初夏、クルミの生木から直接皮を剥ぐことができます。しかし、それ以外の季節は熱湯にしばらく浸しておかないと皮を綺麗に剥ぐことができません。今回、剥ぐ時期を逃したまま溜めていたクルミの枝を熱湯に浸しました。その後熱湯から取り出して皮を剥いでみました。すると、見事に失敗しました。
伐採してすぐに熱湯に浸さないと、良い皮を得られないことが分かりました。一枚だけ無理やり皮を剥がしてみました。
ドラム缶で熱湯を沸かし、その中にクルミ枝を入れて煮る
結果的にクルミの皮を剥ぐことに失敗しましたが、良いことが一つだけありました。それは、ドラム缶での熱湯の沸かし方が早くなったことです。前回練炭を使ったりしたため、なかなか熱湯が湧きませんでした。今回はたった15分程度で熱湯を沸かすことができるようになりました。今後、シダやクルミなどを早く煮ることができそうです。
クルミの枝を挿入 熱湯を沸かしたドラム缶 煮え上がったクルミ
一枚だけ無理やりクルミの皮を剥がしました。その結果、枝が枯れると色が黒くなり繊維がバラバラになること分かりました。一方で生きている部分は飴色でした。つまりクルミの皮を剥がす時は、枝が枯死しない前に熱湯で煮る必要があります。枯死した皮と生きた皮の境目がくっきり分かれていました。
無理やり皮を剥がすと 剥がした皮を裏返しして保存
クロッカスやアネモネなどの春の花がすっかり散ってしまいました。これらの花の球根を掘り上げました。花壇に植えっぱなしでも良いのですが、来年別の場所に花壇を作りたいので掘り上げました。
最初はクロッカスの球根を掘り上げましたが、肥料をそれほど与えなかったので小さな球根ばかりになっていました。ただ小さくても数は植えた時より増えたため、この秋に植える時は日当たりが良く、肥料をちゃんと与えれば来年も綺麗な花を咲かせてくれるはずです。もくもくと球根を掘り上げました。掘り上げて空っぽになった花壇はあとで耕運機で耕します。
最初にクロッカスから次々と球根を掘り上げる
クロッカスの次はアネモネの球根を掘り上げました。続いて、ラナンキュラスの球根です。ひげ根のような球根です。だいぶ増えていました。次に葉がまだ残っているラッパ水仙の球根を掘り上げました。水仙は球根の数が増えていませんでした。最後にチャーリップです。一つの球根が四倍に増えていました。ただし、増えた球根は前より小さくなっていたため秋に植える時は、やはり日当たりの良い場所で、肥料たくさん施せば良い花が咲くと思います。
ラナンキュラスの球根 ラッパ水仙の球根 チューリップの球根
掘り上げた球根は天日乾燥しました。昨日は雨だったためなかなか乾かず、最初室内で扇風機の風に当てて乾かしました。今日になると快晴でしたのでベランダに出して自然の風と日光に当てて乾かしました。乾いたことを確認すると、球根の名前を書いた茶封筒に入れました。秋まで室内で保管して秋に花壇に植えようと思います。
風に当てて乾かした各球根 茶封筒に入れて秋まで保管
昨夜深夜帯に突然我家の電気が全て止まりました。停電です。いつもならば一時間もしないで復帰します。ところが、朝になっても停電のままです。そこで、隣の家を回ると問題ないとのこと。我家だけが停電です。中国電力に電話する前に、我家の外を回ってみました。配電盤があったので扉を開くと、なんとブレイカーが落ちていました。それを復旧すると電気が通りました。我家は深い木々に囲まれているため、昨日の大雨と大風で電線がショートとしたのかも知れません。
雨の中、綿や雑穀などの苗が育っています。近々本畑に植え替えしなければなりません。
来週には畑に植え変える綿(バルバゼンセ)の苗
綿は去年までは種を直接畑にまいていました。しかし、毎年のように稚苗の茎をヨトウムシに食われます。そこで、今年は苗を大きく育てて植え替えしてみることにしました。成績が良ければ、来年も育苗して植え替えしようと思っています。なお、綿を収穫して糸に紡ぐ時間がなかなか無いため、今年は数株だけ栽培しようと思います。
明日にでも植え替えできるのは春植えの紅花とサトウモロコシなどの雑穀類です。これらは大きく育つため早めに植え替えしなければなりません。ブルービーを呼ぶトゥルーシーは育ちがまばらです。大きい苗から順に植え替えしようと思います。
