去年の冬に、ハスの地下茎であるレンコンを何本か苗床に植えました。しかし、タヌキに食べらて散々でした。生き残った地下茎のわずか一本から芽(葉)が出ていました。同時期に植えたクワイは一本も芽が出ていません。クワイはやはりタヌキに食べつくされたようです。とても小さなハスの葉ですが、この夏どんどん増えればいいなと思っています。無事に育ったとしても、町田のハス池のようになるには何年かかるでしょうか。ましてや、地下茎であるレンコンを収穫できるようになるまでは何年かかるでしようか。
無事に生きのびたハスの発芽(葉)、うまく育つといいですが
ニンジンの種まきをしました。普通ニンジンの種まきは7月末ですが、去年は猛暑のためにせっかく種をまいてもほとんど発芽しませんでした。このため8月に再度種まきをしましたがやはり駄目でした。今年は去年のような猛暑になるかどうかは分かりませんが、予防も兼ねて一ヶ月早い6月に種をまいてみました。発芽をしたニンジンの幼苗が夏を乗り切るかどうかは未知数です。
小松菜跡をニンジン用に整地 レーキで種まきする窪みをつける
ニンジンの種をまいたのは小松菜を植えていた跡です。小松菜を収穫して空いた跡のため、小松菜の根が少し残っていました。その残った根を綺麗に片付けてから、ニンジン用に整地してから種をまきました。
ニンジンを筋まきするため、5cm程度窪みの間隔を空ける
今回購入したニンジンの種袋には「時なし五寸ニンジン」と書いてありました。種に殺菌剤がまぶしてあるらしく、種は薄い緑色をしていました。親指と人差し指に種をつまみながら、揉むようにしながら窪みに種を筋まきしました。種をまき終わると、その種のうえに薄く土を被せました。
薄い緑色をしたニンジンの種 種の上に、薄く土を被せる
ニンジンの種の上にはあまり深く土をかけることが出来ません。浅く土を掛けるため、日照りが続くと土が乾いてしまいます。すると発芽が駄目になります。発芽するまでは、とても天気が心配な毎日です。もし発芽の状況が思わしくないようであれば、再度7月になってから種まきをしようと思っています。
ニンジンの種をまき終わった畝、乾燥しないように筵で覆う
先週の快晴時に小豆の種をまいておきました。去年は種まき時期(7月下旬)が猛暑と重なったため、発芽率がよくありませんでした。このため、晩秋に収穫しましたが収量は多くありませんでした。去年の反省の元、今年は猛暑前の梅雨の時期に種をまいてみることにしました。先日小豆用として草刈りした場所を耕運して種をまきました。
小豆の種をまくため、小型の耕運機で念入りに耕す
今回種をまいた小豆は。この小豆は、奥多摩の古老からいただいた在来の黒斑小豆です。一昨年と去年を通じて特別に種を増やすために栽培して得た種です。今年ようや大々的に種まきできました。普通の小豆はいわゆる小豆色(赤)ですが、この小豆は黒色で白い斑模様が付いています。
30cm間隔に印が付いた紐を張る 奥多摩在来の黒斑小豆
古い文献を読むと、この小豆はお米や麦の増量のために栽培されていたようです。お米が栽培できなかった山間地域で穀物の代わりに食べられていました。急な山の斜面で栽培されていたようです。冬は大麦を栽培し、夏はこの小豆のほかにヒエ,キビ,もろこし、シコクビエなどが栽培されていました。私の知っている限り、今このような雑穀を栽培する人は奥多摩には一軒しか残っていません。
等間隔で小豆の種を数粒ずつまく
耕運機で耕し終わると紐を張りました。この紐には30cm間隔でマーキングしてあります。このマーキングをもとに60cm等等間隔で小豆の種を数粒ずつまきました。今の時期は梅雨で毎日のように雨が降ります。また一方で猛暑が到来する季節でもあります。一年で一番種まき時期に苦労する時期です。無事に発芽してくれること祈りながら種まきしました。一週間後には発芽すると思いますが、発芽しないようであれば再度種まきしようと思っています。
種まき後、レーキを使って種の上に丁寧に土を被せる
今年も田植えをすることができました。ごたごたで今年は稲作ができないかと思っていましたが、鈴木牧場のSさんを筆頭に志のある方といっしょに田んぼを耕運したり,代かきしたりして、今日ようやく田植えをすることができました。来年、私は東京にいないかも知れないので、今後も継続してこの田んぼで稲作をしてもらえたらと思います。
