田んぼと畑の間の南斜面、チップソーで草刈り
草刈りで一番往生するはの田んぼと畑の間の南斜面です。かなりの急勾配なのでよほど足を踏ん張らないと転んてしまいます。何度か足が滑りそうになりながらも刈り取りました。これで、あと一ヶ月後に迫った田植えまでは草刈りしなくてもよさそうです。夕方になって雨脚がひどくなったので草刈りをきりあげました。長い間草刈機を握っていたのでしばらくは手の痺れがとれませんでした。疲れた!!
草刈りした麦畑 草刈りした田んぼ
麦畑のはだか麦や小麦がだいぶ大きく実ってきました。そろそろ、スズメなどの鳥に実を食べられないように防鳥網を張らなければなりません。麦畑は広いので防鳥網を二枚使わなければ覆うことができません。このため二枚の防鳥網の端と端を縫い合わせました。
二枚の防鳥網を合わせるため端を縫っているMさん
防鳥網を縫うのはMさんに任せて、私は先日の風で緩んだロープを張りなおしました。ボーイスカウト時代にいろいろなロープワークを体得しました。その経験を生かしてロープが緩んでも簡単に張りなおせるようにしておきました。ロープを張っていると、田んぼを見回していた薬科大学生達に出会いました。今年も大学生と一緒に麦刈りや脱穀をできればと思います。
麦畑全体を覆うように張られたロープと防鳥網
今年は寒い春の影響,スズメの食害,害虫,病気などもあって苗の成長が思わしくありません。もう少し暖かくなってから種蒔きすればよかったのではないかと思います。今ある苗でも十分に田植えできるかと思いましたが万が一のことも考えて再度追加の苗を作ることにしました。時期的には遅すぎるのですが、テストの意味で追加の苗作りのための種蒔きをしました。
広げた箱苗11個に種蒔きするMさん
5年前にも苗作りがうまくいかなかった時があって、田植えには1本/株植えをして苗を節約しました。このときは苗自体が不足したため、他のグループから苗をいただいてしのぎました。今回も1本/株植えでいかざるを得ないかも知れません。今日から来月25日までの間に生育して田植えに間に合えば数本/株ができます。今日種蒔きしたお米は安心代としての追加分です。
追加の苗は、スズメに食害されないよう寒冷紗を被覆
5月上旬に綺麗な花を咲かせていた絹さやエンドウ豆をようやく収穫できるようになりました。今年は4月中旬に雪が積もるほど寒い春でした。1~2週間ほど季節が遅れている気がしています。このため、田んぼでは苗が,畑では野菜がなかなか生育しません。実際野菜の高騰がニュースになっています。とはいえ、ようやく絹さやエンドウ豆を収穫できました。
ようやく収穫できるようになった絹さやエンドウ豆
去年かろうじて種子を更新した奥多摩在来黒斑小豆が発芽しました。この小豆は奥多摩の古老からいただいた貴重な小豆です。奥多摩で昔から栽培されていた小豆ではないかと思います。その古老の家は今では朽ちて誰も住んでいないため、その栽培方法を詳しく知ることができなくなってしまいました。転がり落ちるような山の急斜面で栽培されていました。
小さな葉を出して発芽した在来小豆
この小豆の特徴は、豆の色が黒くて斑が入っていることです。粒の大きさも小さいです。普通の小豆は茎の色が緑ですが、この小豆は茶色をしています。普通の赤い小豆は田んぼの畦でも栽培されて畦豆としても栽培できますが、この在来小豆は湿地に強いかどうかなど全く分かりません。
黒斑色の在来小豆、手前4粒は普通の小豆
去年種を蒔いて冬越ししたアーティチョクがだいぶ大きくなりました。どれだけ大きくなるのかは分かりません。以前見た三浦半島で栽培されていたものよりはまだ小さいです。とても大型のアザミで、このつぼみが食用にされるなど想像できません。
だいぶ大きく育ったアーティチョーク
