我が家に引っ越してから約10年、おそらく家が建ってから30年間車庫の照明を毎日点灯してきたスイッチがついに壊れました。分解して修理できないか手立てを考えましたが、内部のプラスチック部品が破損しているため修理できないことがわかりました。残念ながら新しいスイッチに交換しました。
昭和57年に取り付けられた壊れた点灯スイッチ
紐で引っ張る形式の同じスイッチがないか電気店に行きましたが、どこにも同じものはありませんでした。このため同じ機能があるスイッチを一個選んで買いました。電気部品ほ毎日使っても30年もつことは稀です。このスイッチもついに寿命がきました。ちょっと名残り惜しい気がしましたが、燃えないゴミとして出しました。30年間毎日車庫の蛍光灯を点灯し続けてご苦労さんでした。
ところで、このスイッチが毎日点灯し続けてきた蛍光灯はまだ一度も交換したことがありません。恐ろしいほどの長持ちです。屋内の蛍光灯は4,5年で交換することが多いのに、車庫の蛍光灯は30年間まだ一度も交換したことがありません。驚きの長寿命更新中です。
新しい点灯スイッチ、先輩スイッチのように30年間動作するでしょうか
庭の福寿草が青々と葉が茂ってきたと思ったら、ふきのとうが地上に出て花が咲きそうです。また、道沿いに植えてある紅梅が満開です。今年はいつもより花がたくさん付いています。
満開の紅梅
一方で実を漬けて梅酒にする白梅はまだつぼみです。ちらほらと白い花びらが咲いているので満開になるのは来週頃ではないでしょうか。今年は温暖な冬ですが、温暖だと福寿草は早く咲き、ふきのとうも早く地上に出ています。梅は例年と同じ頃に咲いているように思います。天候の違いが植物の開花時期に微妙に影響を与えているようです。
大きく開いた紅梅の花びら
午前中に時間があったので、田んぼに行って、石油発動機を運搬機を使って搬出した後、秋に積んでおいたワラを切って散布しました。まず、田んぼに置いていた石油発動機を二台共小屋前に運搬機を使って搬出しました。小屋前においた脱穀機や石油発動機などは、そのうち鈴木牧場に保管場所を確保してから移動する予定でいます。
運搬機に乗せて運んでいる途中の石油発動機
石油発動機を田んぼから運び出した後、田んぼに積んだワラの山を押し切りでカットして田んぼ全体に散布しました。春の田植えシーズンまでにはこれらのワラは程よく腐ってよい肥料になるのではないかと思います。腐敗を早めるためにも、一時小川から水を田んぼに入れて冬水田んぼにしようと思っています。午後から用事があるため12時半頃に作業を切り上げました。
押し切りを使って細かくカットしたワラを田んぼに散布
去年の6月、別所小学校5年生の3クラスにお米作りを教えました。その小学生達が今日、暑い梅雨時に田植えし,秋晴れの下で稲刈りし,そして収穫したお米でおはぎを作りました。うるち米ともち米をブレンドして昨夜から水に浸しました。今日はその水で浸したお米を蒸すか炊いてからおはぎにしました。
蒸し終わったお米を、こね棒でこねてお団子状に
自分達とが作ったお米で料理をします。初めてのおはぎ作りはとても楽しそうです。手助けにきたお母さんに見守られながらの調理です。
お米を丸くまとめ団子状に みんな楽しくワイワイと
もち米をブレンドしたので手でまとめようとしてもくっついて四苦八苦。子供達それぞれの大きさの団子になりました。その団子に、各家から持参した、こしあん、粒あん、黄な粉、ゴマなどをからめます。地方によっては「ぼちもち」と言いますが、どっちが正しいのでしょうね。
みんなで仲良く作った美味しそうな黄な粉おはぎ
私は子供のころ祖母がよく作ってくれました。このため、おはぎと言うと祖母が作ってくれたご馳走のイメージがあります。最近はスーパーやコンビニで手軽に買うことができますが手をかけて作った手作りおはぎが一番美味しいですね。
めいめいあんをからめます それぞれ違った大きさのおはぎ
おはぎを作るとみんなで自慢しあいながら、また作ったおはぎを交換しながら食べ比べします。子供達も自分達がつくったお米での調理はとても楽しかったと思います。作ったおはぎは家に持つ帰るとのこと、家族の間で食べてもらうようですが評価はどうだったのでしょうか。私も子供達が作ったおはぎを食べさせてもらいました、形は不ぞろいでしたが子供達の手作りおはぎはとても美味しかったです。
昔は小豆を蒸してつぶしてあんを作りましたが、今は買うことができます。いつか小豆も作ってあんを作り、おはぎ作りに挑戦してみたいと思います。
自分達が作ったお米で調理した「おはぎ」、最高に美味しかったね!!
