込み合って競合しあう白菜を、適切な数に手で間引く
寒冷紗の裾を上げて、込み合った白菜を手で摘んで間引きました。2~3週間後に最後の間引きをして、一番良い白菜だけを残すつもりです。このまま順調に育てば、12月頃には立派な白菜になることでしょう。
間引かれて残った3個の白菜
今朝から雨が降り続いていましたが、今日は休日のため田んぼや畑を見回りました。すると、24日に蒔いた秋冬野菜が発芽していました。雨が降っていたため雨粒で濡れていましたが、元気に発芽していました。種子の大きさに比例して、普通大根の耐病総太り大根と三浦大根が一番大きな双子葉で発芽です。
二十日大根の発芽 耐病総太り大根の発芽
チンゲンサイと小松菜は小ぶりの双子葉で発芽していました。種子粒がとても小さいため、どうしても蒔く数が多くなり発芽数も多くなります。このため、今後の間引きが欠かせません。どういうわけか、ほうれん草はまだ発芽していませんでした。
小松菜の発芽 チンゲンサイの発芽
9月6日に種を蒔いた小松菜が、もう収穫時期を向かえています。種を蒔いたのが23日前ですので、ほぼ3週間で収穫です。3週間の短期間で収穫とはさすがに小松菜ですね。今日は雨が降って葉が濡れていたため、明日か明後日に収穫しようと思います。
収穫時期を向かえた小松菜
曇り空で肌寒い一日でした。今日は、田んぼにレンゲの種を蒔いたり10月の稲刈りに備えて畦周りの草刈りをしました。レンゲは稲刈り後に種を蒔いてもその時期はすでに寒くなっているため、その後はあまり成長しません。芽が出て小さな葉が出いてる頃に稲刈りをすると、春に田んぼは見事なレンゲ畑になります。
レンゲの種子、ソラマメの種子をずっと小さくした形(長さ約1mm)に似る
購入したレンゲの種は中国産でした。輸入物にしては値段は1Kg1,600で決して安くはありません。国産のレンゲの種があるといいのですが、種子を採取するには手間がかかりますし、機械化はとても困難のため仕方がないのでしょう。
自家採種することも考えられますが、種が実るのは早くても5月下旬です。その時期は代かきや田植え準備で忙しいうえに、その頃になるとレンゲは耕運機のロータリーに絡み付いて作業がやっかいです。このため、花が咲く5月上旬までに刈り取ってしまいます。種が実る前に刈り取るため採種できません。
レンゲの種子 レンゲ種の増量用川砂
レンゲの種子を田んぼに蒔く前に、同じ量の川砂と混ぜました。川砂を混ぜた理由は、種をなるべく偏らないで均一に蒔くための知恵です。また、増量すると蒔く量が増えるため手で摘みやすくばらまきやすいことも理由です。少ない量を偏らないように均一に蒔くのはベテランでも困難です。
レンゲの種に、増量材としての川砂を混ぜる
田んぼの区画の数に合わせて、増量したレンゲの種を分けます。そして、小型のバケツに分けたレンゲの種を入れます。そして、いよいよレンゲの種まきです。田んぼはスズメの食害を防ぐための網を張ってあります。この網に帽子が引っかかるため帽子はかぶりません。
左手にレンゲの種が入ったバケツを持ち、右手でレンゲを少量掴んで広く均一にばらまきます。このとき均一に種が蒔かれていないと、レンゲが混んで生える所、まばらに生える所ができます。私の経験上、種を横に放り投げるよりも、空に向かって放り上げた方がより均一にばらまけます。
空に向かってレンゲの種子を放り上げて播種
種を蒔いた後、ちゃんと種が蒔かれたか確認しました。すると、まずまず均一に蒔かれていました。地面の水分を吸って一週間以内には発芽し、10月中旬以降の稲刈り時には小さな葉が出ていると思います。
稲株にばらまかれたレンゲ種子(タヌキの足跡がある)
21日、田んぼにやって来た高校生達に畑で収穫した麦を製粉した小麦粉を贈りました。その後、高校生からその小麦粉でホットケーキを作ったとのメールが来ました。以下、高校生からのメール文と画像。
先日もらった小麦粉でホットケーキを作ってみました。
昼休みかな、美味しそう。
9月に入ってから、仕事が休日の時に晴天に巡り合いません。このため、秋冬野菜の種を蒔く時期を失しています。とりあえず、秋の二大野菜のうちの白菜は種を蒔いて発芽していますし、キャベツは移植が済んでいますのでそれほど痛手はないのですが、晴天の日を待つのは精神的に疲れます。今日は久しぶりの晴天だったため急いで秋冬野菜の種を蒔きました。
秋冬野菜の種を蒔くため耕運機で畝作り
