私が学生時代に購入したトランジスタ方式時計を先日修繕しました。しかしまた、時々止まるようになりました。そこで再び分解修理することにしました。現象は時々針が止まってはまた動き出したりすることです。
再び動かなくなった古いトランジスタ方式時計
前回は単に軸に油を差しただけでしたが、それ以外の根本的な故障があるようです。分解していると、なんと電池を押さえているマイナス電極のぜんまい部分がぐらぐらしているではありませんか。
ぐらぐらしているぜんまい電極 ぐらぐら部分を取り外す
長年の間にぜんまい電極の途中が錆びたのだと思います。そして、ぐらぐらしている部分の電気の通りが不安定になっているのだと思いました。このため、そのぐらぐらしている部分を思い切ってちぎるように取りました。電極が少し短くなりましたが、電池を抑えるには差し支えないようです。このまま再び様子を見ることにしました。
短くなったぜんまい電極部 電極を直した後、裏蓋を閉じる
このようにして直した古いトランジスタ方式時計は購入からほぼ40年。長い付き合いなので、捨てないでなんとかこれからも持たせようと思います。今のところ、止まらないで動いています。
再び元気に動くようになったトランジスタ方式据え置き時計
先日つるもの野菜用の支柱を立てた畝にキュウリの苗を移植しました。今は連休中で、園芸店では春夏野菜の苗をたくさん売っています。キュウリの苗を六つ購入しました。キュウリは比較的作りやすい野菜で、夏は毎日のように食べる野菜の一つです。ただし、実はどんどん太るので取り損ねるとヘチマのように大きくなります。こうなると、もう食べられませんが。
キュウリの苗(68円/個)を六つ購入、畝前に置く
何年か前までは、我家のサンルームで苗を作りしていたものですが、最近は忙しいためなかなか苗作りまで手が回らず購入しています。数年先に山口県に帰ったときには、ちゃんとしたビニールハウスでも建てて苗作りをしたいと思っています。
丁寧にポットから苗を抜く 根を痛めないように移植
根を傷めないようにポットから苗を丁寧に抜き、予め掘った植穴に落とします。そして、周りから寄せるように土を根元に被せます。そして、乾かないように根元に水をかけます。最後に、この畑は時々強い風が吹くので、苗が揺すられたり倒れないように茎を支柱に緩く結び付けます。
移植後、乾かないよう水をやる 風で倒れないようにひもで結ぶ
苗を移植した畝は、キュウリ以外の野菜も育てるつもりです。どじょうインゲン,モロッコインゲン,四角豆,つるむらさきを予定しています。この連休中にこれらの種を蒔くつもりです。また、ナス,トマト,ピーマンなどの苗も購入して移植するつもりです。これからは雑草も次々に生えてきます。今後は、種まきや育苗に加えて 草取りなどの作業でどんどん忙しくなります。
植え終わったキュウリの苗、同じ畝にはインゲンなどの種も蒔く予定
このトランジスタラジオAT-280の修理履歴です。それぞれをクリックしてください。
修理(1/4) 修理(2/4) 修理(3/4) 修理(4/4)
前回の調査で、このトランジスタラジオの故障箇所がほぼ低周波増幅初段であることが分かりました。そこで、今回は故障の箇所を特定して修理することにしました。そのために、シグナルインジェクターで怪しい箇所に信号を入れながら調べました。
シグナルインジェクターからの信号を基板に注入
低周波増幅初段の位置は高周波混合段の近くにあるため、チューニングダイヤル板が邪魔をしてインジェクターの端子が差し込めません。このため、ダイヤル板をいったん外して調査しました。ラジオの回路図がないので、基板の部品配置を見ながら低周波初段箇所を一つ一つ丹念に調査しました。
ダイヤル板が干渉して邪魔 ダイヤル板をいったん外す
すると、思っていたとおり検波した音声が低周波増幅段に通じる結合コンデンサ(電解コンデンサ10μF)が容量抜けしているのは確実です。このコンデンサを交換してみることにしました。そこで、同じ容量の電解コンデンサをストック品から探しました。