トゥルーシーの苗 植え替え時期の紅花苗 マクワウリとカボチャ
なかなか育たないのが藍染めに使うインド藍です。猛暑でないと育たないため、種蒔きも五月中旬以降です。今ようやく発芽して次の葉が出てきました。その葉を藍染めに使えるのは九月になってからです。藍は11月になると枯れるのに、寒さに弱いはずのインド藍は霜が降りるまで葉が青々としています。六月に日当たりの良い畑に植え替えようと思います。
左:砂糖モロコシ,中:シコクビエ,右:ヒエ まだ小さなインド藍の苗
竹皮を使った籠が完成しました。竹皮は紙のように薄いのでとても軽いです。ただ、縁を折り曲げたり差し込んでいる時に緩んでしまいました。そのため、隙間があちこちに空いてしまいました。そのため、極小な物を入れると隙間から落ちてしまいます。
隙間を生かして中の物を乾かしたり、流れる水に入れでさらすのには良いかも知れません。素人が作ったので他人に見せられるような籠ではありません。密かに自分だけで使おうと思います。
とてもきゃしゃで軽い竹皮製の小籠
とてもきゃしゃな小籠ですが、竹皮の風合いが気に入っています。竹皮の表側は茶色で黒のブチ模様です。さらに産毛のような微細な毛が生えています。裏側は薄い茶色でとてもするするしています。
竹皮はとても折れやすいので、曲げたり折ったりする時は必ず湿らせる必要があります。やや作るのが面倒な籠です。
籠の底はなかなか綺麗 側面の加工は難 端を差し込んで隠す
以前作ったクルミの樹皮で作った籠ですが、やはり籠の縁部分の折り曲げが難しいような気がします。竹皮にしろクルミにしろ、皮を規定通りの幅のテープに加工することが大切です。籠に加工することは、慣れてくればそれほど難しくはないのではないかと思います。
籠の縁部分を加工中 見えないように端を隠す
前回、工具の使い方の基礎を学ぶため簡単なペン立てを作りました。今回はペン立てにラッカーを塗って完成です。ペン立てが完成した子供から、子供達自身が考えて作るアイデア工作に入りました。9月初め県に提出ですので長丁場(6~8月)の工作になります。どんなアイデア工作を作るのかじっくりと考えます。そして、頭に連想した完成イメージを紙に書いて図や文字にしてみます。
自分の考えたアイデアを紙に書いて図や文字にしてみる
とは言っても、すぐにアイデアが頭に浮かぶわけではありません。去年発明クラブにいた子供は経験があるためかすんなりとアイデアを書いていました。子供達に聞いてみると、何を作ろうかとか、どこを変えたらいいかなど悩んでいるようでした。まずは絵にしてみることが第一歩です。絵にすれば、友達や指導員に相談しやすくなります。また、矛盾する部分に気が付くなどして実現性に近づきます。
考えていると集中力が無くなります。そんな時は、指導員と工作以外について雑談をしたりして頭を休めます。子供には子供の悩みが、また大人になる不安があるようです。そんな時は私の経験などを話して和ませます。
通路でペン立てにラッカー 困った!ラッカーが風に飛ぶ
ゲートボールをする友達から、ゲートボールの試合時間を計測する時計の修理を頼まれました。友達に話を聞くと、試合中にこの時計が動かなくなるとのこと。
正常だと、試合終了前30分前,15分前,そして10分前に電子音が鳴ります。続いて5分前と終了時に大きなベル音がなるのです。実際に使ってみると、試合終了前20分前になぜか時計が止まってしまうのです。この時計を分解して原因を探って直すことにしました。
試合終了20分前になぜか時間計測が止まるゲートボール用時計
この時計は2011年山口国体の時に購入したそうです。10年以上経っているため部品は無いと思われます。五ヶ所のネジを外して裏ブタを外してみました。中を見ると電子時計にIC基板が入っていました。昭和世代の私には修理はとても困難にみえました。
ネジを外して裏ブタを外す 左:IC基板,右:電子時計 20分で時計停止
電子回路の修理を諦めて、試合終了20分に時計が停止することに着目しました。すると、時計が動作していることを示す点滅も消えるのです。これは時計に電気が流れていない事を示しています。つまり、20分付近で接触不良があるようです。
そこで、接触不良を緩和する接点復活材を塗布しました。すると、20分で時計が止まる故障が無くなりました。治って良かった!
