先週から福寿草が開花を始めました。今日庭に下りてみると、全ての福寿草が咲き揃っていました。今年は寒いためかだいぶ満開が遅れました。しかも、花びらは小さいです。しかしながら、毎年この福寿草の花を見ると春が近いことを実感します。福寿草の開花を先頭に、クロッカスなど春の花が次々に咲き始めます。
パラボラアンテナのような円錐形の花びら
花の下にすでに葉が生えていました。私の家の庭で咲く福寿草に限るのかも知れませんが、時期的に早く咲く時(2月上旬)は大きな花びらです。しかも、花びらだけで葉があまり付きません。しかし、遅く咲く時(2月下旬)時は、花びらが小さく葉が付くことが多いです。よくは分かりませんが、寒暖によって開花時期はずれますが、葉は寒暖にかかわらず出る時期は同じなのかも知れません。
花びらの下に小さな葉がたくさん付いた福寿草
八王子堀之内里山保全地域の北端にあり、かつ小川の源流がある平山城址公園東園を散策してみました。西園は古くから開設されていたので、20年ほど前に犬の散歩を兼ねてよく散策しました。そもそも「平山」の地名は平山季重(ひらやますえしげ)にちなんでいます。鎌倉幕府誕生時にこの地域を納めた豪族の名前です。平家物語にも名前が出ているそうです。
八王子堀之内里山保全地域の北側にある平山城址公園東園(下が北)
最初、「おわりと始まりの広場」から歩き始めました。下草がすっかり刈り取られてるので林の向こうまで見通すことができます。10年位前にここを歩いた時は、笹がうっそうと茂っている原生林で歩くのに往生しました。今はすっかり変わって散策道が作られています。
冬枯れの林を散策する小道を、のんびり歩きながら登る
散策するための小道は綺麗に舗装されていて、階段さえなければ車いすでも通れるような緩やかなスロープになっています。この林は落葉樹が多いため、冬は日光が地面まで降り注ぎ暖かく、夏は葉が茂っているため日光がさえぎられて涼しいです。
落ち葉の敷き詰められた地面 旧平山小学校、向こうに八王子市街
しばらく小道を登ると尾根道に出ます。この尾根道は旧多摩テックと旧平山小学校を結ぶ尾根道でした。かつてボーイスカウトの指導者だった頃、子供たちを連れてこの尾根道を歩いたことがあります。当時は茂った木々に囲まれた薄暗く怖い尾根道でした。しかし、今は整備され道に展望台が作られています。この展望台からは、旧平山小学校や遠くに八王子市街を見下ろすことができます。
公園内を縦横に曲がりくねる緩やかな散策道
散策道をあちこち行くと、途中に真新しい展望台がありました。作りたてでしょうか、ペンキの匂いがして色も新しく、木もすり減っていませんでした。この展望台に立って下を見ると、この公園全体を見下ろすことができます。春や夏にはバードウォッチングできそうな展望台です。
塗りたての真新しい展望台 展望台から下を見下ろして
この公園の南側は八王子堀之内里山保全地域に接しています。そこは、水が湧いていて湿地帯となっている谷戸です。湿地帯ならばいろいろな水生植物が生えていそうですが、ここの湿地帯は日陰になっているためか植物の数が多くありません。夏に訪れると、この公園の別の顔が見えるかも知れません。
水が湧いて湿地帯となっている谷戸、植生案内図
湿地帯のある谷戸はちょっとした広場になっています。「ひだまりのデッキ」と呼ぶようです。ミニコンサートができそうな、板が敷き詰められた小さな広場です。このデッキを過ぎてしばらく歩くと、「平山季重の道」などのコース案内表示があります。
のんびり休める「ひだまりのデッキ」 各コースの案内表示
この公園を散策する道は縦横無尽に通っているため、順路というものがありません。遠くを見渡しながら好きな方向に行くことができます。それだけ、歩くコースの組み合わせがたくさんあります。お年寄り向き、子供向けなど自分の健脚度に合わせて自由に歩くことができます。
