東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

秋野菜、収穫の喜び

2005年11月30日 | 田舎暮らし
 明日から12月、いよいよ冬ですね。今、畑は秋野菜の収穫で大忙しです。キャベツや白菜は来月や年を越しても収穫できますが、チンゲンサイやカブなどの秋野菜は今年中に収穫してしまう必要があります。これ以上大きく育つと、すじが多くなって大味な野菜になってしまいます。しかしながら、食べる量にも限界があります。毎日少しずつ収穫しながら食べています。

 今収穫できる野菜は、ほうれん草、チンゲンサイ、パクチョイ(葉芯が白いチンゲンサイ)、カブ、赤カブ、高菜、京菜、のらぼう菜、冬菜です。あと、キャベツ、白菜、三浦大根も、もうすぐ収穫できます。毎日のように、今日はどの野菜を食べようか迷います。

 今年は、キャベツと白菜を完全無農薬で育てることが出来たのでとても嬉しいです。無農薬で育てるために害虫を通さない寒冷紗を使ったのは正解でした。去年は農薬の代わりに木酢液を薄めて使ったのですが、使う頻度が少なかったのか害虫にやられてキャベツも白菜も穴だらけになってしまいました。手間はかかるけど寒冷紗は100%害虫を防いでくれました。
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小さな緑、小麦の発芽

2005年11月29日 | 田舎暮らし
 待ちに待った麦の発芽です。今年は稲刈りが大幅に遅れたおかげで、麦の種まきが遅れましたが何とか発芽は間に合いました。とっても小さな緑ですが、よーく目を近づけて見るととても美しい芽です。しかしながら、冬の間に霜柱などによって麦の芽が地面から押し上げられて枯死してしまうことがあります。今後、麦踏みを何度もして冬に負けない麦を育てようと思います。

 ところで、田んぼなどいっしょに里山活動をしていた仲間の一人が、海外青年協力隊員としてアフリカのケニヤに旅立ちました。彼女のことだから苦心しながらも頑張ると思います。帰国したときにはずいぶんと成長しているでしょう。当地にあるキリマンジャロは登ってみたい山の一つです。

 彼女からのメールです。====明日(29日)、ケニアにいよいよ発ちます。7月からキープ協会にて技術研修を受け、8月末から、つい最近まで福島にて語学を中心に訓練を受けていました。久しぶりに東京にもどってきたのですが、出発日まで期間がなく、慌しく準備して出発になってしまいました。最後に田んぼに顔を出したかったのですが残念です。====
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エンジン始動装置の修理

2005年11月28日 | 田舎暮らし
 午前遅く仕事から帰って眠かったのですが、田んぼ脇の農機具小屋に行って旧式ハーベスタのエンジン始動装置を修理しました。始動装置とは、ロープを引っ張っぱることによって農機具などのエンジンをかける装置のことです。
 このロープはよく壊れますが、その壊れる一番理由はロープを引っ張った後にいったんそのロープを戻す必要があるのもかかわらず、さらに無理やり引っ張るときです。いったん戻すことを知らない素人がよく犯す誤りです。

 ロープをいったん元に戻すことは農家の人にとっては常識なのですが、農機具に接したことがない人にとっては掃除機の電源コードのように誤解するのか、どんどん引っ張ってしまいます。
 壊れた始動装置は、薬科大学の生徒が脱穀したときに壊したとのことでした。去年は私がこの旧式ハーベスタを動かした後に薬科大学生が脱穀したので壊れることはなかったのですが、今年は大学生が動かしたとのことです。

 始動装置の修理で一番大変なのは、自動的に蒔き戻すのにぜんまい状の強い板バネを使っているので最初それを手で巻きあげることです。なんとか苦労して始動ロープを直しました。