まず、夏野菜の残渣を整理した畑を耕運機で耕しました。湿った畑を耕運すると粘土化してしまうので、雨直後の畑は絶対耕運できません。このところの雨続きで畑が湿っていないが心配でしたが、思っていたより乾いていたので安心して耕運を続けました。
秋冬野菜の畝を白菜の隣に作る
畝を作るとレーキを使って均します。そして、種を蒔く溝を浅く引きました。チンゲンサイとほうれん草は三本の蒔き溝を、小松菜は四本の蒔き溝を引きました。蒔き溝を引く終わると、それぞれの種を指でひねり蒔きしました。
三種類の秋冬野菜の種子 溝に蒔いたほうれん草の種子
種を蒔き終わると、その上に薄く1cm程度土を被せました。畝の一部にクロオオアリの巣があったため、アリがさかんに土に穴を開けていました。その部分は芽が出ないかも知れません。
溝に蒔いた小松菜の種子 溝に蒔いたチンゲンサイの種子
種を蒔いて土を被せた後、その上に不織布を敷いておきました。不織布を敷いた理由は、別の場所にまいた小松菜とほうれん草が、大雨で畝の表面が硬板化して発芽が思わしくなかったたためです。
明日午後大雨の予報です。不織布を敷しておけば畝の表面が雨粒で直接たたかれず、また乾燥も防ぐことができると思います。
種を蒔いた畝に不織布を敷く
葉物野菜の種を蒔き終わると、次に大根の種を蒔きました。蒔いたのは、二十日大根と普通の大根です。二十日大根は私の好きな野菜の一つですが、なかなか八百屋でお目にかかることがありません。コリコリした触感が大好きです。一ヶ月位の短期間で収穫できるのも魅力です。
二種類の二十日大根の種 二種類の一般大根の種
普通大根は二種類種を蒔きました。耐病総太りと三浦大根です。このうち三浦大根はとても大きくなります。根の先にいくほど太いので抜くのが大変です。しかし、抜く時に苦労する分、収穫の喜びが大きいのも三浦大根の特徴です。しかし、大きな大根は一般家庭では食べきれないため、今では作付け面積が減っているようです。
二十日大根の播種 三浦大根の播種
天気予報では明日午後には大雨になるとのこと。大根は種子が比較的大きいため、土を押し上げて発芽する力があります。このため、他の野菜よりは天気に影響されません。しかし、予防も兼ねて大根もまた不織布を覆っておきました。
明日午後から大雨との予報、予防のため不織布を覆う
今年も古代米(赤米)が出穂しました。見慣れているコシヒカリやキヌヒカリなどのお米に比べて、いつもながら不思議な穂です。コシヒカリやキヌヒカリに比べて背が高く穂も大きくのぎが長くしかも色が赤い穂は、知らない人からすれば異様に見えるかも知れません。野生に近いお米の品種だからではないでしょうか。
いっせい出穂した古代米(赤米)
古代米にはいろいろな種類があります。赤米以外にも、穂の色が黒っぽい古代米(黒米)などがあります。黒米は、8月上旬には出穂が始まりしかも熟すのが早いため、スズメなどの害鳥に食害されやすく、二年前に作るのをやめてしまいました。他にも作っていましたが、管理が難しく古代米は今では赤米だけ作っています。赤米はとても晩生なので熟す時期が遅く、のぎ(籾に付いたヒゲ)が長いためかスズメあまり食害しません。倒屈しやすいのとあまり美味しくないのだけが欠点です。
花が咲いてオシベが外に出ている古代米(赤米)
赤飯は白いご飯に小豆かささげを混ぜて作りますが、意外に古代では古代米(赤米)を混ぜたのかも知れません。赤米の玄米は色が赤いため、白いご飯に混ぜると赤飯のように見えます。ちなみに赤米の玄米を精米すると白くなります。
風に揺れる古代米(赤米)
雨の降る田んぼを見回っていると、いろいろな昆虫に出会います。一番代表的な昆虫はイナゴです。田植えの頃には、無数の小さなイナゴが田んぼの隅々で見られました。しかし、秋に近づくにつれてめっきり数が少なくなります。おそらく、カマキリに捕らえられたりクモに巣に引っかかって食べられて減ったのでしょう。
この時期に生き残ったイナゴは、ひいき目に見てとてもたくましく見えます。憎き稲の害虫には違いないのですが、彼らなりに生き抜いている姿に感心します。
雨粒に濡れる稲葉上にとまるイナゴ
ヒエに続いてシコクビエが出穂しました。この雑穀の穂はとても変わった形をしています。手のひらのような形です。鴨の足のような形をしています。この形のため、静岡県などの山間地域では「カモアシ」と呼ばれています。