ほとんどがゆったりとしたスロープですが、所々に緩い階段
前回は、草刈機に取り付けるチップソーの話をしたので、今回は草刈機へのチップソーの取り付け方法を説明します。チップソーなどの回転刃は、刃が減ってくると丸刃を交換します。この時必ず、刃を取り付ける軸の回転を止めます。止める時に細い六角レンチ(釘や細いドライバーで代用可)を使います。この六角レンチを回転止めの窪みに入ります。窪みに入ると回転が止まり刃を交換し易くなります。
回転止めの窪みに入っていない 回転止めの窪みに入っている
次にチップソーを回転軸にはめ込みます。この時に注意することは、チップの向きが軸が回転する方向と一致するようにはめます。下図の場合、軸は時計周りに回転するためチップの向きが時計周り方向になるように取り付けます。
チップの向きが軸が回転する方向と一致するように丸刃を装着
チップソーを回転軸に取り付けると、チップソーが外れないように固定します。このため、固定するための部品をチップソーに続けて回転軸に装着します。この部品にはいろいろな形状のものがあります。地面を滑らせるようにして草を刈り取ると効率的ですので、滑らせやすい形状のものが良いかと思います。
チップソー回転軸に装着 チップソー固定用の部品を装着
最後に六角ナットを取り付けます。この六角ナットは、通常のナットと異なり逆回しで取り付けます。通常のナットは時計回ししますが、この草刈機の回転刃固定用のナットは反時計回しします。この六角ナットを使って、チップソーとそれを固定する部品を強く軸に固定します。緩んでいると刃が外れて大参事となります。外れないよう固く回します。
チップソー固定用部品の次に六角ナットを装着
六角ナットの回し方ですが、最初は指で軽く反時計周りで回します。指で回せなくなったら、今度は専用の六角ナット回しを使って回します。これで、草刈中にチップソーが外れることかなくなります。次に回転軸が回らないように固定していた六角レンチを取り外します。これで、エンジンをかければすぐにでもチップーソーが回転します。
六角ナット回して六角ナットを強く回す 六角レンチを外すと回転可
別所小学校5年生がおにぎりパーティー用に使うお米を届けました。籾摺りして精白したお米を米袋に入れてバイクに乗せて運びました。去年も同じくバイクで運びました。おにぎりパーティーは2日にあるのですが、仕事の関係で参加できずとても残念です。また、この小学校自体に、もう来ることはないと思うので残念です。
この別所小学校との出会いは、20年位前です。息子が少年サッカーをしていた頃によく訪れました。この小学校の運動場がホームグラウンドだったためです。確か雨の日は体育館でミニサッカーをしていました。そして、10年位前から米作りでお付き合いが始まりました。当時は、おにぎりパーティーではなく餅つきなどでした。子供たちと一緒に、体育館脇で餅つきして体育館内で黄粉、お醤油、納豆などを付けたりして食べました。その後、寸劇付き米作り感謝パーティーになり、おはぎ作りになり、以降おにぎりパーティーになりました。
別所小学校の正面 別所小学校の運動場
前回、別所小学校のおにぎりパーティー用のお米にするため 籾摺りをしました。今回は籾摺りに続いて精米器を使って玄米を精白しました。最初、精米器を一輪車で鈴木牧場内に運んでセットしました。精米器を置く適度な高さの台がないので、餅をつく臼をひっくり返して台としました。この臼は、6年ほど前に高校生を自宅に招いて餅つきした臼です。
餅つき用臼の上に精米器を置く、上から玄米を挿入
精白する前に、精白度を指定します。精白度が低いと胚芽米になりますし、精白度が高いと真っ白な白米になります。今回は少し胚芽が残るようにしました。電源を入れてから玄米を投入します。玄米は、精米器に上にある受け口に投入します。そして、投入口を開きます。すると精白されたお米が下に落ちます。
