私の畑の隣に、12月末から太陽光発電所が作られます。私の畑と接することの確認を不動産関係者と確認しました。境目の三ヶ所の杭が境目です。来年早々にその太陽光発電所が完成する予定です。
小規模の発電所のため住民説明会をする必要はなく、自治会長が住民に説明して問題が上がらなければOKとのことでした。私の畑とは少ししか接していないので問題はありません。しかし、工事中に道路制限があるとのことです。近隣に住む住民は少しの間不便になるようです。完成後のトラブルもないといいです。
太陽光発電所に接する箇所を急遽草刈り
天気が良かったため、太陽光発電所との境の草刈りを急遽しました。田んぼに接する土手の草刈りです。そう広くない土手なのですぐに終わりました。私が子供の頃、この周辺は田んぼが広がっていました。小川には貝、魚、蛍などの生き物がたくさん住んでいました。だんだんと自然が失われていくのは寂しいものです。
不動屋さんと境を確認 我家の土手と生える草 土手の草を刈り取り
4月畑に穴を掘って一坪田んぼを作りました。その後、稲の苗を育てて田植えをしてしばらく経ちました。苗は順調に育ち青々としています。この育ちぐあいだと、秋に稲刈りをしてわら細工のためのわらを得ることができそうです。ところで、この一坪田んぼを観察していると、胴が青いトンボが稲の葉に止まっていました。とても綺麗なトンボでした。この一坪田んぼに卵を産みにしたのでしょうか。そう言えば、この田んぼで育っていたオタマジャクシはその後カエルになったのでしょうか。
青々と育った水稲(コシヒカリ)、秋には稲刈りできそうです。
オタマジャクシの他にも小さな生き物がいましたが、今は水面が濁っているため生き物がいるか分かりません。面白いことに、畑の雑草が一坪田んぼに全く生えていません。畑の雑草は水浸しでは生育しないのでしょう。そのため、今のところ除草の世話が必要ありません。
以前、東京で水稲を作っていた頃、水田雑草に困っていたことがあります。水田の二大雑草であるヒエとコナギです。この二つの雑草には苦労させられました。しかし、この雑草は畑では育たないため、水田を一時畑に転換したりしていました。10年以上前、高校生などに水田稲作を教えていた頃を懐かしい思い出します。
稲の葉に止まる胴が青いトンボ 順調に育っている稲
先日、畑に穴をほって一坪田んぼを作りました。同時並行して育苗しました。先日、育苗した苗を一坪田んぼに田植えをしました。その後、順調に稲は成長しています。田植えをした後に余った苗がありました。そして、たまたま使わないバケツが一つありました。近年、バケツ苗のコンテストがあったことを思い出しました。そのため、苗の一本をバケツに植えてみることにしました。一本の苗で籾がどのくらい収穫できるか試してみようと思います。
土を入れ雨水を溜めたバケツに一本の苗
バケツ苗の手順です。使わないバケツに畑の土を八分目位入れました。その後一週間、バケツを外に放置しておきました。すると、苗を植えることができるほどに雨水が溜まりました。そこで、元気の良さそうな苗を一本選んで植えました。肥料は何を入れようかと思いましたが、落葉を入れようと思います。落葉が腐って良い肥料になると思われますので。穂が出ればスズメに食べられないように網をかけようと思います。さて、晩秋に籾が何粒収穫できるでしょうか。
畑の土を入れる 雨水が溜まる 移植する苗一本
今年、我家の畑に極小1坪ほどの田んぼを作りました。作った理由は、わら細工用の稲わらを作るためです。先日田布施町伝統のわら細工民具「ほぼろ(稲わら製の籠)」を試作したのですが、すべていただいた稲わらで作りました。せめてわら細工を試作できる程度の稲わらを自給したいです。10年ほど前まで東京で田んぼ体験用に稲作をしていましたので、田植えや稲刈りなどはお手の物です。今回、ずぶずぶと極小田んぼに入って田植えしました。3行 x 8列 =24株です。植えた苗は先日苗箱に種まきしたものです。品種はコシヒカリです。背が高いためわら細工に使えます。この秋、わら細工に使える稲わらを収穫できるでしょうか。