 修理した始動装置を旧式ハーベスタを格納している牧場に持って行くと、サトイモを袋に詰めしている知り合いに出会いました。始動装置を旧式ハーベスタに取り付けたあと、サトイモをいただいて帰りました。夕食で食べましたが、ほどよい大きさでとても美味しかったです。ご馳走さまでした。
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わくわく、籾摺りと精米

2005年11月24日 | 田舎暮らし
 脱穀を済ませていよいよ籾摺りと精米です。まず、籾摺機で籾と玄米を分離します。玄米でも食べことができますが、普通は籾摺りしてできた玄米をさらに精米して白米にします。このとき精米機を調整して7分づきや3分づきにすることもできます。

 お米屋さんやスーパーで売っているお米の多くはこの白米です。最近出回っている無洗米は、研がなくてもそのまま水を浸して炊くことができます。しかし、ここでの精米は炊飯前に研がなけれなりません。
 
 この精米機からできる白米を見ると、これまで種まき、苗取り、田植え、草取り、稲刈り、脱穀など関わってきた数ヶ月の苦労を思い出します。市販のお米はプロの農家が作った規格米ですが、今日できたお米は多少品質が落ちるとも自分で作ったかけがいのない貴重なお米です。このお米を炊飯して口にした時は、これまでの苦労が報われる瞬間です。
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おつかれ!最後の脱穀作業

2005年11月23日 | 田舎暮らし
 今年最後の稲の脱穀をしました。これまでは重いディーゼルエンジン発動機と脱穀機を組み合わせて脱穀していましたが、一年ぶりに旧式のハーベスタを使って脱穀しました。今のハーベスタはキャタピラがついていますが、この旧式ハーベスタには今のハーベスタ先駆になったもので前輪と小さなキャタピラが付いています。この旧式ハーベスタは、畑に放置されていたものを二年ほど前に私が修理したもので、博物館に入れてもおかしくないほどの古い形式のハーベスタです。

 そのハーベスタを田んぼに移動して脱穀を始めたところ、収穫袋にまったく籾が入ってきません。
よく見ると籾を送り出すスクリュー部のカバーが脱落してありません。このため脱穀した籾が地面にどんどん落ちていました。このためエンジンを止めて、脱落したカバーを探すため移動させてきた道を探して歩きました。すると、アスファルトの道の上にそのカバーを発見しました。U字型のカバーは、脱落したあと何台かの車にひかれたのでしょうか、ペチャンコに平らになっていました。

 発見した鉄製のカバーを金槌でたたいて元のU字型に成型して元の位置に取り付けましたが、蝶番が壊れているためちゃんと取り付けることができません。応急的に紐で縛ってガムテープを貼り付けました。応急修理が完了したあとは、順調に脱穀することができました。 脱穀完了後、稲刈機とハーベスタを移動させて格納しました。機械類の格納後は赤米の種籾を脱穀をしました。これで、今年の脱穀はすべて完了しました。次のお米関連作業は、籾摺りと精米です。
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やったね、ごはんCUP全国優勝

2005年11月21日 | 田舎暮らし
 今日、東京江東区の有明スタジオで催された「ごはんCUP 2005 決勝大会」で、必須食材のお米の苗を提供してかつ稲刈りに来た高校生達が全国優勝を果たしました。ごはんCUPとは、食材を作る高校生とその食材を使って料理を作る高校生がチームを組んで、その高校生チーム間で全国優勝をかけて争う、食材と調理のコンテストです。

 何百もの高校生チームが参加するため、今日の大会に参加できる5チームの選抜に選ばれることさえ並大抵のことではありません。それが優勝するとは驚きました。私は残念ながら仕事のため応援に行けませんでしたが、とてもうれしくなりました。写真の前列に並んだ女の子4人が今回優勝した瑞穂農芸高校生達です。12月にNHK総合で放送されるはずです。なお、写真後列の4人は去年のごはんCUPに参加した元高校生達です。

 瑞穂農芸高校の先生からメールがきて優勝を知りました。メールを紹介します。====ごはんCUPでは大変お世話になりました。おかげさまで、優勝することができました。とても感動的な大会となりました、ありがとうございました。====
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耕運機エンジンの分解修理