容量抜けした電解コンデンサ ストック品から探し出したコンデンサ
同じ容量の電解コンデンサを探し出した後、交換作業に入りました。しかしながら、電解コンデンサは極性があります。挿入されているコンデンサの印字を見て確認してもよいのですが、正確を期すためにテスターでも確認しました。
電解コンデンサの極性を確認、テスター棒の赤側がプラス
続いてコンデンサの交換作業に入りました。最初に容量抜けしたコンデンサを取り除きます。そのために、コンデンサを基板に固定しているハンダを溶かした後、ハンダ吸収器を使ってハンダを取り除きます。ハンダを除去すると簡単にコンデンサを取り除くことができます。
ハンダ吸取器でハンダを除去中 取り除いた電解コンデンサ(10μF)
次にストック品から選んだ良品の電解コンデンサを基板に取り付けます。取り除いたコンデンサが挿入されていた穴に、良品のコンデンサを挿入してハンダを流して固定します。これで電解コンデンサの交換が終わりました。今度は、電気を流して故障が直っているか確認です。
丸は、良品の電解コンデンサを挿入してハンダで固定した箇所
通電すると、ちゃんとラジオを受信して、その音量が正常にコントロールできるではないですか。予想したとおり電解コンデンサの容量抜けによる故障でした。コンデンサを良品と交換したことによって音量調整不良が直りました。
ラジオ受信し音量調整を確認中 故障が直ったので裏蓋を閉じる
故障を直ったことを確認すると、裏蓋を閉じました。そして、定電圧電源からではなく電池を入れて最終確認をしました。これで、ボリュームの電源スイッチ不良,部品ハンダ付け不良,音量調整不良の三つの故障を直すことができました。
電池を入れてラジオ受信を確認中
古老などからいただいた廃棄発動機を直して稲の脱穀や干草の細断などに使ってきました。故障するたびに発動機のヘッドを分解してバルブを磨いたり、点火のためのマグネトーを交換しました。今回、古いクボタ製の発動機を修理することにしました。これまで使ってきた古い発動機の中では一番古いタイプのものではないかと思います。ヤンマー製ディーゼルエンジンのK2とどちらが古いでしょうか?
これから半年位かけて、のんびり修理するつもりのクボタ製の発動機BHB
天気が良い日中は田んぼや畑に出かけて農作業します。しかし、雨天の日は、室内でトランジスタラジオを修理します。あるいは、半室内の駐車場でバイクの点検をしたり発動機の修理などもします。いろいろな物を平行して直しています。
クランク内を一通りチェック、長年にわたって溜まった油やゴミ
この発動機の概観を一通りチェックすると、重要部品の欠品はなさそうです。このような発動機で一番多い欠品は潤滑油を落下させるオイラーです。このオイラーも2個あるので欠品なしです。軽微な痛みは吸入部と調速器の部分です。また、点火用高圧線に割れがあり芯が露出していました。
傷みある吸入部と調速器 この発動機の銘板
この発動機の銘板を見ると、クボタ製BHB,番号313713,1200回転時3馬力,1200回転時4馬力と読めます。古い発動機なので交換用部品は売っているはずはありません。何とか秋までに修理できればと思います。一番重要な圧縮と点火に故障がないかどうかは、次の日に調査してみようと思います。
傷みが散見されるヘッド部分(吸入,排気,プラグ,バルブなど)
このトランジスタラジオ7TP-440の修理履歴です。それぞれをクリックしてください。
修理(1/6) 修理(2/6) 修理(3/6) 修理(4/6)
修理(5/6) 修理(6/6)
一つのラジオだけを根詰めて修理しているととても疲れます。このためいろいろなラジオを平行して修理しています。いろいろなラジオを触ると気分がまぎれますし、視点を変えることで勉強にもなります。今回、薄汚れた東芝製のトランジスタラジオも平行して直してみようかと思います。このラジオ、全く受信できません。ざっと外見を見るとアンテナをねじ込む端子がありません。かなり重症のラジオのようです。
