相変わらずの猛暑が続いています。我家はコンクリート製ですので、もろに日差しが家を暖めます。そのため、2階は18時になっても33℃のままですし、朝にになってもコンクリートの放熱のため30℃です。
この猛暑の中、麻郷公民館でわら細工民具「ほぼろ」製作講習会第1部を開きました。部屋の中はエアコンが効いているので涼しいです。しかし、わらを叩いたり水に浸す場合などは野外に出ないといけません。野外でわらを加工中に膝を付いたり手を付くと、床が暑くてやけどしそうです。午後2時頃になると暑さで集中力が衰えます。適度に水分補給したり休憩しながら作りました。
ほぼろを作る前、わら束から良いわらを選ぶ
これまでの講習会はすべて休日に行っていました。今回は平日開催のため夏休み中の子供中心です。そのため、平日に来れない方々が参加する第2部(8/11)の方が参加者が多くなる見込みです。
今回はメインのほぼろを作ってもらいました。暑さで集中力が欠けたせいもあるでしょうが完成までには至りませんでした。そのため、8/11に完成してもらう予定です。
暑い野外でわらを叩く もくもとほぼろ作り 側面に模様入れ
平日のため、公民館では体操などの各種クラブ活動がありました。それらの参加者の方々が通り過ぎながらほぼろ講習会を見ていました。また、ほぼろを製作している方に声をかけながらほぼろを懐かしそうに見ていました。あるいはほぼろを応用した買物籠や猫ちぐらを感心して見ていました。
後片付け時、窓を開け広げると熱風が入り込んできました。その熱風の中で、わら,道具,シートなどを整理しながら掃除しました。最後に掃除機でわらなどのゴミを綺麗に吸い取りました。参加された方々、猛暑の中お疲れ様でした。
お昼になったのでお昼休憩中 終了後、綺麗に後片付け
扇風機しかないクラフト小屋で、ミツバチの巣箱持ち上げ器をのんびりと製作しています。今回は巣箱を載せて持ち上げる機構を作りました。その部分は重さがかかるため金属部品で作りました。巣箱を載せる場所に10kg位の石を載せてみましたが支柱がしっかりと支えています。この様子では人が座っても大丈夫のようです。
ハンドルを回すハンドウィンチを注文しています。そのハンドウィンチを取り付ければ完成する所までこぎつけました。8月末に実際に使って巣箱に継ぎ箱をしてみようと思います。この機械がちゃんと使えれば、一人で巣箱を取り外したり継いだりできます。
扇風機だけの暑いクラフト小屋でもくもくと製作
巣箱を持ちあげる機構は、DIY等のお店で使われる商品棚を支えるL字金具を使いました。その金具の位置は上下変えられます。その金具をはめ込む支柱金具が長過ぎるため、巣箱持ち上げ器の大きさに合わせてグラインダーで切断しました。また、止めるネジ穴も重さに耐えられるよう追加しました。
持ち上げる位置を確認 支柱金具にネジ穴 板に支柱金具を取付け
L字金具を取り付ける支柱金具を、上下する板に平ネジ(M6)で取り付けました。上下する板を支柱に取り付け紐で吊るしました。その紐を上下するとL字金具もスルスルと上下しました。巣箱の代わりに10kg位の重石を載せてテストしてみました。
ハンドウィンチが届いたら紐の代わりにワイヤーを取り付けます。それで完成となります。巣箱側も少し加工要です。実際に使ってみて不具合があるようならば、その都度改良しようと思います。
一番下の位置に下ろす 実用域で10kg位の重石を置く
夏休みが始まって最初の田布施町少年少女発明クラブでした。4月から始めているアイデア工作の続きに加えてチャレンジコンテストがいよいよ始まりました。チャレンジコンテストに参加するのは2チームです。チャレンジコンテストに挑戦する子供達は早めにアイデア工作を済ませます。そして、長い夏休み期間を通じてテーマに沿ったチャレンジなカラクリ工作を作ります。
