芽を出し成長途上のほうれん草
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絹さやエンドウ豆の花が咲き始めました。このえんどう豆は、花の色がとても綺麗なためとても好きな豆の一つです。また、さやが大きいため収穫しがいもあり食べがいもあります。
綺麗な花が咲き始めた絹さやエンドウ豆
同じ豆の仲間で、花が綺麗なスイトピーの花も綺麗ですが、この豆の花もなかなかのものです。緑の葉に映える赤い花はとても目立ちます。
緑の葉に映える赤い花(マメ科特有の形)
去年の晩秋に種を蒔いて、3月に茎が上に登れるように竹を刺したりして世話をしました。またマメ科は肥料が少なくても比較的よく育ちますが、少し肥料も与えました。これらの世話に答えるようにぐんぐん育つととてもうれしく感じます。あと二週間ほどでさやを収穫することができます。
上に向かって伸びる絹さやエンドウ
今、麦がいっせいに出穂しています。一番最初に出穂したのは、大麦の一種の裸麦です。なお、今年は六条大麦と二条大麦は種を蒔きませんでした。この二種類の麦は皮をむく工程が必要で面倒です。このため、今年は皮をむくのが簡単な小麦と裸麦の種を蒔いています。
出穂している裸麦(のぎが長い)
毎年一番多く作っている麦は小麦です。製粉の工程が必要ですが、パンにしたり、てんぷらの衣にしたり、うどんにしたりととても重宝しています。日本の田んぼでは昔、夏にお米を作り冬に麦を作る二毛作がさかんに行われていました。
出穂中の小麦
早朝に起床して田んぼに行きました。先日は苗場に籾を直接蒔きましたが、今日は籾を箱苗と畑に蒔きました。今年は、苗場,箱苗,そして畑苗と三種類の苗作りをします。去年箱苗だけで苗作りをしましたが、鴨にやられたりしてうまく苗を育てることができず最低数の苗で田植えをしてひやひやしました。今年はリスクを分散する意味でも三種類の方法で苗作りをします。
今日は最初に箱苗による苗作りをしました。去年使った箱を取り出して土を入れ籾を蒔きました。籾は昨日から浸水しておいたものです。
規定の箱に土を入れる 土を均して籾を蒔く
去年は15枚程度の箱苗だけで育苗しました。今年の育苗は主に苗場です。このため、箱苗による育苗は予備としての役割です。箱は5箱だけ使いました。箱に土を入れて平らに均して籾を蒔きます。籾を蒔きおわると、その上にふるいを使って薄く細かい土をかけました。
ふるいを使って薄く土をかけて籾を覆う
薄く土をかけ終わると、箱を苗場まで運んで置きます。日差しが強くなると箱はすぐに乾いてしまいます。乾かないうちに箱を苗場内に並べるように置きます。
籾を蒔いた箱苗五つ 苗場内に並べて置く
昨日の夕方、苗場の水を引いて水深を浅くして箱苗を置きやすくしておきました。ただし、水深を浅くするとスズメなどが目ざとく苗場に降り立ってせっかく蒔いた籾を食べてしまいます。スズメに見つからないようにすばやく作業します。
苗場に並べた五つの箱苗、順調に育つように時々見回り要
箱苗を苗場内に並べるとすぐに水を入れて水深を深くします。深くしないとスズメに入られてせっかく蒔いた籾を食べられてしまいます。特に箱苗は籾の密度が高いのでスズメに見つかると食べつくされてしまいます。過去にもスズメに食べられしまい箱苗に籾を蒔きなおしたことがあります。夕方苗場を見回るとちゃんと水深が深くなっていたの一安心です。
水深が深くなり水没した箱苗、これでスズメ食害なし
箱苗による育苗作業が終わるといったん家に帰って休憩しました。しばらくして今度は畑に行きました。今度は畑で稲の苗を作る畑苗作り作業です。この作業は稲の種である籾を畑に蒔いて育苗する作業です。
籾をまく畝に堆肥を蒔く 一日浸水した籾を蒔く
畝の中心に堆肥を蒔いて、その堆肥を囲むように籾をすじ蒔きしました。畑で育苗するのは数年ぶりです。畑は水田と違って乾燥しやすいためとても管理が大変です。晴天が続くようだと時々水をやる必要があります。
畑の畝に沿って籾を二本にすじ蒔き
昼間は仕事をしている関係でそんなに多く畑に来ることができません。乾燥を防ぐために白い寒冷裟をかけておきました。これで少しは雨が降らなくても大丈夫です。2週間ほどで芽が出てくると思います。
籾を蒔いて土をかけ、その上に乾燥予防としての寒冷裟を被覆
田んぼは今、レンゲの花が満開です。田んぼが一面にピンク色に染まっています。このレンゲ、去年の初秋に稲穂の間に種を蒔いたものです。この田んぼは、別所小学校の子供達が体験学習として田植えして,草取りして,そして稲刈りや脱穀をした田んぼです。
田んぼ一面、じゅうたんのように咲いたレンゲ
今日も道行く人が感嘆の声を上げていました。孫娘(6歳くらいの女の子)を連れて散策していた三世代家族から「レンゲを見せて欲しい。」と声をかけられましたので、喜んで田んぼまで連れて行って見せました。
暖かい日差しの下、咲きそろったレンゲの花
畦にクローバーの花が白く群生していましたので、そのクローバーの白い花とレンゲのピンク色を組み合わせて即席の花輪を作りました。そして、その花輪を女の子にプレゼントしました。その女の子ははにかみながらもとても喜んでいました。
耳を澄ませるとミツバチ達の舞う羽音