今年の冬は暖冬でまだ雪が積もったことがありません。降っている雪さえ一度しか見たことがありません。このまま暖冬が続くと、雪が積もらない初めての冬になるかも知れません。この暖冬で福寿草が例年より約一週間早く満開です。毎年のことですが、この花が咲くと春が近いことを感じさせられます。
落葉したもみじの根元で咲く福寿草
福寿草の花はパラボラアンテナによく似ています。なんでもそのアンテナのような花びらで太陽の光を花びらの中心に集めて雄しべや雌しべを暖めているそうです。まだまだ寒い季節なので、そうして花の中心を暖めているのでしょうね。
太陽に向かって一生懸命開く花びら
花の中心をみると雄しべには花粉が付いています。しかし、この寒い季節どんな小動物が花粉を運ぶのでしょうか。昆虫も飛んでいないし、ネズミなどもまだ地中に潜んでいるでしょうから謎です。暖かい日には地上をにく観察すると、わずかの数のアリが動いています。このアリが花粉を運ぶのでしょうか。それても風で?
アンテナのように大きく開く福寿草の花
別所小学校に、子供達が田植えして稲刈りしたお米を持って行きました。ちょうど昼食時間だったためか、先生方はいないため学校の受付に預けておきました。
お米を届けて帰ろうかと思っていたところ、里山農業クラブの面々が小学校に集まってきました。聞くと、これから体育館でワラ細工や目籠の講習を小学4年生にするとのこと。私も誘われて教えることにしました。
ワラを広げて水を含ませる 最初お母さんにワラ細工を講習
私は主にワラ細工を教えました。子供達に教える前にお母さん方に教えましたが、お母さん自身も初体験のため最初は四苦八苦。お母さんが覚えた頃に、子供達を呼んでお母さんと里山農業クラブのメンバーと私が、子供達にワラ細工を教えました。ワラ細工といっても縄の撚り方が中心です。まず最初は、ワラのはかまの取り方から始めてから講習会開始です。お母さんと同じで、最初は四苦八苦。でも一時間ほど悪戦苦闘しているうちに、だんだんできるようになりました。
子供達にワラ細工の講習
ワラ細工講習と平行して目籠の講習をしました。目籠とは笹から剥いだ皮を使って籠を作る技術です。最初黒板に籠を編む原理を教えます。続いて子供達には笹の皮ではなく紙の平紐を使って籠の作り方を教えます。
黒板で籠の編み方を講習 子供達自身で籠を編んでみる
本物の籠は大人が手本を見せます。笹の茎をナイフで分断してから、皮を剥ぎます。そして、剥いだ紐のような皮を使って籠を編んでいきます。
左側は笹の皮を剥ぐ実演者、右側は皮を使って籠を編む実演者
今日時間があったので、故障中の動力運搬機のキャブレターとワイヤーを修理しました。キャブレターは、ガソリンがを入れるとガソリンが漏れる故障です。キャブレターを分解してフロートを洗浄すると直りました。ワイヤーはワイヤーのグリスが固着している故障で、油を強制的に注入すると少し直りました。春になっと気温が暖かくなるとちゃんと動くようになると思います。
直したキャブレターのフロート部 固着したワイヤー部
次に、修理した運搬機を使って足踏み脱穀機と動力脱穀機を田んぼから小屋前に運び出しました。秋の間に田んぼから運び出したかったのですが、仕事などで忙しくてなかなか整理できず今日になってしまいました。
運搬中の足踏み脱穀機
とりあえず、小屋の前に置きましたが、近いうちに鈴木牧場に運んで保管しようと思っています。これらの機械は、4,5年後田舎に帰る時に一緒にトラックで運搬しようと思っています。田舎には昔30頭近くの牛を飼っていた無人の牛舎があります。その牛舎には、昔活躍した今は動かない古いトラクタなどの機械が置いてあります。その牛舎を車庫代わりにして使おうと思っています。
運搬中の動力脱穀機
空気入れでタイヤに空気を充填
小屋から籾摺り機と精米機の二台をリヤカーに乗せて牧場に運びました。まず最初は籾摺り機を使ってお米(モミ)を玄米にします。
籾摺り機でお米(モミ)を玄米に
次に精米機を使ってお米を精白します。こうしてようやくお米を食べる状態にすることができます。ただ、無洗米ではないので炊くまえに研ぐ必要があります。
精米機で玄米を精白して白米に加工