東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田んぼの排水

2005年05月31日 | 田舎暮らし
 昨日から雨が降り続いたので、田んぼが気になり行ってみました。すると案の定、田んぼは水浸しになっていました。田植えの頃であればめぐみの雨ですが、今は耕運して土を柔らかくする時期なので困った雨です。田んぼに溜まった水を排水するため、畦シートを一部はがして排水穴から水を出しました。このまま天気が回復すれば明後日には再び耕運できるようになると思います。
 ところで、排水穴を探して畦を一時的に崩している時に、溜まった水や壊した畦をよくみるといろんな虫がいました。オケラ、水カマキリなどです。また周りではカエルがさかんに鳴いていました。来月初旬までに耕運を済ませて、代かきに入る予定です。写真の右下の排水穴から水が出ています。

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桑の実のほのかな甘味

2005年05月29日 | 田舎暮らし
 田んぼと畑の境にある土手に、一本の桑の木があります。毎年、今の季節になるとたくさんの実が成ります。一仕事終えて休む時に、この木の下に行って実を摘んでは食べます。甘酸っぱい味が口の中に広がります。この実をたくさん収穫して絞るとジュースにもなります。唱歌「赤とんぼ」に桑の実の歌詞が出てくるほど、昔の日本人、特に子供はあたりまえにこの実を摘んでは食べていました。私にとっても懐かしい思い出のある実です。
 今、実といえばマンゴー、キウイ、バナナなど輸入ものの実を食べる機会が多くなりました。それに反比例して日本の野山に自生する桑や山桃の実などのほのかな甘味を口にすることがなくなりました。日本の原風景がどんどん忘れ去られていくようで、ちょっとさびしい気がしています。
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小学校児童の田植え日決定

2005年05月28日 | 農業体験
 仕事に行く前に小屋前の田んぼを耕運しておきました。一度耕運しているので耕耘機の刃が面白いように食い込みます。何度も耕運すると水を入れたときに、ほどよい柔らかさになります。
 ところで、八王子市立別所小学校の田植えが決まりました。6月27日と28日の午前中です。明日持ち物やお願い事項などについてのメールを返信しようと思います。小学校からのメールです。ご参考まで。
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ご連絡いただきありがとうございます。お忙しい中下見ではいろいろありがとうございました。田植えの日程について、こちらからご連絡しなければなりませんでしたのに申し訳ありません。27日と28日にお願いします。保護者の応援を依頼する予定です。
   27日  1組 児童数 31名
        2組     31
   28日  3組     32
        4組     32
9:00 学校発 9:40 田んぼ着 11:40 田んぼ発  12:20 学校着の時間でいかがでしょうか?どうぞよろしくお願い致します。
==================================================================
以上 
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苗場の田んぼの草刈り

2005年05月25日 | 田舎暮らし
 昼間仕事から帰ってちょっと寝たあと、草刈機を使って田んぼの草刈りをしました。深夜に仕事して昼間家に帰ったので、ちょっと体の調子がふらふらするような感じでしたが、なんとか畦と小屋前の坂道を中心に草刈りをしました。坂道は小石があるので時々その小石が体や顔に向かってくるので、保護メガネなどで保護しているとはいえ体に当たるととても痛いです。特にほっぺたに当たるとひりひりするような痛さです。
 畑では麦がいい色に実ってきました。特に二条大麦、大麦、裸麦の出来がいいです。早くも来週あたりには収穫できそうです。梅雨に入るとこれら麦は穂発芽しやすくなるため、早めに刈り取りしなければなりません。また玉ねぎがだんだんふくらんできました。来週には掘りあげて小屋の中に吊るそうと思っています。玉ねぎ収穫、田植え、そして麦収穫などの作業が重なる来月始めは大忙しです。

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苗場の田んぼを耕運

2005年05月23日 | 田舎暮らし
 仕事の合間をみて苗場の田んぼを耕運しました。水が入った田んぼはぬかるんでちょっと大変でした。この田んぼは6月に別所小学校で田植えを予定していますので、そろそろ耕運をして代かきをしなければなりません。忙しさにかまけて耕運をサボっていると、田植え前に急遽耕運して代かきしても伸びた雑草が残ったままで田植えをすることになります。そうなると田植え後の雑草取りが大変なことになります。
 鴨に踏みつけられた苗が順調に育っています。ぎりぎり間に合いそうです。苗をよく見るとイナゴかイネミズゾウムシに食われたのか葉が透けて見える苗が何本があります。毎年の現象ですが、6月に入るとどこからかクモが出てこれら害虫を食べるのか被害が目立たなくなります。そして、苗もちゃんと成苗に生育します。ただ今年は鴨に苗を予想以上に踏みつけられたので、苗の量が足りるかちょっと不安です。

