東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田んぼの苗床作り開始

2009年03月29日 | 稲:春作業,苗作り
 4月中旬に苗床に籾を蒔いて稲の苗を作り始めます。その最初の準備として、今日から苗床を作り始めました。去年と同じ場所に苗床を作ります。4,5年前は田んぼ自体が今の三倍程度と広かったのでそれなりに苗をたくさん作らなければなりませんでしたが、今は苗作りのリスクを分散させるため、畑で苗を作り,箱苗で苗を作り,そして苗床で作ります。三種類の方法で苗を作ります。

    苗床を耕運機で耕す。湿っているため沈まないよう手際よく耕す。


 以前は広く苗床を作っていたためトラクターで耕していたこともありました。しかし、この田んぼは年中湿っているためトラクターが沈んでしまって抜け出すのに往生したことがありました。今は軽い耕耘機で耕しますが、それでも注意して手際よく耕さないと沈み込んでしまうことがあります。

              一番左の小さな田んぼを苗床として使用
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長ネギの種まき

2009年03月27日 | 野菜:根菜

 寒空の中、長ネギの種まきをしました。ふだん素人にとって長ネギの苗を育てることが比較的難しいため苗を買ってきて植えつけます。しかし、今回は種まきから始めることにしました。うまく育つように注意深く種を蒔きました。数cm間隔にすじ蒔きするため、最初そのすじを竹の棒でつけました。そして、すじになった窪みに種を蒔きました。

         すじ蒔きできるように竹棒で窪みを付ける


 ネギの種は種がとても小さいため、上手に均一に蒔くことがなかなかできません。種をつまんで指でひねるようにしながら蒔きます。種袋を切ってから種を取出す時、手からこぼれ出して地面に落ちてしまうことがあります。これを防ぐため、いったんボールに種を移してから指で種を摘みます。

   いったん種をボールに移す        指ですじ状にひねり蒔き
 

 種は5~10mm間隔になるように筋蒔きします。しかしながら、時々ぼろりと種がまとまって落ちてしまいます。種を等間隔に蒔くことは経験が必要です。まとまって落ちた種は指で拾い上げて蒔きなおしします。種を蒔き終わると、指を使って土寄せの要領で軽く種の上に土をかぶせます。

     等間隔に蒔いた長ネギの種     指を使って土をかぶせる
 

 長ネギは種を蒔いた後の乾燥に弱いため、昔は種を蒔いたあとにむしろをかぶせたり又は籾殻をまいたりして乾燥を防ぎました。今、その両方が無いため寒冷紗で覆って代用しました。

         乾燥を防ぐため、長ネギの苗床を寒冷紗で被覆

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日が陰る寒空の中、田んぼの耕運

2009年03月26日 | 稲:春作業,苗作り
 午前中用事があったため午後遅くから田んぼの耕運作業をしました。3区画の田んぼのうち、レンゲを植えていない二つの区画を耕運しました。 昨日の雨で少しぬかるんでいましたが、耕運機のロータリーがほどよく地面に食い込みました。
 時々ロータリーにからみついたワラなどを除去するためにエンジンを止めましたが、午後6時頃までには作業を終えました。この頃になると日が陰り空気が冷たくなって体が冷えてきました。

          日が陰った中、もくもくと田んぼを耕運
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もち米の玄米を選別

2009年03月22日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白
 先日知人にもち米の籾摺りを依頼していましたが、出来上がったもち米の玄米にたくさんの籾が混じっていました。このままでは食用に適さないため、もう一度籾摺機にかけて選別してちゃんとした玄米にしました。

         上から籾が混ざった玄米を入れると、右に玄米だけを排出


 籾摺りする籾は適度に乾燥がされていないと、玄米にいろいろなゴミが混ざります。また、機械が詰まる原因になります。湿っていると籾を摺る音が重く、ちゃんと乾燥していると軽い音がします。籾の乾燥について、昔はむしろの上に籾を平らに伸ばして天日干ししていましたが、今は火力を使った乾燥が一般的です。

     籾が混ざった玄米           万石を流れ選別される玄米
 

 籾が混ざっているとは言え、一度玄米にしたものです。わずかな時間で選別された玄米ができました。このもち米の玄米を精米すると、白く精白された白米ができます。後日選別した玄米を精米機にかけて精白しようと思います。

            きれいに選別されたもち米の玄米を網袋に排出
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春夏野菜の苗作り

2009年03月20日 | 野菜:葉菜
 これから植える野菜の苗作りをしています。プロの農家のようにビニールハウスは無いので、サンルームで苗を作っています。このところ天気が良いので、サンルームの中は日中は真夏のようです。先週種を蒔いたキャベツとレタスが芽を出しました。トマトなどはまだ発芽していませんが、じきに発芽すると思います。

                 発芽した早生キャベツの芽


 かつで近くの農家で2月頃、ビニールハウス内に作った温床で苗を作ったことがあります。野菜の種を蒔くと同時に台木にする苗の種を蒔きました。そして、台木をカットしてその上にキュウリなどを接木して毛糸を結んで押さえました。いつか機会があれば再び接木に挑戦したいと思います。