ずぶずぶと極小田んぼに入って田植え
ところで、4月に極小田んぼを作ってから1ヶ月位しか経っていないにも関わらず、いろんな小動物が住み着くようになりました。一番最初に住み着いたのはアメンボでした。その後、ミズスマシが来てくるくる回るようになり、カエルも跳び込むようになりました。何と今ではオタマジャクシが泳いでいます。どうやってカエルはこの田んぼを見つけて、卵を産んでのでしょうか。
大きくなった稲の苗 稲の苗を左手に 右手で苗を移植
田んぼと違って水が流れていません。そのため、肥料をどう与えればよいか分かりません。落葉を入れるか、麦やわらなどを裁断して水に放り込もうと思います。水の中で分解して肥料になるのではないでしょうか。それでも稲の生育が遅ければ、堆肥か化成肥料を少し入れてみようと思います。このような極小田んぼは一種の水槽です。いろいろ工夫しながら稲を育ててみようと思います。
田植え後の稲、ちゃんと生育してくれるでしょうか
これまで冬の寒さで雑草の勢いが止まっていました。春になり温かい日々が続くと、畑の草刈りや山の下草刈りの季節が到来します。以降、真夏に近づくにつれて草刈り作業が増えていきます。真夏になると、野良仕事のほとんどが草刈り作業です。真夏の草刈り作業を楽にするには、夏までにできるだけ草刈りを済ませておくに限ります。
去年の8月、猛暑日に熱中症の兆候がありました。私の場合、最初に頭痛の症状が起きます。その後、無理して草刈りしているとふらふらしてきます。そうなると木陰で休むしかありません。その後吐き気が出ることがあります。分かったことは、いくら雑草が茂っていても猛暑日は草刈りを休む勇気が必要であることです。
麦畑の道路側の雑草を綺麗に刈り取る
今回草取りした場所は、麦畑の道路側です。この場所は、往来している方々の目に触れます。綺麗にしておかなければなりません。草が茂っていると、美観が損なわれることに加えて、車からペットボトルや空き缶を投げ捨てられることです。一年を通じて一番多く草刈りしている場所です。草刈りが一番少ないのは、我家周辺の山の斜面です。以前は年二回下草刈りしていましたが、今は体力が続かくなく年一回になりました。足を踏ん張りながらの下草刈り(笹や灌木)はとても辛いのです。
草刈り前の麦畑道路側 草刈り後の麦畑道路側
仕事などで忙しく、今年は特に畑,土手,山などの草を刈る時間がとれませんでした。さらに近年の猛暑に加えて、蚊の大群に襲われるため草刈りする気力が出ませんでした。今回は、半ば放置していた桃園周辺の草刈りをしました。雑草は膝上まで伸び切っていたため、なかなか草刈りがはかどりません。7~8月の間に一度は草刈りしておくべきでした。伸び切った草が何度も草刈機に絡みついて往生しました。それでも夕方までに、なんとか草刈りを終えることができました。
膝上まで伸び切った雑草を刈り取り
なぜ今回桃園周辺の草刈りをしたかと言うと、次回のコットンクラブをこの桃園でするためです。4月にこの桃園でコットンクラブをしましたので、この場所は2回目と言うことになります。すぐ近くの畑にある藍を刈り取って、この桃園に持ち込みます。そして、皆さんに葉を取っていただこうと思っています。一人で作業するととても時間がかかりますが、大勢で作業すると早く済みます。去年は高塔公会堂近くの畑で藍の葉を採取しました。しかし。その場所で育てている藍は葉がだいぶ枯れています。そのため、今回は葉がまだ青々している藍畑に近いこの場所ですることにしました。