他のラジオと平行して修理する東芝製トランジスタラジオ
外見以外にも問題点があります。チューニング指針の動きがスムーズではありません。ダイヤルを回すと、あるところでチューニング指針の動きが鈍くなります。どうも内部でチューニング指針を動かすダイヤル糸がスリップしている可能性かあります。
ラジオの裏蓋を外す 基板を裏返して取り出す
外見をチェックすると、今度は裏蓋を外してみました。すごい埃です。このラジオは保管する時、埃が降らない引き出しなどではなく、ずっと棚の上など埃が降り積もる場所に放置されていたに違いありません。どこから入ったのかスピーカーの振動板にも埃がたくさん付着していました。これらの埃は圧縮空気で吹き飛ばしました。
ラジオ内部に溜まった埃を圧縮空気で吹き飛ばす
埃を吹き飛ばした後、内部の基板をよく観察して見ました。基板はそれほど汚れていません。ただし、電池を入れるケースに接続する電線が切れていることが分かりました。これでは電源が供給されずラジオが鳴るわけはありません。
バリコンを動かすプーリー ダイヤル糸を回すつまみ
電源が供給されない故障は後にして、チューニング指針が動かない故障を最初に直すことにしました。長年の使用によってダイヤル糸が緩んで硬直化していました。これを直すため、ダイヤル糸のテンションバネを調整してみました。ラジオペンチでバネ直近の糸を数ミリ引っ張ってみました。すると、ダイヤル糸がピンと張ったのかチューニング指針が滑らかに動くようになりました。
ラジオペンチでテンションバネ直近の糸を数ミリ引っ張る
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久しぶりに田んぼの草刈りをしました。今日草刈りした所は、ため池脇の東京薬科大学環境グループASIATOメンバーが毎年泥んこ大会や米作りをしている田んぼです。この田んぼは5年前まではユギ・ファーマーズが小学生の米作り体験などに使っていました。その後、私が時々草刈りなどを支援しています。
クワで田起こししている東京薬科大学環境グループASIATOのメンバー
このメンバーとは長い付き合いになります。このメンバーの脱穀を支援したり、脱穀機を貸したり、代かきを手伝ったりしたこともありました。また、メンバーからは小学生の稲刈り支援,田植え準備,初冬の泥沼での稲刈り,小麦収穫,小豆収穫,そして砂糖作りなどを手伝ってもらったことがありました。
草刈りする前の高い畦 草刈り後の高い畦
また、小学校のおにぎりパーティーに大学生を招待する一方、大学の学園祭に招待されたこともありました。この環境グループASIATOは10年ほど前に4人でスタートしました。設立10年位になるので、かれこれ大学生とは10年以上のつきあいになります。
草刈りする前の道脇の土手 草刈り後の道脇の土手
草刈機を使って草刈りしましたが、天気が良いのでどんどん除草できました。刈り取った草は細かく散っているので天日でカラカラに乾くと思います。草を刈った後、畑に戻って一人で昼食休憩を取りました。青い空と萌黄色の緑を目にしながらの快適な休憩でした。
上流にある三角形をした小さな田んぼ脇を草刈り
前回まで、支柱は仮立ての状態で終わりました。ここの畑はとても風当たりが強いので、補強は絶対に必要です。今回は支柱を補強する作業をしてつるもの野菜用支柱立て完了としました。
支柱を補強するために新たに切り出した長い笹2本
補強は支柱が倒れないようにするためのものです。例えて言えば、地震に備えて家の柱に斜めに補強材を入れるようなものです。そのために笹林の中から特別に長い笹を2本切り出しました。この2本の長い笹を、仮立てした支柱に斜めに差し込んで補強用としました。
支柱に補強用の笹を挿入 根元は土に刺し込む
補強用の笹2本は互い違いになるように斜めに入れます。斜めに入れるだけでも前後の揺れに強くなります。さらに強くするために、笹2本と支柱を麻ひもで結んで固定します。
