東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

インド藍、来年の種まき用の種子を収集

2024年12月23日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 小学校の放課後学習で草木染めに使ったインド藍が寒さのためか葉が変色し始めました。日本では冬越しできず枯れてしまいます。来年にまく種子を収集しました。種さえあれば来年も育てて藍染めに使うことができます。
 マメ科の植物のため鞘の中に種が並んでいました。試しに鞘を壊すと小さな種が出てきました。来年の春まで紙袋に入れて保存します。

       黒い鞘のインド藍の種子、紙袋に入れて春まで保管


 熟した種子がある一方で、花が咲いていました。マメ科特有の花柄です。残念ながら、今の時期に咲いても種子にはなりません。夏に咲いた花が今回収集する種子になっています。
 インド藍は熱帯で育つため温帯の日本では育つ期間がとても短いです。6月に種をまいて、育つのは7~9月の間だけです。育てるのが難しい草木染め用の植物です。

    咲いていたインド藍の花      とても小さなインド藍の種子
 

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ドラム缶でシダなどを煮る

2024年12月15日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 先日、移設した煮沸用ドラム缶に水を入れて実際に沸かしてみました。そして、友達が持ってきたシダの束などを煮ました。移設した場所は少しばかり風が通る場所のため、湯の温度上昇がゆっくりに感じました。しかし、雑談しながら燃やすための小枝や薪を次々に入れました。すると1時間内にぐつぐつ沸騰し始めました。風は冷たいのに炎の熱でほのかに暖かかったです。
  
          煮え終わったシダの束を次々に取り出す


 熱くなったドラム缶にうっかり触ってやけどしそうになりました。風が冷たいので、熱したドラム缶からの熱気が肌に伝わらずうっかり触ってしまったのです。
 シダを煮るとあくが出るようです。熱湯がだんだん茶色に染まってきました。シダの束を取り出した頃にはすっかり熱湯が黒くなっていました。冷めた頃に染まった水を捨てました。

   ドラム缶下に薪を入れて焚く       煮え終わったシダの束
 

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糸を紡ぐための糸車を解説

2024年12月14日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 小学1年生では、国語の時間にお話「たぬきの糸車」を習うようです。いたずらタヌキが改心して家にある糸車で糸を紡ぐお話です。しかし、小学校には糸車の実物はありません。ましてや先生が紡いで見せることもできません。
 今回、縁あってとある小学校に行って糸車の実物を見せると共に糸紡ぎの実演をしました。ついでに、栽培した綿から綿を取り出してその綿から指で糸を紡いでみせました。また、日本の糸車と海外の糸車を見せ、両者を使って糸を紡いでみせました。子供達全員が目を輝かせて見入っていました。

     糸を紡ぐ糸車と紡いだ糸を巻き取るかせくりを回す1年生達


 糸紡ぎの実演をした後、紡いだ糸でどんな布が織れるのか実物を見せました。私が紡いで染色して織ったタペストリーや座布団です。これらは、田布施農業工業高校で飼われている羊(茶々丸)の毛を紡いだ毛糸で私が織りました。
 お話をしたり実演したりしている間、絶え間なく子供達から質問や希望が出ました。一番多かったのは「糸車を回してもいいですか?」でした。そのため、私のお話や実演が終わった後、子供達に好きなだけ触ったり回してもらいました。

  綿や羊のふわふわした毛を触る       外国の糸車を回してみる
 

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ヘナの越冬作業

2024年12月13日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 室内で越冬しないと毎年育てることができない有用植物が二つあります。砂糖を取るサトウキビと草染めに使うヘナです。前者はこの温暖化で数株が庭で越冬するようになりました。ところが、後者は室内でしかも温室でないと越冬できません。今回ヘナの越冬作業をしました。 

         室内に置かれた温風ファン付き温室に入れたヘナ


 実は越冬に備えて8月に鉢上げしておく必要があります。つまり越冬作業は8月に始まっているのです。その鉢上げしたヘナを室内の温室に入れました。厳冬期には温風器のファンで温室内に温風を巡らせます。さらに、温室内が熱くなりすぎないように温度調節器も取り付けました。