Sさんのトラックから箱苗を降ろす 箱苗を田んぼに入れるSさん
朝10時頃に田んぼに行くと、Sさんがトラックに箱苗を積んでいました。私も箱苗の積み下ろしを手伝いました。最初、田植え紐を使って田植えをするときの基準となる線上に苗を植えました。田植え紐には約30cmごとに赤い印が付いています。その印に沿って基準の幅となる苗を植えました。
途中から1人加わって、3人で田植え
上流側の田んぼをSさんと2人で田植えをしていると、稲城市の方が助っ人にやってきました。その後、3人で上流側の田んぼを田植えしました。上流側の田んぼを田植えし終わると、こんどは下流側の田植えです。下流側の田植えを始めようと思っていると、今度は5人の方がやってきました。そのうちの2人はニンニク畑での収穫の方に行くとのことで、田植えには残った3人が新たに加わりました。
苗を下流側田んぼに投げ入れる 新たに5人が参加、自己紹介中
新たに3人を加えて6人で田植えを続けました。田植えをしていると、しばらくしてもう1人Sさんのmixi仲間が加わりました。その後は計7人で田植えを続行しました。里山や農業の話をしながらのんびり田植えをしました。
Sさんのmixi仲間の1人が加わり、計7人で田植えを続行
青年男性ばかりでの田植えは私には初めてのことでした。さらに、田んぼや農業に関心を持っている人だけによる田植えも初めてのことでした。田植えしなががら話をする内容もおのずから農業に関わる話題が中心でした。これまで、子供,女性,お年寄りなど雑多な人が加わっての田植えがほとんどでしたので、今回は今までとは違った雰囲気での田植えでした。
田んぼのほぼ半分を田植え のんびりと談笑しながらの田植え
最初晴れるかと思っていましたが、途中から霧雨混じりの天候になりました。今の時期、快晴だと汗が玉のように出ます。しかし今回は霧に近い曇りのため衣服も濡れる事がなく、むしろ涼しく快適な田植えとなりました。
両脇の人は田植え紐を持ち替えながら、そろそろ田植え終盤
去年までの田植えには地下足袋を履きましたが、今年は裸足で田んぼに入って田植えしました。そのためか、田んぼに埋まっていた木片を踏んづけてしまって足裏を痛めてしまいました。子供の頃に田んぼで錆びた釘を踏んづけて破傷風になってしまった人がいたことを思い出しました。
大人が7人も集まったので、思ったより早く午後2時頃には田植えが終わりました。私は昼食もとっていなかったので、また他の用事があったため、田植えが終わると家に帰りました。残った人はニンニク畑に移動してニンニクの収穫をしていました。
田んぼ端っこ、最後の苗を移植 綺麗に並んで植えられた苗
この東芝製トランジスタラジオ6TP-354の修理履歴です。それぞれをクリックしてください。
修理(1/4) 修理(2/4) 修理(3/4) 修理(4/4)
前回はこのラジオに使われている素子などを調査しました。今回から、この東芝製超小型トランジスタラジオを実際に修理しようと思います。修理のためには基板を本体から取り出す必要があります。このラジオはとても小さいので、最初どこに基板を止めるネジがあるのか調べました。しかし、いくら探してもネジらしきものは音量調節用のボリュームの下に3箇所しかありませんでした。
裏蓋を外して、基板を固定しているネジを調査
ボリューム下のネジ3個のうち、2個はボリュームを基板に固定しているネジで、残る1個が基板を固定しているネジと分かりました。1個のネジだけで基板を固定しているはずはないので、目を凝らして調べるととスピーカーに妙な金具が付いていることに気が付きました。
スピーカー押さえ金具を外す ボリューム直下のネジ1個を外す
そのスピーカーに付いている金具は、簡単に外れました。すると、基板が少しぐらぐら動くようになりました。どうも、このスピーカー押さえ金具とボリューム直下のネジ一個で基板が固定されていることが分かりました。ずいぶんと簡単な基板固定の仕方です。ボリューム直下のネジ1個を外すと、筐体から基板を取り外すことができました。
筐体から外したラジオ基板、基板の裏側にはびっくり