補強用の笹を互い違い斜めに刺し込み完了
支柱と補強用笹は強く結ぶ必要がありますが、私はその結び方としていつも角縛りを使用しています。この結び方は木材と木材を十文字に強く結びつける方法です。ボーイスカウトの副隊長をしていたときに、子供達に木材を使っていかだやテーブルなどを作るときによく教えた方法です。
最初は巻き結びから 笹と笹とを十文字に巻く
角しばりは最初、結びが途中で解けないように巻き結びから始めます。そして、笹と笹とを十文字になるように巻いていきます。ある程度巻き終わると、ひもが緩まないようにひも自身を強く巻きます。このような結び方をすると強い支柱を作ることができます。なお、笹の節にある皮は取っておきます。
笹と笹とを角しばりで結び終わる
この畑の土は小石交じりです。このため、支柱を土中に深く刺し込むことがなかなか困難です。今後は雨が降って土が緩むたびに支柱をさらに差し込む作業を2,3度する必要があります。
完成したつるもの野菜用支柱、今後は雨のたびに支柱をさらに深く刺し込み
思わぬ不思議なラジオを手に入れました。デザインが気に入った据え置き型トランジスタラジオを手に入れたつもりでした。ところが、蓋をあけてみると、なんと真空管ラジオでした。それも電池で動作させる真空管を使用したラジオでした。真空管はA電源とB電源を使います。A電源はいいとして、B電源用の電池は今ではどこを探しても売っていません。B電源用電池は絶滅電池です。
A電源とB電源を使う電池管を使用した松下製のコンパクトラジオ
私はこれまで製作に使用してきた真空管はMT管とST管です。電池管は触ったことも見たこともありませんでした。雑誌か何かで聞いたことがある程度の知識しかありませんでした。このラジオの内部に収められた小さな電池式真空管を見てとても新鮮な驚きを感じました。少しMT管に似ていますが、このような真空管が本当にあったのですね。
ラジオを裏蓋を外すと、4本の電池管が配置
この電池管ラジオは、歴史的にはラジオの方式が真空管からトランジスタへ変わっていく過程で出現したラジオのようです。デザインやバーアンテナなどはトランジスタ方式ラジオを彷彿させますが、内部は真空管方式そのものです。真空管からトランジスタへ変わりつつあった昭和30年代初期に製造されたのではないかと思います。
破損しているバーアンテナ 破損部分を接着剤で固定
故障がないかどうか内部を丹念に見ました。すると、バーアンテナの端が破損していました。軽微な故障です。そして、バーアンテナがぐらぐらしていました。バーアンテナがぐらぐらしたためにバーアンテナの端が破損したのではないかと思います。バーアンテナの破損とバーアンテナがぐらぐらする故障は接着剤を使って固定することで直しました。
バーアンテナを固定する部品紛失 バーアンテナを接着剤で固定
次に、このラジオの背面に貼られていた回路図を調査しました。使用されている真空管は、1AB6(局部発信兼混合),1A14(中間周波),1AH5(検波),3CA(低周波増幅)です。整流用には真空管が使われておらず整流素子を使ってありました。あまり聞いたことがない名前の真空管です。電池で動作する珍しい真空管です。
このラジオの回路図、四つの真空管を使用
このラジオをなんとか動作させてみたいと思います。そのためにはA電源1.5VとB電源67.5Vを揃える必要があります。A電源には普通の単一電池がそのまま使えます。しかし、B電源が困りました。とっくの昔に製造中止の電池です。この電池を自分で作るしかないようです。9V(006P)を7個直列に繋げはB電源になりそうですが、電流が分からないので006Pで大丈夫かどうか分かりません。とにかくやってみることにしました。どうしても無理ならば、例えば100V電源を整流平滑してネオン管(ネオン管の発光定電圧は約60V)で降圧して作るしかありません。
古い松下製 電池管ラジオ4W-260の修理(2/2)へと続く。
A電源の単一電池 B電源の67.5V電池(今や入手不能)