2005年11月19日 | 田舎暮らし
 昼に仕事から帰ってそのまま田んぼに直行して脱穀作業でもしようかと思っていましたが、眠気には勝てませんでした。2時間ほど家で寝て田んぼに行きました。しかしながら日がだいぶ傾いていましたので、今日は耕運機を修理することにしました。

 このところ耕運機の低速回転が調子悪いので、ベルト機構を分解し、マフラーをはずし、給排気弁のカバーをはずすなどエンジンを分解して調べてみました。いろいろ調べてみるとホンダの耕運機のエンジンの特徴であるスイングアーム方式弁機構がどうも変でした。

 アームの元部であるネジをいくらか締め付けて調整すると、あっさりと低速でエンジンが動くようになりました。そしてマフラーが無くてもうるさくないほどのいい感じの静かな排気音が出るようになりました。そのままアクセルを回すとスムーズに高速運転もできます。

 長年の調子の悪さをあっさりと解消できたので拍子抜けでしたが、爽快な気分になりました。給排気弁が調子悪いと、いろんなところでエンジンの調子がわるくなります。最初はキャブレターの低速調整部かと思っていたのに、まさか弁機構が悪いとは思いませんでした。エンジンなど農機具を分解するといろいろ機械の勉強になります。
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泥沼の中、最後の稲刈り

2005年11月17日 | 田舎暮らし
 籾摺りと精米をしようと思いましたが、ため池の田んぼに残っている稲を全部刈り取る作業を優先しました。これが今年最後の稲刈りとなりました。水が浸透して泥沼のような田んぼに足を取られそうになりながらの稲刈りでした。やれやれ、おかげでズボンなどがだいぶ泥で汚れました。

 この冬、この田んぼの高低差を無くすなどして、もう少し水はけの良い田んぼにしたいと思っています。数年前はいい田んぼだったのに、一度でも放棄すると復元するのは大変です。今年も田んぼの活動は大変でした。この田んぼの活動を通じて地域とつながっていると思うため、なんとか田んぼだけは今後も維持したいと思います。
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のんびりと、一人稲刈り

2005年11月16日 | 田舎暮らし
 久しぶりの休みだったので、のんびりと一人で稲刈りをしました。最初はバイクでもツーリングしようといましたが、やはり稲刈りが済んでいない田んぼが気になりました。そこで、一人でのんびりと稲刈りをすることにしました。

 はじめに、刈った稲を干す竹を運び込みました。次に稲刈りを始めようと思いましたが、ここの田んぼは水で湿っているため稲刈機を入れられません。このため最初は手刈りで稲刈りをしました。ところが手刈りではなかなか作業がはかどりません。うんざりするほど多い稲穂を見てため息が出ました。

 そこで、湿り気が少ない所だけ稲刈機で刈ることにしました。稲刈機を運び込んで動かしましたが、さすがに機械は早いですね。稲刈りはどんどん進みます。欲を出して、なんとか湿っているところも稲刈りできないかと思いましたが、稲刈機が泥にはまって動かなくなってしまいました。押しても引いても動かず、むしろ泥中に機械が沈みこんでしまいます。汗だくでなんとか田んぼから脱出することができました。

 それでまたまた手刈りにしましたが、なかなかはかどらず日が陰ってきて時間切れになってしまいました。はああ、疲れました。明日は気を取り直して、稲刈り,籾摺り,精米をしたいと思っています。

 ところで、私が育てた稲の苗を渡して高校生が育てたお米を使って、11月21日に有明スタジオ (江東区)で高校生「ごはんCUP」の決勝大会が行われます。応援にかけつけたいところですが、今年は仕事で行けません。年末にNHKで放送されると思うのですが残念。去年のNHK総合放送では応援席の私がちょっぴり写っていました。
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麦の種まき