ところで発明協会からチャレンジコンテストに使うモーターなどの部品が送られてきています。最低限その部品を使ってカラクリ工作を作らなければなりません。その部品とはモーター2個,タイヤ2対,リモコン装置,モーターを取り付ける基板などです。なお作品の大きさには制限があります。
チャレンジコンテストに参加する子は早めにアイデア工作を済ませる
チャレンジコンテストの工作に入れるよう少しばかり応援しました。蝶番を探して穴を開ける支援、段ボールに丸い穴を効率よく開ける支援、アイデアに困っている子供には解決策を数個を提示したりなどです。8月上旬に帰省するため、その期間はそれほど子供達を応援できません。その代わり、8月中旬から下旬にかけて毎日のように工作室に出かける必要がありそうです。毎年のことですが、暑い真夏の工作支援が始まりました。
虫を飼う装置に蝶番 小動物の観察装置 大きな段ボール工作
3年位前、初期のほぼろ製作講習会では、駒に紐を巻くところから始めていました。その後、コロナ惨禍後だと思いますが巻く時間を節約するために私が事前に巻くようにしています。それは、参加した皆さんにほぼろの製作に集中してもらうようためです。ベテランになれば最初からしていただきたい所ですが、今は初心者が多いため当分は私があらかじめ駒に紐を巻いておこうと思います。
今回も駒に紐を巻いておきました。クーラー無しのクラフト小屋での作業なので扇風機だけでは汗が出ます。ちなみに正午頃小屋内の温度は32℃でした。西日が当たるため、夕方近くはもっと室温が上がります。
ほぼろ講習会のため、あらかじめ紐を巻いておいた駒
今回の講習会では藍染めした紐を使います。出来上がりのほぼろは藍色の紐でデザイン的に締まるのではないかと思います。
さらに、何色かのリボンも用意しました。参加者の皆さんに好きなリボンを選んでもらいます。そのリボンをほぼろの装飾に使えば個性的なほぼろになると思います。
駒に藍色の紐を巻く 全駒に紐を巻く 駒1セット/1人を用意
夏は1年のうち最も多く草刈機を使います。そのためか、故障する頻度も夏が多いような気がします。今回の故障は、草刈機の始動直前にガソリンを送り込むプライマリポンプの劣化です。そのポンプを指で押すと霧状になったガソリンが外に出るのです。最近この故障が一番多いような気がします。
DIYのお店にいって新しいプライマリポンプを購入しました。ついでにエアフィルターも買いました。家に帰ると、プライマリポンプを交換するためキャブレターを分解しました。
草刈機のキャブレターを分解してプライマリポンプを交換
プライマリポンプは、これまで何度も交換したため手慣れています。ただ、真夏ですのでクーラーがない駐車場での交換です。座ったり立ったりしていると汗が出てきます。そのうち蚊が刺すようになったため、蚊取り線香を焚きました。猛暑に蚊に、夏の修理は大変です。
霧状に出るガソリン キャブレターを分解 プライマリポンプを外す
新しいプライマリポンプに交換すると、キャブレターを元通りに組み立てました。そして、ガソリンを入れて始動ロープを数回引くとエンジンがかかりました。
私は、常に2台の草刈機を動かせる状態にしています。一台が故障してもすぐにもう一台に代えることができるためにです。耕運機も二台に持っています。東京に住んでいた時に中古で購入した耕運機と、父親から受け継いだ一台です。共にメンテナンスしながら10年以上使っています。
※農業機械の故障修理をお店に頼むと結構なお金がかかります。そのため、なるべく自分で修理しています。
左が新品のプライマリポンプ ついでにエアフィルターも交換
今月末にほぼろの製作講習会を開きます。年四回のうちの夏の講習会です。麻郷公民館でしますが、平日でもありまた会場がやや狭いためいつもより少ない人数です。大人二人に子供二人の参加予定です。なお、平日に来られない方のため8月11日(日)に高塔公会堂でも開催することにしました。
