インドアイが寒さで枯れてしまいました。来年の栽培に備えて、枝先に無数に実った種子を収穫しました。インドアイはインドなどの熱帯で育つようで日本ではうまく育ちません。染色に使う葉は8月にならないと多く収穫できません。また、種子もなかなか実りません。染色用ではなく種子専用にするインドアイは、最も日が当たり良く暑い畑に早く植えなればなりません。これは私の経験上の上手いインドアイの育て方です。
インドアイはマメ科の植物のようです。種子が鞘の中に実ります。種子を収穫する目安は、鞘の色が黒くなって手で強めに触れるとサラサラと音がすることです。種が鞘の中で踊るからではないかと思います。そのため、サラサラと音が出る鞘だけを収穫します。
摘まんで振るとサラサラと音が出る鞘だけを収穫
インドアイは寒さに弱いので、春は簡易温室で発芽させます。そして、十分に気温が暖かくなる5月になってようやく畑に移植できます。4月に植えると、枯れはしませんが一向に大きく育ちません。7月になって真夏になるとようやく大きく背が伸びます。そして、葉が広がります。その頃になってようやく染色に使える葉を収穫できます。藍と同じで乾燥した葉でも染色できます。来年は10株以上は大きく育てたいと思っています。
半分葉が枯れたインドアイ サラサラ音がする鞘 鞘を割ると小さな種
10月末~11月初めにタマネギの苗を植え付けしました。そのタマネギの苗、育ってきましたが雑草も大きくなってきました。黒マルチの穴に、タマネギと雑草が同居して窮屈そうです。このままにしておくと、雑草の方が大きくなりタマネギの成長が危うくなります。そのため、雑草を全て引き抜いておきました。
腰を下ろして、タマネギ脇に生える雑草を引き抜く
なお、一番最初に植え付けた赤タマネギが一番大きく育っています。また、畝を東西に長くしたためか、南側の穴に植えたタマネギの方が心なしか大きく育っているように思います。畝を鞍型にしているため、北側にはやや当たる日光の量が少ないからかも知れません。来年は畝を東西ではなく南北に作ろうと思います。今回除草しましたが、雑草はしつこくまた生えてきます。3月末頃にもう一度除草する必要があります。
除草する前のタマネギ 除草した後のタマネギ
早朝、ふとんから這い出ることが辛い季節です。今回は、葉が少し枯れたサトウキビの越冬作業をしました。沖縄などの暖かい地域ではサトウキビは路地でも越冬します。しかし、この山口県ではサトウキビは路地で越冬できません。土を株元に山のように盛り上げておいても、越冬できるのは1/4位です。
我家では毎年の事ですが、室内にサトウキビを退避させて越冬させています。その方法は、サトウキビの茎を30cm位の長さに切断します。そして、切断した茎を箱にいれてコタツがある比較的暖かい部屋に置いて越冬させるのです。今回はサトウキビの茎を畑から切り出して30cm位の長さで切断し箱の中に保存する作業をしました。
サトウキビ畑から茎を切り出して、30cm間隔で茎を切断
茎を30cm間隔で切断しますが、必ず節を2~3個入れます。節が一つだけだと越冬中に腐ります。越冬率を上げる工夫として
①温度管理 10度C以下に下げず、20度C以上に上げない。
②湿度管理 茎から発湿するので乾かないように保湿
③光管理 時々太陽の光に当てて日光浴
だと思います。これらが守られないと3月~4月になって茎が茶色に変色します。これは枯れるか腐る兆候です。こうなると、春になって畑に植えても発芽しません。
切り出した茎 茎を30cm間隔で切断 箱に詰めた茎
霜が降りる寒い季節が続いています。そのため、早朝の畑は霜で真っ白です。いくつかの植物は霜のために葉が枯れています。当然ながら藍の葉も枯れています。そこで、来年の種まきに備えて藍の種を採取しました。
藍はたくさんの種ができるため、種を購入する必要がほぼありません。毎年採種した新しい種を育苗用に畑に蒔いています。そして、苗が育つと本畑に植え替えています。藍は草木染めの中で比較的容易に染めることができます。藍は草木染めに重宝している植物です。
霜で枯れた葉や茎の先端に実る藍の種子