    8月に鉢上げしたヘナ         まだ緑が残るヘナの葉
 

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煮沸用のドラム缶を移設(2/2)

2024年12月02日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 数日がかりでドラム缶用煮沸炉の移設を完了しました。移設した場所は、つい先月までニラなどを栽培していた畑でした。そのため、地面が柔らかくレンガやブロックを置くと傾いてしまいました。そのため、スコップやクワを使って平らにしてさらに叩いて固めました。最初に炉の底を作り、次にその周りにブロックや耐火レンガを次々に積みました。

      ドラム缶用煮沸炉の移設が終わり、最後に蓋の開閉を確認


 耐火レンガやブロックを積むのですが、通常ならばセメントを使って硬く締めます。しかし、再び移設することがあるかも知れないためセメントは使いませんでした。かと言って倒れたり崩れると困ります。その対策として鉄筋を数本ブロックの間に打ち込みました。金槌を使って強く打ちこみました。

 残りのブロックを運ぶ    ドラム缶を載せる  ドラム缶周辺にブロック
  

 途中でドラム缶を置きました。水や枝などを挿入したり取り出す蓋を上にして置きました。ドラム缶を置くと、次にその周りを囲むようにブロックや耐火レンガを積みました。ブロックで囲むと炎が逃げない効果があります。そんなこんなでやっとドラム缶の移設を終わります。数日後には実際に水を煮てみようと思っています。

ブロックが倒れないように鉄筋を打つ   ドラム缶上部の蓋がスムーズに開閉
 

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煮沸用のドラム缶を移設(1/2)

2024年11月29日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 この2月、クラフト小屋傍にドラム缶煮沸用炉を製作しました。そして、このドラム缶に水を入れてクルミや楮の枝やシダなどを煮沸しました。ところが、ドラム缶の煮沸炉近くに置いた巣箱に野生のミツバチがやってきました。ミツバチは煙が大嫌いです。
 そのため、ドラム缶の煮沸炉を別の場所に移設することにしました。少なくとも、巣箱に煙が届かない場所です。たくさんのブロックを運ばなければならず何往復もしました。

            新しい場所にドラム缶の煮沸炉を移設中


 昼間の暖かい日はミツバチ達が活発に蜜や花粉を集めています。そして、巣箱やドラム缶の煮沸炉あたりを盛んに飛び回っています。ミツバチの邪魔をしないように、寒い日や夕方を狙って煮沸炉を移設しています。

巣箱傍のドラム缶煮沸炉     解体前の煮沸炉     新しい煮沸炉場所
  

 ドラム缶で煮沸する前はブリキ缶用の煮沸炉でした。1ヶ月位かけて試行錯誤しながらの煮沸炉でした。最初練炭を使ってみましたが水温が上がりませんでした。途中から薪に切り替えました。
 さて、最初に煮沸炉の解体をしました。たくさんのレンガやブロックをバラバラにしました。そして、新しい場所に一輪車を使って何往復かして運びました。ある程度の数を運ぶと炉の底を作りました。今日はここまでです。

    ブロックやレンガを解体        一輪車でレンガを運ぶ
 

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晩秋の楽しいほぼろ製作講習会

2024年11月21日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 秋のほぼろ製作講習会を開きました。今回は大々的に公開しなかったため、いつものメンバーが集まった静かな講習会です。子供達はほぼろではなくポシェットを作りました。その他の方々はほぼろや買物籠などを作りました。
 そして、今回から自分専用の駒作りをメニューに加えました。クルミの枝を使った可愛い丸っこい駒です。今後もほぼろや買物籠を作り続けたい方は、自分専用に作った駒を持てば励みにもなると思います。

      天候が不安定のため、早めに切り上げたほぼろ製作講習会


 今回、ほぼろの縁部分の創作模様を教えました。ところが、しばらく模様入れをしていなかったため忘れてしまいました。家に帰って思い出そうと思います。そして、ほぼ完成したほぼろ製作のための本の原稿にその創作模様を描き込もうと思います。そうすれば忘れないと思いますので。

