東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

小雨の中、田んぼと畑の草刈り

2010年05月29日 | 草刈り,整地
 このところ天気があまり良くありません。かと言って晴れを待っていては農作業できません。二週間前にも草刈りをしましたが、今日は小雨の中を朝から夕方まで田んぼや畑を全面的に草刈りしました。鎌では間に合わないため草刈機を使いました。笹が混じるような硬い草地はチップソーで、柔らかい草地は紐で刈りました。

             田んぼと畑の間の南斜面、チップソーで草刈り
 

 草刈りで一番往生するはの田んぼと畑の間の南斜面です。かなりの急勾配なのでよほど足を踏ん張らないと転んてしまいます。何度か足が滑りそうになりながらも刈り取りました。これで、あと一ヶ月後に迫った田植えまでは草刈りしなくてもよさそうです。夕方になって雨脚がひどくなったので草刈りをきりあげました。長い間草刈機を握っていたのでしばらくは手の痺れがとれませんでした。疲れた!!

      草刈りした麦畑              草刈りした田んぼ
 
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ようやく、ナスの苗を移植しました。

2010年05月27日 | 野菜:果菜
 今年は忙しさにかまけてナスの苗を作りませんでした。さらに苗を買って移植する時間もありませんでした。ようやく今日、売れ残ったナスを苗を買って移植しました。しかし、去年は4月に種を蒔いて苗を育てて7月に苗を移植しました。それでも9月にはたくさんナスを収穫できました。購入した苗ですが上手に育てれば美味しいナスを収穫できると思います。

                売れ残ったナスの苗(葉が傷んでいる)
 

 今年は例年になく寒い春です。このため、移植するのは今頃でもいいのではないかと思いますが、売れ残った苗は葉が縮れていたり一部の葉が枯れ落ちたりと良い苗とは言えません。しかし、ナスは生育期間が長いので丁寧に育てればそのうち大きく育つと思います。傷んだ苗をどのくらい回復させることができるかの、技術力が問われるためいい勉強になると思います。

           小雨交じりの寒空の中、畑にナスの苗を移植
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オート麦が出穂

2010年05月26日 | 麦,穀類,雑穀
 今年種を蒔いた麦のうち、オート麦だけが出穂が遅れていました。麦畑に行ってみると鈴成りの独特の穂が出ていました。オート麦は燕麦(通称:からす麦)の一種です。一見燕麦と変わりありませんが、一番の違いは実が実った後に収穫してから分かります。それは、一般的な燕麦は皮が実に付いていますが、オート麦は実(オートミール)と皮が離れています。大麦と裸麦の関係によく似ています。オートミールは主に粥にして食べます。

               ようやく出穂し始めたオート麦
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シュレーゲルアオガエルが産卵

2010年05月25日 | 生き物
 雨の降りしきる田んぼを見回っていると、水がゆるく流れる小川に白い卵塊が浮いていました。すぐにシュレーゲルアオガエルの卵塊だと分かりましたが、普通シュレーゲルアオガエルは卵塊を土中に生みます。なぜ小川に生んだのか分かりません。昨日今日の大雨で土中から卵塊が漏れ出てしまったのかも知れません。

       小川にプカプカ浮かんでいたシュレーゲルアオガエルの卵塊


 卵塊を手にとってよーく見ると薄黄色の卵がたくさん混じっていました。その一つ一つの卵を目を凝らして見ると変態がだいぶ進んでいるようでした。尾のようなものがわずかに見えました。卵の様子から、オタマジャクシになるにはまだ早いようでした。この田んぼにはカエルやオタマジャクシの天敵であるヘビ,水鳥,ザリガニ,ヤゴなどがたくさんいます。数百もの卵のうちカエルになるのは数十匹でしょう。さらに親になって来年再び卵を生むことができるカエルは数匹程度ではないかと思います。

           卵塊の泡中に浮かんでいる変態中の卵
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麦畑に防鳥網を被覆

2010年05月24日 | 麦,穀類,雑穀



 麦畑のはだか麦小麦がだいぶ大きく実ってきました。そろそろ、スズメなどの鳥に実を食べられないように防鳥網を張らなければなりません。麦畑は広いので防鳥網を二枚使わなければ覆うことができません。このため二枚の防鳥網の端と端を縫い合わせました。

         二枚の防鳥網を合わせるため端を縫っているMさん


 防鳥網を縫うのはMさんに任せて、私は先日の風で緩んだロープを張りなおしました。ボーイスカウト時代にいろいろなロープワークを体得しました。その経験を生かしてロープが緩んでも簡単に張りなおせるようにしておきました。ロープを張っていると、田んぼを見回していた薬科大学生達に出会いました。今年も大学生と一緒に麦刈り脱穀をできればと思います。

              麦畑全体を覆うように張られたロープと防鳥網

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再度、お米の種蒔き

2010年05月22日 | 稲:春作業,苗作り

 今年は寒い春の影響,スズメの食害,害虫,病気などもあって苗の成長が思わしくありません。もう少し暖かくなってから種蒔きすればよかったのではないかと思います。今ある苗でも十分に田植えできるかと思いましたが万が一のことも考えて再度追加の苗を作ることにしました。時期的には遅すぎるのですが、テストの意味で追加の苗作りのための種蒔きをしました。