今年はあまり藍染めをしませんでした。そのため、畑に植えていた藍がだいぶ残っていました。そのため、たっぷりと種を採取することができました。種はゴマ程度の大きさです。枯れた花弁柄を指で揉むと、花弁柄の中から種が出てきます。花弁柄を口で吹き飛ばしながら種だけを取り出します。そして、春まで種を保存します。
田布施町は江戸時代藍染めの街でした。江戸時代の紀行文にそのことが書かれています。また田布施川で布を大量に藍染めしている昭和初期の写真が残っています。田布施町でかつて盛んだった藍染めを復活させる方はいないでしょうか。
葉や茎が枯れた藍畑 花弁柄を揉んで出た藍の種
しいたけは年に2度収穫できます。春と秋です。ところが、最近は気候が暖かくなったためか思わぬ時に収穫できる時があります。11月初めに一度収穫したので、次は来年の春かと思っていたのに、この12月に収穫しています。しかも11月よりも多く。毎年変化する気候にしいたけも戸惑っているのかも知れません。今夜は炒めたしいたけを食べることにしました。
収穫した、両手いっぱいのしいたけ
今回、一昨年しいたけ菌を植え付けたほだ木からしいたけを収穫しました。しいたけ菌を植え付けると、2年後に収穫できるようになります。今年の3月に菌を植え付けたほだ木は、早くて来年の秋にしいたけを収穫できるはずです。毎年のようにしいたけを収穫できるようにするためには、毎年しいたけ用の樹を伐採する必要があります。この冬に菌を植え付ける樹は2月までに伐採して3月までに菌を植え付ける必要があります。
次々に出て来るしいたけ 左は今年、右は一昨年菌を移植
秋に種をまきした紅花が綺麗に発芽し冬を越しています。1株に数粒種をまいていため芽が窮屈そうでした。そのため、芽が一つになるように間引きしました。葉がまだ小さいため指で摘まんでも痛くありませんが、これが春になって成長すると鋭い棘が出てきます。その棘は軍手も簡単に貫通するので痛くてたまりません。なお、春になると株と株の間を最低30cm位開ける必要があります。そのため、今の株をさらに間引きする必要があります。
綺麗に発芽した紅花、1芽/1株になるように間引き
春になって混んでくると風で倒れやすくなってきます。そのため、周りに支柱を立てて縄で囲んで倒れないようにします。そして、初夏に花が次々に咲き始めますが、この頃が花弁の収穫や天日乾燥で多忙になります。紅花は雨で黄色の色素が流れ出してしまいます。そのため、雨の予報が出ると、雨が降る前に急いで花弁を収穫します。種を取りたい場合は花を収穫せず残しておきます。
間引き後、1芽/1株 来春はさらに間引き要
今年最後の放課後学習でした。内容は毛糸と段ボール枠を利用した段ボール織りです。今回は指導員のSさんに段ボール織りの指導をお願いしました。私は見守りしつつ、請われれば教えたりしました。段ボール織りは去年の成器塾でできなかったため、初めて体験する子供達ばかりでした。
最初、子供達1人1人に段ボール枠が渡されました。次に経糸にする毛糸を選んでもらいました。そして、その経糸を段ボール枠両端に刻まれた切れ目に掛けました。次に横糸にする毛糸を選んでもらいました。色は単色でもかまいませんし、まだら色でもかまいません。毛糸の選び方のセンスが問われます。それが終わると織りの準備完了です。
指導員のSさんと丁寧に教わる子供達
自分の席に戻ると、横糸を次々に経糸の間に通していきました。最初、子供達が戸惑っていたのは経糸の間に横糸を通す時です。奇数番目の経糸上に横糸を通し終わると、次は偶数番目の経糸上に横糸をと通さなければなりません。その理由を理解することが大切です。横糸を通し終わるとハサミを入れて取り外します。最後に経糸をフリンジ加工して出来上がりです。小さくかわいい毛糸布です。コースターとして使えます。
段ボール織りの説明 どの色の経糸にしようか 横糸を慎重に選ぶ
来年はいよいよ調理に入ります。その具材作りからスタートします。去年はお汁粉作りの予定でしたが、具材を作るだけで終わってしまいました。つまりお汁粉を食べことができませんでした。
今年は、去年できなかったお汁粉作りに再チャレンジします。まずはお米や麦を手回し製粉することから始めます。そして、先月の成器塾で子供達が鞘から取り出した小豆を使ってお汁粉にします。美味しいお汁粉を作ることができるでしょうか。