玄米を受け口に投入 精白されたお米が下に落ちる
今回は胚芽米と白米の中間程度の精白度でした。このため、ややくすんだ色の白米となりました。胚芽が少し残っているため、多少はぼそぼそすると思いますが栄養的には良いと思います。精米器の受け口に入れた玄米は自動的に精白されて下に置いた袋に落ちるだけです。やや手持ちぶたさで、袋に入る白米を見ていました。
米精白後、次々に米袋に落ちて溜まる白米
玄米は精白されると白米となりますが、一方で米糠が大量に出ます。米糠は精白時に玄米からはがされた胚芽やお米の表皮です。この米糠も肥料や糠漬けに使えるため採取しました。今のところ、糠漬けに使う予定がないので、畑にまいて肥料の代わりにしようと思います。
出来上がった胚芽付き白米 採取した米糠、糠漬けや肥料代わり
去年の秋に稲刈りして脱穀した別所小学校5年生のお米(籾)を籾摺りしました。お米は精米したてが一番おいしいです。このため脱穀後にすぐ籾摺りしないで、食べる直前の今回籾摺りしました。毎年のことですが小学校授業の、おにぎりパーティーで食べます。今年は仕事と重なったためこのパーティーに行けません。残念!
籾摺り機、右の受け口に籾を入れると左の袋に玄米を排出
籾摺り機は、籾を玄米と籾ガラに分ける機械です。籾を籾摺り機に入れると自動的に、玄米が袋に排出され、籾ガラは風と共に外に排出されます。今回は、玄米を袋に入れるかたわら、籾ガラも採取することにしました。籾ガラはネギ類の種まきなどに重宝します。
籾を受け口に入れる 玄米が勢いよく袋に排出
籾摺りが終わると、出来上がった玄米をチェックしました。すると、籾がわずかに混じっていました。このため、籾が混じった玄米を再度を籾摺り機に通しました。二度の籾摺りできれいな玄米が出来上がりました。この玄米のままでも食べることができます。
二度籾摺りすることによって出来上がった玄米
玄米が出来上がると、次に籾ガラを採取することにしました。籾ガラを排出する先にブルーシートを敷いておきました。このブルーシートの上に積み重なって溜まった籾柄をかき集めました。
籾ガラ排出先にブルーシーツを敷く 溜まった籾ガラをかき集める
籾摺りしていると、以前耕運機を直してあげたことがある知り合いのMさんが通りがかりました。籾ガラはそれほどたくさんは必要ありません。このため、Mさんに籾ガラを少し分けてあげました。なお、修理してあげた耕運機はその後も調子良く動いているとのことでした。
籾ガラをビニール袋に入れているMさん
前回は、この東京都指定の八王子堀之内里山保全地域の田んぼを囲む山裾や畑を散策しました。この里山には、時代劇の撮影に利用されるほど、昔の風情が残っている田んぼがいくつかあります。今回は、この里山の中心部を流れる小川の源流に向かって山深く散策してみました。
山に囲まれた、昔の風情が残っている田んぼ
この里山は一度開発の波にのまれそうでした。この田んぼの中心を道路が通る予定で、20年位ほど前にこの里山を含めた広い地区の開発反対運動がおこりました。私の考えですが、反対運動は一勝一敗だったように思います。京王堀之内駅にやや近い場所の開発は認められてしまいました。なお、その代替えなのでしょうか同時に堀之内寺沢里山公園も作られました。一方、今回散策した八王子堀之内里山保全地域は開発されず里山として守られることになりました。
昔ながらの自然の小川 小川の源流に向かう小道と笹林
八王子堀之内里山保全地域の小川の源流近くになると細い山道に入ります。周りは笹が生えるナラなどの落葉樹林が続きます。小川に沿った山道の途中に、10年ほど前の田んぼ跡があります。周りはすっかり笹に囲まれて、田んぼとがあったとは思えません。わずかに、段々になった地形が田んぼを思わせます。2002年当時の田んぼの写真があったので、下右に掲載します。この田んぼは山陰に入るので収量は多くありませんでした。それでも、ここの田んぼで仲間と楽しく稲刈りしたことが懐かしい思い出となっています。