これまでは、ほぼろ,買物籠,猫ちぐらなどを作っていただきましたが、今回は基本のほぼろを作ろうと思います。おそらく今回1日だけでは完成は難しいため、8/11あるいは秋の開催日にも参加していたいただけたらと思っています。
足踏み脱穀機を使ってわらのゴミを取る
さて、参加される方々に使ってもらうわらを、すぐに使えるできるようにあらかじめ加工しておきました。最初、農家の友達に分けていただいたわらを車のタイヤで何度も引いて柔らかくしました。続いて、足踏み脱穀機で細かなわらゴミを取り除きました。
このわらを使ってほぼろを作ってもらいます。本番では軽く水に浸した後、木槌で叩いてより柔らかくします。そして、その中からより良いわらを選んでほぼろの製作に使います。
次に、駒に紐をあらかじめ巻いておけば講習会の準備はOKです。
車のタイヤでわらを何度も引く 足踏み脱穀機でわらゴミを飛ばす
藍を栽培している畝は四つあるのですが、それぞれの畝を四回に分けて除草しました。四度にわたる除草はさすがに疲れます。来年からは二つの畝だけにしようと思います。
8月末か9月初め、藍葉を収穫してその場で乾燥させるつもりです。そして藍の乾燥葉をたくさん作ろうと思います。たくさん作っておけば数年はもちます。そうすれば、来年から数年間は今年ほど藍をたくさん栽培する必要がありません。また、小学校の放課後学習で藍染め体験に使う藍の葉はそんなに多く必要がありませんので。
水分補給しながら汗だくになって最後の藍の畝を除草
今回は最後の藍の畝の草取りでした。今後も小さな草が生えるでしようが、次は耕運機を使って耕運除草をしようと思います。
ところで、藍畑の近くに緑綿の苗を植えていました。まだまだ背は低いですがちゃんと育っていました。秋になれば綿を収穫できると思います。綿とは別にこぼれ種からそだった小豆も育つていました。食べるほどには収穫できないでしょうが、来年のための種は収穫できそうです。
蚊取り線香を持って除草 藍の根元を綺麗に除草 いい色の藍の葉
ミツバチの巣箱を観察すると、暑いのかたくさんのミツバチが巣門近くに群れています。暑さ対策として、水を巣箱にかけたり濡れたタオルを巣箱に載せたりしました。しかし、いっこうに外に出たミツバチは中に入りません。
涼しい早朝に巣箱に行ってみると、やはりたくさんのミツバチは外に出たままです。そこで、ミツバチをよく知っている友達に来てもらいました。すると、外に出ている理由が三つあるそうです。①猛暑で暑い ②スズメバチが来ている ③巣箱内が狭い とのことです。そこで調べてもらいました。
巣箱の最下段に継ぎ箱を設置
友達に巣箱内の写真を撮影してもらうと理由が分かりました。③でした。巣がどんどん大きくなって巣箱内が狭くなっているとのこと。そこで、その友達の継ぎ箱を借りて、巣箱最下段に継いでもらいました。巣の成長が早くて、今作っている巣箱持ち上げ器が間に合いませんでした。
たくさんのミツバチ達 猛暑対策の巣門拡張 継ぎ箱に黒いシール
継ぎ箱をしたついでに猛暑対策をしておきました。それは単純ですがすだれを巣箱に掛けました。そして、巣箱内の空気が通りやすいように巣門を広げました。これでミツバチ達は落ち着くことだと思います。
2時間後に巣箱に行ってみると、外にいたミツバチ達は減っていました。いつものように蜜や花粉を取りに飛び立っていました。友達によると八月にもう一段継ぎ箱をすると良いとのことです。それまでには巣箱持ち上げ器を完成しようと思います。今回は友達に感謝です。
暑さ対策の一つとして巣箱にすだれを掛ける
今から40年以上前の事でしょうか、山梨県、静岡県などの山深い山村農業の民俗調査をしたことがあります。明治から昭和にかけての人々の暮らしを古老から聞いたりしました。鍛冶屋の古老から石臼の研ぎ方などを習いました。また山奥に住む古老から、当時まだ作られていた食用の稗やシコクビエなどの雑穀の栽培方法を習いました。
