前回は、修理と言うよりも単にラジオ筐体内の埃やゴミを掃除しただけでした。今回は修理の第一歩としてラジオの照明を修理しました。ラジオの照明には、チューニングダイヤルを照らす照明と、ラジオモードかアンプモードかのどちらであるかを示す照明の二種類があります。
故障しているチューニングダイヤル照明用の6.3Vランプ
最初、チューニングダイヤルを照らす照明を修理しました。6.3Vの豆ランプのうち、フィラメントが切れたランプ2本と正常なランプ1本(ガラスがくすんでいる)の計3本を交換しました。そして、ランプが挿入されてなかったソケットに新たにランプ1本を挿入しました。計4本のランプが点灯するようにしました。
フィラメントが切れたランプの取り出し 新しいランプを挿入
そして、チューニングダイヤルを照らしていたランプ(ガラスがくすんでいる)1本を、ラジオ受信時に「Radio」と照らすはずのランプ(フィラメント切れ)と交換しました。これで、すべてのランプが点灯するようにしました。
取り替えたランプが正常に光っていることの確認
ランプを全て交換,追加後にシャーシをラジオの筐体内に収めました。そして、100Vの電源を入れてみました。すると、これまで暗かったチューニングダイヤルグ表示部が綺麗に照明されるようになりました。さらに、これまで光らなかった「Radio」表示が光るようになりました。
橙色に光るチューニングダイヤル表示部と、緑に光る「Radio」表示
このトランジスタラジオ7TP-440の修理履歴です。それぞれをクリックしてください。
修理(1/6) 修理(2/6) 修理(3/6) 修理(4/6)
修理(5/6) 修理(6/6)
前回までの調査で、このトランジスタラジオは短波をわずかに受信できます。しかし、中波はまったく受信できません。このため、混合局部発信周辺が故障していることはほぼ間違いありません。少なくとも中間周波以降の故障ではなさそうです。今回はこの混合局部発信周辺のどこが故障しているかその部位を狭めることにしました。そのためにシグナルインジェクターを使って高周波関連のいろいろな箇所に信号を注入してみました。
左はシグナルインジェクター、右は修理中のラジオ基板
シグナルインジェクターで信号を注入する前に、このラジオの回路がおよそ分かっておく必要があります。まず、最初に高周波部の各回路を調査しました。受信周波数を同調するなどの働きのあるバリコンを中心にラジオ基板を丁寧に調査しました。
中心部の四角の金属シールドで覆われたバリコンを中心に調査
調査した箇所は大きく分けて三箇所です。電波を最初に受信するバーアンテナとその周辺,受信周波数より455KH高い高周波を発信する局部発信の周辺,そして電波を混合して中間周波数を生成する混合検波の周辺です。
バーアンテナの周辺 短波と中波の局部発信周辺
調査するときに回路図があると便利です。しかし、このトランジスタラジオの回路図を持っていません。そこで、このトランジスタラジオに使われているものと全く同じトランジスタ(2SA60)を使い,同じ自励式であり,かつ同じ電圧(6V)を使用している他ラジオの回路図を参考にしました。
参考にした自励式混合局部発信回路 中間周波増幅回路
特に細かく調べたのは、自励式混合局部発信に使われているトランジスタ2SA60の周辺です。電流帰還バイアスとして使用されている抵抗値や局部発信波を混合しているエミッタ周辺の部品を調査しました。この周辺のどこかが故障している可能性が高いと思ったからです。
自励式混合局部発信に使われているトランジスタ2SA60の周辺
種をまいて、間引きした小松菜が収穫時期です。殺虫剤などの農薬はまったく使っていないので、所々に害虫に食べられた穴が開いています。しかし、市販するわけではありません。自家消費用としては最適な新鮮野菜です。
ようやく収穫時期を迎えた、新鮮な小松菜
収穫するときは、間引き菜の要領で間隔を開けながら一本ずつ葉を収穫しました。束ねるようにまとめて収穫するやり方はしません。小松菜はまだ成長を続けています。その成長に合わせて間引くように収穫します。