2005年11月13日 | 田舎暮らし
 毎年、稲刈りが全部終わってから麦の種まきをしていました。しかし、今年は秋の長雨で稲刈りがだいぶ遅れたため、全部刈り終わる前に麦の種まきをすることにしました。蒔きどきを逃すと麦の生育に影響があるからです。

 最初耕運機を動かして麦の種まき用の畝を作りました。前の日に雨が降ったため耕運は避けた方がよかったのですが、仕事の関係でこの日しか種を蒔く日がありません。耕運機を動かしていると知り合いがやって来ました。せっかくなので、その知り合いに小麦の種を蒔く手伝いをしてもらいました。蒔き終わると平クワで土をかけました。

 去年までは耕運機で除草しやすいように蒔き幅は120cでしたが、今までより収穫を増やしたいので今年は約60cm幅に種まきの畝を作りました。蒔いた麦の種類は、小麦、裸麦、二条大麦の三種類です。小麦の品種は「農林61号」です。品種ごとの収穫後調整が大変なため、去年作った大麦、ライ麦、燕麦は種を蒔きませんでした。
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稲刈り脱穀、感想文

2005年11月10日 | 農業体験
 11月1日に稲刈りや脱穀体験した恵泉女学院大学の学生さんから感想文とデジカメ写真が届きました。初めての稲刈りや脱穀でとまどったと思いますが、それぞれ貴重な体験になったのではないかと思います。送られてきた感想文と写真を紹介します。

*めぐみ
高橋さん。稲刈りという貴重な体験をさせて下さって本当にありがとうございました。美味しいお味噌汁もわざわざ作って下さってありがとうございました。稲刈りをするのは私は初めてでした。恵泉では有機栽培で野菜を育てたりしましたが、田んぼは無いので、有機で育てたお米に触れる事が出来て嬉しかったです。思った事は非常に虫や雑草が多いんだという事と、今回体験した稲刈りと脱穀の作業はとても大変なんだという事です。あれだけ束ねた稲から取れるお米は、ごくわずかなように感じました。だから一粒でも残して食べてはいけないという昔からの言い伝えは当たっていると思いました。農作業の機械化が進んだ現代に、こういう自然のままの体験が出来る所は絶対に子供達にとって必要だし、これからも残していって欲しいと思いました。

*恵美
今回稲刈りを体験することで今まで経験したことのないことを体験することができました。稲刈りでは夢中になって稲を刈って束ねました。稲刈りを始めた地点へ戻るとたくさん刈ったことがわかりうれしかったです。脱穀は2種類の脱穀機を使い脱穀しました。足で踏む方はリズミカルにやることや足と手両方使うことがポイントになり、エンジンの方は機械の作りは同じで足で踏む行為が減ったということがわかりました。実際に体験することにより、いろいろな発見や感動がありました。稲刈りを体験できてよかったと思います。ありがとうございました。

*衣央
先日は、田植え・稲刈り、そして脱穀について教えてくださりありがとうございました。 普段当たり前のように食べているお米がどのように作られているのかを知ることが出来る、貴重な体験をさせて頂きました。また、豊かな自然に囲まれ、気持ち良くそして楽しく体験でき、自然の大きな恵みを感じ、改めて自然の有り難みを学ぶ事ができました。有意義なお時間を本当にありがとうございました。

*有貴
先日はお世話になりました。田植え・稲刈りと体験させていただき、お米がどのようにして栽培されているか、知ってるようで知らなかったことを知る機会となりました。稲刈りの体験は楽しんで作業していたのですが、次の日になりますと鎌を持っていた腕が軽い筋肉痛になりました。その時に高橋さんが稲刈りの作業が楽しいと言えるうちはまだまだだとおっしゃっていたことを思い出しました。私達は時間があまりなくほんの一部の作業しかしていないので、実際の稲刈り作業は色々な側面もあるかと思いますが、辛いものであることを痛感しました。稲刈りの体験をさせていただいてからますますお米がおいしく感じられる毎日を過ごしています。お忙しい中、お時間をさいて稲刈りの体験をさせていただきありがとうございました。

