ始めました。葉はまだ緑が少し残っているのに、ササゲ豆の鞘がほとんどが茶色になりました。手で持って振るとカラカラ音をたてます。これはササゲ収穫の合図です。収穫したササゲの鞘を入れる箱を持ち込みました。そして。ササゲ畑の中に踏み入れササゲの鞘を次々に収穫しました。
ササゲの鞘を次々に収穫して箱に入れる
ササゲ豆はご飯の中に入れてササゲご飯にします。しかし、息子はそれを知りませんでした。さらに、ササゲすら知りませんでした。今やササゲを食べる事か少なくなっているからでしょう。小豆と比べて甘みが少ないことと、豆固有の臭みがあるからでしょう。
今回収穫したササゲの鞘は次の成器塾に持って行こうと思います。ポケットティッシュケースを作り終えた子供達に、鞘から豆を取り出してもらおうと思っています。貴重な豆取り体験になるのではないでしょうか。
成熟したササゲの鞘 収穫したたくさんのササゲの鞘
ようやく涼しい季節になりました。夏に生い茂った畑などの草刈りをし始めました。近年の夏は猛暑が続くため、無理すると熱中症になる恐れがあります。また、蚊が刺すためどうしても長袖を着なければならず、熱が体にこもります。そのため、どうしても夏は草刈りがおっくうになるのです。
最近、秋の今頃に夏に生い茂った草を刈りとります。そして、畑を本来の姿に戻しています。今回は、サツマイモ畑の草刈りをして芋掘りできるようにしました。3年前にイノシシにサツマイモ畑を荒らされて以来、電柵で囲んでイノシシから防いでいます。その電柵を仕舞った上で草刈りし、サツマイモの葉を片付けました。
黒マルチを剥がしているサツマイモ畑
サツマイモ畑で芋掘りできるようにするため、次の四つの順に作業しました。①電柵周りの草刈り。②電柵の引き抜き。③サツマイモの葉を撤去。④黒マルチ剥がし。です。意外に面倒だったのは電柵の引き抜きです。電柵の電線に草や蔓などが絡みついていたことです。そのため、電線を最初に解こうとしましたが草が絡みついてできません。そのため、電線が付いたまま電柵を引き抜きました。電線を解くのは後日としました。続いて、サツマイモの葉の撤去ですが、最初に草刈機で葉を刈りました。その後、根元を鎌で切って長い蔓や葉を別の場所に引きずりました。
生い茂ったサツマイモの葉と蔓 草刈機でサツマイモの葉を刈る
最後に黒マルチを剥がしました。これまた草の根などが黒マルチを絡みついていました。クワで黒マルチの裾を剥がすようにして撤去しました。ゴミとなった黒マルチは、後日ゴミ袋に入れて捨てようと思います。このサツマイモ畑に後日、子供達がやって来て芋掘りする予定です。
ようやく黒マルチを剥がすだけとなったサツマイモ畑
毎年小豆を栽培しているのですが、無農薬のためか去年はカメムシの大発生で全滅しました。今年もカメムシが発生していたため小豆を諦めていました。そこで、小豆を刈ろうと草刈機を持って小豆畑にやってきました。すると、わずかに小豆が実っているではありませんか。貴重な小豆、小学校の放課後学習 成器塾で子供達とお汁粉を作ろうと思います。
今回、一昨年と同じように田布施コットンクラブの方々にお願いして、少ないながらも小豆の鞘を収穫していただくことになりました。ありがとうございました。豆ではなく鞘を収穫した理由は、子供達に小豆のことを知ってもらいたいからです。そのために、成器塾で子供達に鞘から小豆を取り出してもらおうと思っています。そして、去年できなかったお汁粉か又は水羊羹を作ってもらおうと考えています。
小豆の鞘を収穫しているコットンクラブの方々
小豆畑で小豆の鞘を探しました。すると、鞘がついている小豆と、そうでない小豆がありました。カメムシなどの害虫が発生した小豆は鞘が実っていません。それどころか小豆自体が茶色く枯れかかっていました。小豆畑の隅っこはかろうじて鞘が付いていました。カメムシが発生するしないは何が原因なのでしょう。風の向き、小豆自体の害虫に対する強さ、土壌の違い、カメムシが嫌がる虫の存在など、自然のからくりは不思議です。
私が八王子市に住んでいた頃、無農薬にもかかわらず小豆がよくできていました。田布施より気候が寒いからでしょうか。その頃は昔の道具を使用して小豆を収穫していました。
鞘の中に納まる小豆 どんぐりを拾う どんぐり帽子
小豆の鞘を収穫していると、どんぐりが落ちているのを見つけた方がいました。そして、たくさんのどんぐり帽子も。どんぐり帽子はどんぐりのへたの部分です。どんぐりやどんぐり帽子はドライフラワーの材料になるそうです。
さて、収穫した小豆の鞘をこれから天日干しします。カラカラに乾燥すると、鞘が二つに割れやすくなります。次回の放課後学習は、最後の刺し子コースター作りです。作り終えた子供に、この鞘を割って小豆を取り出してもらおうかと思っています。
天日乾燥中の小豆の鞘、虫に食われて鞘の色がいまいち
6月、麦を収穫した跡に小豆の種を蒔きました。その小豆が花を咲かせ始めました。マメ科特有の形をした黄色の花弁です。花の周辺をよく見ると、小さな鞘がたくさん出ていました。ところで、今は花盛りですがこれからカメムシや青虫などの被害が増えると思います。実際に鞘にカメムシが付いていました。カメムシは鞘の栄養を吸い取るため、鞘が小さいままで豆が育ちません。被害を防除するため、たびたび小麦畑に行ってこれらの害虫を退治しようと思います。
開花した小豆の黄色い花と小さな鞘(さや)
大豆もそうなのですが、豆が大きくなると今度は鳩の被害にあいます。豆は鳩の大好物のようで収穫する頃にやってきます。さすがに網を小豆畑全体に覆うわけにはいきません。「三割位の豆を食べさせてあげる代わりに、残りの七割は残してね!」の考えでいます。100%人間が収穫しようとするから農薬を使わざるを得なくなるのです。鳩やスズメは害鳥ですが、季節によっては害虫を食べてくれる益鳥です。人も鳥も共に自然の中で生きる生き物と思えばいとおしくなります。
小豆の先端に付く花やつぼみ マメ科特有の形をした小豆の花
温帯ではサトウキビはなかなか育ちません。熱帯に近い季節である7,8月は元気に育ちます。そして、秋になると成長が止まり12月霜が降りるようになると枯れてしまいます。ですが、10月に茎を収穫してかじると甘い汁を楽しむことができます。
我家には同じく熱帯でないと育たないバナナがあります。同じように7,8月には大きな葉が茂ります。そして、8月には花が咲きます。しかし、バナナの実が大きくなり始めた頃に秋になります。すると、実は大きくならないまま枯れてしまうのです。根は越冬します。温室内で育てれば実が大きくなるのではないかと思います。ビニール温室で育ててみようかと思いましたが、温室の費用が莫大なため止めました。
だいぶ背が伸びてきたサトウキビ