間隔を開けて間引きくように収穫 収穫した小松菜
収穫量は、その日の夕方か次の日に食べる程度の量です。通勤の合間に畑に寄れますので、毎日のように新鮮な小松菜をこれから収穫できます。キャベツ,インゲン豆,ニンジンなどの野菜はどうしても一年のうちの収穫時期が限定されてしまいます。しかし、小松菜やほうれん草などは上手に時期をずらして栽培すれば、一年中収穫できるありがたい野菜です。
左は調整前、右は根を取り枯葉を取るなどした調整後の小松菜
6年ほど前に知り合いと宮ヶ瀬湖に行ったことがありました。また3年ほど前に、丹沢方面にバイクで出かけた時に寄ったことがありました。今回ちょっと時間ができたので、久しぶりに宮ヶ瀬湖に行ってのんびり散策してきました。今は新緑が出揃った時期でしたので、まぶしいほどの緑がいっぱいでした。
湖を見下ろす広場に向かって下りる階段
バイクを止めたのは、湖の西側にある鳥居原と呼ばれるところです。平日にもかかわらずたくさんのバイクや車が駐車していました。単なる観光地ではなく「道の駅」のように、地元てで取れた野菜や食品が売られており、食堂もあります。さらに地元の方のためだと思いますが、研修施設もあります。
宮ヶ瀬湖の西側、鳥居原にある戸船場(運休中)
バイクを降りると、湖に突き出すようにせり出した場所に行きました。そこからは、対岸の宮ヶ瀬地区を見ることができます。休憩用のテーブルに座って、のんびりとラジオを聞きながら昼食を取りました。平日のため誰もおらず、のんびりと日向ぼっこすることができました。遠くに湖面を走る船が見えました。
湖を横切る、宮ヶ瀬虹の大橋 誰もいないテーブルで休憩
この湖は人造湖です。30年以上前に横浜に住んでいた頃、私は横浜山岳会に所属していました。この湖の南側にそびえる丹沢によく登山したものです。この頃にすべての丹沢登山ルートを走破しました。このとき、湖に沈む前の宮ヶ瀬の街をよく通りました。
この湖の底には、旧宮ヶ瀬の街がありました
この旧宮ヶ瀬は小さな宿場町のような街でした。上野原>宮ヶ瀬>札掛>大山>秦野へ抜ける山道ルートの宿場町の一つだったのではないかと思います。懐かしいその町並みは湖のそこに沈んでしまい、昔の面影はありません。
整備された公園内の池 駐車場に向かう静かな歩道
一時間ばかり休憩をとると、周辺をのんびり散策しました。まだ新しい公園なのか、4年前に植林した木々が規則正しい間隔で生えていました。あと10年ほどすれば、見事な花樹に育つのではないかと思います。駐車場に付くと水分を補給してバイクにまたがり出発しました。
湖に突き出した公園の一部、この先端にあるテーブルで1時間ほど前に休憩
先日、麦と菜の花を刈り跡で残った太い根茎を取り除きました。今回仕事に行く前に少し耕運機で耕しておきました。午後から雨が降るようなので、軽く一度だけ耕運しておきました。一度耕しておくと、雨でさらに土が軟らかくなります。
麦の刈り跡を耕運 次の種まきに備え、直線に耕運
軽く耕しただけですので、まだ土は固いままです。もう一度か二度、丁寧に耕運しようと思います。小豆やササゲの種をまけるように直線に耕しました。耕した後、種をまく予定の畝筋に旗を立てておきました。梅雨に入る前には種をまければと思います。
小豆やササゲの種をまく予定の畝に旗を立てておく
以前犬を飼っていた頃、近くにある都立長沼公園によく出かけていました。しかし、犬が死んでからはあまり行くことが無くなりました。紅葉を見るためにこの公園に行くことはありますが、春はここ何年も行ったことがありませんでした。
新しく設置された木道を歩く、雨に濡れやや滑りやすい
最初、新しく作られた栃本尾根の歩道を歩いて見ることにしました。この長沼公園はアップダウンが激しい上に、雨上がりの道はとてもぬかるんでいます。このため、すべって転ばないように長靴をはいて歩きました。
湿った木々の幹や葉 雨上がりで暗い樹上