現在廃棄された田んぼの跡 2002年当時の田んぼ(今は廃田)
田んぼ跡を少し戻った途中、根本から二本に分かれたナラの大木があります。この山も昔は炭焼きかシイタケが栽培されていたようです。根本から幹が分かれたナラなどのどんぐりの木がたくさん生えています。根本が幹が数本に分かれたものは、人の手が入ったことを示します。
根本から二本に分かれたナラの大木
ナラの大木の下を細い山道が続いています。この山道に沿って水がチョロチョロ流れています。源流から流れてきた水です。歩いていると脇にミツバチの巣箱が置いてありました。近くに寄ってみましたが、冬のせいかミツバチの羽音がしませんでした。巣箱に耳を当てれば中にミツバチがいるかどうか分かりますが。
日陰にミツバチの巣箱 朽ちた木の橋
この山道の終点は急に開けて休憩椅子が設置されています。10年位前にこの場所に来たときは、笹ばかり生えている原生林でした。その時、笹をかき分けながら山裾を歩いたことを覚えています。しかし、今は平山城址公園東園として切り開かれて日野市民の憩いの場所になっているようです。
山道の終点、平山城址公園東園の「終わりと始まりの広場」
昨日からの陽気のためか、例年の約2週間遅れで福寿草が開花を始めました。しかしながら、花の大きさが小さいのが気になります。それに朝夕の冷え込みのため、開花も全開までには至りません。それに、花びらの下に縮れた小さな葉が着いています。今年の福寿草は花期がとても短く、開花中に葉がどんどん茂るのではないかと思います。
開きかけた福寿草 寒いせいか、花が小さい
楽しい食事のあとは、いよいよ種ジャガイモの植え付けです。その前に、ジャガイモを植える残った溝を掘りました。深さ10cm程度の溝を平クワを使って作ります。注意しないと溝の線が曲がってしまいます。
男爵を植え付ける溝を作る メークインを植え付ける溝を作る
溝を作った後、いよいよ種ジャガイモの植え付けです。箕に乾かした種ジャガイモを入れて溝に運びます。そして、みんなで手分けしながら溝に植え付けていきました。種芋と種芋の間隔はおよそ30~40cmです。最初に男爵を植え付け、次にメークインを植え付けました。
皆で手分けしながら種ジャガイモを植え付ける
ジャガイモの植え付け作業が終わると、農業機械のミニ講習をしました。耕運機を使うのが初めての方にはその使い方を教わってもらいました。次に、ナイロンひも式草刈機の使い方を教えました。最初ナイロンひもの回転部内への巻き込み方を、次のエンジンのかけ方などを教えました。そして、田んぼで枯れた草などを試し刈りしてもらいました。
耕運機ミニ講習会 草刈機へガソリンを給油
ミニ講習会が終わると、植え付けたジャガイモの上に寄せるようにしながら土を被せました。今年は例年より寒いのですが、暖かくなる4月には芽が出ることと思います。今後は5月に芽欠きや土寄せなどの作業があります。そして、初夏には美味しいジャガイモが収穫できることと思います。
植え付けた種ジャガイモの上に、寄せるようにして土を被せる
ユギ・ファームの仲間たちと集まって、今回はジャガイモの植え付けをしました。去年は植え付けが遅れて3月でしたが、今年は逆に早めの2月になりました。ジャガイモは種を植えるのではなく、種ジャガイモと呼ばれる種芋を適度に切って植え付けます。作業を始めるにあたって私の方からジャガイモの切り方を教えました。めったやたらに切るのではなく、適度な芽数になるように切ります。今回植え付けたジャガイモは、男爵とメークインと呼ばれる代表的な品種です。
芽を痛めないように種ジャガイモを切断
