春夏秋冬と年に四回ほぼろ製作講習会を開催しています。この秋の講習会時、生徒さんから私が作った買物籠の縁部分の編み方を教えて欲しいとの要望がありました細。実はその編み方は私が独自に模様として編んでいたものでした。一年位前に編んだ縁模様でした。
生徒さんに教えていると何とその編み方をすっかり忘れていました。ほぼろだけ編むならば一種類だけです。ですがほぼろを編めるようになるといろいろな模様に取り組んで見たい気持ちになります。ほぼろ製作マニュアル原稿にその模様を取り込もうと再現してみました。
ほぼろや買物籠の縁の模様を実際に編みながら再現中
ほぼろの縁を編みながら模様の再現に勤めました。その結果三種類の模様を再現しました。そして、教えることができるようにその模様部分を取り出しました。そして、その編み方の詳細を本の原稿に入れることができるようにいろいろな角度で写真を撮りました。
縄の上にわらを置く 下のわらを斜めに交差 交差後に駒で締める
大きくは矢羽根模様と斜め交差模様にの二種類の編み方になるでしょうか。また、ほぼろや買物籠では縁に細縄を芯にします。しかし、この二種類の編み方をすれば細縄を芯にする必要がない事に気が付きました。細縄を芯にしない方法も原稿に追記しようと思います。実用的なほぼろには模様は必要ありませんが、よりセンスの良い自分流に編めるのが現代のほぼろではないかと思います。
矢羽根模様に編んだ縁 斜めに交差して編んだ縁