新緑に包まれた林の中を歩きました。緑が一面に茂っていた上に雨上がりでやや暗い林間でした。平日のため誰も歩いておらず、鳥のさえずりや木々がこすれる音しか聞こえません。わずかに木漏れ日が地面にそそいでいました。
やや暗い林間の小道を、木々を見上げながら歩く
しばらく湿った林間を歩いていると、浅川を見下ろす小さな展望台に着きました。この展望台からは明るい日に照らされた街が見下ろせました。走っている京王線の電車,道路を入る車や自転車が見え、都会の喧騒が耳に響きます。休憩用の椅子がないため、立って見下ろした後にすぐに歩き始めました。
小さな展望台、京王電鉄,道路,そして民家を見下ろす
小さな展望台を過ぎるとひたすら林間の小道を降りました。途中、暗い林や竹やぶの間を通り過ぎました。竹やぶはほとんど民家の近くにあります。そう思っているとすぐに民家のそばに降り立ちました。
湿って暗い林間 民家近くの竹やぶ
竹やぶの中をよく見ると、所々にクヌギの大木が立ってしました。竹やぶになると、地表に光が届かなくなるため若い樹木は育ちません。このクヌギの大木は竹やぶになる数十年前に育ったものと思います。
風が吹いて、竹と竹ががこすれる音が静かに響く
竹やぶを過ぎていったん民家の近くに下りると、山に向かって長泉寺尾根の小道を上りました。この尾根は犬の散歩でよく通ったことがありました。しかし、道に改修ですっかり変わっていました。歩くルートも一部変わっていましたが、改修のため歩きやすくなっていました。
アジサイの原種でしょうか 綺麗なピンク色の花
尾根を登りきると、霧降の道に合流しました。この霧降の道は、犬の散歩で一番多く歩いた道でもあり、かつ京王電鉄の長沼駅に行くとき使った近道です。石板で舗装されています。今は、車やバイクで駅に行くのでこの道を歩くのはまれです。
頂上園地のベンチに座って、ラジオ放送を聞きながらのんびり休憩
霧降の道を少しばかり上ると頂上園地です。ここの広場にはたくさんのベンチがあります。濡れていないベンチに座って休憩しました。そして、ラジオを聞きながら少しばかり汗ばんだ体を冷やしました。30分位休憩すると、この公園の一番高いところにある展望台に行きました。
尾根道を展望台に向けて歩く 木陰にある展望台
この展望台からは八王子市内を一望できます。今日は雨上がりのため遠望できませんでしたが、天気が良いと狭山方面や高尾山を見通すことができます。10分程度景色を眺めた後、ぬかるむ山道を歩きながら自宅に向かいました。
展望台より八王子市市内を見下ろす
松下製の古いトランジスタラジオAT-290を、暇を見ては修理しようと思います。外見はそれほど痛んでおらずラジオ放送も受信するのですが、音が小さいのが難点です。まずは、裏蓋を外して内部を調査しました。私はラジオの修理をするとき、まず初めに内部調査から開始します。内部の痛み状況,使われている部品,欠損している部品などを調べます。いきなり修理することはしません。
松下製の古いトランジスタラジオAT-290
裏蓋を初めて開けるとき、私が一番最初に見るのはバリコンです。このラジオに使われていたのはエアーバリコンでした。エアーバリコンが使われているので、このラジオは昭和30年中頃以前に製造されたのではないでしょうか。昭和30年後期以降は、ほとんどポリバリコンが使われるようになりますので。なお電池BOXが欠品でしたので、あらかじめ秋葉原に行って購入しておきました。
内部を観察するとエアーバリコンが使われている、電池BOXが欠品
使われているトランジスタも調査しました。すると、局部発信混合にMC103,中間周波にOC45x2が使われていました。JIS規格に統一された時に、MC103は2SA103に名称変更されました。面白いのは、このトランジスタに塗られた黄緑色が2SA103に名称変更されても同じ黄緑色が塗られていることです。たまたま私がストックしていた2SA103は、去年の秋に自作したシグナルインジェクターに使いました。やはり黄緑色でした。OC45は2SA145に名称変更になりました。