                     発芽したレタスの芽
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田んぼのレンゲ、成長盛ん

2009年03月17日 | 花,野草
 去年の秋、稲刈り前にレンゲの種を蒔きました。そのレンゲは、この春になってぐんぐん成長しています。田んぼはレンゲの緑で絨毯のようになっています。

               絨毯のように田んぼに広がったレンゲ


 レンゲはマメ科の植物です。根を引っこ抜いてみると小さなこぶがたくさん付いていました。肥料である窒素分を固定する根粒菌が根のこぶの正体です。
 昔からレンゲは肥料として利用するため栽培されています。また、ミツバチの蜜源としても使っています。子供の頃、私のうちの田んぼではレンゲを作ってしましたし、ミツバチを飼っていました。いつかまたミツバチを養蜂してみたいと思っています。

              あと一ヶ月もすればピン色の花が開花
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もち玄米の精白

2009年03月16日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白
 先日もち米の籾を籾摺りして玄米にしましたが、今回そのもち米の玄米を精白しました。職場の同僚からもち米を売って欲しいとの要望のためです。また、美味しく食べてもらうためには精白した方がよいと思われるためでもあります。

       もち米を精白した精米機(上の受け皿に玄米を入れる)


 ところで、もち米の玄米は販売されているのを見たことがありません。もち米の玄米でもちをつくとどんな食感や味がするのでしょうか。後日確かめてみたいので、一部のもち米の玄米は精白しないで残しました。

     精白度は90%以上に設定        精白度を手にとって確認
 

 もち米の玄米でついたもちの色はやや黄色でもちもち感は少なく団子状なのではないかと思います。でも糠部分があるため栄養的には優れると思います。うるち米の玄米食は健康食として聞くことがあります。しかし、もち米の玄米を使った料理は聞いたことがありません。一般的ではないのでしょう。

   受け皿に入れたもち米の玄米        精白されて出るもち米
 

 精白は玄米同士を強くこすり合わせるため、精白直後のもち米を手に乗せるとほのかな温かみがあります。なお、十分乾燥させないで精白するとさらに温度が上がってしまい本当のもちになってしまい精白機が故障する原因になります。もち米は特に十分乾燥させて精白しなければなりません。

              精白され完成した白いもち米
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竹によるU字支柱作り

2009年03月15日 | 農機具,工具

 寒冷紗などで畝を覆うとき、U字型の支柱をアーチにして支えます。鉄棒にビニールを被覆した市販のものを使うことが多いのですが、2,3年も使っていると中の鉄部が露出して錆びてきます。結局ゴミになってしまい捨て場所に困ります。何年か前に竹を使ってこのU字型支柱を作ったことがありました。今回竹が手に入ったため同じものを作ってみました。

      竹を四等分する専用治具をはめ、それを木槌で強打し竹を割る


 まずは竹を規定の長さにのこぎりで切ります。そして、専用治具を竹の片方にはめ込み木槌で強くたたくと四っつに割れます。あまり太い竹はその専用治具がはまらず割れません。そんな時はナタで割るしかありません。

              カマを竹に食い込ませて二等分


 竹を四等分しただけではまだ太いため、ほどよく曲がりません。これではその竹を支柱として使えません。その竹をさらにカマで二等分します。カマを木槌で打ち付けるようにしながらニ等分します。こうすると、竹は少しの力で曲がりしなるようになります。こうなればU字支柱として使えます。

     割られたたくさんの竹       土に食い込むように先を尖らせる
 

 支柱として使えるように、竹の両端をカマを使ってそぎ落とし尖らせます。尖らせることによって両端を土に差し込むことができます。試しに完成した竹のU字支柱を土に刺してみました。寒冷紗を支えるアーチ型になり支柱として合格です。

       完成した竹の支柱を試して土に刺すと、ちゃんとアーチ型に

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田んぼの耕運

2009年03月14日 | 稲:春作業,苗作り
 昨日は天気が良かったので、今年になって初の田んぼを耕運しました。田んぼにはレンゲがだいぶ育っていましたが、三面の田んぼのうちの一面つだけをレンゲ田として残すことにしました。そして、その一面だけレンゲ田として花を楽しむことにしました。他の二面は早々と耕してレンゲを土にうない込みました。

        初春の日差しの中、のんびりと耕運機で田んぼを耕運


 レンゲは花が咲いた後は茎や葉が硬くなります。すると草刈りした後のレンゲの残渣が耕運機のロータリーに絡みついて困ります。いったん絡みついた茎や葉は取り除くのが大変です。そうすると耕運機を何度も止めなければならず、農作業の効率がとても悪くなります。

           レンゲやわら屑をうない込みながら耕運
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土壌の中和作業

2009年03月12日 | 草刈り,整地
 このところ雨が降ったりやんだりのぐずついた天気でした。朝から快晴の今日、畑に出て土壌の中和作業をしました。石灰をまいて土壌を中和しますが、この2年間全くしていませんでした。 中性を好むほうれん草を作るには欠かせない作業です。