横糸を次々に経糸に通す いろんな色の毛糸を横糸に
クラッチが固着した草刈機を修理していますが、クラッチ部を正常に直しました。ところが、始動ロープを何度引っ張ってもエンジンがかからないのです。そこで、火花が飛ぶかどうか調べたところ、何と火花がまったく飛びません。再配線が間違えたのか何度も調べましたが、間違いありません。何らかの原因でイグニッションコイルが故障したようです。がっかりです。この故障を直すにはイグニッションコイルを交換するしか手がありません。やれやれ、この草刈機に合ったイグニッションコイルを注文しようと思います。
クラッチを直した草刈機、火花が飛ぶか検査中
さて、クラッチの固着の故障を直しました。クラッチを固定しているボルトの径を小さくするため紙やすりで擦りました。また、クラッチ側の穴も紙やすりで径を広げました。固着した根本原因はクラッチ内に水が入り、クラッチのボルトが錆びたため径が膨らんだためと思われます。雨の中で長時間草刈りをしたため、雨が浸み込んだのでしょう。
ボルトの径を小さく クラッチ穴の径を広げる ボルトで止める
その後、クラッチをボルトで止めると今度はクラッチがよく動きました。これで、草刈機の回転を上げるとクラッチが広がり刃が回転します。そして、アイドリングでクラッチが切れて刃の回転が止まるはずです。ところが、シャフトを本体に接続して始動ロープを引いてもエンジンが動かない新たに故障の発生です。分解する前は正常に火花が出ていたため、分解時にイグニッションコイルのどこかのコイルが切れたに違いありません。修理完了が遠のきました。やれやれ。
シャフトを本体に再度接続 イグニッションコイルの取り付け
草木染めに使う茜(あかね)の種がようやく実り始めました。茜の花はとても目立たず小さな花です。虫も来ている様子がないため、どうやって授粉しているのかと思います。我家の畑に多い小さなアリかも知れません。
花が散ると、なにやら緑色の丸い粒ができます。その丸い粒を指でつぶすと簡単につぶれます。ところが、晩秋になると色が黒くなります。この黒い粒を指で潰すと、中に硬い物があります。その硬いものを取り出してみると、やや茶色の種らしき粒を取り出すことができました。これが種に違いありません。春にまいてみて芽が出るでしょうか。
黒い実が割れて硬い粒が見える、種子か?
今年はわずかしか茜を栽培できませんでした。来年はたくさん栽培して、染色に使ってみようと思います。今年栽培してみて分かったのは、茜は横に広がり他の植物か支柱に絡みつくようにして育ちます。まだまだ栽培方法がよく分からないため、試行錯誤しながら今後も育てようと思います。
秋初めの茜の実、まだ緑色 黒い実から取り出した種子?
先日のわら細工ほぼろの製作講習会の時、並行してお正月の注連縄製作講習会をしました。去年の同講習会で作った方々なのですぐに思い出して早めに完成しました。完成したと言っても、ウラジロ,ユズリハ,ミカンなどの飾り付けは各人の好みで飾り付けします。いつ頃から教え始めたのか分かりません。21年前の講習会ですでに教えていたのを覚えている位です。同じ頃、ボーイスカウトでも保護者に注連縄を教えたこともありました。
今回、我家用に注連縄を3個作りました。我家はウラジロとユズリハを取り付けるだけの簡単な注連縄です。以前はミカンや橙を取り付けたこともありました。思い出して見れば、ここ20年位注連縄を買ったことがありません。ただし、婆様は私の作った注連縄がお気に召しません。そのため婆様用に別に購入しています。
作った注連縄、このあとウラジロやユズリハなどを取り付け
私は1度の撚りで注連縄にします。まずは注連縄にするワラを選んで束ねます。元をきつく紐で縛り束ねたワラを3等分します。その等分したワラ3束を左手の指で別々に持って保持します。その後、3束同時に右手で撚りながら1度の工程で注連縄に編みます。この方法の欠点は左手の指元が痛くなることです。しかし、早く編み上げることができます。
他の方は、普通の縄のようにまずは3束のうち先に2束の縄を編みます。その後、残った1束を撚りながら絡みつけます。私の方法も他の方の方法も、右手の撚りの向きを変えると右巻きにも左巻きにもなります。