           広げた箱苗11個に種蒔きするMさん
 

 5年前にも苗作りがうまくいかなかった時があって、田植えには1本/株植えをして苗を節約しました。このときは苗自体が不足したため、他のグループから苗をいただいてしのぎました。今回も1本/株植えでいかざるを得ないかも知れません。今日から来月25日までの間に生育して田植えに間に合えば数本/株ができます。今日種蒔きしたお米は安心代としての追加分です。

          追加の苗は、スズメに食害されないよう寒冷紗を被覆

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ようやく絹さやエンドウ豆を収穫

2010年05月21日 | Weblog

 5月上旬に綺麗な花を咲かせていた絹さやエンドウ豆をようやく収穫できるようになりました。今年は4月中旬に雪が積もるほど寒い春でした。1~2週間ほど季節が遅れている気がしています。このため、田んぼでは苗が,畑では野菜がなかなか生育しません。実際野菜の高騰がニュースになっています。とはいえ、ようやく絹さやエンドウ豆を収穫できました。

           ようやく収穫できるようになった絹さやエンドウ豆

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困った!育ちが悪いお米の苗

2010年05月19日 | 稲:春作業,苗作り
 ようやく発芽したお米ですが、冷春のためなどで育ちがよくありません。一番の原因は種籾ではないかと思います。農協で種籾を買えなかったため仕方なく通信販売で購入しました。しかし、届いたのは嘘の種籾でした。浸水時に不良の種籾であることに気が付きました。このため、せっかく種蒔きしたにもかかわらず蒔いた種子の一部は発芽しないで腐敗したようです。

                 育ちが悪く葉がまばらな箱苗
 

 次の原因は防鳥網をくぐってスズメが入り込んだことです。せっかく蒔いた種をほじくって食べてしまいました。また発芽した芽もほじくられていました。ちゃんと発芽した苗も倒されるなど今にも枯死しそうです。

    スズメに食べらた上に倒れた芽       跡形もなく食べられ芽が無い
 

 そして、せっかく発芽した芽に害虫や病気が大量発生していることです。特に茎に白いものが付いていました。手で触るとポロポロと落下します。どうも、貝殻虫に近縁のアブラムシではないかと思います。こりため深水にして防除できないか試しています。6月中旬の田植えまでに成苗になるかとても心配です。

         茎に白く付着した大量のアブラムシ(貝殻虫に似る)
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在来黒斑小豆の発芽

2010年05月18日 | 野菜:豆類ほか

 去年かろうじて種子を更新した奥多摩在来黒斑小豆が発芽しました。この小豆は奥多摩の古老からいただいた貴重な小豆です。奥多摩で昔から栽培されていた小豆ではないかと思います。その古老の家は今では朽ちて誰も住んでいないため、その栽培方法を詳しく知ることができなくなってしまいました。転がり落ちるような山の急斜面で栽培されていました。

              小さな葉を出して発芽した在来小豆


 この小豆の特徴は、豆の色が黒くて斑が入っていることです。粒の大きさも小さいです。普通の小豆は茎の色が緑ですが、この小豆は茶色をしています。普通の赤い小豆は田んぼの畦でも栽培されて畦豆としても栽培できますが、この在来小豆は湿地に強いかどうかなど全く分かりません。

               黒斑色の在来小豆、手前4粒は普通の小豆

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まだ小さな鞘(さや)のソラマメ

2010年05月17日 | 野菜:豆類ほか
 先月下旬ソラマメが花を咲かせていましたが、今は白い花が落ちて小さな鞘(さや)になっていました。この時期八百屋では既にソラマメを売っていますが、この畑ではあと1~2週間経たないと収穫は無理のようです。その代わり収穫時期になると次々に収穫できそうです。もう少し待てば、ソラマメをご飯に入れて食べるソラマメご飯を食べられそうです。楽しみです。

                 まだまだ小さなソラマメの鞘
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田んぼ脇の土手を草刈り

2010年05月16日 | 草刈り,整地
 春になってから雑草がだいぶ伸びてきました。これ以上伸びるのに任せていると、あとで刈り取りするのが大変になります。このため、今年になってから初めて本格的な草刈りをしました。田んぼを見下ろす傾斜地を1/3ほど草刈りしました。この場所は5月上旬にタンポポが群生していたところです。タンポポは綿毛がすっかり飛んで別の雑草が覆いかぶさるように茂っていました。

         栃の木が一本生える傾斜地を、手前1/3を草刈り
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再挑戦のレンコン栽培

2010年05月15日 | 野菜:根菜
 1月下旬に植えた種レンコン5月上旬にクワイと共に食害に遭い食べられてしまいました。がっかりです。犯人はおそらくタヌキ,アライグマ,またはハクビシンではないかと思います。幸いなことに、種レンコンをまた手に入れることができました。今度は食べられないように、網を張った苗代の中に植えました。