時間を計測したり電子音を出すIC基板 接点復活材を塗布した接触部
竹皮を使って籠を作っていますが、クルミ籠と大きな違いがあります。クルミの皮は厚くて曲げるのが一苦労ですが、いったん籠にすると硬く締ります。そのため上手に使えば何年も使えそうです。
竹皮は薄くすべすべしており、籠を作りやすそうに見えます。ところが、乾くと紙のように軽くて折れやすいのです。しかも、つるつるするのです。紙で作った籠のようで、長持ちしないような気がしてきました。籠ができても重厚感がないような気がします。その理由のため、竹皮製の籠が世の中に無いのだと思います。とにかく一つ完成させようと奮闘しています。
底から立ち上げて縁止め中、やや難しい
籠を組み上げている途中、竹皮の長さが足りなくなりました。竹皮を継ぎ足しましたが、継ぎ足しが意外に難しいのです。竹皮は表面がスルスルするため接着剤が付きにくいし、時間をかけていると乾燥して割れやすくなるのです。そのため、素早く組み上げることが大事のようです。霧吹きで水を吹きかけても良いのですが、乾くと水をはじきやすくなるのです。どんな籠になるのか分かりませんが、最後まで作ろうと思います。
籠の底は十字の平編み 底の模様はこんな感じ 底からの立ち上げが難しい
昨日最後三回目の小学生の郊外学習支援がありました。三回目は当初、スポーツセンターに加えて地元の幼稚園とデイサービスを見学する予定でした。しかし、前者は柳井市からの見学とバッティングしたため残念。後者は訪れる11時頃はお年寄りへの昼食サービスで超忙しいため残念。施設によっては忙しい時期や時間帯があるため仕方ありません。そのため、スポーツセンターをメインに地元の神社やお社などを訪ねました。また戦時中の空軍太刀洗飛行場の旧燃料倉庫跡地などを訪ねました。
麻郷団地近くの竹藪傍の畑地の小道を通る
最初に行ったのは、旧地名尾中地区の神社である尾中三社です。暗いV字型に掘れた狭い道を抜けると尾中三社です。三つのお社があるため通称尾中三社と言います。地域とお社の関係について解説しましたが、三年生達に理解できたしょうか。その神社からはスポーツセンターがよく見下ろせます。緩い坂を下ってスポーツセンターに向かいました。
V字に掘れた暗い道 尾中三社鳥居を下る 長なわ飛びで汗を流す
スポーツセンターに着くと、元体育の先生が待っていました。そして、野外にあるゲートボール場に行って長なわ跳びをしました。その運動で軽く汗を流すと今度は体育館に行きました。そして、フルーツバスケットをしました。私も子供達に混じって何十年ぶりに楽しみました。
続いてプールに移動してお話を伺いました。今年から学校のプールではなくスポーツセンターのプールで授業するとのことでした。全国各地で学校プールを閉鎖する話が出ています。今のご時世、管理人や費用の点で維持できないようです。
フルーツバスケットを楽しむ 今年からこのプールで授業
スポーツセンターを出ると、旭地区から麻郷団地に向けて歩きました。旭地区入口で旧空軍太刀洗飛行場の燃料倉庫がここにあったことをお話しました。また知覧との関係もお話しました。子供達にはまだ難しいお話だったと思いますが、ちらりとでも記憶したもらえばと思います。続いて旭地区の荒神社に行く予定でしたが時間が押していました。そのため荒神社を抜かしてすぐに麻郷団地に出て脇道に入りました。
そして最後、荒神様の祠前でお話をしました。荒神様は火の神様でもあり火事にならないためのお祈りをする祠です。昔は火事を起こすと三代にわたって貧困を覚悟しなければなりませんでした。さらに隣家に延焼すると、その土地から放散しなければならないほどの災害だったのです。