今は亡き古老からいただいた食用稗とシコクビエを育苗し、今回その苗を先日収穫したニンニクの跡に植えました。日本では今このような雑穀を栽培する人はほとんどいないでしょう。これら雑穀を栽培していると、山深い山村で出会った今は亡き古老達を思い出します。
数十年前に古老からいただいた雑穀を植え付け
山梨県の山深い山村の民俗を調査している時、こんなことがありました。昔は街道だったらしい一軒の家を訪れると、私一人だけ思いがけずとても丁寧な招待を受けました。相当古くからある由緒ある大きな家でした。若い女性も加わって賑やかな郷土料理などが出ました。※その当時、その地域を数日間にわたって調査していました。
帰り際に分かったのですが、私をもてなした理由はその若い女性の婿に迎えたいとの事だったのです。もしもその家の婿になっていれば、今どんな生活をしているでしょうか。それなりに幸せになったでしょうか。・・・・・ごめんなさいねお嬢さん。
食用稗の苗 シコクビエの苗 植え付けた食用稗
お米が栽培できない山村では、食用稗やシコクビエなどの雑穀しか収穫できません。私も食べたことがありますが、全体的にパサパサしていて美味しくありません。しかし、山深い土地では生きるためにはそれらを食べるしかありませんでした。お米は貴重で手に入らず高価で食べられなかったのです。今では考えられませんが、同じ日本でとてつもない格差があったのです。また食物による差別意識もあったのです。
今は誰でもお米を食べています。40年ほど前に八王子の山奥を調査していました。その時、ある古老が「奥の部落では稗を食べていたが、うちは昔からお米を食べていた。」と自慢していました。昔はお米を食べていること自体が、ステイタスシンボルだったのです。また、戦前のことですが、軍隊の食事にお米が出されていました。お米をたらふく食べられるとのことで軍隊に入った人もいたそうです。
植え付けたシコクビエ 植え付けた食用稗に散水
この猛暑の中をウォーキングしてきました。このウォーキングの会を立ち上げて12年、ひたすら史跡巡りウォーキングをしてきました。今回は最初で最後となりますが、この宇宙での太陽系の広さを体感してもらうウォーキングをしました。
田布施町役場がスタート地点です。役場玄関の幅14mを太陽の直径に見立ててのスタートです。太陽の直径を14mに見立てると地球は直径12cmです。役場玄関を出発すると田布施川に沿って海に向かって歩きました。この歩く速度は、太陽の大きさを14mとすると4km/時間となります。つまり歩く速度は光の速さとなるのです。光の速さで太陽(役場)を出発です。
4分後に到着するのは交流館近くの距離にある水星(直径4cm)です。太陽から出た光は4分後に水星に届くのです。続いて、金星、地球、火星、木星の位置に向かって歩きました。
浮島神社の涼しい木陰で、談笑しながら休憩
宇宙の広さを体験してもらう催しは、何年か前に観光協会の理事をしていた時に提案しました。しかしながら却下されてしまいました。そこで今回、いつものウォーキング仲間に体験してもらうことにしました。
さて、水星の位置を出ると、3分後に桜橋に到着です。この桜橋の位置にあるのは金星(直径12cm)です。さらに田布施川に沿って歩き、図書館を50m過ぎた位置にあるのが地球(直径12cm)です。続いて火星の位置に向かいました。
関戸橋近くの堰 向こうに見える川添橋 田布施町交流館に戻る
火星(直径7cm)の位置は旧関戸橋の位置です。ここまで来ると猛暑日で突き刺さるような日差しがこたえます。タオルで汗を拭きながら歩きましたが、風が吹いているため汗は塩になります。そのため、額を触ると塩でサラサラしました。
新関戸橋近くの桜の木陰で最初の休憩を取りました。今日は距離を稼ぐウォーキングではないため焦らずいつもの仲間と談笑しながら楽しく歩き続けました。これだけ暑いと、楽しくおしゃべりしないと歩けません。