まずは周辺を草刈り 周辺から内側を刈り取り
このところの猛暑で、草刈りがいっこうにはかどりません。しかし、秋に備えて少しでも草刈りを進めています。今回は、草刈機を使った草刈りではなく、トラクターを使った草刈りをしました。草刈りと言うよりも、土ごと雑草を耕します。そして、直射日光で雑草を根,茎,そして葉ごと乾かして枯らします。
トラクターで耕耘 雑草を土から剥がす ほぼ耕し終わる
次の作業は、6月に刈り取りした小麦の脱穀です。確か、去年も同じ頃に脱穀しました。真夏の脱穀は大変です。ところで、毎年小麦を作っていますが、思ったほど小麦を食べません。そのため、来年は小麦を栽培しても、脱穀するのは止めて畑にすき込むようにしようと思います。
今年は、郷土館、子供の工作指導などいろいろと仕事が忙しくなりました。何かを捨てなければ、とてもやりきれません。
このまま放置すると、根ごと耕された雑草が乾いて枯死
今日も仕事から帰った後、草刈りをしました。今回は、サツマイモ畑の除草を中心に作業しました。サツマイモは茎が雑草の間に伸びているため、そのまま除草するとサツマイモの葉も雑草と一緒に刈ってしまいます。そのため、草刈りする前にサツマイモの茎を雑草から離しておきます。そして、雑草だけを刈り取るのです。
雑草に埋まったサツマイモ サツマイモの茎を避けながら除草
サツマイモの茎を避けている時、サツマイモの植穴から伸びている雑草は手で引いて取りました。サツマイモはあまり肥料をやりすぎると、葉ばかり茂って芋ができません。そのため、肥料を与えていません。それでも、雑草が生えていると少ない肥料分をサツマイモから奪ってしまいます。そのため、雑草はすべて取り除きます。
除草前のサツマイモの畝 サツマイモ畝の南側を除草
このところ一滴の雨も降りません。雑草は硬くしまっており、紐式の草刈機ではなかなか切れません。そのため、二段から三段で刈り取りしています。つまり、草の上の方を刈り取り、次に中断の茎を刈り取り、最後に根っこに近い部分を刈り取りしています。なかなか能率が上がらないのですが、熱中症にならないよう休み休み、着実に草刈りを進めています。
綺麗に雑草を刈り取ったサツマイモの畝
猛暑の中では人の動きは鈍くなります。涼しい風が吹く場所でのんびりするか、クーラーの入った部屋でごろごろしたくなります。しかし、雑草はここぞとばかり元気に成長します。先日、小麦の刈り取りをした畑は、見渡す限りの雑草畑になっていました。これでも、1ヶ月前にサツマイモの雑草を取った時に畑全体を草刈りしたのです。しかし、いつの間にか雑草王国になってしまいました。
どこを見ても雑草ばかり この雑草を刈り取り途中
近いうちに小麦の脱穀を計画しています。そして、ジャガイモの掘り上げもしなければなりません。また、枝豆と小豆の種まきもしなければなりません。これらの農作業をするためには、とにかく生い茂った雑草を少しでも刈り取ろうと思いました。そこで、これからの毎日夕方に草刈りを始めました。
小麦を育てていた畑の2/3を草刈り
夕方は日が傾いて少しは涼しいのですが、2時間程度しか作業できません。今回は、ジャガイモ畑と小麦畑を草刈りをしました。1日経つと、刈った草はからからに乾きます。この乾いた畑をトラクターで耕耘しようと思います。とにかく、草刈機を使うとは言え、猛暑の中での作業はきついです。
綺麗に刈り取った小麦畑、今後トラクターで耕耘予定
天日干ししている小麦を調べました。すると、すみっこに干した小麦はハトなどに少しばかり食べられていました。しかし、大きく減っていなかったので安心しました。ただ、天日干し時間が長かったので、虫に入られていると思います。脱穀後、脱酸素や天日熱で駆虫しようと思います。とにかく、なんとかこの一週間内にめどをつけようと思います。疲れる!疲れる!