春夏野菜の種まきシーズン到来です。一番ポピュラーで作りやすい小松菜の種をまきました。10月中旬にも種まきして晩秋から冬にかけて他の野菜と一緒にたくさん収穫をしました。今回は、先日厩肥を施して耕耘した畝に種まきしました。種をまく前に三角ホーで、約10cm間隔で筋状に窪みを掘りました。この窪みに筋まきをしました。
最初、三角ホーで小松菜の種をまく窪みを作る
大根の種は比較的大きいので一粒まきができます。小松菜も理想的には、1cm間隔で一粒まきすると良いです。実際一粒まきできる播種器もあります。しかし、小松菜の種はとても小さいため素人は筋まきが無難です。今回も三角ホーで作った筋状の窪みに筋まきしました。
とても小さな小松菜の種子、指でひねるように筋まきする
小松菜のように小さな種は、いったん親指と人差し指の間にに種を10粒程度持ちます。そして、その親指と人差し指をひねるようにしながら次々に種を落とします。慣れないとどうしても種を団子状態で落としてしまいます。団子状態で種まきすると、後で間引きが大変です。
指を使って、種まきした箇所に土寄せ 三角ホーでトントン土を押さえる
種まきを済ませると、手の指を使って土を寄せるように被せます。そして、三角ホーでトントンと土を押さえます。この時期天候が不安定になりやすいので、そのうち雨が降ると思います。雨が降れば一週間程度で発芽すると思います。
順調にいけば、一週間程度で発芽
先日通勤の途中に、つるもの野菜用の支柱にする笹を刈り置きしておきました。今年作る予定のつるもの野菜はキュウリ,インゲン豆,四角豆などです。塩もみキュウリとインゲンの天ぷらはとても好きです。今回刈り置きした笹を加工して支柱を作りましたが、その前に支柱を刺す畝を作りました。まずは、畝にする場所を耕耘機で丁寧に耕して土を柔らかくしました。
畝を作るための耕耘 耕した後、てみで厩肥を施す
土を柔らかくした後、てみで厩肥を施しました。厩肥を入れると入れないとでは野菜の育ちが全く違います。私の経動上、白菜のように葉が大きくなる野菜は堆肥が絶対に必要です。厩肥を施した後、再び耕耘機を動かして厩肥を土と混ぜました。厩肥が偏らないように何往復もして耕耘します。
再び耕耘機を使って、畝に施した厩肥を土と混ぜる
何度も往復して厩肥と土を丁寧に混ぜると厩肥が見えなくなってきます。このように細かくなると、今度はレーキや平クワをつかって畝立てをします。畝は野菜の根が育つベッドのような物です。
厩肥が分からなくなるほど丁寧に耕耘 レーキと平クワを使って畝立て
畝が出来ると、先日刈り取った笹をノコギリを使って加工しました。ここの畑はとても風が強いので、笹を深く刺さしておかなければなりません。笹の根元が畝によく刺さるように尖らせます。20本以上の笹を加工しました。
ノコギリで笹の根元を尖らせる よく尖った笹の根元
笹の根元を尖らせ終わると、同じ長さになるように笹の先端側を切り落としました。全ての笹の高さが180cm程度になるように揃えました。あとは笹の根元を耕したばかりの畝に次々に刺していきました。この畑は小石混じりのためなかなか深く刺せません。強く押しすぎるとせっかく加工した笹が折れてしまいそうになります。じわじわと押すように刺します。通勤途中なので、作業はここで終わりとしました。次回は、この笹をひもで結んで固定するつもりです。
たくさんの笹を刺した、つるもの野菜の畝
このトランジスタラジオAT-280の修理履歴です。それぞれをクリックしてください。
修理(1/4) 修理(2/4) 修理(3/4) 修理(4/4)
去年の11月に修理した松下製の古いトランジスタラジオAT-280は、ハンダ付け不良と分かりました。そして、ハンダを付け直して修理しました。しかし、音量調節がきかない不良が新たに見つかりました。今回、音が大きくならない不良を修理をしようと思います。このラジオは、ボリュームの電源スイッチ不良>ハンダ付け不良>音量調整不良と、修理するたびに次の不良があぶり出されます。