ラジオ基板を筐体から外して、基板の裏側を見てびっくりしました。基板の裏側は銅箔をエッチングして作られた配線だけですっきりしているのが普通ですが、このラジオはその銅箔の部分が見えないくらい部品が密集して半田付けしてありました。こんな配線でよく寄生発振などが起きなかったものだなと思いました。製造当時の苦労に思いをはせました。昭和50年頃私はテレビの製造現場で働いていたので、電子機器の設計・製造の苦労を体験上よく知っています。
安定化電源から電気を供給 安定化電源の電圧を4.5Vにセット
基板を筐体から外すと、安定電源装置を使って規定の4.5Vの電源を供給しました。しかし、さっぱり音が出ません。スイッチ兼ボリュームを動かしても、ましてや周波数ダイヤルを回しても変わりません。そこでラジオ修理の定石にしたがって、自作のシグナルトレーサーを使って調査することにしました。
自作のシグナルトレーサーを使って基板の各箇所を調査
このラジオ基板はとても小さい上に、基板の裏側には部品が所狭して乗っています。シグナルトレーサーの先針が届かない箇所がありました。それでも何箇所か調べていると、高周波関連はちゃんとラジオ放送を受信していました。さらに、検波直後のボリュームにも音声出力が正常にきていることが分かりました。どうも、検波段以降の低周波増幅関係に故障があるかとが推測されました。目が疲れたので今回はこれで終了。次回、低周波増幅関連を中心に調査しようと思います。
中間周波段にトレーサの針を当てる ボリュームにトレーサの針を当てる
畑にだいぶ雑草が生えていました。雨が降ると除草などの畑作業が滞ります。晴れたとしても仕事と重なってしまうと、これまた除草が滞ります。これらの事情によって除草できないでいたら、あっと言う間に小さな雑草が生えていました。今回、小型耕運機を使って畝間を除草しました。
小さな雑草だらけの畝間 畝間を何度も往復
ここの畑はあらかじめ小型の耕運機が除草できる幅で計画的に畝を作っています。このため、耕運機のロータリーを回転させながら浅く耕運するだけで除草できます。まだ雑草は大きくなっていないので、簡単に草を取ることができました。正確には、「取る」のではなく小さな雑草を土から浮かせて天日で干して枯死させます。もう一,二度一週間以内にこの小型耕運機で除草すると完璧だと思います。
畝間を小型耕運機のロータリーを回しながら除草
今は夏野菜の植え付けや種まきの最後のシーズンです。先日収穫したキャベツの黒マルチの植え穴が空いているので、そこにおくらの苗を植え付けました。同じ黒マルチには、すでにナスやピーマンを植え付けています。一方ししとうの苗は、すでに収穫したカブの跡に植え付けました。
ししとうの苗を植え付け おくらの苗を植え付け
おくらはとても夏に強い野菜です。今はとても小さな苗ですが、これからの猛暑で順調に行けば人の背丈くらいに大きく育つと思います。私はこの実のネバネバがとても好きです。納豆が嫌いな人でも、このおくらの実を細かく切ったものが好きな人は少なくないと思います。昔は珍しい野菜でしたが、健康野菜として紹介されてからは人気があるようです。
ナスとピーマンと同じ列に植えつけた小さなおくらの苗
畑で草取りをしていると、畑脇に軽トラックが止まりました。すると、田んぼの耕運時に稲の苗を持ってきたIさんがドアを開けて出てきました。話を聞くと今回は「耕運後に水を入れた田んぼを代かきに来た。」とのこと。そして、「鈴木牧場のSさんが来る前に耕運機を動かして代かきを始めておきたい。」とのことでした。「ディーゼル耕運機の動かした方が分からないので動かして欲しい。」とのことでした。そこで、私が田んぼにに置いた耕運機を動かしてあげました。
耕運機に付いた泥を落とす 泥を落とした後に代かきを始める
耕運機にはだいぶ泥が付いていました。特にかご車輪に泥がべっとり付いていました。耕運機を動かす前に、この泥をスコップや芋切り器などを使って落としました。粘土のような泥でしたので、なかなか落ちませんでした。それでも10分程度格闘すると泥が落ちました。泥が落ちたところで耕運機を動かしました。Iさんが代かきしていると、Sさんがやってきました。
田んぼを攪拌しながら代かきするIさん
このディーゼル耕運機はとても古い機械ですので、長い間の使用でVベルトがだいぶ緩んでいました。緩んでいるためか、田んぼを深く代かきしているとVベルトがスリップして、耕運機が動きにくくなりました。そこで私がSさんから借りた六角レンチを使って、Vベルトのテンションを調整するプーリーを動かしてVベルトの張りを強くしました。以後、耕運機は泥にはまってもちゃんと動くようになりました。