アフリカ原産の雑穀ですが、インドや中国を経由して古代に日本に渡来したようです。インドや東南アジアのシコクビエも栽培したことがありますが、穂の形が日本のものと異なって熟すと形が握りこぶしのように穂が丸まってきます。日本のものは手のひらを伸ばしたように反り返ります。また、穂の分岐が多いのが特徴です。
出穂し始めたシコクビエの穂(雑草メヒシバの穂のような形)
この雑穀は収穫時期がだらだらと長いのが特徴です。稲のように一度で収穫できません。日本の山間地域では昔から飢饉にそなえて栽培したそうで、だらだら長く収穫できることが飢饉に都合よかったのでないでしょうか。
収穫、脱穀した後に製粉して調理します。製粉すると茶色の粉になります。昔はダンゴにして食べたようです。実際に調理して食べましたが、それほど美味しくはありませんでした。
日本のシコクビエは、穂筋がピンと伸びて分岐が多いのが特徴
先日種まきした小松菜とほうれん草が発芽しています。しかしながら、種まき後の大雨で表土が硬板化して発芽が厳しい状況です。
まず、小松菜は種まき筋に沿って硬板がひび割れしたため、そのひび割れに沿って発芽しました。ひび割れが深いのか発芽した小松菜はぐらぐらしています。そして、ひび割れた部分が乾燥したため枯れた小松菜もありました。
大粒の雨で表土が硬板化、ひび割れに沿って小松菜が発芽
小松菜は発芽した硬板のひび割れに沿ってじょろで水をかけました。さらに、ひび割れした隙間を埋めるように土を寄せました。そして、間引きをしました。これで多少は安心ですが、また大雨が降ればと思うと心配です。
間引き後、ひび割れした表土少し埋めた小松菜の幼苗
一方、ほうれん草は致命的です。種まきした場所が完全に表土が硬板化していました。このため所々しか発芽していません。また、大雨で表面に浮いていた種もありました。ほうれん草の種は粒が大きいため大雨だと土の上に浮き出てしまうようです。雨粒の勢いが弱まるように不織布でも掛ければよかったと思っています。仕方がないため、軽くクワで掘り返して再度種まきしました。
所々しか発芽していないほうれん草
今日も天気が良かったため、昨日に引き続いて白菜の種まき準備と種まきをしました。種まきをする前に、黒マルチに丸い穴を開けるための穴あけ器を自宅で作りました。以前から使っているものが錆びたりして使えなくなったためです。
プロの農家が使っている穴あけ器(商品名:ポンポンカッターなど)は耐用年数が長いのですが、私が使ってきたものは空き缶を加工した簡単なものなので2,3年で使えなくなります。しかし、費用はただなので2,3年ごとに更新しています。今回は手元にたまたまあった猫缶で自作しました。
猫缶を金切りバサミでギザギザに加工して穴あけ器を自作
石や雑草の根などが紛れ込んでいる畑では穴あけ器はすぐ傷んでしまいます。耕運する時に石や残渣などを取り除くことが、穴あけ器を長持ちさせるために必要なこです。特に石ころは穴あけ器に大敵です。すぐ歯が曲がってしまいます。
猫缶に巻いてある紙を取り外す 綺麗にできた穴あけ器
穴あけ器が完成するとさっそく畑に行きました。そして、昨日作っておいた白菜の種をまく畝を覆っている黒マルチに穴を開けました。穴を正しく等間隔に開けられるように畝の両端に巻尺を引きました。白菜に十分に日光があたるように巻尺に沿って50cm等間隔に丸い穴を開けました。穴あけ器のギザギザ歯側を黒マルチに押し込みます。
穴あけ器を黒マルチに押し込む
作ったばかりの穴あけ器なのでとても綺麗に穴を開けることができました。押し込んだ穴あけ器を黒マルチから取り出すと、丸い形に黒ビニールが切れて取り出せます。そして、穴が開いた場所には土の地肌が顔を出します。
押し込んだ穴あけ器を抜く 丸く切れた黒ビニールをはずす
このようにして次々に黒マルチに穴を開けていきます。これで、白菜の種を蒔く準備が整いました。この頃になると太陽が真上にきていたので、背に日差しを受けての汗だくの作業になりました。
左側に引いた巻尺に沿って等間隔に穴が開いた黒マルチ
種をまいた白菜の品種は「雪風」です。12月から2月にかけて収穫できる晩生の品種です。去年までは「金将」「無双」などの品種を作ってきましたが、今年は長い期間畑に置けるこの品種にしてみました。
種を蒔く前に、田んぼ横を流れる小川に行ってじょろに水を入れました。そして、畑に戻って黒マルチに開けた穴に水を注ぎました。
穴の横に置いた種袋 穴に水を注ぎ込む