先日の注連縄講習会参加者 左手で3束の縄を保持 注連縄に編み上げる
いつものようにパソコンを使っていたら、突然「ハードディスクにアクセスできません」との緊急メッセージが表示されました。そのハードディスクには、私が1999年から23年間撮りためた写真データを保存していました。約1TBのデータにアクセスできなくなってしまったのです。そこで、再起動すると、なんとハードディスクそのものが認識されず消えていました。いやはやがっくりです。
時々別のハードディスクにバックアップしていたので、どこまで助かっているか調べてみました。すると、今年の10月16日までは保存していました。つまり、10月17日から昨日までのデータが紛失したことが判明しました。嘆いても仕方ありません。10月16日までのデータを復旧するため新しいハードディスクを購入してパソコンに増設しました。そして、なんとか復旧しました。ただ、消えた10月16日から昨日までのデータは惜しかったです。
久しぶりにパソコンのキャビネットを開けてHDDを取り替えたり、新HDDを認識させるためのOS操作をしました。ちなみにこのパソコンは11年前に自作したものです。性能的に旧式になったため、また自作しようかと思っています。
〇:新しいハードディスクを増設して、パソコンに認知させる処理
ハードディスクが故障して修理したのは9年ぶりのことです。その時は真夏でハードディスクが熱を持って故障したと思われます。しかし、今回は理由が見当たりません。経年劣化でしょうか。ハードディスクの故障を予測するソフトを入れておこうかと思います。今回は、データのバックアップの重要性を新たに認識しました。今度の対策として、自動的にバックアップするソフトを入れておく必要があります。
突然表示されたメッセージ 認識されず消えたハードディスク
わら細工のほぼろは元々、農作業の収穫物を主に入れて運ぶためのものです。そのため、大きなものが本来のほぼろです。これまで中位の大きさのほぼろばかりを作り続けてきましたが、本来の大きさのほぼろを作ってみました。今回手持ち紐を取り付けて完成となりました。今後も色々なほぼろを作ったり、機会があればまたほぼろ製作講習会を開催しようと思っています。
さて、完成後使ってみました。すると、収穫した大根や芋やネギなどを運ぶ時にとても重宝しました。しかし、農家以外の方には大きすぎて使いずらいようです。つまり、現代の生活スタイルには合わないと思います。言ってみればダサい感じでしょうか。軽く手持ちできる中位の大きさのほぼろが使い良いと感じました。
取っ手紐を取り付け後、わらくずを丁寧に取る
大きめのほぼろは、取っ手紐の取り付け位置で使い勝手が変わります。私は、ほぼろの円周を四等分してその四ヶ所に紐を取り付けることにしています。実際、過去に作られたほぼろもその位置に取り付けてあります。重いものを運ぶと、紐の取り付け場所が傷みやすくなります。それを防ぐため取り付け位置に紐をU字型に取り付けます。そのU字に取っ手紐を取り付けています。力を分散させて傷みを防ぐのです。
〇は円周の長さを計測する印 取っ手紐を取り付けるU字
完成したほぼろを使ってみると、私が子供の頃に使った感触が懐かしく思い出されました。ほぼろは大きく五つの使い方があります。基本的に農作物を運びますが、石や土砂など何でも運ぶことができます。赤ん坊や幼児を入れて運んだ記録もあります。
①手にぶら下げて収穫物などを運ぶ
②肩に担いで収穫物などを運ぶ
③背負って収穫物などを運ぶ
④天秤棒を使って二つのほぼろを同時に担いで運ぶ
⑤猫車か一輪車に乗せて収穫物などを運ぶ
私の家はかつて桃園を経営していまし。亡き父親は④の方法で桃などを運んでいました。ほぼろがよく使われた昭和30年代まで、①~⑤は普通に見られた光景でした。ほぼろは、農作業しない方には無用の長物かも知れません。野良仕事をする私には役に立ちます。今でも、継ぎ当てをしながらほぼろを大切に使っている古老を見かけることあります。
①手にぶら下げて運ぶ ②肩に担いで運ぶ ③背負って運ぶ