泥にはまって一苦労 Vベルトのテンションを調整
ディーゼル耕運機はガソリン機関のように電気系統がありません。そのため、とても故障に強い耕耘機です。さらに、キャブレターのような精密な部品も使っていないため、どんなに古くなっても簡単に動かすことができます。今回使っている耕耘機は、製造から何十年も経っていますが故障知らずで重宝しています。欠点なのは重いことぐらいでしょうか。
田んぼを何往復もして代かき、水面がだんだん均等になってきた田んぼ
代かきがひととおり終了すると田んぼの土手で休憩しました。そして、談笑しながらも今注目の話題である大震災や原発と農業の話をいろいろとしました。休憩が終わると、私は田んぼの畦に行って水深を調節する設定をしました。
休憩しながら談笑 田んぼの水面を一定にする設定
田んぼの代かきが終了すると、耕運機を田んぼから上げました。この耕運機はとても重いので、畦を乗り越えるときにアルミのはしごを使います。このはしごの上を乗り越えて田んぼから小屋前に耕運機を移動させました。毎年のことですが代かきは疲れます。しかし代かきの結果、鏡のようになった田んぼの水面を見ていると疲れているにも関わらず充実感で満たされます。
アルミのはしごを使って畦を乗り越える耕運機
去年は猛暑でニンジンは発芽不良でした。ほかの野菜もかなり不作でした。小豆も7月に種まき をしましたが猛暑のため発芽率がとても悪く、最終的に収穫もわずかでした。今年は猛暑の前に種まきをしようと思います。先日耕運した麦跡と菜の花畑跡はもう雑草がだいぶ大きくなっていました。このため小豆を種まきする前に一度草刈りすることににしました。
草刈りする前の麦跡、だいぶ雑草が生えている
今は雑草がまだ小さいので除草は比較的容易です。葉を引っ張るだけで根ごと除草できます。草刈機を使うにしても簡単に地上部分の草を確実に取ることができます。雑草が大きくなってからの除草は骨が折れます。
除草前の通路、細かい雑草多数 除草後の通路、地上部はほぼ除草
ここの畑は小石がとても多いので、草刈機を使って草刈りしていると弾き飛ばされた小石が顔に飛んでくることがあります。メガネのようなゴーグルをしているので安全なのですが、たまにほほに当たると痛いこと。生えている雑草はまだ小さかったので短時間で除草を終えることができました。刈った草が乾いた頃に耕運して小豆の種をまこうと思います。
草刈りが終わった麦跡、刈った草が乾いたころに小豆の種まきを予定
このところ雨や曇ばかりの天気が続いています。畑で小松菜を収穫していると、鈴木牧場のSさんがトラックでやってきました。田んぼを耕運した耕運機のかご車輪に泥が付いて困っているこのこと。さっそく私も泥の撤去作業に加わりました。私はこの耕運機とまったく同じものを持っています。この耕運機は、数年前に近くに住む古老(物故)からいただいてこの冬に山口県に運送したディーゼルエンジン搭載耕耘機と型のものです。タイヤを交換したりパンクを修理したりした思い出深き同型の耕運機です。
かご車輪に付いた泥を撤去中 ぬかるむ田んぼを耕運
スコップやクワを使ってなんとかかご車輪から泥を撤去することができ、耕運機を再度動かすことができるようになりました。ところで、田んぼを耕運するときには鉄車輪を使います。そして、代かきをする時にかご車輪を使います。どうして耕運するのにかご車輪を使っているのか不思議でした。すると、鉄車輪の軸が合わなくて使えないため、やむなくかご車輪を使ったとのことでした。
再度耕運機を動かして田んぼを耕運しているSさん
Sさんが耕運機を使って田んぼを耕運しているとIさんがやってきました。田植えに使う苗を持ってきたとのことでした。9年前、Iさんはこの田んぼで田植え機使って田植えをしてことがあり、その時にIさんと一緒に昼食をとったことがありました。
Iさんの軽トラから苗を下ろす ため池横の田んぼに苗を置く
Iさんが持ってきた箱苗は、一時的に先日泥んこ運動会をした田んぼに置くことにしました。これらの苗のうち半分は別所小学生の田植え体験に使う予定で、残り半分はSさんが今回耕運した田んぼに植える予定です。苗の品種はキヌヒカリとのことです。この品種は、背が低くて風に強い品種でしかもとても食味が良い品種です。