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陸稲(もち米)の種まき

2005年05月20日 | 田舎暮らし
 昨日耕した田んぼをもう一度丁寧に耕して陸稲の種を蒔きました。蒔いた陸稲の品種は「農林1号」というもち米です。田んぼでもともと水分が多いので陸稲にはいい土地ではないかと思っています。除草しやすいように、耕運機にロータリーを付けて通れる間隔ですじ蒔きしました。発芽以降は今の麦のように成長する見込みで10月に稲刈りする予定です。
 この場所は日当たりもいいし水分も十分なので、スズメの食害さえなければ収量も期待できると思います。陸稲は水稲より収量が少ないことを考慮して2表(60Kg)程度収穫があれば成功です。このため、花が咲き始める夏までには、スズメにやられないような網を張ろうと思います。なお陸稲(うるち米:農林24号)も種まきしようと思いましたが来年種まきすることにしました。保存のためその種籾を冷蔵庫に入れました。
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クレソン横田んぼの耕運

2005年05月19日 | 田舎暮らし
 今日は久しぶりに仕事が休みでしたのでクレソン横の田んぼを先日に続いて耕運しました。先日遠藤さんと草刈りと耕運しておいたので短い時間で耕運を終了しました。東京でも気温が30度もあるようなとても熱い日差しと陽気でした。
 田んぼ二枚のうち、上流側の田んぼは陸稲の種を蒔くつもりです。陸稲にもうるち米ともち米がありますが、うるち米はぼそぼそして美味しくないのでもち米を作る予定です。それにもち米ならば収穫後にもちつきなどのイベントに使えます。一方、下流側の田んぼは今年は耕作しない予定です。ただ、大豆を植えてみようかとの案もあるので考えてみようと思っています。あるいは、耕運機や草刈りなどの農業機械の練習場としての使うのもいいかと思っています。

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田んぼの草刈りと耕運

2005年05月17日 | 田舎暮らし
 仕事の合間をみてクレソン横田んぼの草刈りと耕運をしました。遠藤さんが来たので、いっしょに草刈りと耕運をしました。最初は2台の草刈機を使って畦周りを中心に草刈りし、それが終わると畦の内側を刈りました。草刈りが終わった時12時半だったのでさすがに腹が減りました。このため休憩を兼ねて昼食タイムにしました。刈ったばかりの田んぼを前にしてすがすがしい気持ちで食べました。今日は日向でちょうどいい日差しですが、来月になると梅雨がはじまりますので、今日のように土手で休める日は少なくなります。昼食が済むと刈った田んぼを耕運機で耕しました。晴天の中で耕運機も快調に動きました。
 この田んぼは去年、日照り、台風、スズメと大被害にあいましたので、今年は陸稲か大豆にしようかと思っています。ここは水分が多めなので陸稲の方がいいかもしれません。陸稲のうち、うるち米はぼそぼそしてあまり美味しくないのでもちの陸稲にしようかと思います。どちらにしても、あまり時間をとられずに簡単に作れるようにしたいと思っています。
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シロアリの羽蟻の大群

2005年05月16日 | Weblog
 天気がいいので草むしりや後片付けをしていました。しばらくして数年前に切った木の切り株からなにやら飛び立っている虫に気が付きました。最初はパラパラでしたが、どんどん増えているので近づいてみるそれはシロアリの羽蟻が飛び立っているところでした。そのうち、その切り株全体が羽蟻で埋め尽くされてしまいました。日が当たって上昇気流が発生したところに風が吹くと、いっせいに飛びたつのです。
 子供の頃に羽蟻の大群を見たことがありますが、切り株全体を覆うほどの羽蟻を見るのは初めてでした。この羽蟻たちがどこかに飛びたちどこかに着地してオスとメスがカップルになってシロアリの巣を作るのか、と思うと自然の不思議さを見たような気がしました。何万匹の羽蟻の中で無事に巣を作ることができるのは数匹とか。シロアリは増えると困るけれど、人知れずどこかの山でひっそりと頑張って生きて欲しい気もしました。
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ため池横田んぼの畦草刈り

2005年05月13日 | 田舎暮らし
 小学生2クラスの田植えをする、ため池横田んぼの畦などの草刈りをしました。本当は連休の合い間にできればよかったのですが、仕事上休みがとれず今日になってしまいました。今の時期は草が伸びる時期なので、一週間草を放置しておくだけで草刈りがそれだけ大変になります。特に夏にかけての時期は、草の茎が硬くなるのでこれ以上放置できません。
 草刈りで一番困るのはつる植物です。たとえば、「カラスのえんどう」は実が成りはじめてだいぶ茂っているためうまく刈ることができません。何段にも分けて刈らないと刃に絡み付くなどして困ります。カヤなども葉がだいぶ大きくなっているので刈るのに苦労します。そんなこんなで、無事に田んぼの周辺を苦労しながら刈ることができました。「農業は雑草との戦い。」とはよく言ったのです。除草剤を使えば楽に草を枯らすことができますが、人間が食べるお米に影響が皆無だとは言い切れません。無農薬を志す以上、汗水たらして頑張るしかありません。
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小学校先生を田んぼ案内