切ったジャガイモは一般的には天日で1,2日干します。しかし、今回は時間がないので、切断したのち切り口に草木灰をまぶして1,2時間ほど天日で干しました。草木灰をまぶす効果はよく知りませんが、私の実家では必ずまぶしていました。しかし、切り口をしっかり乾かせば灰をまぶす必要はないようです。
切り口に灰をまぶす 灰をまぶした芋を並べる
切り口にはバイ菌や害虫が入りやすいので、暖かい日が続くと腐ることがあります。芽が出ない所を掘って調べると、だいたい種芋が腐っていることが多いです。一番確実に芽を出すには、適度に小さな種芋を切らないで植えるのが一番いいようです。このため、種芋を夏に植え付ける秋ジャガイモは、芋が傷みやすいので種芋を切ることはしません。夏は絶対に切ってはいけません。
灰をまぶした種芋を並べて天日干し
切った種ジャガイモが乾く間、ジャガイモを植え付ける畝を作りました。最初、Yさんが自宅から持ってきた灰を畑にふりまきました。そして、灰と土を混ぜるように耕運機で耕しました。次に、種ジャガイモを植え付ける溝を平クワで一部掘りました。
灰を畑にふりかける 耕運機で灰と土をかき混ぜる
種芋を切ったり畑に灰をふりかけたり耕している間、別の方は小屋で昼食の特性肉うどんを作りました。その肉うどんが出来上がった頃、ちょうど畑の耕運が終わりました。暖かい日差しの中で、美味しい特性肉うどんをみんなで食べました。そして、楽しく歓談しました。
みんなで特性肉うどんを食べながら楽しく歓談
草刈機の先端には、チップソーを取り付け方法とナイロンひもを取り付ける方法があります。昔は、ナイロンひもを取り付ける方法はありませんでした。しかし、チップソーに比べて格段に安全であることと、庭石などの際を綺麗に刈ることができるため最近利用が増えてきたように思います。私もナイロンひも式を多用しています。
先端にナイロンひもを取り付けた草刈機
ナイロンひも式は、ひもを高速回転させて草を刈る方法です。いわばナイロンのひもを鞭のように草に当てて「草をはじき飛ばす」と言ったらいいでしょうか。チップソーは低速回転でも刈ることができますが、ナイロンひも式はある程度高速回転させなければ全く刈ることができません。特にマメ科植物のように茎がしなやかな植物は、高速回転させなければうまく刈ることができません。
ナイロン製ひもの先端(矢印)を草に当てて刈り取る
ナイロン製のため、草を刈り進むとだんだんひもがすり減って短くなります。短くなったひもを再び元の長さに戻す方法は、ナイロンひもを納めている回転装置の中心部を石などに強くたたきつけます。すると、ひもが繰り出されて元の長さに戻ります。なお、回転させながら当てないと、ひもは繰り出されません。
回転装置の中心部を石やブロックなどに強く充てる
ひもは無限の長さで回転装置に収納されていません。回転部をいくら打ち付けても、いつかはひもがすり減って無くなってしまいます。新たなナイロンひもを回転装置に収納しなければ続けて草刈りできません。
すり減って短くなったナイロンひも 繰り出されたナイロンひも
回転部の中心を打ち付けてもナイロンひもが繰り出されなくなった場合、新しいナイロンひもを回転部に収納します。収納するための工具は回転を止めるための鉄製の棒(下図では細い六角レンチ、釘などでも代用可)が必要です。そして、新しいナイロンひもが1~2mが必要です。
ナイロンひもの交換方法lの実際は、草刈機 ナイロンひも式刈刃の交換方法(2/2)を見てください。
回転止め用の六角レンチと新しいナイロンひも
今年は例年になく寒いのか、福寿草の開花が遅れています。例年2月上旬になると、黄色の花を咲かせています。東北地方もいつもより雪が多いので、全国的に寒いのでしょう。いつ我家の福寿草が開花するか分かりません。福寿草は最初花が咲いて、花が枯れるころに緑の葉が出ます。いつぞや花と葉がほぼ一緒に出たことかありました。今年は花の期間が少ないかも知れません。
固いつぼみのままの福寿草