泥んこ運動会をした田んぼに置かれた苗(品種:キヌヒカリ)
6月中旬は田植えのシーズンです。あちこちの田んぼで田植えの真っ最中。近くの田んぼを散策してみました。この田んぼ付近は東京都「八王子堀之内里山保全地域」です。10年以上前からこの貴重な里山が残るようにいろいろな方が地道に運動を展開した結果、よほどことがない限り未来永劫里山として残ることになりそうです。
小川の上流から下流に向かって、順次水をかけ流している田んぼ
年に一度、この里山に関わる団体が集まって山の下刈りをします。私もその下刈りに参加したことがあります。刈った笹などの下草を田んぼに集めて燃やしたりしました。里山保全の活動は地元の団体やボランティアが協力しないと出来ません。
田植えしたばかりの田んぼ 田植え中の方々
ここの田んぼでは、保育園,小学校,中学生,高校生,大学生,地域の方々などの稲作,自然活動、そして泥んこ運動会などに生かされています。私も毎年、小学生の田植え,稲刈り,そして食育、ボーイスカウト活動などに活用させてもらっています。私自身も仕事をしながらストレス解消に役立っています。
森や林から流れ出る自然の湧き水を利用した昔ながらの稲作
7月上旬に、この田んぼの一つで小学校の田植え体験をします。先日先生を招いて下見をしましたが、今年も子供たちの笑顔が見れるのかと思うと嬉しくなります。稲作は一年を通じてなかなかしんどい作業なのですが、私の生活リズムに合っています。田舎(山口県)に帰ってからも稲作を続けたいと思っています。
東京都の棚田(3段ほどの極小棚田)
5月上旬に種まきした夏野菜はどれも発芽して成長していますが、生育に差があります。不思議なことに夏に強い野菜であるはずのつるむらさきと四角豆の成長が思わしくありません。逆にモロッコインゲンとドジョウインゲンはどんどん成長して支柱に巻きついて伸びていますす。
成長が著しいモロッコインゲン豆、支柱に巻き付く
去年の猛暑時にほとんどの野菜は枯れたり元気が無くなりました。しかし、ツルムラサキだけは葉をどんどん茂らせて成長していました。にもかかわらず、今あまり成長していません。四角豆もあまり成長していません。両者共に支柱に巻き付くまで成長していません。どうしたことでしよう。
成長が鈍いツルムラサキ 芽生えたばかりのままの四角豆
四角豆にいたっては芽生えたままの大きさであまり成長しません。四角豆はタイやカンボジアなどでよく食べられているので熱帯ではよく育つのでしょう。つるむらさきも四角豆も両者共に熱帯地方出身の野菜のため、まだ涼しいこの季節では成長適期ではないのかも知れません。
支柱に巻きつき始めたドジョウインゲン
このトランジスタラジオ7TP-440の修理履歴です。それぞれをクリックしてください。
修理(1/6) 修理(2/6) 修理(3/6) 修理(4/6)
修理(5/6) 修理(6/6)
前回、中波/短波切り替えスイッチ不良を発見しました。そこで、この故障をどうやって修理しようかといろいろ思案しました。最初に無駄だと思いましたが、接点復活剤をふりかけてガリガリと何度もスイッチを回しました。しかし駄目でした。そこで改めて中波/短波切り替えスイッチを丹念に観察しました。すると、使っていない空いた接点を一箇所発見しました。直すための方法が出てきました。
中波/短波切り替えスイッチ内の使っていない空いた接点
それは、故障した接点に繋がっている線を、そのまま空いた接点にそのまま移行する方法です。空いた接点まで、線を延長して這わす改造をしました。線同士などが接触しないように、絶縁チューブを被せて延長しました。
延長する線を半田付け 接触しないよう絶縁チューブ被覆
そして、延長した線を空いた接点に繋ぎました。空いた接点は故障した接点とは反対側にあるため、中波/短波切り替えスイッチを回り込むように繋ぎました。細かい作業のため慎重に半田付けしました。
不恰好ながら空いた接点に繋いだ線(左がトランジスタ側、右赤黄が発信コイル側)
これで中波も短波も受信できるはずです。恐る恐る電源を繋いで見ると、うれしいことに中波/短波切り替えスイッチを切り替えると、中波も短波も受信することができました。