2005年05月11日 | 田舎暮らし
 午後三時に鈴木牧場で、別所小学校五年生担任の先生と待ち合わせしました。牧場のオーナーを紹介した後、田植えする田んぼや麦畑、子供達が使う足踏み脱穀機などの農機具などを案内して回りました。今年の五年生は人数が多いので四クラスです。
 田んぼは、苗場とため池の田んぼを案内しました。話し合いの中で、6月はじめは移動教室の計画があるとのことで、田植えは6月の後半になる見込みです。先生の一人は、秋葉台小学校勤務中に牛の見学などで元オーナーにお世話になったそうです。その元オーナーが亡くなったのを知らなかったようで驚いていました。
 なお、案内の途中に苗場に寄ったら、またまた鴨に入られていていました。すっかり苗場が踏み潰されていました。鴨は網を持ち上げるようにして苗場に入るので、網の四方に石を隙間なく置くなどしないとまた入られてしまいます。やれやれ困ったものです。先生方を案内していると鴨が寄ってきました。人間が危害を加えないのを知っているのですね。畑苗代では、カラスや鳩の害を耐えて少し芽生えをしていました。水苗代と畑苗代を合わせて田植えに必要な苗が確保できればいいのですが。
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土手で笹の花が満開

2005年05月07日 | 田舎暮らし
 田んぼの土手で笹の花がいっせいに咲いています。笹の花を見るのは10年ぶりぐらいです。昔は「笹の花が咲くと飢饉になる」と嫌がられたそうです。なんでも笹はお米のような実が成るそうで、その実が山中で咲くと一時的にねずみの餌が増えてねずみが繁殖し、それが飢饉の原因になるとか。真意のほどは分かりませんが、いいことではなかったようです。一方で、笹は花が咲くと一時的に笹の体力が弱まって笹が茂らないとか。この一年、田んぼ近くの笹に注目です。
 今日、別所小学校から電話がありました。11日の15時に鈴木牧場で待ち合わせることにしました。牧場を簡単に紹介した後、小学五年生達が総合学習で田植えや稲刈りなどをする田んぼや田んぼに沿って流れる小川などを案内する予定です。
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水苗代でイネの発芽開始

2005年05月06日 | 田舎暮らし
 稲の芽生えが始まりました。一時苗場に鴨に入られて全滅したかと思いましたが、残った一部の稲は次々の発芽をはじめました。しかしながら、もち米だけは集中的に鴨に食べられてしまったのか、わずかしか発芽していません。今後もち米の苗をどう調達するか考えなければなりません。もち米の苗が足りないようであれば、知人に苗をもらうか相談してみようと思います。
 水苗代では発芽直後に一時的に水をひいて芽を定着させます。泥にまみれた尖ったような芽の次に緑の芽が出てきて苗全体が青々としてきます。こうなると再び水をひたひたに入れます。この頃に雑草のヒエも芽生えるため早めに深水にする必要がありますがなかなかうまくいきません。除草剤を使わないので毎年ヒエが苗に混じり苗取りの時にヒエの選別に苦労します。また、イネミズゾウムシやイナゴ幼生の発生にも悩まされます。でも益虫のクモも同時に発生するので微妙なバランスで毎年苗が元気良く育ちます。
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小学生田植え体験依頼

2005年05月05日 | 田舎暮らし
 朝仕事が終わって帰宅して昼頃に目がさめました。あまり天気がいいので、ため池横の田んぼに行きました。熱い日差しの中で耕運機を動かして田んぼを3時間程耕しました。隣の薬科大学の生徒が使っている田んぼはまだ耕していません。いつ耕すのでしょうか。
 ところで、別所小学校から今年も総合学習で田植え体験をしたいとの依頼がありました。11日か13日に下見に先生が来ます。今年は五年生の人数が増えたようで4クラスです。4クラスもあるので、今年は田植えや稲刈り指導は去年より大変になりそうです。私は仕事上4日も田植えに付き合えないので、分担して来月中旬に別所小学校の田植えをしたいと思っています。どなたか小学校生徒達の田植えに協力してくださる方はいませんか。
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苗場に鴨が入り込み苗が心配

2005年05月01日 | 田舎暮らし
 深夜勤務を終えて早朝家に帰り、昼頃に起きて田んぼに行きました。すると、苗場に鴨が入って種籾を食べられ放題であることが分かりました。せっかく貴重な種をまいてしかも網までかけたのに、鴨数匹が器用に網を持ち上げるようにして入ってきます。苗場の中は踏み荒らされて鴨の足跡があちこちに付いています。鴨にとっていい餌場になっているようです。
 田植えをする苗が生えるかどうか心配になりました。もう少し網の隙間をなくすようにすればよかったと思いました。去年は網の上に鴨に乗られて、網がたわんで水面についたところの苗を鴨に食べられました。数年前のことですが、網に入った鴨を狙って狸が苗場に入り込みめちゃめちゃになりました。やれやれ野生動物との共存は難しいものです。
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