裏蓋を外して取り出した基板、古い丸缶型トランジスタを使用
このラジオは正常に放送局を受信しますので、検波段以降の不良だと分かります。そこで、自作のシグナルインジェクター・トレーサーを使って検波段以降を調査しました。すると、検波段直後のボリュームは正常と分かりました。松下製トランジスタラジオT-46修理時と同様の低周波増幅初段の電解コンデンサの容量抜けの可能性があることが分かりました。
シグナルインジェクター・トレーサーを使って低周波増幅段を調査
このトランジスタラジオの基板を裏返しにして電解コンデンサを探しました。すると電解コンデンサが4個あることが分かりました。次回、このコンデンサを一つずつ調査して、容量抜けしているものを特定して交換しようと思います。場合によっては4個共に交換する必要があるかも知れません。
四角は検波ダイオード,丸が容量抜けの可能性がある電解コンデンサ4個
このトランジスタラジオを修理中、気晴らしに手持ちの古い雑誌をたまたま読んでいると、なんとこのトランジスタラジオの宣伝記事を見つけました。雑誌は「無線と実験 昭和34年(1959) 5月号」で、新製品紹介コーナーに掲載されていました。この年、私は6歳で小学校に入学したばかりでした。
無線と実験 昭和34年(1959) 5月号に掲載のトランジスタラジオAT-280
この古い雑誌のめぼしい記事を見ると、この年に東芝が始めてオールトランジスタ白黒テレビを試作した記事、真空管テレビのサービスガイド記事、ニキシー管やデカトロンの記事がありました。読んでいてとても懐かしい気持ちになりました。ニキシー管はストックを持っていますが、デカトロンは持っておらず一度使ってみたい管です。光りがくるくる回るデカトロンはとても懐かしい管です。
東芝の全トランジスタテレビ試作の記事 デカトロン管の紹介記事
今回で5回目の芝生の植え付けです。まだ芝生を植えたい場所がありますが、今年はこれまでとします。最初に植えた芝生はだいぶ緑になりましたが、どういうわけか着生しないで芽が出ない芝生の箇所があります。その箇所は、根が張らずうまく着生しなかったようです。今後は、その着生しなかった箇所のメンテナンスをしようと思います。
最後5回目の芝生の植え付け箇所をクワで耕す
今回も前回までと同様に芝生を植えつける箇所を、最初三本クワで耕しました。次に芝生の根の部分が地面に均等に当たるように、今度は平クワで平らになるように耕します。平らに均し終わると芝生を貼っていきます。
最初、庭の角を芝生で貼る 押し切りで切った芝生を次々に貼る
芝生を貼り終わると、貼った芝生と芝生の隙間にそれまで耕した土を埋めていきます。そして、芝生が乾燥しないように水をまきます。このところ晴天が続いているので水やりは欠かせません。今は枯れたようになっている芝生は、初夏までには芽が出てきて緑色に衣替えするはずです。
芝生が乾燥しないように最後に水をまく
この季節、春物野菜や夏物野菜の種まきが始まります。インゲン豆などのつるもの野菜は種をまく前に畝に支柱を立てる必要があります。なお、発芽後に立てても間に合いますが、私はいつも種まき前に立てています。その支柱にするための笹を、仕事に行く前に刈り取りました。
畑近くに群生している笹林、この中から長く硬い笹を切り出す
アピオス芋を植えた畝に立てた笹よりもやや長めの笹を選びました。ところで、茎が太い笹が良いように思いますが、太い笹は比較的柔らかいので選びません。また、去年生えた笹よりも一昨年生えた笹の方が茎が硬いで選びます。
笹林の根元、硬い茎を選ぶ 竹用のノコギリで茎を切断
刈り取った笹は次々に運びやすいように一方向に並べます。刈り取った笹は50本位でしょうか。硬くて長い茎の笹はそんなに多くありません。笹林に分け入って良い笹を選びながら刈り取ります。刈り取った笹はまとめて肩に担いで畑に運びました。
刈り取った笹を運びやすいように一方向に並べる