*早苗
今回は稲刈りと脱穀でしたが、脱穀では、手動と電動を体験させていただき、足で踏み続け、スピードを保つことは大変でした。また、沢山脱穀したと思っていたのですが、予想よりお米の量が少ないことに、改めてお米作りの大変さを感じました。稲を育て、精米するまでの作業を全部やると、とても大変で、時間がかかることだと思います。しかし、長時間かけて作るからこそのこだわりが生まれ、安全で美味しいものを作ろうという考えになっていくのではないかと思います。貴重な体験をさせていただきありがとうございました。
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麦の種まき準備

2005年11月09日 | 田舎暮らし
 急遽今日が休日になりました。急な休みなので何をしようかと思いましたが、稲刈りの遅れによって遅れた麦の種まき準備をしました。最初、刈り残した砂糖もろこしを草刈機できれいに刈り取りその残渣を堆肥場に運び出しました。運び出しながら時々砂糖もろこしの茎をかじって、青臭いながらもその甘味を楽しみました。

 次に、耕運機で麦の種を撒く畝を作りました。しかし、草刈りした後の残渣が少し残っていたので、耕運機のロータリーに絡みついて困りました。このため、絡みついた残渣を取り除きながら耕運しました。雑草などに覆われていた地面を2時間ぐらいかけてきれいに掘り起こしました。

 急な休みだったため麦といっしょに撒く肥料を買っておらず、種まきは12日にしようと思います。蒔く麦の種類は、小麦、大麦、ライ麦、裸麦、二条大麦です。小麦はパンなど多目的に使えるのでたくさん撒こうと思っています。来年は今年のように虫に食われないようにしたいと思います。
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楽しかった、稲刈りと脱穀

2005年11月08日 | 農業体験
 別所小学校の2,4組が、これまで何度も延期したすえに今日稲刈りしました。雲ひとつない快晴の中でしたので、とてもさわやかにできました。作業は稲刈りグループと脱穀グループに分けて作業しました。まず、4組を稲刈りグループとして稲刈りを教えました。そして、2組を脱穀グループとして脱穀や風選を教えました。

 脱穀グループは、千歯こぎ,足踏み脱穀機,唐箕の農機具を使いましたが、私一人で全部教え続けるのはとても大変です。このため、最初に母親中心に農機具の使い方を教えました。そして、母親が覚えたところで各農機具を分担してもらうことにしました。子供達には最初稲束を一つずつ渡して、最初は千歯こぎまたは足踏み脱穀機を使った脱穀を体験させました。

 千歯こぎまたは足踏み脱穀機が終わると、自分が脱穀した籾を唐箕を使って風選をさせました。後で子供達に聞くと、足踏み脱穀機の足踏み機構と、唐箕の手を回転させて風をおこす機構に興味をもったようでした。脱穀や唐箕を使っている途中、私にいろいろ質問してきました。ただどの農機具も使うのにこつがいります。子供達には少し使いにくかったようですが、興味をもってくれたのはよかったです。

 稲刈りグループは、最初に、カマの使い方と安全,稲の刈り方,刈った稲の束ね方,そして束ねた稲の干し方を体験させました。一度に30人も教えられないため、8人ごとに分けて教えました。ひととおり全員が稲刈りと脱穀体験を終わったころ時間が余りました。このため希望者だけが再度稲刈りしました。希望者は興味を持っていたためかとても覚えがよく、手早くしかもきれいに稲刈りできました。

 子供達の稲刈り体験が終わると子供達に別れを告げました。そのあと後片付けをしました。ここで一休みしました。休憩が終わると、先日途中までだった玉ねぎの植付けの続きと、ずっと干したままになっていたすべての稲を脱穀をしました。今日で稲刈りのピークを過ぎました。今後は残りの稲を刈りつつ脱穀・精米をしようと思います。