     中和する前に、秋から冬にかけて収穫した野菜の残渣の片付け


 風が強かったためせっかくまいた石灰が風に飛ばされます。風に飛ばされないように背を低くして石灰をまきました。まき終わると手が白くなったたため近くの小川で手を洗いました。次に耕運機を作業小屋から運んで、丁寧に石灰を土壌にうない込みました。知り合いからもらった耕耘機ですが、チョークが不調なもののいったん動き出すとずっと快調に動きました。

         石灰をまいて白くなった畑を耕運機で耕す
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梅の開花と野草

2009年03月05日 | Weblog
 最近梅の開花時期が早まってるような気がします。温暖化のせいかも知れませんが良く分かりません。ここ数年降雪が少なくなっています。一昔は年に何度か雪が降って交通渋滞は日常的だったような気がしますが。

                畑のそばで咲いている梅


 冬が暖かいのはいいのですが、それだけ夏は猛暑の日が増えるのでしょうね。毎年夏は猛暑の日が増えたように思います。それだけ暑い夏は野菜を育てるのに苦労します。例えば、ほうれん草は夏に作るのがとても難しい作物です。黒の寒冷紗を使って日陰を使ってもなかなかうまく育てることができません。技術不足だからかも知れませんが。

             梅の隣で小さく咲いている紅梅


 このところ日差しが強くなってしかも日が長くなってきたため、田んぼの土手ではいろいろな野草の花が咲くようになりました。例えばタンポポ。春の花のように思われがちですが、ロゼット状の葉の間から低く花を咲かせています。ふきのとうも出てきました。

      土から出たふきのとう           満開のタンポポ
 

 これからの季節、だんだん畑仕事が忙しくなってきました。ジャガイモはすでに種芋を植え込みました。ソラマメ苗やエンドウ豆苗を植えつけました。これからはさらに畑を耕して春のほうれん草、キャベツ、レタスなどを種を蒔くスケジュールがびっしりです。

    田んぼの土手にびっしりと咲いていたオオイヌノフグリの青い小花
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Windows Viataパソコンの製作

2009年03月04日 | パソコン,電子機器

 2年半前にパソコンを見立てましたが、処理がだんだん重くなってきました。このためもう1台のパソコンを家内用として組み立てることにしました。今使っているOSはWindows XPですが、新しく作るパソコンはOSもWindows Viataに一新することにしました。まずはケースを購入しました。なるべく費用を節約したいので、電源(400W)付きのケースとしました。一番安かった¥5,980のものを購入しました。

              購入した電源(400W)付きの黒ケース


 道に駐車するのが容易なバイクで、パソコン部品のお店に向かいました。購入したケースは黒色のMicro-ATX用のケースですが思いのほか大きく、バイクの後ろに固定するのが少し大変でした。家に帰ると早速箱を開けて中を確認しました。ケースが大きいので内部の風通しがよさそうです。これから各種部品を買って順次組みたいようと思います。

      一番右が今回購入したケース、左隣が今使っているパソコン

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えんどう豆の支柱立てほか

2009年03月01日 | 野菜:豆類ほか
 購入したソラマメ苗とスナップエンドウ苗を植えつけました。ソラマメ苗はのらぼう菜の間に並べるように植えつけました。スナップエンドウ苗は去年の晩秋に種を蒔いた絹サヤエンドウの列に並べるように植えつけました。

               のらぼう菜の間に植えつけたソラマメ


 豆類は移植が難しいので苗の根を痛めないように注意しながら植えつけました。植えつけた苗のうち何割がちゃんと根付くか心配です。苗で植えつけることが容易にできるならば、畑を有効に利用できると思います。冬野菜の白菜やキャベツを収穫した後に植え付けできるからです。

       植えつけたスナップエンドウの苗、ちゃんと根付くが心配


 エンドウ豆は今は寒いので苗が小さいですが、3月後半になって暖かくなるとどんどん茎が伸びてきます。それに備えて今回支柱を立てました。長さ約180cmの棒を組み合わせて立てました。

   支柱を組み立て途中          エンドウ苗の上に連結した支柱
 

 この畑はやや高いところにあるためよく風が吹きます。特に台風の時には猛烈に風が吹いてナスやピーマンなどの野菜が倒れます。エンドウ豆はつるのため、絡みつく支柱は頑丈に作る必要があります。斜めに棒をかませて支柱がたわんだり揺れないようにします。なお、支柱を組み立てるために麻紐を使いました。秋に支柱を取り外すときに腐って土に戻るためです。

  支柱の根元から斜めに棒をさす     支柱の根元に絹サヤの苗 

 エンドウ豆が絡みつきやすいように、後日竹の枝を支柱にくくりつける予定です。竹の枝は適度に細かくつるが絡み付きやすいためです。また、秋には枝がぼろぼろになって適度に腐って再来年には土に返るからです。野菜作りのためになるべく自然素材を使うつもりです。

        この支柱に、後日竹の枝を何本かくくりつける予定
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