これで三回にわたる郊外学習支援が終わりました。先生方や学習支援ボランティアの方々のおかげで、事故も無く郊外学習できたことを感謝いたします。
小学生達,先生方,ボランティアの方々と歩いた郊外学習ルート3
竹皮を数十枚集めることができたため、籠を一つ試作することにしました。以前クルミの皮で作った籠をヒントに、同じ方法で作ってみました。
クルミの皮と違って皮が薄く紙のようでした。ただ、紙と違い竹皮の根元側は厚みがあり、先に行くほど薄くなりしかもたくさんの毛が生えています。水に湿らせないと折れるため、細工する直前に水に浸しておく必要があります。
テープ状にした竹皮を十字に平編みして組んでみる
竹皮を編むためにはテープ状にしなければ編めません。そこで、乾いて丸まった竹皮を水に一時間ほど浸しました。すると、丸まった竹皮を手で容易に開くことができました。乾いたまま手で引っ張ると裂けてしまいます。
次にアイロン(低温)をかけて竹皮のしわを伸ばしました。そもそも竹皮をアイロンがけする人なんているのでしょうか。でもこれはGoodでした。アイロンをかけると綺麗に平らになるのです。
1時間ほど竹皮を浸す 竹皮をアイロンがけ 2cm幅にナイフでカット
平らになった竹皮の中心でナイフで2等分しました。そして、その切り口から2cm幅で竹皮をテープ状にナイフで切りました。薄いので容易な切ることができます。1mの定規を当てて切る時に定規がふらつかないように強く竹皮に押し当てなければなりません。
竹皮を三枚を使って数十枚の竹皮テープが出来上がりました。次に十字に平編みしてみました。クルミより薄いため容易に編むことができました。
一枚の竹皮から採れたテープ 三枚の竹皮から数十枚のテープ
藍の苗がどんどん大きくなっています。こぼれ種から芽生えた藍と、種を遅く蒔いた畑では成長が違います。こぼれ種から芽生えた藍の方が大きく育っています。今回はその藍の苗を先に本畑に植え替えしました。
藍は寒さに強いため田布施では3月に種まきします。しかし、仕事などの都合で4月に種まきしてしまうと、種まきが遅くれた分成長が遅くなり、結果として植え替えも遅くなります。次回は藍の種まきを体験した親子がやってきます。その親子が種まきした藍を植え替え体験してもらおうと思います。
こぼれ種から芽生えた藍を本畑に植え替え
植え替えする畑は先日耕運しました。その耕運した畑に、藍を植え替えるための窪みを平クワで引きました。次にジョロで水をその窪みにかけます。これは植え替えた直後に根が乾燥することを防ぐためです。乾くとすぐに枯れてしまうのです。窪みが湿るといよいよ藍の植え替え開始です。
平クワで窪みを引く 窪みにジョロで水やり 育った藍を掘り起こす
一番大きく育った藍を根ごと掘り起こした後、藍を株ごとに選り分けました。次に、選り分けた藍の株2本を10cm間隔で窪みに置いていきました。
窪み全てに藍の苗を置き終わると、平クワで株元に丁寧に土寄せしました。最後にもう一度根元にジョロで水をかけておきました。ちゃんと生育すれば、7月末と9月中旬の二度葉を収穫することができます。収穫した葉は天日乾燥した後に藍染めに使います。
藍の根元に丁寧に土寄せ 土を寄せた後の藍の苗
わら細工をしていますが、竹皮も細工に使えることを最近知りました。竹皮は今たくさん竹藪に落ちています。タケノコが伸びきった頃、まとっていた服を脱ぎ捨てるように竹皮を落とすのです。落ちている竹皮を収集しました。
おにぎりを包むためぐらいしか竹皮の利用を知りません。暇なときにその竹皮を伸ばして細い帯状にしたら、何かの細工に使えるかも知れません。インターネットで調べてみると籠のようなものにも細工できるようです。
落ちたばかりの竹皮、何の細工に使えるか?