 朝早くから重い農機具を運んだり、子供達,先生,母親に教えたりしたので本当に疲れました。しかし、子供達の笑顔を見ているとその疲れも飛んでいきます。子供達の笑顔という報酬がないと、あるいは地域に貢献しているという気概がないと、とてもやっていられないボランティアですね。
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のんびり、玉ねぎの植付け

2005年11月03日 | 田舎暮らし
 畑の耕運,玉ねぎ苗の植付け,稲刈りをしました。また、白菜とキャベツの防虫網を取り払いました。朝早く雨が降ったので、玉ねぎ苗を植え付けを延期するかどうか判断に迷いました。延期すれば苗が傷むのでこれも悩みの種でした。しかしながら、不安定ながらも時々晴れるような天気でしたので、玉ねぎ苗植付けを優先して農作業しました。

 まず、耕運機で玉ねぎ苗を植え付ける畝を作りました。畝を作った後はレーキで畝をなだらかな低い鞍型に整えました。そして、巻尺で株間を測りながら、のんびりと苗を一本一本丁寧に植え付けました。

 玉ねぎ苗を植え付けた後は、8日の小学生による稲刈りと脱穀体験の準備をしました。まず、子供達が稲刈りした稲を干す竹竿を余分に運びました。そして脱穀体験に使う稲を刈り取って竹竿に干しました。ここの田んぼは雑草がことのほか多いので、稲と雑草を仕分けしながら刈り取りのが一苦労。

 稲刈りと脱穀体験の準備がほぼ終わると畑に戻って白菜とキャベツの防虫網を取りました。これまでは、網を通して内側の白菜とキャベツを見ていましたが、今日以降は直接葉を見て触れるようになりました。覚めるような緑に育った白菜やキャベツは見事です。白菜は12月頃に収穫して、鍋物や漬物にします。キャベツは12月から2月頃にかけて収穫します。この頃、車で通りがかった知り合いから声をかけられました。久しぶりに話をしたついでに野菜を収穫してもらいました。

 玉ねぎ苗の植付け,稲刈り準備などの作業が終わって、田んぼを見下ろす土手に腰をかけて一休みしました。ほっとしながらの日向ぼっこは至福のときでした
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古代米の収穫他

2005年11月02日 | 田舎暮らし
 今日は久しぶりに仕事が休みで、先日やりかけていた田んぼ北斜面の草刈りを完了させ、古代米(赤米,桃米)の稲刈り、そして耕運機の修理をしました。

 まず、土手は最も急な斜面を草刈りをしたのでちょっと手間取りましたが、全部刈り終えました。上の畑から覗く田んぼがきれいに見渡せるようになりました。土手はこうでなくっちゃ!

 古代米(化粧米とも言う)は数年ぶりの栽培です。今年は試し栽培のため多く作りませんでしたが、覚めるような穂の赤色はとても好評でした。このため、来年の種籾に使おうと思っています。背丈も高いので縄にも使えそうです。刈り取った古代米の株を持つと、穂がずっしり重く感じられました。

 耕運機を分解していろいろ調べると、排気側の弁が固着して動かなくなっていることが原因で、うまく動かないことが分かりました。バーナーで熱して、弁をぐりぐり動かすとそのうちスムーズに動くようになりました。少し畑を耕してみましたが、キャブレターも調子が悪いようなので明日また調整しようと思います。

 明日も快晴だと思うので、肥料を撒いて玉ねぎの畝を作り苗を植付けます。また気温もだいぶ下がり害虫も減っていると思われるので白菜やキャベツの防虫網をはずします。また、干している稲も乾燥十分なので脱穀もします。 秋はあれもこれも農作業があり、とても忙しいです。ほんと「猫の手も借りたい」とはこのことなのでしょうね。もっと休日が欲しいところです。
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