黄緑色の丸缶型トランジスタMC103 黄色の丸缶型トランジスタOC45が2個
低周波増幅にOC72x2,そして電力増幅にOC71x2が使われていました。MCやOCシリーズは、松下製初期のトランジスタです。ちなみにOC72はJIS規格では2SB172と名称変更になりました。OC71は2SB171となりました。なお、この時代の松下製トランジスタの形状は丸缶型です。JIS規格になってからは円柱型になりました。なおバリスタとしてMA23が使われていました。
黒色の丸缶型トランジスタOC71が2個とOC72が2個
先日、麦や菜の花を青刈りしました。深夜明けで家に帰った後、睡眠をとってから夕方に畑に行きました。刈り取った場所には、草刈機では刈り取れなかったのらぼう菜の根元茎が残渣物として残っていました。この残渣茎を取り除く作業を一時間程度しました。
青刈り後に残った、菜の花の硬い残渣茎
最初手で引っ張って抜こうと思いましたが、このところの好天で土がしっかり固まっていました。小さな茎は抜けましたか、大きな茎はどう引っ張っても抜けませんでした。無理に引っこ抜いてもいいのですが、結構腰を痛めます。そこで、クワを使って根元を掘るようにして抜きました。
大きな残渣茎はクワを使用 小さな残渣茎は手で引き抜く
ようやくの思いで引っこ抜いた残渣茎は、手箕を使って所定の場所に捨てました。この硬い残渣茎は、耕運中にローリーに巻きつくと外すのに往生しましす。このため、捨てることにしました。この残渣茎は、この夏の間に枯れて腐り自然にかえります。
手箕に乗せた、のらぼう菜の残渣茎
残渣茎を畑から取り除いた後、今度は刈り払った麦の長茎を熊手で集めました。そして、集めた長茎は手箕で所定の場所に運びました。長い茎は、これまた耕運機のロータリーに巻きついて耕耘を邪魔します。
畑に散らばった麦の長茎 熊手で麦の長茎を集める
今回は短時間でしたが、残渣茎と麦の長茎を畑から取り除く作業をしました。夜勤開けのためか体に疲れが残っていて調子が良くありません。この畑の耕運は、後日改めて体調が戻ってからしようと思います。耕運後、去年も栽培した小豆に加えて、ささげ豆の種をまこうと思っています。
残渣茎と麦の長茎を取り除いた畑
一昨年の秋に種をまいて育て、去年の同じ頃に出穂して収穫する予定だったオートミール。去年の初夏に他の麦と間違えられて、実が熟していないうちに刈り取られてしまいました。この麦は、普通の小麦などと比べて熟す期間が遅いのです。今年は間違って刈られてしまわないように注意しようと思います。この麦は燕麦の裸種で、殻が実と分かれているので脱穀しやすい燕麦です。
出穂したオートミール、燕麦の裸種
今出穂しているオートミールは、去年間違って刈り取られたわずかなこぼれ種から芽生えたものです。去年の晩秋にサニーレタスと混植しました。一般的に麦類は移植しない作物です。このため、混植のために植え替えたオートミール苗がちゃんと育つか当初心配でした。しかし、期待どおり育って出穂してくれました。
オートミールの穂群 穂を構成する一つ一つの実
このオートミール、どんな収穫方法なのかまったく分かりません。小麦のように棒で叩いて脱穀して風を通して殻を取ってみようと思っています。さらに、どんな食べ方があるのか分かりません。お粥のしたり、クッキーにしたりするようです。実を収穫できたら実際に調理してみようかと思っています。どんな味なのか少し楽しみです。
空に向かって伸び上がるオートミールの穂
晩秋に種をまいた麦を青刈りしました。千歯こぎや唐箕など、麦の脱穀に使う農機具を去年山口県の田舎に運送しました。麦を収穫する場合は、8年前のようには手で叩いて脱穀した上で自然の風を使って粒を選り分けしなければなりません。このため、今年はすべての麦を収穫できません。今回、不要となった麦や収穫が終わったのらぼう菜を刈り払いして緑肥にすることにしました。
刈り払い前の、麦(小麦とライ麦)やのらぼう菜の畑