私は主にわら細工をしています。ほぼろを作ったり、猫ちぐらを作ったり、買物籠などを作っています。今すぐに考えられる竹皮の細工は、買物籠の中敷です。以前竹細工で中敷を製作したので、今度は竹皮を使って中敷ができないものかトライしてみようと思います。
皮が落ちたタケノコ 竹藪で竹皮を収集中 集めた竹皮
先日、今年度最初の田布施町少年少女発明クラブの活動がありました。子供達に工具の基本的な使い方に慣れてもらうため、小さなペン立てを作ってもらいました。差金を使って板に直角の線を引くことから始めました。続いてノコギリで板を切ります。さらに、金槌で釘を打ち板をペン立てにします。これら木工を通じて基本的な工具の使い方を学びます。
今回子供達が工作する様子をNHKが取材に来ました。ペン立てを製作する過程を撮影したり、子供達に工作する楽しさなどを聞いたり、去年工作の全国大会に県代表として出場した子供への取材などがありました。5/21 NHK 情報維新やまぐち おたより散歩コーナー 18:20過ぎに放映との事。
ノコギリで切った板を、釘で打ってペン立てに加工中
今回で木工の基礎が終わり、次回からいよいよアイデア工作に入ります。どんな工作をして何を作るのかは子供達自身が決めます。作品は8/末に提出ですので、これから約三ヶ月をかけての工作になります。最初にどんなものを作るか図面や説明を大雑把に書きます。
発明クラブでは単に工作するだけではなく、図面を描いてその作品を分かりやすく説明する文章にすることも大切です。図工、理科、国語などの要素が入っています。さて子供達はどんな作品を作るでしょうか。
工作している子供達を取材 製作中のペン立て(一例)
今年も放課後学習 成器塾などで藍染め体験を実施する予定です。その藍染め体験に備えて藍の苗を育てています。苗は順調に育っており、今は苗を畑に植え替える適期です。今回、苗を植え替えるための畑を耕運機を使って耕しました。
苗を植え替えた後、真夏と初秋の二度葉を収穫します。収穫した葉はその場で強制天日乾燥します。乾燥しておけば一年中いつでも藍染めができます。青空の元、のんびりと植え替えるための藍畑を耕運しました。
熱いほどの日差しの中、のんびりと畑を耕す
耕している途中、藍の育ち具合を確認しました。すると、苗同士がだいぶ込み合っていました。苗同士が肥料を取り合うのか、葉色が少し薄くなっていました。明後日頃に苗を移植しようと思います。苗の植え替えを体験したい子供がいるため、その子の分の苗を残しておこうと思います。
だいぶ混みあってきた藍の苗 何度か往復して丁寧に耕運
林の樹を一本伐採しました。冬に備えての薪作りや木工細工に使うためです。思い起こせば私が子供の頃にもよく樹を伐採していました。風呂焚き用の薪にするためでした。当時はノコギリで樹を切っていました。1m位の長さに切りそろえていました。乾いた頃に山から我家の風呂まで下ろし、斧を振り下ろして薪にしていました。子供の私にとって大変でした。
今はノコギリではなくチェーンソーなので伐採は簡単です。今回も1m位の長さに切り、乾いた頃にクラフト小屋に運ぼうと思います。そして、木工に使ったり薪ストーブの薪にしようと思います。
伐採した樹を1m位の長さに切る