ちなみに「ほぼろを売る」と言う諺があります。大切なほぼろを放ってまで、嫁が実家に逃げ帰ることを言います。虐められた姑や夫への、嫁からの別離宣言でしょうか。今だったらパワハラに耐えかねて離婚でしょうね。山口県,広島県などで広く言われた諺のようです。それだけ、昔は誰でも使う農具だったのでしょう。
④天秤棒で二つのほぼろを担いで運ぶ ⑤猫車に載せて運ぶ
クリスマスが近づきましたので、郷土館もクリスマスツリーなどを飾りました。去年と同じように、30年位前に私が購入したツリーと最近友達からいただいたサンタの家を飾りました。
最初倉庫にある箱からツリーを取り出して組み立てました。そして、ツリーに飾り物をぶら下げ、雪に見立てた綿を置き、電飾を巻きつけました。電飾は古すぎて一部の電球が切れていました。そのため、最近購入したLEDランプを取り付けました。続いて、サンタの家をやはり倉庫から持ち出してツリーの横に置きました。来館者に少しでもクリスマスの雰囲気を楽しんでもらえたとらと思います。
郷土館内に飾ったクリスマスツリーとサンタの家
私が子供の頃にもクリスマスツリーを飾りましたが、今のようにクリスマスツリーセットはありませんでした。そのため、毎年クリスマスツリーを自分で作りました。クリスマスが近づくと、山に入って手ごろな大きさの杉かヒノキの樹を探しました。しかし、なかなか良い樹が見つからず、あちこちの山を探し回ったことを昨日のことのように覚えています。
良い樹を見つけると、その樹を伐採して山の麓にある我家まで持ち帰りました。そして、大き目の植木鉢に突き刺しました。その後、飾り物や電飾を取り付けました。このように、クリスマスツリーを作るのが当時の私の務めだったのです。
電池式LED電飾のスイッチON ツリーに飾り物や綿を載せる
先日ほぼろ製作講習会を開きましたが、談笑ばかりしてなかなかはかどりませんでした。そのため、底中央の編み込みと手持ち紐の取り付けができませんでした。談笑せず集中して製作していれば完成していたのでしょうが。
仲間と楽しく製作していると心の癒しにもなります。昔の恋ばなや介護の悩みなどを話していると気が晴れます。ずっと座って作業するほぼろの製作は、いわゆる井戸端会議に適していると思います。さて今回は仕事の合間をみて、ほぼろの底中央の編み込みを完了しました。
もう少しでほぼろ内側の底中央の編み込み完了
ほぼろの底中央部は、ほぼろの内側とほぼろの外側の二ヶ所あります。その二ヶ所を編み込みました。最初内側を編み込みました。編み込んだ糸は、事前に紅花で朱色に染めておきました。あまり目立たない朱色です。そして、外側は紅花で黄色に染めておきました。この黄色はさらに目立ちませんでした。染めるならばやはり藍の方が紐がくっきりします。中央部の編み込みを蜘蛛の巣編みと仮称していますが、いろいろな種類の編み方があります。どの編み込みがデザイン的に一番綺麗か決めかねています。
ほぼろ内側の底中央編み込み完 ほぼろ外側の底中央編み込み完
田布施町少年少女発明クラブで、4~8月に製作したアイデア工作の発表会をしました。コロナがまだ収まっていないため、保護者は1人だけに絞って参観していただきました。
山口県内の発明クラブでは田布施だけがアイデア工作をしているようで、1人の指導員がほぼ2人の子供の工作を指導しています。4~8月の期間ずっと、アイデアの構想を練って,製図をして,工作をして,最後に説明文を書いて出品します。今回は、そのアイデア工作を他の子供や保護者に披露する発表会でした。
指導員と一緒に演壇に立ってアイデア工作の発表
田布施町は指導員が比較的多いとは言え、負担もなかなかのものです。ノコギリや金槌などの工具の使い方を教えるだけではありません。子供と良好なコミュニケーションを取り、アイデアの構想を支援したり、工具の使い方を教えたり、危険が無いよう声掛けをしたり、文書の書き方を教えたりと、多岐に渡ります。そのため、指導員は工作が好きなだけではなかなか務まりません。私は昔から、ボーイスカウト、泥んこ運動会、子供の農業体験指導などで比較的多く子供や学生と接しているからできているのかも知れません。
発表内容の確認をする子供達 参観された保護者の方々