この古いSONY製トランジスタラジオ TR-710の修理履歴です。それぞれをクリックしてください。
修理(1/7) 修理(2/7) 修理(3/7) 修理(4/7)
修理(5/7) 修理(6/7) 修理(7/7)
素人ながらこのトランジスタラジオの電子回路を直してラジオ放送を受信できるようにし、さらに外観も綺麗にしました。これで修理は終わりです。最後にラジオ放送をどの程度受信できるのか調査してみることにしました。この調査をもって、このトランジスタラジオの修理を完了することにしました。なおこのトランジスタラジオの型名ですが、TR-710の右隣にはんこで「B」が押してあるようです。このため、TR-710Bが正式名称かも知れません。
ようやく修理が完了したSONY製トランジスタラジオ TR-710
ラジオの性能を示す感度,選択度,忠実度などは測定器具を持っていないので測れません。このラジオの受信範囲だけを調べてみることにしました。修理中は安定化電源を使って3Vを供給しましたが、今回は正規の電源である単三電池2個を使用して調べることにしました。受信範囲仕様はBC帯が535~1605KHzでSW帯は3.9~12MHzです。
正規の電源(単三電池2個)を挿入 BCとSW受信範囲の仕様
受信範囲は手持ちのSGを使いました。このSGは故障したものを修理したものですが、とても便利です。感度なども測定できるようですが、その測定器具を持っておらず方法も知らないので今はテストオシレータとして使っています。私にはもったいない測定装置です。
受信周波数範囲を調べるため使用したSG
まず初めに、一番よく受信するBC帯の受信範囲を調査してみました。すると、520~1704KHzでした。仕様が535~1605KHzですので、受信範囲がわずかに仕様より広いようですが実用上問題ありません。低いNHK第一から高いラジオ日本まで十分受信できます。AGCもよく効いているため、それぞれの放送の音量もほぼ同じです。トラッキング再調整が必要ないほど放送がよく入ります。
BC帯最低周波数、540KHz BC帯最高周波数、1704KHz
次にSW帯の受信範囲を調査しました。結果は3.96~13.2MHzでした。受信仕様が3.9~12MHzですので、これまたわずかに高い方にずれていました。しかし、日本短波放送を正常に受信できましたので、これでよしとしました。短波放送はあまり聞かないので、トラッキング調整はしませんでした。
SW帯最低周波数、3.96MHz SW帯最高周波数、13.2MHz
受信範囲を調査しましたが、それほど規格からずれていませんでした。低い周波数側のラジオ放送も高い周波数側のラジオ放送もちゃんと受信できるためこのままでよしとしました。比較的よくAGCも効いているで、どのラジオ放送局もよく受信できます。電池2個で動作するためとても経済的です。現在でも十分使える実用的なラジオです。これで、このSONY製トランジスタラジオの修理を終わりたいと思います。
外部バーアンテナを取り付け、いろいろなラジオ放送局を楽しむ
これから草刈機の使い方について、自分がふだん使っていることの整理の意味も踏まえて、説明します。ふつう草を刈る時、手持ちのカマをよく使います。カマにもいろいろ種類があります。一般的には片手で持つ草刈り用があります。私がこれまで使った中で一番大きなカマは、牧草を刈り取る大ガマで両手で持ち腰を振るように刈り取ります。このような特殊なカマもありますが、手で扱うため刈り取る草の量には限りがあります。身体的にも大変です。このような時、草刈機を使うと効率的に草を刈り取ることができます。
先端にチップソーを取り付けた草刈機
草刈機で使う刃には大きく二種類あります。一つは丸い金属製の刃を使うものです。その代表的なものがチップソーです。笹や細い木も刈ることができますが、使う方を誤るととても危険です。指など簡単に切断されてしまいます。使い方に最新の注意が必要です。定期的に刃を交換するか砥ぐ必要があります。