葉だけはやたら大きくなっていくアーティチョクですが、つぼみが付く様子は全くありません。たまたま葉の中心部を見ていると緑色のうろこ状のものが目に入りました。中心部をかきわけるとつぼみではないですか。小さなうろこ模様のつぼみでした。まだまだ小さいですが、これがどれだけ大きくなるかとても楽しみです。今の所、つぼみは一つだけです。今後、茎が分げつすれば四方八方につぼみが出るのではないかと思っています。
葉の中心部にある、うろこ模様のつぼみ
前回に続いて田んぼを耕耘しました。今回耕耘したのは苗代に接している一番ぬかるんでいる箇所です。田んぼは3枚あるのですが、苗代に接している田んぼはどうしても苗代からの水が染み出すためいつもじくじくしています。このため耕耘機をすばやく動かさないでもたもたしていると、ぬかるみに足を取られてはまり込んでしまうことがあります。
苗代に接したぬかるんだ田んぼを耕耘、向こう側は苗代
この田んぼではないのですが、以前トラクターで耕耘していて田んぼから抜け出なくなって往生したことがありました。この時ばかりは別のトラクターにロープで引っ張ってもらい救出してもらいました。
足を取られないようにすばやく耕耘
トラクターで耕耘すると、とても効率的に早く耕耘することができます。しかし、常に泥にはまり込むリスクが伴います。今は米作りする田んぼを減らしたため耕耘機で十分耕耘することができます。機械化することには常にプラスとマイナスがあります。今は3枚の田んぼを米作りに使っていますが、1枚だけならばクワだけでも米作りできそうです。
花が落ちたレンゲを前に田んぼを望む
朝から雨だったので田畑での農作業はできません。このため、使っているラジオの修理をすることにしました。ラジオ放送を受信することはできるのですが、受信周波数をうまく変更することができなくなり、パイロットランプも数箇所点灯しなくなってきました。さらに同調を知らせるマジックアイもほとんど光りません。
修理する真空管ラジオ 分解する前につまみを外す
受信周波数を変更できなくなってきたのは、バリコンを動かす特殊な紐(ひも)が滑りやすくなってきたためと思われます。このためラジオ用の専用紐を手に入れる必要があります。しかし、真空管ラジオ用の部品などは今はどこも扱っていません。
外側の箱から内部を見ると真空管などの古い部品が鎮座
切れたランプは6.3V用のものです。これまた昔の真空管ラジオ用のランプですので手に入れにくそうです。なお、子供の頃にラジオを作ったときには主にネオンランプを使っていました。ネオンランプは一昨年と去年の1月に木製こたつを修理したときに使いました。
バリコンを回転させるプーリーと、それを動かす滑りの悪い紐
雨の中、真空管用ラジオ用の部品を今でも売っていると思われる秋葉原に行きました。今回は久しぶりに中央線御茶ノ水に下りてから向かいました。昔はこの駅から秋葉原によく行ったものです。以前勤めていた会社の本社ビルを久しぶりに見ました。何かの発表でこのビルに行ったことが懐かしく思い出されます。
以前勤めていた会社の本社ビルが高くそびえる御茶ノ水駅
秋葉原に着いた後、真空管用の部品を探しましたが思っていた以上に苦労しました。6.3Vのパイロットランプ(47円/個)はすぐ見つかりましたが、バリコンを回す紐がどうしても見つかりません。あるお店で、古いラジオを扱っている別のお店を紹介していただきました。
そのお店を訪ねるとその紐(400円)がありました。店主の話では「今扱っているもので終了」だそうです。売り切れる前に訪ねて良かったです。残念ながら、その紐を引っ張るバネは無いとのこと。ついでにマジックアイがあるとどうか尋ねると、今では値段が5,000円位するそうです。マジックアイを買うのはあきらめました。真空管用部品は高価になったものです。今や稀少価値なのでしょう。
6.3Vのパイロットランプ バリコンを回す特殊な紐