草刈り前のジャガイモ畑 草刈り後のジャガイモ畑
5月末に種をまいた陸稲(うるち種:農林24号)がようやく出穂しました。7月上旬に草取りしましたが、それから2ヶ月位経ってまた、雑草がびっしりと生えていました。このため、雨の合間を見ながら雑草を刈り取りしました。腰を落としての作業は疲れます。
穂が出た陸稲、9月中旬にに稲刈り予定
7月上旬の草取りは、主に手で草を引き抜いていました。しかし、夏になって雑草も勢いづいて茎が太くなっていました。このため、手で引き抜くことがとても無理です。このため、鎌を使って刈り取りしました。
除草前の陸稲 除草直後の陸稲
草取りをしていると、十分に育った稲もあれば、背が低いままの稲があることに気が付きます。育ち方の違いの理由は、主に雑草と肥料です。陸稲は畑に種をまくため、どうしても初期成長が遅く雑草に負けてしまいがちです。このため、初期の除草がとても大切です。
畑での稲作と水田での稲作とは除草方法が大きく違います。水田は水深さえ守っていれば除草はそれほど必要ありません。しかし、畑は除草作業が不可欠です。水田が広まった理由のひとつに除草があるのです。さらに、畑は雨などで肥料が流出しやすいため適度に肥料をまくことが大切です。今回育てた陸稲を見ると、手のかけ方による成長の違いがよく分かります。陸稲は、水稲よりとても手間がかかります。それが、陸稲が作られなくなった理由です。
めい虫にやられた陸稲の穂 茎に食い入っためい虫
私は陸稲を無農薬で栽培しています。このため、どうしても害虫にやられてしまいます。育った陸稲をよく観察すると、害虫であるめい虫の被害にあっていました。白くなった穂、茶色になった茎や葉は、どれもめい虫の被害にあったものです。農薬を使えば被害を防ぐことができたのでしょうが、私は3割程度は害虫や害鳥にやられても仕方がないと思っています。後日、害鳥に食べられないように網を張ろうと思っています。さて、今年はどれくらいの収穫があるでしょうか。
根元を綺麗に草取りした陸稲畑
ところで、22日浮島神社の祭礼がありました。去年と同様、道端で神輿,笛太鼓,そして宮司さんが来るのを待ちました。そして、到着すると御初穂料を納めました。お祓いが済むと、道端に立てていた竹を抜きました。その夜、浮島神社から花火が数発上がりました。
私が子供の頃、浮島神社にはもっとたくさんの人出があり花火の数も多かったことを覚えています。さらにその昔、浮島神社はひねきり明神と言って、夜な夜な若いお嬢さんがお尻をつねられる奇習がありました。つねられたお嬢さんは縁づきが良かったとか。
御初穂料をお納めする お祓いしている宮司さん
午前中、私の近くに住む一つ年下のSYさんのお母さんの葬儀のお手伝いをしました。私が子供の頃、SYさんの家によく遊びに行きました。とても優しいお母さんだったことを覚えています。当時はSYさんのお姉ちゃん達もいて、気軽に畳の上に上がり込んで遊んだものでした。SYさん、昨日のお通夜も今日の本葬も泣いていました。50年前可愛い女の子だったSYさんも、今は子や孫に囲まれた素敵なお婆さんです。
今日お葬式のお手伝いをして、一年ほど前の私の父親の本葬を思い出しました。そして、忘れていた、時の流れのはかなさを思い出してしまいました。
さて、午後からは1年ぶりに陸稲の稲刈りをしました。麦刈りに使った稲刈機(バインダーとも呼ぶ)を倉庫から出して、エンジンをかけて調子を見ました。稲束を縛る紐が解けていた位で、快調に動きました。
最初、稲刈機の調子を確認 刈り取った稲を干す竿を組み立て
刈り取ったのは、貴重なうるち種の陸稲です。陸稲は畑で作るため、雑草が負けやすく日照りにとても弱いことが欠点です。水田で作るお米より収量がありません。しかし、水田を持っていない私としては、お米を自給するには陸稲を作り他ありません。
残暑が厳しい日中、もくもくと陸稲の刈り取り