草以外に笹や細い木も刈ることができるチップソー、とても危険
もう一つのタイプは、ナイロン製のひもが高速で回転して草を切断したりちぎるようにして刈り取るものです。笹や細い木は刈れませんが、石際ぎりぎりまできれいに刈り取ることができます。ナイロン製のひものため、チップソーほど危険性はありません。指に当たってもミミズ腫れ程度で済みます。ひもは定期的に交換する必要があります。
チップが揃った刃 チップが欠けた刃
一つ目のチップソーについて説明します(刃をヤスリで砥ぐタイプのものは割愛)。チップソーは金属製の丸い刃の先端に固い特殊なチップが埋め込まれています。このチップが刃の役割をします。石に当てるなど粗雑に扱うとチップがポロリと取れます。すると、草の切れ味が悪くなってしまいます。切れ味が悪くなったチップソーを交換するためには、下のような工具が必要です。
丸は取り付け六角ネジを回すナット回し。なお、三角は草刈機調整等のためねじ回し。四角は草刈機のプラグ回しです。左下の六角レンチはチップソーを交換するときに回転を止めるために使います。右下のものはチップソーを固定するものです。取り付け六角ナットはチップソーを回転軸に固定するナットです。通常のナットと異なり逆回しします。
チップソー交換に使うための工具や部品
この古いSONY製トランジスタラジオ TR-710の修理履歴です。それぞれをクリックしてください。
修理(1/7) 修理(2/7) 修理(3/7) 修理(4/7)
修理(5/7) 修理(6/7) 修理(7/7)
このラジオの電子的な修理は終わり、ラジオ放送が正常に受信できるようになりました。今度は、外観の修理をしようと思います。発売されて50年位の経年変化が分かるほどあちこちに汚れが付いています。その汚れなどを取ると共に、可能な範囲で補修することにしました。
見ただけで経年変化が分かるほど、汚れや傷みがあるこのラジオ
最初にラジオの筐体に付いた汚れを取りました。水に湿らせた布で拭いた後に、無水アルコールを付けた布や綿棒などで拭きました。正面や側面などの平坦な個所は、主に布で拭きました。そして、ボリュームや端子などのおうとつのある個所は綿棒で拭きました。続いて、外部バーアンテナを同様に拭き少量の油をさして磨いておきました。
アルコールを付けた綿棒で磨く バーアンテナに油をさして磨く
アンテナや筐体を磨いた後、金具なども磨きました。金具類は長い間に、錆が出たりほこりなどが付いて固く固着していました。これも同様に水やアルコールで湿らせた布や綿棒で汚れを取りました。固いところはドライバーの先端でこそげ落としました。それなりに綺麗に光るようになりました。
汚れを落とす前のアンテナ挿入端子 汚れを取ったたアンテナ挿入端子
ところで、一番の難関はラジオを納める革です。水で濡らした布で丁寧に汚れを取ることから始めました。しかしながら、経年変化で汚れている個所は磨けば済みますが、ちぎれていたり穴が開いている個所は自分なりに補修しました。
革の正面を、水で濡らした布で丁寧に汚れ落とし
傷んだ革を補修する作業ですが、革の修理技術を持っていないので自分なりにできる範囲で補修しました。ちぎれた個所はほとんど縫い目です。このちぎれた縫い目は接着剤でつなげることにしました。
ちぎれた革の上面の一部 接着剤を付けて補修
接着剤を塗るとすぐに、外れないように強く抑えるように固定します。平らな面は洗濯バサミで、縫い目の個所は重石を置くなどして固定しました。接着剤は5時間ほどで硬化します。硬化が完了するまで、触らないようにします。このようにして、このラジオの外観を含めた美観を取り戻すように拭いたり修復を試みました。
接着箇所を洗濯バサミや重石で固定、硬化するまでそっとしておく