旧関戸橋を交流館に戻る 交流館に着いてかき氷を食べる
灸川の河口近くに来ると幕末期の奇兵隊のお話をしました。また、私が子供の頃にあった人島橋に付いてお話をしました。どんどん歩いて八海橋の位置にある木星(直径1.4m)に着きました。今回のウォーキングはここで止めです。それ以降の惑星の位置は、土星が佐賀、天王星が尾国、海王星は上関になります。これ以降は遠くて歩けません。
木星までの位置を体験すると、高塔公会堂の木陰に行って昼食休憩にしました。その後はひたすら交流館に向かって戻りました。午後1時頃でしたので猛烈な日射でした。交流館に着くと、かき氷を食べました。暑くなった体には最高のプレゼントでした。この猛暑日のウォーキングに参加さたれ方々お疲れさまでした。
太陽系の大きさを体験したウォーキングのコース
8月末にミツバチの巣箱に巣枠を追加できるように持ち上げ器を作っています。前回、巣箱にピッタリ合わないことが分かりました。そこで、邪魔をしている横板を上にずらして仮止めしました。そして、再度巣箱に沿わせてみるとピッタリ合いました。
ところで、巣箱に沿わせている時に支柱や板が巣箱に当たることがあります。すると、当たった瞬間に巣箱内からシャーと言う音が聞こえます。もしかしてミツバチが怒っているのでしょうか。また、たくさんのミツバチが私の周りを飛びまわるようになりました。これはやばい兆候なので、すぐに持ち上げ器を外しました。もっとやさしく取り付ける必要があるようです。
中心の板を上下にスライドさせて巣箱を持ちあげる
板はするすると上下します。あとは何で上下させるか考えています。二通りあって、一つは以前乗っていた車のジャッキを使う方法、二つ目はハンドルを回す巻き上げ機です。前者はすでにあるのですが、ハンドルを回すと回転軸の位置もずれます。そのため取り付けにくいです。後者は新たに購入しなければならないのですが、取り付けやすいです。後者の方法にしようかと思っています。
邪魔な横板を上にずらして固定 巣箱にピッタリはまる
藍を栽培する畑の三度目の草取りをしました。昼間は暑いので、早朝や夕方に草取りをしています。栽培植物の藍は雑草よりどうしても成長が遅くなります。そのため、何もしないでいると雑草の中に藍が埋もれてしまいます。そして、藍染めに使う葉を収穫できなくなります。収穫できても雑草の隙間に見えるわずかな葉を収穫します。藍に限らず、夏収穫する栽培植物は雑草対策が一番の難点です。
藍を栽培する畝傍に座って雑草を引き抜く
この畑は日当たりは良いのですが肥料分が少ないです。そのため、葉の色が若干薄いような気がします。化成肥料を畝に少しまいておきました。しかしながら、座り込んでの草抜きは疲れます。15分草抜きしては、5分休憩の繰り返しです。もちろん喉が渇かなくても水分を補給します。8月~9月にかけて葉を収穫します。数人で一気に葉を収穫して、その場の日射で即乾燥させようと思います。昔の人はもっと藍栽培に苦労したはずです。
雑草を引き抜いた藍 三回に分けて除草した畝
7月最後の田布施町少年少女発明クラブの活動がありました。最初一時間程度、クラブ員の子供達全員を理科室に集めました。そして、チャレンジコンテストの案内と去年参加した全国大会のビデオを見ました。これから8月末の地区大会までの間、主に夏休み期間を利用して作品作りをします。
今のところ1チーム(メンバー3人)が参加を表明していますが、あと2~3チームできるのではないかと思います。参加を表明した1チームにいろいろ聞いてみました。チーム名,どんなカラクリを作るか,メンバーの役割分担など悩んでいるようです。
8月始めに一週間ほど東京に帰省しようと思っています。その間、息子夫婦の家に寄ったり東北の山に登る予定です。その後田布施に帰ったら、全面的に工作指導したり田布施地区大会の運営をしようと思います。毎年の事ですが、子供達と暑い夏の日々が始まります。