今回は仕事に行く前のわずかな時間を利用しての刈り払いです。鎌を使って刈っていては時間がかかるため、草刈機を使って綺麗に刈りました。晴天で乾いた天気なので、刈った麦やのらぼ菜はすぐに枯れて乾燥するはずです。
最初、のらぼう菜を刈り取り 草刈機で手早く刈り取り
もう少し早い時期に刈る予定でしたが、麦を収穫するのか収穫しないのか決めかねる事態が発生したので遅れてしまいました。このため、麦やのらぼう菜はすっかり硬くなっていました。草刈機を使っても、特にのらぼう菜の根元の茎はどうしても刈ることができませんでした。後日、勤務前か勤務後の時間を利用して手で抜こうと思います。
草刈機で刈り取った直後の、麦・のらぼう菜の畑
春の畑で農作業しながら、時々野草の花を観賞しています。今は一年で一番野草が賑やかに花を咲かせる季節です。春の日差しを浴びながら野草探しをするのは気持ちがいいものです。子供の頃から見馴れた野草もあれば、名も知らない野草もあります。
スイバ(すかんぽ)の花実、子供の頃に茎をかじったことがあります
野草は生えている場所に特徴があります。大きく分けて田んぼ付近の湿地帯に生える野草。畑など比較的乾燥したところに生える野草。人の手がかかっている畑などに主に生える野草。林の中のやや暗い場所に生える野草などです。
オヘビイチゴ キツネノボタン
一番花が多く咲いているのは田んぼの畦付近です。各種類の野草がバラバラに咲いているのではなく、群生して咲いていいます。シロツメクサ,トキワハゼ,オオジシバリなどがその代表です。群生しているので遠くからでもよく見えます。
田んぼの畦に群生しているトキワハゼ
この時期は野草が微妙に交代する時期でもあります。初春にたくさん咲いていたタンポポは少なくなりました。代わって背が高いスイバやヒメジョオンなどが勢いよく咲き始めました。初夏の野草花も咲き始めました。
ヒメジョオン アメリカフウロ
一方で田んぼ内は少ない種類の野草が占めています。一番多いのはスズメノテッポウです。この雑草が田んぼ全体を占領しているほどです。この花を取って口に当てて息を吹き込むとピーっと音が出ます。
田んぼに一番多いスズメノテッポウ
土手などの斜面にはスイバやヒメジョオンなど背が高い雑草が多いように思います。雑草間の競争があるので、どうしても背が高い種類が優勢になるのだと思います。面白いのは、雑草間の競争が少ない場所では雑草の葉は横に広がり、競争がある場所では上に伸びる傾向があることです。太陽光の占有競争に関係があるからなのでしょう。
カラスのエンドウ シロツメクサ
ほとんどのタンポポは白い綿毛になりました。一ヶ月ほど前はさかんに花が咲いていましたが、今は種が綿毛と共に飛ぶ時期です。風が吹くたびに白い綿毛が空に舞い上がります。なお、ここで咲くタンポポは関東タンポポです。全国的に一番多い西洋タンポポではありません。なお私は山口県出身なのですが、そこには白い花のタンポポがあったように思います。
白い綿毛に包まれたタンポポの種子
春の七草の一つが田んぼに咲いていました。ハハコグサです。実は私は食べたことがありません。黄色のコケのような花が特徴です。また、白い綿毛につつまれた葉も特長です。ひっそりと咲いていました。
オオジシバリ ハハコグサ
園芸種とも考えられるレンゲが田んぼの隅に群生して咲いていました。このレンゲは、去年花が咲いて種が散ったものが育ったものだと思います。さらに言えば、3年前の秋に種をまいて、2年前の春に咲いたレンゲの種を採取して、2年前の秋に種をまいて、去年花が咲いたレンゲから自然に散った種から芽生えたものが、今年再び花を咲かせています。
群生して花を咲かせているレンゲ
野草の花が咲く時期にはいろいろありすま。今が盛りと花を咲かせている野草もある一方で、そろそろ花が終わりの野草もいます。また、ずっと咲いている野草もあります。今は5月ですが、4月に咲く野草と比較するよくわかります。例えば、ツクシ(花ではないのですが)はもう見ることはありません。タンポポは花が終わって種を散らす時期になっています。早春にひっそりと咲いていたオオイヌノフグリやナズナ(通称ペンペン草)もそろそろ終わりです。