湿った穴に指を挿して指穴を6個ばかり作ります。指を挿さなくても湿った地肌が平らになっていれば指穴を開ける必要はありません。穴がすり鉢型に窪んでいると蒔いた種が一箇所に集まることを防ぐための指穴です。6個ばかりの白菜の種を約1cm等間隔に蒔けることが大切なのです。
指を挿して指穴を作る 一つの穴に6個程度の指穴
穴に白菜の種を一粒ずつ丁寧に蒔きます。一つの指穴に一つの種を入れます。種はとても小さいので気をつけながら入れます。指穴を開けなかった穴には種が一箇所に集まりないように均等にばらまきます。
一つの指穴に一つの種を入れる
種を蒔き終わると、その上に乾いた土を被せます。石ころが混じっていると発芽を邪魔しますので、細かな砂状の土を被せます。粘土質の土は雨が降ると、硬くなった板のように種を覆うため適していません。
石が混じらず細かな砂状の土で種を被覆
ここまで終わると、黒マルチの畝に沿ってU字型の支柱を等間隔に挿します。畝の両端は力がかかるため二本挿します。ここまで来ると終盤です。気持ちがぐっと楽になります。
黒マルチをまたぐようにU字型の支柱を等間隔に挿す
支柱を挿し終わると白い寒冷紗を被せました。今回寒冷紗を新調しました。去年まだは不織布を使っていましたが、何年も使っていると穴が開いてきます。その穴が増えて継ぎ当てだらけになりました。そして、継ぎ当てできないほど無数の小さな穴がどんどん増えて、その穴から害虫が入ってくるようになったためです。
新調した寒冷紗を被せる 寒冷紗の両端は丁寧に結ぶ
寒冷紗を被せ終わると、その幅1.8mの両端を土で覆いました。クワを使って丁寧に土をのせるように被せます。これで、害虫が入る隙間はなくなりました。一番の害虫である青虫や夜盗虫などの被害を防ぐことができます。また、1mm目の網目のためアブラムシの成虫も入ることができないようです。あとは間引きの時だけ寒冷紗の脇を開けるだけです。
暑い日差しの中、寒冷紗の両端にクワで土をのせる
これで二日にわたった白菜の種まきの終了です。プロの農家では、このような悠長な白菜の種まきはしないことでしょう。数センチ四方の育苗箱に種を蒔いて、ある程度育ったら本畑に自動苗植え機で移植します。そして、害虫が来ないように農薬を散布します。無農薬にこだわると、とても手間がかかります。とても量産には向きません。安全にこだわることは、何と効率が悪いことでしょう。
種まきが終わった白菜、寒冷紗の中で白菜はぬくぬく育ちます
白菜の種まきが終わると畑の草刈りをしました。畑の入り口など通路を重点的に草刈りしました。刈った草を集めなくてもいいように紐を使った草刈りです。草は細かく飛び散るため集草が必要ありません。刈った草は細かく飛び散って積もり、周りは草のじゅうたんのようになります。そして、数日で枯れ草のじゅうたんになります。
刈った草がじゅうたんのように積もった通路
朝から快晴です。今日明日と仕事が休みのため、朝から夏野菜の後片付けと白菜の種まき準備をしました。最初に、春に蒔いたニンジン、トウモロコシ、ささげなどの残渣を片付けました。残渣は近くの堆肥場に持ち出して根も綺麗に抜きました。
そして、白菜の種を蒔く畝を作りました。耕耘機を縦横に動かして硬くなった土をほぐしながら、また出てきた根や石を取り除きました。
夏野菜を片付けた後、耕運機で畑を耕す
耕運機で畝の中心部に溝のような窪みを作った後、堆肥を一輪車で運び込みました。堆肥にはミミズが大量にいましたが、かまわず畑に運び込みました。そして、白菜を植える畝の中央に運んだ堆肥を入れました。
堆肥を一輪車で運ぶ 白菜の畝中央に堆肥を入れる
今日は朝からの快晴で気温がぐんぐん上昇しました。夏野菜の片付けや耕耘機で耕していると汗が次々に出てきます。時々休みながら水を補給して農作業を続けました。途中、お店に行って白菜の上にかける寒冷紗を10m買いました。2,000円でした。
堆肥をくまなく畝を入れ込むため、堆肥場と畑を2往復
堆肥を畝に入れ終わると今度は、畝の両脇の土をクワでかき上げます。堆肥が白菜の下になるように土をかけました。次に雑草が生えないように黒マルチで白菜の畝に覆いました。種を蒔いた白菜が成長するころに堆肥が適度に腐って良い肥料になると思います。
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堆肥の上にクワ土をかき上げる 黒マルチを畝を覆う