 おいでえの広場で開催  子供達の作るポシェット   ほぼろの底を編む
  

 今回からほぼろ製作のための道具を作るメニューを追加しました。今後もほぼろ作りを続けたい方に自分専用の道具を作ってもらおうと思います。今回はクルミの枝を使った駒作りです。自分に使いやすい重さや形の駒を作っていただきます。もちろん自分で好きな絵を描いてもかまいません。

  午後パラパラと小雨が降り始める    鉈を使って自分専用の駒作り
 

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小さなクルミ籠を製作(2/2)

2024年11月10日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 正方形の板に押し付けるようにクルミ平紐を平織りした後、板から上に立ち上げました。今回作ったクルミの皮はやや厚手です。そのため、立ち上げてもすぐに元通りにだらんとなります。そのため、押しピンを刺して立ち上げ姿勢が変わらないようにしました。
 立ち上げた後もクルミの皮を上に向かって編んでいきました。籠の縁をクルミの皮で囲んだ後、立ち上げた皮を向かい合わせに曲げました。そして、薄く白い色のクルミの皮をぐるぐると縁に沿って巻き付けました。もっと多めにぐるぐる巻き付ければ良かったかなと思います。と思いつつなんとか完成。

           お菓子入れに使えそうな小さなクルミ籠


 今後、大きめの籠,ポシェット,カバンなどをクルミの皮で作ってみようと思います。ポシェットにするための型板を作っているためそれを利用しようと思います。表が白色裏が茶色の薄めのクルミの皮を使おうと思います。表と裏の色が違うあじろ網にすれば面白い模様になりそうです。クルミ以外の楮,イヌビワ,そしてアカメガシワ,タケノコなどの皮を使ってみるのも面白いと思います。・・・・ほぼろを作る合間にクルミ細工をしようと思います。

 縁を巻く皮を切り出す    籠の縁取りをする    ぐるぐる縁を巻く
  

 クルミの皮を加工しやすくするために事前に水に浸しておきます。数時間ならばいいのですが、忙しかったりすると、うっかり忘れて一日浸したままにしておくことがあります。水に浸し過ぎると皮がふやけ過ぎて傷みます。そうなると編んでいると皮の繊維がぼろぼろになることがあります。水に浸けるのをなるべく短くした方が良いです。浸さなくても霧吹きで水を吹きかけるだけでも良さそうです。皮の扱いがまだ初心者の私です。

  椅子に座ってのんびりクルミ細工      クリップを取れば完成
 

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小さなクルミ籠を製作(1/2)

2024年11月06日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 クルミの枝から剥いだ皮を使って簡単なミニ籠を作ることにしました。使ったクルミの皮は、熱湯に浸した枝から皮を剥いだものです。ところが、今回使った皮は一度煮たためか表も裏も茶色でよれよれでした。言わば劣った皮です。捨てるのはもったいないためその皮を使ってミニ籠にしてみたのです。ちなみに夏に収穫した皮は表側は白で裏側は茶色で綺麗です。

         型板にクルミの皮を交互に敷いて押しピンで固定


 以前クルミの皮を使って籠を製作してみましたが十分な出来ではありませんでした。今回は別の方法でミニ籠を作ってみました。
 最初にクルミの皮を2cmの幅で紐のようにハサミで切りました。その皮を型板の上で交互に重ねました。ただ、クルミの皮が厚かったため隙間なく互い違いにするに力が必要でした。力を緩めるとすぐに隙間ができるのです。その対策として、隙間ができないように押しピンで留めました。

クルミの皮を等幅で切る    型板とクルミの皮   型板にクルミの皮を交互に 
   

 型板に隙間なくクルミの皮を交互に敷くと、型板ごと裏返ししました。そして、クルミの皮を上に立ち上げました。そして、籠になるように再度クルミの皮を巻きました。
 次回は籠の縁にするクルミの皮を巻いてから、糸状に切ったクルミの皮を巻いて縁にしようにと思います。うまくミニ籠になるでしょうか。

  型板ごと裏返しにして立ち上げ      底側となるクルミの皮の模様
 

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小さめの籠作り用木枠の製作(2/2)