話が変わりますが、私の経験では古いトランジスタラジオの故障原因は、トランジスタなどの素子が故障することよりも、今回のように接触不良に起因する故障の方が比較的多いようです。
電池を繋いで受信を確認 基板を元のように筐体に収納
トランジスタラジオは回路構成や素子がとても小さいので目が疲れます。私は、毎回の修理で集中力が続くのは3~4時間程度です。その時間内に修理の見込みがないとさっさと作業をやめて修理中のラジオを元のように筐体の収めます。そして、修理用具も綺麗に片付けます。故障の原因がなかなか分からないとつい放り投げたくなることがありますが、今回のラジオのように苦労した末に直ると達成感で癒されます。
アンテナを立て革に収めた今回修理のトランジスタラジオ、受信放送を楽しむ
4月上旬に苗を植えつけた夏キャベツを収穫しました。一週間ほど前に、収穫適期だったのですが、忙しくて収穫を後回しにしていました。それが失敗でした。この一週間ほどの雨続きでせっかくのキャベツの玉が烈果していました。キャベツの中央付近にひび割れのようなものが入っていました。冬キャベツを収穫しないでそのままにしておくと、春になって玉が割れる現象と同じです。春夏キャベツは特に収穫時期が重要なことが分かりました。
二つとも玉が割れたキャベツ 割れが小さいものを収穫
去年は5月上旬で植え付けるのが遅れたため、収穫時期が真夏の炎天下7月になってしまいました。猛暑によってキャベツの3割程度が腐ってしまいました。今年も夏キャベツ栽培も合格点ではありませんでした。トマトもこの梅雨時期に玉割れの現象がおきます。農家ではビニールシートで覆って雨が降りこまないようにして、玉割れを未然に防いでいるようです。この点、秋冬のキャベツ栽培は比較的容易です。
玉のやや右側に割れが見られるキャベツ
キャベツの外葉は巻いておらず硬いのですが、しっかり食べることができます。しかし、今の時期は小松菜,タマネギ,サヤインゲンなどたくさんの葉物野菜を収穫できます。このため、収穫したキャベツの硬い外葉は何枚か取り除きました。割れもそれほどひどくないので気にしないで食べることができそうです。
硬い外葉を何枚か取り除く 少し割れるも、美味しそうなキャベツ
今はタマネギの収穫シーズンです。一週間ほど前に収穫しましたが、まだ畑に残っているタマネギがありました。これから本格的な梅雨のシーズンが始まります。タマネギは雨に長く当たっていると茎葉が溶けるように腐ってしまいます。タマネギ本体は腐ることはありませんが、茎葉が腐るとぶら下げて干せません。今回、残りをすべて収穫しました。
黒マルチに残ったタマネギ 一本一本丁寧に手で抜く
畑に残ったタマネギは、すべて手で丁寧に抜いていったん箕に入れました。土が乾燥しているとタマネギにあまり土が付かないのですが、雨が多い今の時期は湿った粘土質の土が付いています。箕に入れたタマネギを近くの小川に持って行きました。
収穫したタマネギをいったん箕に収納
湿った土が付いたタマネギを、一個一個水で洗って土を綺麗に取りました。今の時期は雨が多いので、小川の水量も豊富で洗うのに困りません。また、水も勢いよく流れているので、水に当てているだけで土が飛ぶように落ちます。洗って綺麗になったタマネギを再び箕に入れて小屋前に持って行きました。
水量豊富な小川の水でタマネギを綺麗に洗う
綺麗に洗ったタマネギを、今度は干す作業に入ります。タマネギ数個を束ねて小屋の軒下に干します。まずは、タマネギを束ねる縄を綯いました。去年稲を脱穀後に保存していたワラを使って、手で縄を綯いました。
手を使ってワラで縄を綯う タマネギ数個を、綯った縄に上に置く
続いて綯った縄の上に、タマネギ数個を置きます。そして、そのタマネギの茎を縄で縛りました。タマネギの茎は乾燥すると縮んでだんだん細くなります。細くなって抜けないようにしっかりと強く縛ります。
茎が抜けないよう強く縛る 縛り終えたタマネギの束
ここでタマネギを懸架できるように竹竿を軒下に渡します。竹竿を渡すと、縛り終えたタマネギほ次々に竹竿に懸架します。風通しがよいように、適度な間隔をあけて懸架します。軒下は、雨が降り込まず天気が良いと日光が当たります。好天に恵まれれば1,2週間で乾燥すると思います。干したままにしていても、ゆうに年末まで保存できると思います。
軒下の竹竿で、乾燥を待つタマネギ