倒れた樹を1mの長さで切るのですが、まだ生きている樹で湿っています。チェーンソーが途中で動かなくることがあります。そのため、常に切り口に隙間が空くように樹の位置を保ちます。場合によっては楔を使います。今使っているチェーンソーは電動モーター製です。何度かバッテリーを交換しながら作業しました。
切る幹や枝を集める 疲れると少し休憩 切り口に注意しながら切る
伐採している林には、亡き父親が植えたケヤキやクヌギが主に生えています。10年位の間にずいぶんと伸びて困っています。微力ながら自分で伐採しています。あまりに伐採する樹が多いので、今度の冬にでもシルバー人材センターに頼んで伐採してもらおうとか思っています。だいぶ先の事ですが、平らな畑か広場にしたいと思います。
伐採した幹や枝を積んで乾燥 木漏れ日の差し込む林
第二回目の小学生児童の郊外学習支援をしました。一回目は神社やお社を案内しましたが二回目は地区の皆さんが使う公民館,お寺,コンビニ,そして理容室などを訪問しました。
お寺ではご住職さんしか入れない場所を案内していただいたり、普段叩くことはない小さな鐘を叩いてみました。またコンビニで店長さんにパンや飲み物などの売れ筋などを聞いてみました。また何故コンビニで働くようになったのか聞きました。理容室では働く楽しさなどのお話を聞きました。これらを聞いて子供達に響くものはあったでしょうか。
地域にあるお寺を訪れてご住職さんにお話を聞く
今回の朝は雨混じりの強い風が吹いていました。晴れ間はちらちらしか見えませんでした。そのため、公民館の後に訪問したお寺を最後に小学校に帰るつもりでした。しかし、お寺でご住職さんのお話を聞いているうちに晴れ間が大きく広がるようになりました。そこで、次のコンビニまで行って帰ることに変更しました。ところがコンビニまで行くとさらに晴れ間が広がり、予定通りのコースを歩くことでできました。
公民館を訪問し傾聴 次に訪れたお寺 なるべく歩道を歩く
ところで、私が子供の頃の昭和30年代は歩道がありませんでした。今は車で通りますが、今回数十年ぶりに歩いてみました。古道は相変わらず狭い道が続いていましたが、車道はどこも歩道がしっかり設置してありました。そのため、安心して子供達を先導して歩くことができました。
私の同級生や近所に住む方の中には交通事故で亡くなったり身体障害になった方がいました。それら事故の教訓を元に今は安全な道が増えました。考え深いものがあります。
コンビニの店長さんにお話を聞く 理容師さんにお話を聞く
鳥越地区にある理容室の脇に人知れずお地蔵様が何体かあります。理容室に行く前にこのお地蔵様のお話をしました。その昔、このお地蔵様の前でお盆に子供達だけによる盆踊りがありました。明治時代以前は子供の死亡率が高く七歳まで生きることが難しい時代でした。子供だけによる盆踊りで、生きることができなかった子供達の霊を招いて一緒に踊ったとのことです。それらのお話や七五三のお祭りの話を、子供達にしました。少しは理解してもらえたでしょうか。私が育った昭和三十年代でも、川の事故や破傷風などの病気による死亡が少なくありませんでした。
小学生達,先生方,ボランティアの方々と歩いた郊外学習ルート2