2024年11月01日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 4枚の板にダボを打ち込む穴を次々に開けました。ところが、空けた穴が浅くなってしまいました。そのため、板を繋いだ時にダボの頭が少しばかり飛び出てしまいました。仕方なく飛び出たダボの頭を精密ノコギリで切り取りました。
 切り取ったダボの先端を丸く磨いた後、ちゃんと板に綺麗にはまることを確認しました。そして、四つの板が綺麗に繋がることを確認しました。やれやれ出来上がって良かったです。

         ダボをはめることによって4枚の板を組み立て


 ダボを通す穴を板幅のきわに開けたため、板の表面がややいびつな形になりました。薄い板を穴の横に張って補強しようかと思いました。しかし、優しくダボを通せば大丈夫と判断しました。
 ところで、小さな木枠なので繋いだままでも持ち運びできます。分解すればさらにコンパクトになり運びやすくなります。カバンにそのまま入れて持ち運びできます。

   ダボをはめ込む     ダボの先端を切る    組み上がった木枠
  

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小さめの籠作り用木枠の製作(1/2)

2024年10月25日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 小さな籠を作るための組み立て式木枠を試作しています。今回は小さな4枚の板を組付けて木枠にします。最初一枚の板に図面を引いた後、その線に沿ってノコギリで切りました。そして4枚の板を切り出しました。次に先日作った木枠と同じようにダボをはめ込む穴を開けます。板の厚さが狭いので穴あけ位置に注意を要します。

        四つの板がそれぞれ直角になるようにダボを取り付け


 板が小さいから簡単だろうと思っていましたが意外に難しいのです。特にダボの穴を開ける位置に苦労しました。板の幅が狭いためダボを通す穴が変形することです。板の外側が陥没したり凹んだりします。手持ちドリルではなくボール盤で穴を開けるべきでした。今回は試作なので次に作ることがあればボール盤を使おうと思います。

  四つの板を切り出す   穴あけ深さを決める    ダボ穴を板に開ける
  

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ケナフが開花、急いで切り倒して皮を剥ぐ

2024年10月22日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 ケナフを栽培しているのですが、なかなか皮を剥いで繊維にする時間がありません。そうこうしているうちに花が咲き始めました。そして、授粉したのでしょうか、実がだんだん大きくなりました。このままでは良い皮が得られないため急遽数本のケナフを切り倒しました。そして、茎を根元から1.5m位の長さに切りそろえました。

           花が咲き実が大きくなりはじめたケナフ


 高さが3m近くまで伸びたケナフがありました。あまり大きく育つと茎が硬くなり皮を取るのに力がいり大変です。皮を得るため高さが2m位で花が咲いていないケナフを選んで切り倒しました。そして、皮を剥ぐために邪魔な枝を全て取り除きました。そうすると、1本の棒のような茎だけになりました。そのケナフをクラフト小屋に持ち帰って皮を剥ぐことにしました。

     薄黄色の大きな花弁       天高く3m近く伸びたケナフ
 

 ケナフの茎の上から根元に向かったナイフで一本線を引くように切りました。その切れ目に沿ってめくるように皮を剥ぎました。夏に一本だけ皮を剥いだことがありますが、10月になると若干皮が厚くなり硬いようです。クルミ,楮,イヌビワは夏が剥ぎやすいです。そのため、ケナフも夏に皮を剥ぐのが良いのではないかと思います。
 その後、ケナフの皮を水に浸けておきました。水に浸けると養分が水に溶け去り、皮の乾燥後にカビが生えにくくなります。一週間程度水に浸して置こうと思います。それでも繊維分が取れないようでしたらアルカリ性の液に浸してみようと思います。

    茎から剥くように皮を剥ぐ       水に浸して養分を取り去る
 

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Newペットボトル用ほぼろを試作

2024年10月21日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 比較的簡単に作ることができるほぼろの一種として、ペットボトル用ほぼろを新たに試作してみました。今回は蓋(またはキャップ)元までピッタリ包むことができるものを作りました。そのため保温性が良いのではないかと思います。見た感じ、蓋だけが外に見えます。
 そして、田布施農業工業高校で飼われている羊(茶々丸)の毛を紡いだ毛糸を模様にしてみました。その毛糸を藍と紫根の二色で染めました。紅花で染めても良かったかも知れません。その単糸を二本重ねて模様として編み込みました。