オオイヌノフグリ はこべ
野草は一般的にそうですが、赤い花はどうしてか分かりませんが少ないです。どちらかと言うとピンク色です。代表的なのがレンゲです。しかし、花は赤ではなくても実が赤いものはぐっと多くなります。その代表がヘビイチゴです。花は目立たない黄色ですが実は毒々しいほど真っ赤です。
ヘビイチゴの実
子供の遊びに欠かせない野草があります。口に含むとすっぱいスイバ、笛のように鳴らすことができるカラスのエンドウやスズメノテッポウ、そして実の根元を軽く引き裂いて耳元で振るとぱちぱち鳴るナズナなどです。ペンペン草の由来もここから来ているとのこと。
一方で食べることが出来る野草もあります。時期が過ぎましたが、フキノトウはその代表です。以前ボーイスカウトの副隊長していたことがありますが、訓練中に隊員を指導して食べることができる野草を集めさせて調理したことがあります。
ナズナ ナズナの種
このトランジスタラジオ7TP-440の修理履歴です。それぞれをクリックしてください。
修理(1/6) 修理(2/6) 修理(3/6) 修理(4/6)
修理(5/6) 修理(6/6)
このトランジスタラジオの断線など外見的な不良を修理して電気が流れるようにしました。そして、高周波関連の不良だと推定しました。高周波関連箇所はバリコン近くにありますが、バリコンに取り付けられたプーリーが邪魔になってより細かな調査ができません。このプーリーがあると、テスターなどの検査端子を回路部分に当てることができません。
高周波関連部を覆う、プーリーやダイヤル指針部
高周波関連部分を調査できるように、バリコン直結のプーリーやそれを動かす糸を取り外すことにしました。しかし、小さなトランジスタラジオの糸を張り直すことはとても困難です。いきなりはずすと、元に戻すことができません。容易に戻せるように、糸の張り方をメモ用紙に書き写しました。
取り外すプーリーとダイヤル指針 糸の張り順や回し数も記録
真空管ラジオは糸の張り方が単純ですが、トランジスタラジオは張る方向が複雑です。さらに、目に見えない箇所で曲がっていたり、個別のプーリーで思わぬ回し方をしています。一つ一つの糸の張り順などを丹念にメモ用紙に書き写しました。
メモ用紙に書き写したダイヤル糸の取り回しや張り順
メモ用紙に書き写すと、バリコン直結のプーリーを糸と共に外しました。なお、ダイヤル指針やそれを支える金属板は外さなくても高周波部分は調査できそうでした。このため、プーリー自体は取り外すことにしましたが、糸はラジオから取り外さないことにしました。そして、糸をラジオに絡ませたまま、ラジオの修理を続行することにしました。なお、修理が終わるその日のうちにプーリーは再び元のよう取り付けます。
私の流儀なのですが、修理を続行中でもその日のうちに必ずラジオを元の形に戻しています。ラジオを分解したまま広げて放置することはしません。修理に使った机も、何事もなかったように綺麗に片付けます。
取り外したバリコン直結のプーリーと糸類
修理をしていると、回路基板を裏返しにしたり横にしたりと何度も動かします。すると、基板から出ている各種の電線が断線することがあります。このような事態に備えて、各種電線の配線図をやはりメモ用紙に残しておくことは大切です。記憶に頼るのは良くありません。
基板や端子類などを繋ぐ各種電線、とても断然しやすい
例えば、Earphone/Phono端子,電源端子,又はアンテナ端子などは、回路基板とほとんどの場合電線で繋がれています。これらの電線は、ラジオの修理中に突然断線することがあります。このため、どことどこがどう繋がっているのか常に紙などに記録しておくようにしています。