稲刈りが済むと、束ねられた稲束を拾うようにして集めます。そして、竿に掛けて干しました。一週間位干すと脱穀をします。今の田んぼは、コンバインと呼ばれる稲刈りと脱穀を一度に済ませる機械を使います。私は、昔ながらの古い脱穀機を使って脱穀し、収穫した籾を天日で乾燥させるつもりです。
束ねられた稲束を次々に干す 陸稲畑の稲束を拾い集める
稲刈りが終わった午後、少し休んで西田布施の真殿の古代米アートを見学に行きました。真殿の田んぼにあるとは知っていましたが、どの田んぼかは分かりませんでした。しかし、稲穂が出ている今は遠くから見てすぐに分かりました。文字は描いてありませんでしたが、田布施町シンボルマーク,ハートマーク,田文字マークが綺麗に描いてありました。
私が古代米を知ったのは、10年以上前の事でした。東京八王子の田んぼで何種類か(赤米,黒米など)を栽培したことがありました。何年か前、イタリア人夫婦に古代米の田植え体験させたことがありました。個人的には赤米が好きで、それなりの量を栽培して食べていました。
西日に照らされた、真殿の鮮やかな古代米アート
梅雨の合間を見て、先日草取りした陸稲畑に陸稲(もち)苗の植え付けをしました。この苗は、先日苗箱に種を蒔いてい育苗したものです。思った以上に順調に苗が育ったので、植え付け後も畑で順調に育ってくれると思います。この畑で一度は陸稲をまいたのですが、乾燥で発芽しなかったり芽が雑草に負けたりしたためのやり直しとしても苗の植え付けです。今回の植え付けは、水田の田植えに相当します。
良く育った陸稲(もち)苗 発根の状態が良く、絡んだ根
育苗箱から苗の束を取り出します。移植ごてで畑の地面に小さな穴を開け、その中に苗数本を植え付けます。そして、周りに土を寄せました。水田の田植えと違って、一度に苗を植え付けできないのが面倒です。
地面に穴を開け、その穴に苗数本を植え付け
種まき後ちゃんと発芽した陸稲は、すでに10cm以上は生育していました。今回移植した苗と生育の差が縮まるでしょうか。生育状況が水田と違うのでよく分かりません。期待としては、穂が出る8月末までに差が縮まればと思います。陸稲苗を移植し終わると、先日クラッチを修理した耕運機を使って畝間の除草をしました。クラッチは全く問題なく動作しました。除草が終われば今回の作業は終わりです。
陸稲苗を移植後、耕運機を使って畝間の除草
家に戻って植え付け撤収の準備をしていると、ふいに近所の子供が一人やってきて「畑に言ってみたい。」と言いました。このため、子供のお母さんに了解をとって子供を畑に連れて行きました。その時、隣りの畑でジャガイモ掘りをしている近所の方がいました。連れてきた子が芋掘りしたいようなそぶりをみせたため、その方にお願いしてその子に芋掘りをさせてもらいました。畑に連れて行った子供は、この田舎に帰って最初にできた小さな友達です。
苗の移植後、肥料散布 芋掘りをする近所の子供
今は梅雨のため、ほぼ毎日のように雨が降ります。陸稲畑は、前回除草した後も手で抜くなどして除草したはずですが、この梅雨で畑の雑草があっという間に大きく育ってしまいました。雨があがり日差しが少し見えたので陸稲(うるち)畑の草取りをしました。
耕運機で草取り中の陸稲(うるち)畑
畑はとても湿っていて一部はまだ水たまりがあります。しかし、草取りをしないと雑草だらけになりますので、日差しがみえればかまわず草取りしています。陸稲畑は広いのでとても手で抜いたり、カマを使って切る余裕はいまやありません。耕運機を使って草取りしました。
草取りが終わった西側の陸稲畑 草取り中の東側の陸稲畑
耕運機のロータリーを使って雑草を細かく砕き土の中にうないこみます。雑草はだいぶ大きくなっていたため、同じ場所を2,3度往復して除草しました。梅雨の時期のため土はとても湿っています。このため、ノロノロと耕運除草しているとロータリーがどんどん深く土にくい込んで身動きできなくなります。こうならないように、地面だけを削るようにしながら小走りに耕運します。
地面だけを削るようにしながら小走りに耕運除草