アイデア工作をもくもくと作っている子供達
アイデア工作の進捗状況を子供達にインタビューしたりして聞きました。今年は木工作品が多いようで、糸鋸で曲線を切り抜いたり、ノコギリで板を切る子が多かったです。小学生なので工作経験や工具の経験がまだたまだ少ないせいか、完成するまでの手順や道筋が見えていない子が多いようです。
賞を取るための工作ではなく、自分の経験値を上げるための作品作りだと思っています。最近ニュースで経験値の貧困の話題が出ます。このクラブにいる子供達は貴重な経験をしていると思います。子供達の未来が明るいものになればと思います。
板をノコギリで切る 絵具で色を塗る 糸鋸で穴を切り抜く
ミツバチの巣箱を持ちあげる装置を少しづつ作っています。巣箱の幅に合わせて二本の支柱の幅をとりました。また、巣箱を上下に持ち上げる板が自由にスライドするかを確かめました。そして、実際に巣箱にはめてみて合うかどうかを確認しました。
すると、二本の支柱を繋げる横板のうち下の横板が邪魔をすることが分かりました。そのため、下の横板の位置を上にずらそうと思います。こんな感じで、試行錯誤しながら製作しています。
下の板(X印の板)が邪魔をして巣箱にピッタリはまらない
巣箱を持ちあげる板は、二本の支柱の間をが自由にスライドさせます。そのため、板の幅よりほんの僅か数mm間を開くように支柱の幅をもうけました。そして、横板と支柱の角度が直角になるように差金を当てながら仮止めしました。これで、板が自由に上下するようになりました。横板は仮止めですので、位置を決めたらちゃんとした硬い板に切り替えます。
横板をノコギリで切り出す 支柱と横板を仮止め 直角になるよう仮止め
倉庫を片付けていると古い箱からトランジスタラジオが出てきました。あまり記憶にないのですが、東京に住んでいる頃に手に入れた壊れたラジオだと思います。自分で修理しようと忘れてしまったようです。もう1台古いトラジスタラジオがあったのですが、倉庫のどこかにあるはずです。このラジオを直したら次のそのラジオを探して直そうと思います。このところ雨続きのため屋内にいることが多く、久しぶりにラジオの修理をしようと思います。
ちなみにこのトラジスタラジオは昭和30年頃に松下電器から発売されたものです。当時自社でトランジスタを製造できたのはSONYだけだったと思います。その他の会社はアメリカやヨーロッパの会社とライセンス契約していたように思います。ちなみに松下はヨーロッパPhilipsとライセンス契約したようです。このラジオに使われているOCシリーズトランジスタがそうだと思います。
壊れたトランジスタラジオ、古いトランジスタ(OCシリーズ)を使用
使われているトランジスタはJIS規格ではありません。ライセンス生産したOC44,OC45,OC71そしてOC72です。OC44は周波数変換用、OC45は中間周波数増幅用、OC71は高利得電圧増幅用、OC72は小出力電力増幅用です(「トランジスタ活用辞典 昭和34年8月発行」より)。
ところで、このトランジスタラジオの外観はひどいものです。おそらく落としたために、特に裏側に大きな穴が開いています。その欠けた箇所の破片はありません。皮カバーをかぶせると、その穴が見えないのだけはラッキーです。
カバー被せたラジオ ラジオの表側とつまみ 醜く壊れた裏側
今後はラジオ修理のセオリーにのっとり調査などをしようと思います。久し振りに私が自作したシグナルとレーサーやシグナルインジェクターを使ってみようと思います。さらに、私が高校生時代に使っていオシロスコープなども使います。また、受信周波数を測定するためのSGも使おうと思います。この雨で家にいる時間はたっぷりあります。のんびり修理しようと思います。
使われているトランジスタ(松下OCシリーズトランジスタ)