            再度手に入れた種レンコン、少し干からびていますが


 もう5月中旬です。植える時期としては遅いのでしょうが、とにかく芽が出てくれればと思っています。そして、今年はレンコンを収穫できなくても良いので、ちゃんと葉が茂りさえすればいいです。レンコンそのものは水より軽いのでそのままでは水に浮いてしまいます。泥下10cm位下に丁寧に埋めました。

     埋める前の種レンコン            埋めた後、目印のU字支柱
 
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アーティチョーク(朝鮮アザミ)につぼみ

2010年05月14日 | 野菜:果菜

 去年種を蒔いて冬越ししたアーティチョクがだいぶ大きくなりました。どれだけ大きくなるのかは分かりません。以前見た三浦半島で栽培されていたものよりはまだ小さいです。とても大型のアザミで、このつぼみが食用にされるなど想像できません。

                だいぶ大きく育ったアーティチョーク


 葉だけはやたら大きくなっていくアーティチョクですが、つぼみが付く様子は全くありません。たまたま葉の中心部を見ていると緑色のうろこ状のものが目に入りました。中心部をかきわけるとつぼみではないですか。小さなうろこ模様のつぼみでした。まだまだ小さいですが、これがどれだけ大きくなるかとても楽しみです。今の所、つぼみは一つだけです。今後、茎が分げつすれば四方八方につぼみが出るのではないかと思っています。

              葉の中心部にある、うろこ模様のつぼみ

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田んぼの耕耘(3)

2010年05月13日 | 稲:春作業,苗作り

 前回に続いて田んぼを耕耘しました。今回耕耘したのは苗代に接している一番ぬかるんでいる箇所です。田んぼは3枚あるのですが、苗代に接している田んぼはどうしても苗代からの水が染み出すためいつもじくじくしています。このため耕耘機をすばやく動かさないでもたもたしていると、ぬかるみに足を取られてはまり込んでしまうことがあります。

     苗代に接したぬかるんだ田んぼを耕耘、向こう側は苗代


 この田んぼではないのですが、以前トラクターで耕耘していて田んぼから抜け出なくなって往生したことがありました。この時ばかりは別のトラクターにロープで引っ張ってもらい救出してもらいました。

            足を取られないようにすばやく耕耘


 トラクターで耕耘すると、とても効率的に早く耕耘することができます。しかし、常に泥にはまり込むリスクが伴います。今は米作りする田んぼを減らしたため耕耘機で十分耕耘することができます。機械化することには常にプラスとマイナスがあります。今は3枚の田んぼを米作りに使っていますが、1枚だけならばクワだけでも米作りできそうです。

          花が落ちたレンゲを前に田んぼを望む

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真空管ラジオの修理,部品購入

2010年05月12日 | 古ラジオ修理工房

 朝から雨だったので田畑での農作業はできません。このため、使っているラジオの修理をすることにしました。ラジオ放送を受信することはできるのですが、受信周波数をうまく変更することができなくなり、パイロットランプも数箇所点灯しなくなってきました。さらに同調を知らせるマジックアイもほとんど光りません。

      修理する真空管ラジオ           分解する前につまみを外す
 

 受信周波数を変更できなくなってきたのは、バリコンを動かす特殊な紐(ひも)が滑りやすくなってきたためと思われます。このためラジオ用の専用紐を手に入れる必要があります。しかし、真空管ラジオ用の部品などは今はどこも扱っていません。

          外側の箱から内部を見ると真空管などの古い部品が鎮座


 切れたランプは6.3V用のものです。これまた昔の真空管ラジオ用のランプですので手に入れにくそうです。なお、子供の頃にラジオを作ったときには主にネオンランプを使っていました。ネオンランプは一昨年去年の1月に木製こたつを修理したときに使いました。

         バリコンを回転させるプーリーと、それを動かす滑りの悪い紐


 雨の中、真空管用ラジオ用の部品を今でも売っていると思われる秋葉原に行きました。今回は久しぶりに中央線御茶ノ水に下りてから向かいました。昔はこの駅から秋葉原によく行ったものです。以前勤めていた会社の本社ビルを久しぶりに見ました。何かの発表でこのビルに行ったことが懐かしく思い出されます。

       以前勤めていた会社の本社ビルが高くそびえる御茶ノ水駅


 秋葉原に着いた後、真空管用の部品を探しましたが思っていた以上に苦労しました。6.3Vのパイロットランプ(47円/個)はすぐ見つかりましたが、バリコンを回す紐がどうしても見つかりません。あるお店で、古いラジオを扱っている別のお店を紹介していただきました。
 そのお店を訪ねるとその紐(400円)がありました。店主の話では「今扱っているもので終了」だそうです。売り切れる前に訪ねて良かったです。残念ながら、その紐を引っ張るバネは無いとのこと。ついでにマジックアイがあるとどうか尋ねると、今では値段が5,000円位するそうです。マジックアイを買うのはあきらめました。真空管用部品は高価になったものです。今や稀少価値なのでしょう。

     6.3Vのパイロットランプ          バリコンを回す特殊な紐
 

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