これまた私の流儀なのですが、どんな事態になっても元に戻せることも修理技術の基本の一つだと思っています。例えば最近、壊してしまったスイッチ自体を分解・修理してなんとか元に戻したことがありました。昔のラジオは部品を手に入れることができません。なんとかして代替えできないかなどの推理力が必要ですし、加えて忍耐力も必要です。また、なかなか直らないとイライラしますが、そのイライラを防ぐ気分転換力も必要かと。
Earphone/Phono端子などの配線 メモした端子と電線の配線図
絹さやえんどう豆が開花して収穫時期に入りました。3月下旬にジャガイモ植え付けと同時にその支柱を立てました。その後、小ぶりながら絹さやえんどうが成長しました。去年と一昨年は赤い花が開花しましたが、今年の絹さやえんどは白色です。品種によって花の色が違うようです。
実った絹さやえんどう豆、次々に収穫可
絹さやえんどう豆は、私を含めて好きな人が多いようです。私の同僚にも好きな人がいて、一昨年は畑に来てもらって収穫を楽しんでもらいました。絹さやえんどう豆は秋に種をまいて、冬に苗が育ちます。このため、除草作業の負担が夏よりもずっと少ないので、連作さえ気をつければ比較的育てやすい作物です。面倒なのは支柱を立てることだけでしょうか。花はスイトピーのように綺麗ですし、さやはとても美味しいので好きな春野菜の一つです。
白い花が次々の咲いて、次々にさやに
去年、種をまいて苗を作り、その苗を植えつけしたタマネギがだいぶ大きくなりました。途中雑草を抜いたりして丁寧に育てたためかだいぶ大きく育ちました。今年は黒マルチを使うなど去年の凶作を教訓にしました。去年よりは良いタマネギが収穫できるのではないかと思っています。
雪に埋もれたりしましたが、無事に成長したタマネギ
苗は余分に作っておきました。このため、途中枯れしまった苗がありましたがちゃんと補植できました。また、2月の大雪でタマネギが雪に埋もれてしまったこともありました。しかし、なんとか無事にここまで育ちました。
だいぶ大きく育ったタマネギ、黒マルチが窮屈そう
タマネギの根元とをよく見ると、少しずつ太っています。5月になってから急に暖かくなったからではないかと思います。6月になって葉が萎れるようになれば収穫の始まりです。この時期は梅雨のシーズンのため、萎れた葉はすぐに腐ってしまいます。葉が腐って無くなると葉を縛って吊るすことで出来なくなります。葉が萎れ始めたら、雨が降っている時でも収穫する必要があります。
根元が太り始めたタマネギの根元
前回は故障箇所を確認しました。修理を始めるにあたって、今回は内部を掃除することにしました。内部は積年の埃が綿のように溜まっていました。息を吹きかけると、咳をしそうなくらい細かな埃が飛び出してきます。
圧縮空気を吹きかけて、積年の埃を飛ばす
真空管のシールド部分などはブラシなどで埃は簡単に取れます。しかし、バリコンや切り替えスイッチ類など込み入った部品についた埃を簡単に取ることはできません。また、布でふき取るにしても指が入りません。
埃のRadio/Phonoの切り替えSW 綺麗に埃を飛ばす
そこで、圧縮空気を使って埃を吹き飛ばすことにしました。布で拭いたようには完璧にふき取れませんが、細かな部品はこうするしかないようです。あとは、筆などで掃きだして綺麗にしました。
埃だらけの2連バリコン 埃を吹き飛ばした後
この真空管ラジオはおそらく昭和20年代に製造されたのでしょう。製造以来60年は経っていると思います。その間にいろいろな箇所が経年劣化していると思います。完璧に元のようには修理できないと思いますが、なんとか手をつくしてみようと思います。
埃が溜まった中間周波トランス 埃を取った中間周波トランス
ピカピカにはなりませんでしたが、なんとか埃程度は取ることができました。真空管自体は取り出さないでおこうと思います。子供の頃、真空管を外している時に割ってしまった苦い経験がありましたので、なるべくそのままにしておこうと思います。もし、真空管が原因の故障であれば、そのときは取り出して対処しようと思います。
埃を取ってそれなりに綺麗になったラジオ内部