これまで、私は小中高大学生などに水田での稲作りを教えてきましたが、畑での米作り(陸稲)はあまり経験したことがありません。陸稲は7年前にトライしてみたことがありますが、雑草に覆いつくされて実質的に失敗でした。水田は水深管理をしっかりすれば比較的除草は容易ですが、陸稲はとにかく除草にたいへん苦労しました。時間に余裕がある人でないと作ることは難しいと思いました。水田のように苗を植えることも解決策の一つでしょうが、それでも除草は大変だと思います。
肥料が不足なのか土質が酸性なのか、葉がやや黄色の陸稲(うるち)
ようやく梅雨らしい季節になりました。朝から雨が降り続いて、畑は池のように水が溜まっています。長靴で畑を歩いてみましたが、所々で田んぼのようにぬかるみます。陸稲を作っている畑も同様です。先日耕運機で除草した陸稲畑は、あちこちでまた雑草が伸びていました。そこで、雨が降って土が緩んでいるこの雨の日、小雨になった時をみはからって雑草を取りました。
田んぼのように水が溜まった陸稲畑
陸稲と雑草をよく観察すると、いろいろ気が付きます。1つは、雑草の方が濃い緑色をしています。陸稲は黄緑色で雑草より緑色が劣ります。雑草の方が吸肥力が強いのはあきらかです。次に、雑草の方が成長が早く勢いが早いことです。他の作物も同じですが、人間が改良した陸稲は雑草より弱いため人間が保護しなければなりません。傘をさして畑に座り込んで少しずつ雑草を抜きました。
除草前の陸稲株 除草後(いかに雑草が繁茂していたか)
雑草の根は地中深く張っています。陸稲を一緒に抜かないように注意しながら除草しました。しかし、雨が降りしきっていたため二畝程度しか除草できませんでした。一週間程度をかけて、念入りに除草しようと思います。ところで、雨が降っていたためか小さな土ガエルがあちこちでピョンピョン跳ねていました。そのうちの一匹を捉えてみました。ほかに、小さなカマキリもたくさんいました。
陸稲畑をピョンピョン跳ねていた土ガエルを捉えて観察
一昨日、雨が降る前に陸稲(もち)畑の草取りをしました。ここの畑には唯一のもちの陸稲をまいていますが、乾燥しやすい畑のため陸稲があまり発芽していません。そして、雑草がかなり生えていました。雑草の間にちょこんと陸稲が芽を出している状況です。雨が降ってしまうと、雑草がさらに勢いよく伸びてしまい陸稲は枯れてしまいます。そこで、雨が降る前に雑草を取れるだけ取りました。
最初、耕運機で大まかに陸稲を避けるように除草
最初、耕運機のロータリーを使って大まかに除草しました。陸稲の種は、筋状に一直線にまいています。その筋を避けるように一気に除草しました。それが終わると、腰を落として一つ一つの陸稲の芽が出ている株を除草しました。雑草の一つ一つを摘まみながら取り除くのでとても時間がかかりました。当然腰が痛くてたまりません。楽な姿勢で除草できないものでしょうか。
雑草に囲まれている陸稲 周りの雑草を取り除いた陸稲
何時間もかけて陸稲の雑草を取り除くと、今度は取りきれなかった雑草を平クワを使って除草しました。陸稲を傷つけないように注意しながらの除草です。立って除草するので、座って除草するよりは楽です。
取り残した雑草を平クワを使って除草
この陸稲畑をよく観察すると、乾燥気味の個所の陸稲が一番成長が思わしくありません。中には枯れかかっている陸稲がありました。そもそも芽生えていない陸稲もたくさんありました。芽生えなかったり枯れた陸稲は後日、箱苗で育てている陸稲を手で移植しようと思います。
乾燥し枯れかかった陸稲 肥料を根元にまいた陸稲
一通りこの陸稲(もち)畑の除草を終わると、陸稲の根元に化成肥料をまきました。この畑は肥料分が少ないようですので、雨が降る前に肥料をまきました。雨で肥料分が土に染み込んで陸稲に吸収されればと思います。陸稲は日照りにとても弱いので、この梅雨で畑に適度な水が降ればと思います。水田は最近、土地改良などで水利管理がしっかりできるのであまり水量管理をすることはありません。しかし、畑で栽培する陸稲は水量管理ができないのでいまだに天気次第です。
畑全体の除草が終わり肥料をまき終った陸稲畑、後は雨が降るのを待つ