          なんとか完成したNewペットボトル用ほぼろ


 最初つくったペットボトル用ほぼろは蓋元をすぼめることができません。そのため、紐を引くとすぼめるように長い藁と短い藁とを交互に編み込んでみました。側面と底部は今までのもと同じ作りです。慣れれば半日で完成します。

  長短の藁を交互に     底部は今までと同じ   側面に模様を入れる
  

 側面の模様入れが終わった後、最後にループエンドとコードストッパーを首紐に通します。コードストッパーを引くと蓋のところまでペットボトルケースがすぼまります。次に同じようなペットボトルケースを作る場合、今度はフード付きにしてみると面白いと思います。
 今回作ったペットボトル用ほぼろを次の史跡巡りウォーキングに持って行こうと思います。そして、皆さんから評価を伺い、使い勝手を確かめようと思います。

    側面の模様(紺と紫)入れ完了    コードストッパーとループエンド
 

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来年の種まきのため、洋綿の収穫

2024年10月19日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 8月下旬から洋綿が次々に開花していました。10月に入り今度は綿が次々にはじけるようなりました。今回そのはじけた綿を収穫しました。今年は綿を紡ぐ時間がとれそうもありません。そのため、来年の種まき用としての収穫です。
 ちなみに羊毛と比べて綿の繊維は極細です。そのため、細い糸を紡ぐことができますが紡ぎ機を操るのはやや難しいです。私が栽培している綿は洋綿(バルバゼンセ)なので細くて長い繊維です。そのため、他の綿よりも紡ぎやすく細い糸にすることができます。ところで、長い間綿の繊維を紡いでいません。時々は紡ぎ機を出しては紡ぎを思い出す必要がありそうです。

          来年の種まき用に収穫した洋綿(バルバゼンセ)


 はじけた綿の実を収穫すると、殻を取り除いて綿だけを取り出しました。次に、種くり器を使って種と綿を分けます。種は来年の種まき用に、綿は紡いで糸にします。
 藍畑のすぐ近くに緑綿も栽培しています。施肥しなかったため背が低いですが実が数個なっています。この緑綿も近々収穫するつもりでいます。

    収穫した殻付きの綿         殻を取り去り綿だけに
 

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藍の葉を収穫、すぐに天日乾燥(1/2)

2024年10月15日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 本来ならば、7月か8月に収穫したはずの藍の葉、遅れに遅れて10月になってしまいました。遅れた理由は猛暑です。この猛暑では体がもちませんし、熱中症になる可能性があります。そのため、やむなく涼しくなった10月に葉を収穫しました。10月になると藍は花を咲かせます。そのため良い葉を見込めませんが仕方ありません。
 収穫を手伝いに来た子供二人と一緒にのんびり収穫しました。子供達は最初はちゃんと収穫していました。しかしだんだん飽きてきたようです。広々とした畑に寝転がって青空を仰いだり、声をはりあげながら走り回っていました。楽しかったのでしょう、幼き日の思い出になると思います。

            もくもくと藍の葉を収穫する子供達


 普通の草は乾燥すると茶色になりますが藍は青くなります。青く乾燥させるためには葉をすぐに乾燥させなければなりません。子供達がやってくる前に乾燥するためのブルーシートを敷いておきました。葉は乾燥すると軽くなります。軽くなった葉は容易に風で飛んでしまいます。飛び去らないようにブルーシートの脇を立てておきました。

  ブルーシートの用意     葉を千切り取る    葉を洗面器に溜める
   


 私は鎌で刈り取った藍をテーブルの上にどんと置きます。すると、子供達はその中から良い葉を選んでは千切ります。そして、どんどん洗面器の中に葉を溜めます。葉が溜まるとそれをブルーシートの上にばらまき日差しでよく乾くのです。そして、時々乾いた葉の裏と表を箒でひっくり返します。
 これを繰り返して藍の葉を次々に乾燥させるのです。夕方になり日陰がブルーシートを覆ってきました。そのため、後日再度天日乾燥することにしました。

    箒で藍の葉をひっくり返す      藍の葉の収穫が終わり片付け
 

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