笹はたくさん刈り取ったので二回に分けて運びました。これだけたくさんの笹を担ぐと、その重さで肩が痛くなります。今回は農作業に時間がとれなかったので、刈り取った笹を運び込むだけしか出来ませんでした。次回は畝を耕耘して笹を加工した上で支柱として立てようと思っています。
運び込んだ笹を畑に置く、加工後に支柱として立てる予定
初秋に他の野菜といっしょに種まきして、晩秋に植え付けした、のらぼう菜が収穫の真っ盛りです。この野菜は多摩地区の特産野菜のようです。小松菜のように大衆化された野菜ではないため、八百屋で売っているのはまれです。もっぱら各農家の庭先で自給用として栽培され続けてきた野菜のようです。
とう(花芽)が立ってきて収穫適期ののらぼう菜
小松菜と比べてややえぐみ(にがみ)があるのが大衆化されない原因だと思います。また、周年栽培されないことも原因の一つかも知れません。この時期に主に収穫するため、春を感じさせる野菜の一つとなっています。とう(花芽)を主に収穫して食べます。
とう(花芽)の根元を掴む 根元をねじって折り収穫
この野菜を私がなぜ好きかと言うと、種まきOK,移植OK,自家採種OKなど栽培がとても易しくためです。さらに、害虫に食害されないので本当に世話いらずです(独特のえぐみを害虫が嫌いだからではないか)。さっと熱湯を通せば何にでも使えます。サラダにしてもいいし、味噌汁に入れてもいいし、私は肉野菜炒めにして食べるのが好きです。
今夜のおかず分、のらぽう菜一掴み
久しぶりに真空管ラジオを修理しようと思います。真空管を触るのは30年ぶり位でしょうか。子供の頃、ラジオは真空管方式のものしか知りませんでした。当時の真空管ラジオは重厚で大切な家具のような存在でした。子供は気安く触れませんでした。
故障してラジオ放送が受信できない真空管ラジオ
最後に真空管を使って工作したは30年位前です。コンデンサヘッドホン(STAX)を真空管で駆動する装置を作ったのが最後です。コンデンサヘッドホン(STAX)は、高音域がとてもシャープに再現できるヘッドホンでした。その装置は、山口県の実家に置いてあり今でも使えます。その後、自作した真空管ラジオなどは壊したり無くなってしまいました。ただし、6WC5,6D6など真空管そのものはストックとして保存しています。
暗いマジックアイ 全体的に暗い照明
今回修理してみる真空管ラジオの故障箇所は、暗いマジックアイ,照明が全体的に暗い,チューニング指針が動かない,ラジオ放送を受信不能,Radio/Phone切り替え時ランプ点灯不良です。なお、ラジオ放送を受信しないのは、チューニング指針が動かないことが原因のようです。
Radio/Phone切り替え表示 Phone時だけ点灯
まずは、シャーシを出してみました。トランジスタラジオの基板と比べて、本体やシャーシが大きいのでとても楽に取り出すことができます。取り出しながら、手の感触などが懐かしい気持ちになりました。
シャーシ固定のネジを外す 音量調節などのつまみを外す
一気に故障を直すのではなく、まずはどこが故障しているか簡単に調査しました。ダイヤル指針が動かない故障は、ダイヤルつまみを回しても空回りしていることが原因と分かりました。そもそもダイヤル糸がダイヤル指針を通っていません。全面的にダイヤル糸を張り直す必要があります。バリコン直結のプーリーを手で回すと、ちゃんとラジオ放送を受信するではありませんか。回路自体は正常のようです。
ダイヤル指針が動かない故障は、ダイヤルつまみを回しても空回りが原因
続いて、シャーシを出した状態で通電してさらに調査しました。ダイヤル表示を照らす6.3Vのパイロットランプのうち、1個はランプそのもの無く、2個のランプはフィラメントが切れていました。また、Radio/Phone切り替え時ランプのうち、Radio側のパイロットランプのフィラメントも切れていました。暗いマジックアイは交換しかないようです。はやる気持ちを抑えて、のんびりと修理しようと思います。
6個のパイロットランプのうち、2個だけ正常に点灯